処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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ケンエーG浣腸液50%の基本情報
基本情報
- 便秘
- 腸疾患時の排便
- 1回10〜150mLを直腸内に注入する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 腸管穿孔
- 嘔吐
- 急性腹症
- 腸管内出血
- 激しい腹痛
- 吐気
- 下部消化管術直後
- 腹腔内炎症
- 慎重投与
- 重症硬結便
- 重篤な心疾患
- 腸管麻痺
- 腸管炎症
- 腸管創傷
- 肛門炎症
- 肛門創傷
- 禁止
- 虚弱者(衰弱者を含む)
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 希望禁止
- 妊婦・産婦
- 慎重投与
- 妊婦・産婦
- 乳児
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 慎重投与
- 高齢者(65歳〜)
- 乳児(0日〜364日)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
処方理由
添付文書
便秘、腸疾患時の排便。
1回10〜150mLを直腸内に注入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.過敏症:(頻度不明)発疹等[このような場合には投与を中止する]。
2.消化器:(頻度不明)腹痛、腹鳴、腹部膨満感、直腸不快感、肛門部違和感・肛門部熱感、残便感等。
3.循環器:(頻度不明)血圧変動。
(禁忌)
1.腸管内出血、腹腔内炎症のある患者、腸管穿孔又はその恐れのある患者[腸管外漏出による腹膜炎の誘発、蠕動運動亢進作用による症状の増悪、グリセリンの吸収による溶血、腎不全を起こす恐れがある]。
2.全身衰弱の強い患者[強制排便により衰弱状態を悪化させ、ショックを起こす恐れがある]。
3.下部消化管術直後の患者[蠕動運動亢進作用により腸管縫合部の離解をまねく恐れがある]。
4.吐気、嘔吐又は激しい腹痛等、急性腹症が疑われる患者[症状を悪化させる恐れがある]。
(慎重投与)
1.局所に炎症・創傷(腸管炎症・腸管創傷、肛門炎症・肛門創傷)のある患者[出血を促しグリセリンが吸収され溶血を、また、腎不全を起こす恐れがある]。
2.腸管麻痺のある患者[蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪させる恐れがある]。
3.重症硬結便のある患者[浣腸剤では十分な効果が得られず、腹痛等の症状を増悪させる恐れがある]。
4.重篤な心疾患のある患者[症状を増悪させる恐れがある]。
5.乳児[患児側の反応を十分に把握できない場合、過量投与に陥りやすい]。
6.高齢者、妊婦。
(重要な基本的注意)
連用による耐性増大等のため効果が減弱し薬剤に頼りがちになることがあるので長期連用を避ける。
(高齢者への投与)
高齢者では過度の瀉下作用により体液量減少等を来し、脱水等を起こすことがあるので、少量から開始するなど慎重に投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦:妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。
2.流早産:子宮収縮を誘発して流早産を起こす危険性があるので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。
(適用上の注意)
1.投与時:
1).浣腸用にのみ使用する。
2).注入に際し、直腸粘膜を損傷することがあるので、慎重に挿入する(挿入時、損傷を起こし、出血がみられた場合、グリセリンが血管内に入り、溶血を起こす恐れがある)。
3).患者の状態を観察しながら投与し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止する。
2.投与後:連続の使用を避け、1個を1回で使用し、使用残液は容器ごと廃棄する。
(取扱い上の注意)
安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、3年間)の結果、通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
(直腸内注入方法)
1.本品をそのまま温湯に入れ、約40℃(体温程度)に温める。
2.レクタルチューブの目盛(3、4、5、6cm)を目安にして、ストッパーをスライドさせ挿入深度を合わせる(成人の場合:5〜6cm、小児の場合:3〜6cm、乳児の場合:3〜4cm)。
3.レクタルチューブをしっかり持ち、キャップをまわすように取りはずす。
4.ストッパーより先端の挿入部を少量の内容液で潤すか、オリブ油、ワセリン等の潤滑剤を塗布し肛門内に挿入しやすくする(浣腸液が出にくい場合はチューブの先端部を軽く叩いて浣腸液が出るのを確認してから使用する)。
5.患者を左側臥位にして、容器内の空気を追い出した後、レクタルチューブをストッパーの位置まで肛門内に緩徐に挿入する。レクタルチューブを無理に挿入すると、直腸粘膜を損傷することがあるので注意する(立位の状態での浣腸は危険なので行わない)。
6.ストッパーを片方の手で固定し、浣腸液をゆっくりと直腸内に注入する。
7.浣腸液注入後、レクタルチューブを静かに抜去し、肛門部を脱脂綿等で圧迫する。
8.通常3〜10分後、便意が強まってから排便させる。
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