日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

タケプロン静注用30mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ランソプラゾール静注用

製薬会社:武田テバ薬品

薬価・規格: 437円(30mg1瓶) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

プロトンポンプ阻害薬(PPI)詳しく見る

  • 胃内において胃酸分泌を抑え、胃潰瘍などを治療し逆流性食道炎に伴う痛みや胸やけなどを和らげる薬
プロトンポンプ阻害薬(PPI)の代表的な商品名
  • オメプラール、オメプラゾン
  • タケプロン
  • パリエット
  • ネキシウム
  • タケキャブ

効能・効果詳しく見る

  • 急性胃粘膜病変
  • 急性ストレス潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 出血を伴う胃潰瘍

注意すべき副作用詳しく見る

AST上昇ALT上昇LDH上昇γ−GTP上昇下痢発疹Al−P上昇好酸球増多不眠振戦

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • ランソプラゾールとして1回30mgを、日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液に混合して1日2回点滴静注する、或いは日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液20mLに溶解して1日2回緩徐に静脈注射する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • アタザナビル硫酸塩投与中
    • リルピビリン塩酸塩投与中

副作用

主な副作用

AST上昇ALT上昇LDH上昇γ−GTP上昇下痢発疹Al−P上昇好酸球増多不眠振戦尿酸上昇

重大な副作用

発熱アナフィラキシー全身発疹顔面浮腫呼吸困難ショック汎血球減少無顆粒球症溶血性貧血貧血顆粒球減少血小板減少黄疸重篤な肝機能障害中毒性表皮壊死融解症Toxic Epidermal NecrolysisTEN皮膚粘膜眼症候群Stevens−Johnson症候群間質性肺炎咳嗽肺音異常捻髪音間質性腎炎急性腎障害視力障害

上記以外の副作用

浮腫過敏症そう痒多形紅斑亜急性皮膚エリテマトーデス口渇腹部膨満感悪心嘔吐食欲不振腹痛カンジダ症口内炎舌炎大腸炎collagenous colitis下痢が継続腸管粘膜縦走潰瘍腸管粘膜糜爛腸管粘膜易出血下血血便頭痛眠気眩暈女性化乳房倦怠感舌のしびれ感口唇のしびれ感四肢のしびれ感筋肉痛脱毛かすみ目関節痛低ナトリウム血症低マグネシウム血症総コレステロール上昇便秘味覚異常うつ状態脱力感

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • アタザナビル硫酸塩投与中
    • リルピビリン塩酸塩投与中
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 薬物過敏症
  • 注意
    • 噴出性出血
    • 急激な出血
    • 露出血管
    • 湧出性出血
  • 投与に際する指示
    • 噴出性出血
    • 急激な出血
    • 露出血管
    • 湧出性出血

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 希望禁止
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
硫酸アタザナビル<経口> 作用を減弱
リルピビリン塩酸塩<経口> 作用を減弱
イトラコナゾール 作用を減弱
ゲフィチニブ 作用を減弱
ボスチニブ水和物 作用を減弱
テオフィリン 血中濃度が低下
タクロリムス水和物 血中濃度が上昇
メトトレキサート製剤 血中濃度が上昇
ジゴキシン<服用> 作用を増強
メチルジゴキシン<服用> 作用を増強
フェニトイン 代謝・排泄が遅延することが類薬<オメプラゾール>で報告
ジアゼパム 代謝・排泄が遅延することが類薬<オメプラゾール>で報告

処方理由

PPIこの薬をファーストチョイスする理由(2017年10月更新)もっと見る

  • ・OD錠で飲んでもらいやすい。タケキャブも増えてきたが、ランソプラゾールがまだ一番多い。(30歳代病院勤務医、放射線科)
  • ・OD錠で飲みやすいため高齢者にはランソプラゾールを処方している。若年者にはPPIのなかでは効果が強いと感じているエソメプラゾールを処方している。(30歳代病院勤務医、内科系専門科)
  • ・効果がよく、15mgでも十分な人が多い。安価であり、ジェネリックがでているので、維持療法にはよいと思われる。(60歳代開業医、一般内科)
  • ・昔から使用していたので処方の機会はタケプロンが一番多いです。しかし、最近は他剤を含めて全く情報提供がありませんので、情報提供が多い、ネキシウムに変更する予定です。(50歳代病院勤務医、一般外科)
  • ・ネキシウムはプラビックスとの相互関係(効果減弱)がある。それがないのがタケプロンとパリエットだから。タケキャブはルーチンで使用する薬とは思っていない。(40歳代病院勤務医、循環器内科)

