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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ナゼアOD錠0.1mgの基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
929.8円(0.1mg1錠)
添付文書

基本情報

薬効分類
5-HT3受容体拮抗薬

抗がん薬による嘔吐中枢への刺激を阻害し、悪心(吐き気)・嘔吐を抑える薬

5-HT3受容体拮抗薬
  • カイトリル
  • ナゼア
  • アロキシ
効能・効果
  • 抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状<悪心・嘔吐>
注意すべき副作用
頭痛 、 頭重 、 BUN上昇 、 肝機能異常 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 LDH上昇 、 ビリルビン上昇 、 発熱 、 ショック
用法・用量(主なもの)
  • 通常、成人にはラモセトロン塩酸塩として0.1mgを1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤は、抗悪性腫瘍剤の投与1時間前に投与する
  • 7.2. 癌化学療法の各クールにおいて、本剤の投与期間は5日間以内とする
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用
頭痛 、 頭重 、 BUN上昇 、 肝機能異常 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 LDH上昇 、 ビリルビン上昇 、 発熱 、 過敏症 、 皮疹
重大な副作用
ショック 、 アナフィラキシー 、 気分不良 、 胸内苦悶感 、 呼吸困難 、 喘鳴 、 顔面潮紅 、 発赤 、 そう痒感 、 チアノーゼ 、 血圧低下 、 てんかん様発作
上記以外の副作用
眠気 、 便秘

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
患者の属性に応じた注意事項
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 授乳婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 小児等(0歳〜14歳)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
フルボキサミン
本剤の血中濃度が上昇し副作用が増強

処方理由

5−HT3受容体拮抗型制吐薬
この薬をファーストチョイスする理由(2019年6月更新)
  • ・治療前に内服できるので比較的多く使いました。(60歳代病院勤務医、消化器外科)

  • ・時間外に主治医の代わりに処方するだけであるが、抗腫瘍剤の吐気にも対応できているようで、信頼感がある。(60歳代病院勤務医、小児科)

  • ・テモゾロミド内服と一緒に処方し、効果を実感している。(50歳代病院勤務医、脳神経外科)

  • ・抗癌薬副作用の嘔気に効果のある印象。内服もできる。使い慣れている。(40歳代病院勤務医、小児科)

  • ・小回りの利く使用方法が気に入っている。(50歳代病院勤務医、腎臓内科)

過敏性腸症候群用薬
この薬をファーストチョイスする理由(2017年4月更新)
  • ・下痢型の過敏性腸炎の症例に投与した場合はよく効くことが多く、患者の満足度も高い。(50歳代病院勤務医、呼吸器内科)

  • ・男性の下痢型IBSには最も効果を感じる。しかし、症例によっては他薬剤や、精神的アプローチ、漢方の方が効く場合もある。(50歳代診療所勤務医、一般内科)

  • ・下痢型のIBSにおいては、効果がある程度得られている。効果不十分な場合に、少量のベンゾジアゼピン系抗不安薬を併用して対応することもある。しかし、便秘につながる場合があり、その時は用量を減らしている。(50歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・自身で使用しています。5.0μgだと、逆に便秘になり過ぎて腹痛を起こしてしまったので、2.5μgに減量しました。OD錠は緊急時の内服もできるため、いざという時のお守りとして携帯しています。(30歳代病院勤務医、循環器内科)

  • ・下痢型IBSに対して、大多数の患者が納得できる薬と感じる。ポリカルボフィルでは、相性が合う合わないが極端。(50歳代診療所勤務医、一般内科)

  • ・イリボーは女性の下痢型IBSにも適用追加となり、処方しやすくなりました。(50歳代病院勤務医、一般内科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)

添付文書

効果・効能(添付文書全文)

シスプラチン等の抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状<悪心・嘔吐>。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 本剤は強い悪心、嘔吐が生じる抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)の投与の場合に限り使用すること。
5.2. 主として、本剤は強い悪心、嘔吐が生じる抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)を投与する際に、その悪心、嘔吐を未然に防ぐために使用し、注射剤は悪心、嘔吐が発現している患者への制吐療法として使用すること。
5.3. 抗悪性腫瘍剤投与後、本剤の効果が不十分で悪心・嘔吐が発現した場合には、他の制吐療法(注射剤の投与等)を考慮すること。

用法・用量(添付文書全文)

通常、成人にはラモセトロン塩酸塩として0.1mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤は、抗悪性腫瘍剤の投与1時間前に投与する。
7.2. 癌化学療法の各クールにおいて、本剤の投与期間は5日間以内とする。

副作用(添付文書全文)

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):ショック、アナフィラキシー(気分不良、胸内苦悶感、呼吸困難、喘鳴、顔面潮紅、発赤、そう痒感、チアノーゼ、血圧低下等)を起こすことがある。
11.1.2. てんかん様発作(頻度不明)。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(0.1%未満)皮疹。
2). 精神神経系:(0.1〜1%未満)頭痛・頭重、(0.1%未満)眠気。
3). 消化器:(0.1%未満)便秘。
4). 腎臓:(0.1〜1%未満)BUN上昇。
5). 肝臓:(1〜5%未満)肝機能異常(AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、LDH上昇、ビリルビン上昇)。
6). その他:(0.1〜1%未満)発熱。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ラットにおいて乳汁中への移行が報告されている)。
(小児等)
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
患者の状態を観察しながら慎重に投与し、副作用が発現した場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと(一般に生理機能が低下している)。
(相互作用)
本剤は、主として肝臓の薬物代謝酵素CYP1A2及びCYP2D6により代謝される〔16.4参照〕。
10.2. 併用注意:
フルボキサミン[本剤の血中濃度が上昇し副作用が増強されるおそれがある(フルボキサミンのCYP1A2阻害作用により本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
14.1.1. PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
14.1.2. 本剤はPTP包装より取り出す際、縁の欠け又は傷つく可能性があるが、品質には問題はない(欠けが生じた場合は全量服薬させる)。PTP包装からの取り出しは、爪を立てずに指の腹で押し出すことが望ましい。
14.1.3. 本剤は舌の上にのせて唾液を浸潤させると崩壊するため、水なしで服用可能である(また、水で服用することもできる)。
14.2. 薬剤調製時の注意
14.2.1. 本剤は通常の錠剤に比べやわらかく自動分包機使用不適。
(取扱い上の注意)
20.1. 開封後は湿気を避けて遮光して保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。

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