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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

塩酸ピレンゼピン注射用10mg「イセイ」の基本情報

後発品(加算対象)
一般名
製薬会社
薬価・規格
62円(10mg1管(溶解液付))
添付文書

基本情報

薬効分類
抗コリン薬

副交感神経を亢進させるアセチルコリンの作用を抑えることで、消化管の運動亢進に伴う痛みや痙攣、下痢などを抑える薬

抗コリン薬
  • ブスコパン
  • チアトン
  • ロートエキス
  • ガストロゼピン
  • ダクチル
効能・効果
  • 麻酔前投薬
  • 急性胃粘膜病変の上部消化管出血
  • 急性ストレス潰瘍の上部消化管出血
  • 手術侵襲ストレスの胃液分泌亢進の抑制
  • 消化性潰瘍の上部消化管出血
注意すべき副作用
無顆粒球症 、 アナフィラキシー 、 発疹 、 蕁麻疹 、 頻脈 、 口渇 、 悪心 、 嘔吐 、 下痢 、 過敏症
用法・用量(主なもの)
  • 1.上部消化管出血:ピレンゼピン塩酸塩無水物として1回20mgを添付溶解液(4mL)にて溶解し、1日3回緩徐に静脈内に注射するか輸液に混合し点滴静脈内注射する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 2.手術侵襲ストレスによる胃液分泌亢進の抑制:ピレンゼピン塩酸塩無水物として1回20mgを添付溶解液(4mL)にて溶解し、1日2回緩徐に静脈内に注射するか輸液に混合し点滴静脈内注射する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 3.麻酔前投薬:ピレンゼピン塩酸塩無水物として10mgを添付溶解液(2mL)にて溶解し、1回緩徐に静脈内に注射する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用
頻脈 、 口渇 、 悪心 、 嘔吐 、 下痢 、 過敏症 、 そう痒 、 排尿困難 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 Al−P上昇
重大な副作用
無顆粒球症 、 アナフィラキシー 、 発疹 、 蕁麻疹
上記以外の副作用
LDH上昇 、 ビリルビン値上昇 、 去痰困難 、 霧視 、 複視 、 眼調節異常 、 倦怠感

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 前立腺肥大
    • 緑内障
患者の属性に応じた注意事項
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

処方理由

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、急性胃粘膜病変による)、手術侵襲ストレスによる胃液分泌亢進の抑制、麻酔前投薬。

用法・用量(添付文書全文)

1.上部消化管出血:ピレンゼピン塩酸塩無水物として1回20mgを添付溶解液(4mL)にて溶解し、1日3回緩徐に静脈内に注射するか輸液に混合し点滴静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
2.手術侵襲ストレスによる胃液分泌亢進の抑制:ピレンゼピン塩酸塩無水物として1回20mgを添付溶解液(4mL)にて溶解し、1日2回緩徐に静脈内に注射するか輸液に混合し点滴静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
3.麻酔前投薬:ピレンゼピン塩酸塩無水物として10mgを添付溶解液(2mL)にて溶解し、1回緩徐に静脈内に注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

副作用(添付文書全文)

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用
1).無顆粒球症(頻度不明):このような副作用が現れるとの報告があるので、患者の状態に十分注意し、このような症状が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
2).アナフィラキシー(頻度不明):アナフィラキシー(発疹、蕁麻疹等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
1).循環器:(頻度不明)頻脈。
2).消化器:(頻度不明)口渇、悪心、嘔吐、下痢。
3).過敏症:(頻度不明)そう痒、発疹[発現した場合には、投与を中止し、適切な処置を行う]。
4).泌尿器:(頻度不明)排尿困難。
5).肝臓:(頻度不明)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、LDH上昇、ビリルビン値上昇。
6).その他:(頻度不明)去痰困難、霧視、複視、眼調節異常、倦怠感。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(慎重投与)
1.前立腺肥大のある患者[排尿困難を起こすことがある]。
2.緑内障の患者[眼圧を上昇させることがある]。
(重要な基本的注意)
1.「手術侵襲ストレスによる胃液分泌亢進の抑制」については、大なる手術侵襲(全身麻酔を要する手術、長時間に及ぶ手術又は重篤な合併症を持つ患者での手術)により、術後にストレス潰瘍が発症する可能性が考えられる場合に限り使用する。
2.本剤の使用に当たっては、病状及び手術の程度に応じ治療上必要最小限の使用にとどめる。また、治療に当たっては経過を十分に観察し、本剤で効果がみられない場合には、他の療法に切り替える。
3.眼の調節障害等を起こすことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に注意させる。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
2.授乳婦に投与するときは授乳させないよう注意する[動物で乳汁への移行が認められている]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
(適用上の注意)
アンプルカット時:アンプルカット時のガラス片混入の少ないクリーンカットアンプルを使用しているが、更に安全に使用するため、エタノール消毒綿等で清拭しカットする。
(取扱い上の注意)
安定性試験:最終包装製品を用いた加速試験[40℃、相対湿度75%、6カ月]の結果、塩酸ピレンゼピン注射用10mg「イセイ」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
(保管上の注意)
遮光。

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