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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

アロキシ静注0.75mgの基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
14937円(0.75mg5mL1瓶)
添付文書

基本情報

薬効分類
5-HT3受容体拮抗薬

抗がん薬による嘔吐中枢への刺激を阻害し、悪心(吐き気)・嘔吐を抑える薬

5-HT3受容体拮抗薬
  • カイトリル
  • ナゼア
  • アロキシ
効能・効果
  • 抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状<悪心・嘔吐><遅発期を含む>
注意すべき副作用
頭痛 、 QT延長 、 便秘 、 高ビリルビン血症 、 しゃっくり 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 γ−GTP上昇 、 LDH上昇 、 ALP上昇
用法・用量(主なもの)
  • 通常、成人にはパロノセトロンとして0.75mgを1日1回静注又は点滴静注する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 抗悪性腫瘍剤投与前に投与を終了すること
  • 7.2. 本剤の消失半減期は約40時間であり、短期間に反復投与を行うと過度に血中濃度が上昇するおそれがある〔16.1.2参照〕(1週間未満の間隔で本剤をがん患者へ反復投与した経験はないため、短期間での反復投与は避けること)
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用
頭痛 、 QT延長 、 便秘 、 高ビリルビン血症 、 しゃっくり 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 γ−GTP上昇 、 LDH上昇 、 ALP上昇 、 血管痛
重大な副作用
ショック 、 アナフィラキシー 、 そう痒感 、 発赤 、 胸部苦悶感 、 呼吸困難 、 血圧低下
上記以外の副作用
めまい 、 糖尿 、 低血圧 、 下痢 、 口内乾燥 、 上腹部痛 、 肝機能検査値異常 、 発疹 、 耳鳴 、 倦怠感 、 潮紅 、 静脈炎 、 不安 、 多幸感 、 傾眠 、 不眠症 、 過眠症 、 末梢感覚性ニューロパシー 、 異常感覚 、 食欲不振 、 食欲減退 、 高血糖 、 高カリウム血症 、 低カリウム血症 、 電解質変動 、 低カルシウム血症 、 上室性期外収縮 、 頻脈 、 徐脈 、 心筋虚血 、 洞性頻脈 、 洞性不整脈 、 静脈退色 、 静脈拡張 、 高血圧 、 腹痛 、 腹部膨満 、 消化不良 、 尿閉 、 アレルギー性皮膚炎 、 乗り物酔い 、 眼刺激 、 弱視 、 注射部位反応 、 注射部位疼痛 、 注射部位紅斑 、 発熱 、 熱感 、 悪寒 、 関節痛 、 インフルエンザ様症状 、 無力症 、 疲労

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
  • 注意
    • 消化管障害
患者の属性に応じた注意事項
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 授乳婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 小児等(0歳〜14歳)

相互作用

処方理由

5−HT3受容体拮抗型制吐薬
この薬をファーストチョイスする理由(2019年6月更新)
  • ・血中半減期が長く、5−HT3受容体に対して高い親和性と選択性を有するため、24時間以降に発現する遅発性悪心・嘔吐にも有効である。(50歳代開業医、消化器外科)

  • ・急性期および遅延性の悪心・嘔吐にも有用性が高いので頻用している。(60歳代病院勤務医、産科・婦人科)

  • ・遅発性嘔吐にもある程度、対応できる。アプレピタントとの併用で、ほとんどの方で嘔気なく治療することができている印象。(30歳代病院勤務医、上記以外の内科系診療科)

  • ・点滴で長期間の効果が得られること。ただ、便秘が多く、高価である。(60歳代病院勤務医、上記以外の内科系診療科)

  • ・アロキシ、カイトリル、オンダンセトロン、いずれも化学療法の副作用マネジメントとして使用しています。(30歳代病院勤務医、上記以外の外科系診療科)

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

シスプラチン等の抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状<悪心・嘔吐><遅発期を含む>。
(効能又は効果に関連する注意)
本剤は強い悪心、嘔吐が生じる抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)の投与の場合に限り使用すること〔17.1.1参照〕。

用法・用量(添付文書全文)

通常、成人にはパロノセトロンとして0.75mgを1日1回静注又は点滴静注する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 抗悪性腫瘍剤投与前に投与を終了すること。
7.2. 本剤の消失半減期は約40時間であり、短期間に反復投与を行うと過度に血中濃度が上昇するおそれがある〔16.1.2参照〕(1週間未満の間隔で本剤をがん患者へ反復投与した経験はないため、短期間での反復投与は避けること)。

副作用(添付文書全文)

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):ショック、アナフィラキシー(そう痒感、発赤、胸部苦悶感、呼吸困難、血圧低下等)があらわれることがある。
11.2. その他の副作用
1). 精神神経系:(1〜10%未満)頭痛、(1%未満)めまい、(頻度不明)不安、多幸感、傾眠、不眠症、過眠症、末梢感覚性ニューロパシー、異常感覚。
2). 代謝:(1%未満)糖尿、(頻度不明)食欲不振、食欲減退、高血糖、高カリウム血症、低カリウム血症、電解質変動、低カルシウム血症。
3). 心臓・循環器:(1〜10%未満)QT延長、(1%未満)低血圧、(頻度不明)上室性期外収縮、頻脈、徐脈、心筋虚血、洞性頻脈、洞性不整脈、静脈退色、静脈拡張、高血圧。
4). 消化器:(10%以上)便秘(19.0%)、(1%未満)下痢、口内乾燥、上腹部痛、(頻度不明)腹痛、腹部膨満、消化不良。
5). 腎臓・泌尿器:(頻度不明)尿閉。
6). 肝臓:(1〜10%未満)高ビリルビン血症、(1%未満)肝機能検査値異常。
7). 皮膚:(1%未満)発疹、(頻度不明)アレルギー性皮膚炎。
8). 呼吸器:(1〜10%未満)しゃっくり。
9). 耳:(1%未満)耳鳴、(頻度不明)乗り物酔い。
10). 眼:(頻度不明)眼刺激、弱視。
11). 臨床検査:(1〜10%未満)AST上昇、ALT上昇、γ−GTP上昇、LDH上昇、ALP上昇。
12). その他:(1〜10%未満)血管痛、(1%未満)倦怠感、潮紅、静脈炎、(頻度不明)注射部位反応(注射部位疼痛、注射部位紅斑)、発熱、熱感、悪寒、関節痛、インフルエンザ様症状、無力症、疲労。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 消化管障害のある患者:本剤投与後観察を十分に行うこと(消化管運動の低下があらわれることがある)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット)で胎仔への移行が報告されている)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で、乳汁中への移行が報告されている)。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
一般に生理機能が低下している。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤投与時の注意
14.1.1. 本剤は、30秒以上かけて緩徐に投与すること。
(取扱い上の注意)
20.1. 紙箱から取り出して長期間保存した場合は、光によりわずかに分解することがあるため、紙箱から取り出した後は速やかに使用するか又は遮光を考慮すること。
(保管上の注意)
室温保存。

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