基本情報

薬効分類

5-HT3受容体拮抗薬詳しく見る

  • 抗がん薬による嘔吐中枢への刺激を阻害し、悪心(吐き気)・嘔吐を抑える薬
5-HT3受容体拮抗薬の代表的な商品名
  • カイトリル
  • ゾフラン
  • ナゼア
  • シンセロン
  • アロキシ

効能・効果詳しく見る

  • 抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状<悪心・嘔吐>
  • 放射線照射に伴う消化器症状<悪心・嘔吐>

注意すべき副作用詳しく見る

ショックアナフィラキシーそう痒感発赤胸部苦悶感呼吸困難血圧低下過敏症発疹頭痛

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐):成人:グラニセトロンとして40μg/kgを1日1回静注又は点滴静注する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、症状が改善されない場合には、40μg/kgを1回追加投与できる
  • 小児:小児にはグラニセトロンとして40μg/kgを1日1回点滴静注する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、症状が改善されない場合には、40μg/kgを1回追加投与できる
  • 2.放射線照射に伴う消化器症状(悪心、嘔吐):グラニセトロンとして1回40μg/kgを点滴静注する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
    • 但し、1日2回投与までとする

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用

過敏症発疹頭痛眩暈不眠頻脈便秘下痢腹痛胃もたれ感AST上昇

重大な副作用

ショックアナフィラキシーそう痒感発赤胸部苦悶感呼吸困難血圧低下

上記以外の副作用

ALT上昇肝機能検査値異常発熱全身倦怠感顔面潮紅

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 注意
    • 消化管通過障害

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
セロトニン作用薬 セロトニン症候群
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 セロトニン症候群
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 セロトニン症候群
モノアミン酸化酵素阻害剤 セロトニン症候群
セロトニン作用薬 不安
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 不安
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 不安
モノアミン酸化酵素阻害剤 不安
セロトニン作用薬 焦燥
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 焦燥
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 焦燥
モノアミン酸化酵素阻害剤 焦燥
セロトニン作用薬 興奮
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 興奮
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 興奮
モノアミン酸化酵素阻害剤 興奮
セロトニン作用薬 錯乱
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 錯乱
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 錯乱
モノアミン酸化酵素阻害剤 錯乱
セロトニン作用薬 発熱
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 発熱
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 発熱
モノアミン酸化酵素阻害剤 発熱
セロトニン作用薬 発汗
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 発汗
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 発汗
モノアミン酸化酵素阻害剤 発汗
セロトニン作用薬 頻脈
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 頻脈
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 頻脈
モノアミン酸化酵素阻害剤 頻脈
セロトニン作用薬 振戦
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 振戦
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 振戦
モノアミン酸化酵素阻害剤 振戦
セロトニン作用薬 ミオクローヌス
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 ミオクローヌス
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 ミオクローヌス
モノアミン酸化酵素阻害剤 ミオクローヌス