PPIこの薬をファーストチョイスする理由(2016年6月更新)もっと見る

  • ・他のPPIと比較して、タケプロン30mg錠は明らかに症状改善効果が強い印象を持っている。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・とても甘くてイチゴ味なOD錠で気に入っています。自分で飲んでもいい味なので好んで使います。(50歳代診療所勤務医、総合診療科)
  • ・ピロリ菌除菌のセットにも入っている薬であり、標準的なPPIと考えている。また、OD錠もあって良い。(50歳代病院勤務医、精神科)
  • ・薬効等ではネキシウムを選択したいが、高齢者にはカプセルは困難。OD錠がある点が良い。(30歳代病院勤務医、内科系専門科)
  • ・軽症の例では十分な効果が得られる。コントロール不十分な場合はネキシウムを使用している。(60歳代病院勤務医、代謝・内分泌内科)

PPIこの薬をファーストチョイスする理由(2015年1月更新)もっと見る

  • ・OD錠がとても甘くておいしいです。割りやすいのも利点です。私もGERD持ちですので、服薬するとき、減量などができ便利です。(50歳代診療所勤務医、総合診療科)
  • ・アスピリンとの合剤があるから。(50歳代病院勤務医、循環器内科)
  • ・NSAIDs潰瘍予防薬として使用可能、OD錠があり使いやすい。(50歳代病院勤務医、整形外科)
  • ・副作用が少ない。ランサップというピロリ菌除菌製剤にはランソプラゾールが組み込まれている。従って、使いやすい。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・後発品が安価であるので患者さんが喜ぶ。(50歳代病院勤務医、精神科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    経口投与不可能な次記の疾患:出血を伴う胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性ストレス潰瘍及び急性胃粘膜病変。

    用法・用量(添付文書全文)

