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炭カル錠500mg「旭化成」の基本情報
基本情報
体内にカルシウムを補充し、骨粗しょう症、高リン血症、消化器症状などを改善する薬
- アスパラ-CA
- カルチコール
- 乳酸カルシウム
- 沈降炭酸カルシウム カルタン 炭カル錠
- デノタス
消化管の攻撃因子である胃酸を中和し、消化性潰瘍や胃炎などの治療に用いる薬
- 乾燥水酸化アルミニウムゲル
- マグミット 酸化マグネシウム マグラックス
- 炭カル
- マーロックス マルファ
- 胃炎の症状の改善
- 胃炎の制酸作用
- 胃潰瘍の症状の改善
- 胃潰瘍の制酸作用
- 胃下垂症の症状の改善
- 胃下垂症の制酸作用
- 胃酸過多症の症状の改善
- 胃酸過多症の制酸作用
- 急性胃炎の症状の改善
- 急性胃炎の制酸作用
- 十二指腸潰瘍の症状の改善
- 十二指腸潰瘍の制酸作用
- 上部消化管機能異常の症状の改善
- 上部消化管機能異常の制酸作用
- 神経性食思不振の症状の改善
- 神経性食思不振の制酸作用
- 慢性胃炎の症状の改善
- 慢性胃炎の制酸作用
- 薬剤性胃炎の症状の改善
- 薬剤性胃炎の制酸作用
- 沈降炭酸カルシウムとして、1日1〜3gを3〜4回に分割経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 甲状腺機能低下症
- 副甲状腺機能亢進症
- 慎重投与
- 高カルシウム血症
- 心機能障害
- 腎障害
- 肺機能障害
- 便秘
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- テトラサイクリン系抗生物質<経口>
- 吸収が低下し効果が減弱
- 経口薬剤
- 当該薬剤の吸収・排泄に影響
- 活性型ビタミンD製剤
- 高カルシウム血症
- アルファカルシドール
- 高カルシウム血症
- カルシトリオール
- 高カルシウム血症
- ロキサデュスタット
- 作用が減弱
- 大量の牛乳
処方理由
添付文書
次記疾患における制酸作用と症状の改善:胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃炎(急性胃炎・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)。
沈降炭酸カルシウムとして、1日1〜3gを3〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.代謝異常:(頻度不明)高カルシウム血症、アルカローシス等の電解質失調[観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は休薬等の適切な処置を行う]。
2.長期・大量投与:(頻度不明)腎結石、尿路結石。
3.消化器:(頻度不明)悪心、嘔吐、便秘、下痢、胃酸反動性分泌。
4.過敏症:(頻度不明)そう痒感。
(禁忌)
甲状腺機能低下症又は副甲状腺機能亢進症の患者[症状を悪化させる恐れがある]。
(慎重投与)
1.腎障害のある患者[排泄障害により副作用が現れることがある]。
2.心機能障害、肺機能障害のある患者[症状を悪化させることがある]。
3.便秘のある患者[症状を悪化させることがある]。
4.高カルシウム血症の患者[血中カルシウム濃度が更に上昇し、副作用が現れやすくなる]。
(相互作用)
併用注意:
1.テトラサイクリン系抗生物質<服用>[テトラサイクリン系抗生物質の吸収が低下し効果が減弱することがあるので、同時に服用しない(カルシウムと難溶性の塩を生成し、テトラサイクリン系抗生物質の腸管吸収を妨げる)]。
2.経口薬剤[併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与する(本剤の結合作用又は消化管内・体液のpH上昇によると考えられている)]。
3.大量の牛乳[milk−alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止する(機序不明)]。
4.活性型ビタミンD製剤(アルファカルシドール、カルシトリオール等)[高カルシウム血症が現れやすくなる(活性型ビタミンD製剤はカルシウムの吸収を促進する)]。
5.ロキサデュスタット[ロキサデュスタットと併用した場合、ロキサデュスタットの作用が減弱する恐れがあるため、併用する場合は、前後1時間以上あけて本剤を服用する(ロキサデュスタットを酢酸カルシウムと同時投与したところ、ロキサデュスタットのAUCinfが低下した)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
(取扱い上の注意)
安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、3年間)の結果、通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
(保管上の注意)
湿気に注意。
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