処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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ベルサンの基本情報
基本情報
副交感神経を亢進させるアセチルコリンの作用を抑えることで、消化管の運動亢進に伴う痛みや痙攣、下痢などを抑える薬
- ブスコパン
- チアトン
- ロートエキス
- ガストロゼピン
- ダクチル
- 胃痛の改善
- 胃部不快感の改善
- 胃もたれの改善
- 嘔気の改善
- 嘔吐の改善
- 消化器症状の改善
- 食欲不振の改善
- 1回1.5gを1日3回経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 重篤な心疾患
- 前立腺肥大による排尿障害
- ナトリウム摂取制限
- 閉塞隅角緑内障
- 麻痺性イレウス
- 慎重投与
- 開放隅角緑内障
- 潰瘍性大腸炎
- 高血圧症
- 甲状腺機能亢進症
- 前立腺肥大
- 浮腫
- 禁止
- 妊婦・産婦
- 授乳婦
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 慎重投与
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 禁止
- 新生児(0日〜27日)
- 慎重投与
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- 三環系抗うつ剤
- 本剤の作用が増強
- フェノチアジン系薬剤
- 本剤の作用が増強
- モノアミン酸化酵素阻害剤
- 本剤の作用が増強
- 抗ヒスタミン剤
- 本剤の作用が増強
- イソニアジド
- 本剤の作用が増強
処方理由
添付文書
次記消化器症状の改善:食欲不振、胃部不快感、胃もたれ、嘔気・嘔吐、胃痛。
1回1.5gを1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。
1.眼:(頻度不明)視調節障害、散瞳、羞明、霧視等。
2.消化器:(頻度不明)口渇、悪心・嘔吐、便秘等。
3.泌尿器:(頻度不明)排尿障害等。
4.精神神経系:(頻度不明)頭痛、頭重感、眩暈等。
5.循環器:(頻度不明)頻脈等。
6.過敏症:(頻度不明)顔面紅潮等。
(禁忌)
1.ナトリウム摂取制限を必要とする患者[ナトリウム貯留増加により、症状が増悪する恐れがある]。
2.閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。
3.前立腺肥大による排尿障害のある患者[排尿筋を弛緩、膀胱括約筋を収縮させるため、排尿が困難になり、症状を悪化させる恐れがある]。
4.重篤な心疾患のある患者[心拍数を増加させ、症状を悪化させる恐れがある]。
5.麻痺性イレウスのある患者[消化管運動を低下させるため症状を悪化させる恐れがある]。
(慎重投与)
1.浮腫のある患者[症状が悪化する恐れがある]。
2.高血圧症の患者[症状が悪化する恐れがある]。
3.前立腺肥大のある患者[尿を出にくくすることがある]。
4.潰瘍性大腸炎のある患者[中毒性巨大結腸が現れることがある]。
5.甲状腺機能亢進症のある患者[心拍数を増加させ、症状を悪化させる恐れがある]。
6.高温環境にある患者[汗腺分泌を抑制し、体温調節を障害する恐れがある]。
7.開放隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。
(重要な基本的注意)
視調節障害、散瞳、羞明、眩暈等を起こすことがあるので、投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作をさせないように十分注意する。
(相互作用)
併用注意:三環系抗うつ剤、フェノチアジン系薬剤、MAO阻害剤、抗ヒスタミン剤、イソニアジド[本剤の作用が増強されることがある(抗コリン作用が増強されることが考えられる)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意し、また、高齢者には慎重に投与する[本剤に含まれるロートエキス散の抗コリン作用による口渇、排尿困難、便秘等が現れやすくなる]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人には投与を避けさせる[本剤に含まれるロートエキス散の抗コリン作用により胎児又は新生児に頻脈等を起こすことがあり、また、乳汁分泌抑制されることがある]。
(小児等への投与)
小児等に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]。
(取扱い上の注意)
1.本剤は生薬を含むため、製造ロットにより多少色調等が異なることがあるが、品質には影響ない。
2.本品の品質を保持するため、直射日光を避け、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管し、開封後は湿気に注意して、フタを十分に閉める等、取扱いに注意する。
(保管上の注意)
気密容器。
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