    ランソプラゾールとして1回30mgを、日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液に混合して1日2回点滴静注する、或いは日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液20mLに溶解して1日2回緩徐に静脈注射する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤は投与開始から3日間までの成績で高い止血効果が認められているので、内服可能となった後は経口投与に切り替え、漫然と投与しない。
    2.国内臨床試験において、本剤の7日間を超える使用経験はない。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    承認時までの試験では、ランソプラゾールとして1回30mgを1日2回投与された221例中31例(14.0%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められている。主な副作用はALT(GPT)上昇(6.2%)、AST(GOT)上昇(5.7%)、LDH上昇(2.0%)、γ−GTP上昇(1.5%)等の臨床検査値異常変動であった(承認時)。
    製造販売後調査では、1,142例中35例(3.1%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められている。主な副作用は下痢、肝機能異常、肝障害、発熱及び白血球数減少(各0.3%)であった(再審査終了時点)。
    1.重大な副作用(いずれも頻度不明)
    1).アナフィラキシー(全身発疹、顔面浮腫、呼吸困難等)が現れることがあり、ショックを起こした例もあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、顆粒球減少、血小板減少、貧血が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    3).黄疸、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)等を伴う重篤な肝機能障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    4).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    5).間質性肺炎が現れることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音異常(捻髪音)等が現れた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し、本剤の投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    6).間質性腎炎が現れ、急性腎障害に至ることもあるので、腎機能検査値(BUN、クレアチニン上昇等)に注意し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.重大な副作用(類薬)
    類薬(オメプラゾール)で次の副作用が報告されている。
    視力障害が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    3.その他の副作用
    1).過敏症:(0.1〜5%未満)*発疹、(頻度不明)そう痒、多形紅斑[このような場合には投与を中止する]。
    2).皮膚:(頻度不明)亜急性皮膚エリテマトーデス。
    3).肝臓:(5%以上)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、(0.1〜5%未満)Al−P上昇、LDH上昇、γ−GTP上昇[観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    4).血液:(0.1〜5%未満)好酸球増多。
    5).消化器:(0.1〜5%未満)下痢、(0.1%未満)*便秘、*味覚異常、(頻度不明)口渇、腹部膨満感、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、カンジダ症、口内炎、舌炎、※大腸炎(※collagenous colitis等を含む)[※:下痢が継続する場合、collagenous colitis等が発現している可能性があるため、速やかに本剤の投与を中止し、腸管粘膜縦走潰瘍、腸管粘膜糜爛、腸管粘膜易出血等の異常を認めることがあるので、下血、血便が認められる場合には、適切な処置を行う]。
    6).精神神経系:(0.1〜5%未満)*不眠、振戦、(0.1%未満)*うつ状態、(頻度不明)頭痛、眠気、眩暈。
    7).その他:(0.1〜5%未満)発熱、尿酸上昇、(0.1%未満)*脱力感、(頻度不明)※女性化乳房[※:このような場合には投与を中止する]、浮腫、倦怠感、舌のしびれ感・口唇のしびれ感、四肢のしびれ感、筋肉痛、脱毛、かすみ目、関節痛、低ナトリウム血症、低マグネシウム血症、総コレステロール上昇。
    *:発現頻度は製造販売後調査の結果に基づく。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対する過敏症の既往歴のある患者。
    2.アタザナビル硫酸塩投与中、リルピビリン塩酸塩投与中の患者。
    (慎重投与)
    1.薬物過敏症の既往歴のある患者。
    2.肝障害のある患者[本剤の代謝、排泄が遅延することがある]。
    3.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.治療にあたっては経過を十分に観察し、病状に応じ治療上必要最小限の使用にとどめ、本剤で効果がみられない場合には、他の療法に切り替える。
    2.噴出性出血又は湧出性出血や露出血管を認めるなど急激な出血の危険性のある場合は、ヒータープローブやクリッピング等の内視鏡的止血術を行う。
    (相互作用)
    本剤は主として肝薬物代謝酵素CYP2C19又はCYP3A4で代謝される。また、本剤の胃酸分泌抑制作用により、併用薬剤の吸収を促進又は抑制することがある。
    1.併用禁忌:
    1).アタザナビル硫酸塩<経口><レイアタッツ>[アタザナビル硫酸塩の作用を減弱する恐れがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりアタザナビル硫酸塩の溶解性が低下し、アタザナビルの血中濃度が低下することがある)]。
    2).リルピビリン塩酸塩<経口><エジュラント>[リルピビリン塩酸塩の作用を減弱する恐れがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりリルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下することがある)]。
    2.併用注意:
    1).テオフィリン[テオフィリンの血中濃度が低下することがある(本剤が肝薬物代謝酵素を誘導し、テオフィリンの代謝を促進することが考えられている)]。
    2).タクロリムス水和物[タクロリムスの血中濃度が上昇することがある(本剤が肝薬物代謝酵素におけるタクロリムスの代謝を競合的に阻害するためと考えられている)]。
    3).ジゴキシン<経口>、メチルジゴキシン<経口>[併用薬剤の作用を増強する可能性がある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
    4).イトラコナゾール、ゲフィチニブ[併用薬剤の作用を減弱する可能性がある(本剤の胃酸分泌抑制作用により併用薬剤の血中濃度が低下する可能性がある)]。
    5).ボスチニブ水和物[併用薬剤の作用を減弱する可能性があるので、ボスチニブ水和物との併用は可能な限り避ける(本剤の胃酸分泌抑制作用により併用薬剤の血中濃度が低下する可能性がある)]。
    6).メトトレキサート[メトトレキサートの血中濃度が上昇することがあるので、高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的に本剤の投与を中止することを考慮する(機序は不明である)]。
    7).フェニトイン、ジアゼパム[併用薬剤の代謝・排泄が遅延することが類薬<オメプラゾール>で報告されている]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[動物試験(ラット、経口)において胎仔血漿中濃度は母動物の血漿中濃度より高いことが認められている(また、ウサギ(経口30mg/kg/日)で胎仔死亡率増加が認められている)]。
    2.授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は、授乳を避けさせる[動物試験(ラット、経口)で母乳中へ移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (適用上の注意)
    1.投与経路:本剤は静脈内注射にのみ使用する。
    2.溶解後:経時変化を生じることがあるため、溶解後は速やかに使用することとし保存しない。
    3.配合変化:配合変化による変色、沈殿物を生じることがあるため、日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液以外の溶解液・輸液・補液及び他剤との混合はしない。
    4.投与方法:本剤を投与する場合は、専用の経路を用いることとし他剤と共用しない。やむを得ず、他剤の輸液経路を用いて側管から投与する場合は、他剤の注入を休止し、本剤を投与する前後に日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液でフラッシュする。
    (その他の注意)
    1.ラットに52週間強制経口投与した試験で、50mg/kg/日群(臨床用量の約100倍)において1例に良性精巣間細胞腫が認められている。更に、24カ月間強制経口投与した試験で、15mg/kg/日以上の群において良性の精巣間細胞腫の発生増加が、また、5mg/kg/日以上の群において胃のカルチノイド腫瘍が認められており、加えて、雌ラットの15mg/kg/日以上及び雄ラットの50mg/kg/日以上の群で網膜萎縮の発生頻度の増加が認められている。精巣間細胞腫及び網膜萎縮については、マウスのがん原性試験、イヌ、サルの毒性試験では認められず、ラットに特有な変化と考えられる。
    2.本剤の投与が胃癌による症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認のうえ投与する。
    3.海外における複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターによる治療において骨粗鬆症に伴う股関節骨折、手関節骨折、脊椎骨折のリスク増加が報告されており、特に、高用量及び長期間(1年以上)の治療を受けた患者で、骨折のリスクが増加した。
    4.海外における主に入院患者を対象とした複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターを投与した患者においてクロストリジウム・ディフィシルによる胃腸感染のリスク増加が報告されている。
    (取扱い上の注意)
    使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用する。

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