処方理由

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    シスプラチン等の抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状<悪心・嘔吐>及び放射線照射に伴う消化器症状<悪心・嘔吐>。
    <効能又は効果に関連する使用上の注意>
    1.本剤を抗悪性腫瘍剤の投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)に対して使用する場合は、強い悪心、嘔吐が生じる抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)の投与に限り使用する。
    2.本剤を放射線照射に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)に対して使用する場合は、強い悪心、嘔吐が生じる全身照射や上腹部照射等に限り使用する。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐):
    成人:グラニセトロンとして40μg/kgを1日1回静注又は点滴静注する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、症状が改善されない場合には、40μg/kgを1回追加投与できる。
    小児:小児にはグラニセトロンとして40μg/kgを1日1回点滴静注する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、症状が改善されない場合には、40μg/kgを1回追加投与できる。
    2.放射線照射に伴う消化器症状(悪心、嘔吐):
    グラニセトロンとして1回40μg/kgを点滴静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。但し、1日2回投与までとする。
    <用法及び用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤を静注する場合は、緩徐に投与する。
    2.放射線照射に伴う消化器症状に対して使用する場合は、放射線照射前に点滴静注する。なお、造血幹細胞移植前処置時の放射線全身照射<TBI>に伴う消化器症状(TBI:Total Body Irradiation)に対して使用する場合は、投与期間は4日間を目安とする。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    本剤は副作用の内容及び頻度が明確となる調査を実施していないため、副作用については同一成分薬を参考に記載した。
    1.重大な副作用
    ショック、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシー(そう痒感、発赤、胸部苦悶感、呼吸困難、血圧低下等)が現れるとの報告があるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、投与を中止するなど、適切な処置を行う。
    1).過敏症:(頻度不明)発疹、発赤。
    2).精神神経系:(頻度不明)頭痛、眩暈、不眠。
    3).循環器:(頻度不明)頻脈。
    4).消化器:(頻度不明)便秘、下痢、腹痛、胃もたれ感。
    5).肝臓:(頻度不明)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)等の肝機能検査値異常。
    6).その他:(頻度不明)発熱、全身倦怠感、顔面潮紅。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (重要な基本的注意)
    本剤の投与により消化管運動低下が現れることがあるので、消化管通過障害の症状のある患者は、本剤投与後観察を十分に行う。
    (相互作用)
    併用注意:セロトニン作用薬(選択的セロトニン再取り込み阻害剤<SSRI>、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤<SNRI>、MAO阻害剤等)[セロトニン症候群(不安、焦燥、興奮、錯乱、発熱、発汗、頻脈、振戦、ミオクローヌス等)が現れる恐れがある(セロトニン作用が増強する恐れがある)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者には副作用の発現に注意し、慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。
    2.ラットにおいて乳汁への移行がみられたとの報告があるので、授乳中の婦人に投与する場合には、授乳を中止させる。
    (小児等への投与)
    1.抗悪性腫瘍剤<シスプラチン等>投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐):低出生体重児、新生児、乳児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
    2.放射線照射に伴う消化器症状(悪心、嘔吐):小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
    (適用上の注意)
    1.調製時:フロセミド注の原液及びジアゼパム注との配合は沈殿が生じる場合があるので、避ける。
    2.アンプルカット時:本品は一点カットアンプルを使用しているので、アンプルカット時にはヤスリを用いず、アンプル頭部のマークが真上にくるように持ち、反対側へ折る。
    なお、カット時に異物混入を避けるため、カット部分をエタノール綿等で清拭し、カットすることが望ましい。
    (その他の注意)
    がん原性:マウス及びラットに1、5、50mg/kgを2年間経口投与し対照群と比較した。マウスでは50mg/kg群の雄で肝細胞がん、50mg/kg群の雌で肝細胞腺腫増加がみられた。また、ラットでは5mg/kg以上群の雄及び50mg/kg群の雌で肝細胞腫瘍増加がみられた。しかし、1mg/kg群(臨床用量の25倍に相当する)では、マウス及びラットとも肝細胞腫瘍の増加は認められなかった。
    (取扱い上の注意)
    安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、3年間)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、グラニセトロン静注液1mg「アイロム」とグラニセトロン静注液3mg「アイロム」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. マッチング中間、5年ぶりに東京大学が首位奪還 「医師臨床研修マッチング2018」中間結果ランキング FBシェア数:253
    2. 26歳女性。発熱、倦怠感 日経メディクイズ●胸部X線 FBシェア数:0
    3. <片麻痺>患者をCT室に送る前の必須検査は? 患者到着前から始まるエマージェンシー臨床推論 FBシェア数:57
    4. 応招義務で「無制限に働くこと」は想定されず 厚生労働省「医師の働き方改革に関する検討会」 FBシェア数:139
    5. 「なんなの、この人」。そう言われて我に返ったあの… シリーズ◎忘れられないカルテ FBシェア数:59
    6. 中小病院が国から託された「新たな使命」とは? 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:51
    7. その便秘薬の処方、間違っていませんか? リポート◎グーフィス、リンゼスなど新たな便秘薬が続々登場 FBシェア数:174
    8. 66歳男性。5日前から続く息切れ 日経メディクイズ●救急 FBシェア数:0
    9. 3年がかりのパンダ撮影の舞台裏 医師の絶対教養 ナショナル ジオグラフィック編 FBシェア数:0
    10. 臨床が好きになった日と開業が近づいた日 谷口恭の「梅田のGPがどうしても伝えたいこと」 FBシェア数:13
    医師と医学研究者におすすめの英文校正