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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

タケプロンOD錠15の基本情報

先発品(後発品あり)
一般名
製薬会社
薬価・規格
57.6円(15mg1錠)
添付文書

基本情報

薬効分類
プロトンポンプ阻害薬(PPI)

胃内において胃酸分泌を抑え、胃潰瘍などを治療し逆流性食道炎に伴う痛みや胸やけなどを和らげる薬

プロトンポンプ阻害薬(PPI)
  • オメプラール、オメプラゾン
  • タケプロン
  • パリエット
  • ネキシウム
  • タケキャブ
効能・効果
  • Zollinger−Ellison症候群
  • 胃潰瘍
  • 胃潰瘍のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • 逆流性食道炎
  • 十二指腸潰瘍
  • 十二指腸潰瘍のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • 特発性血小板減少性紫斑病のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • 吻合部潰瘍
  • 胃MALTリンパ腫のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • 低用量アスピリン投与時における胃潰瘍の再発抑制
  • 低用量アスピリン投与時における十二指腸潰瘍の再発抑制
  • 非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍の再発抑制
  • 非ステロイド性抗炎症薬投与時における十二指腸潰瘍の再発抑制
  • ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • 非びらん性胃食道逆流症
注意すべき副作用
下痢 、 味覚異常 、 軟便 、 発疹 、 貧血 、 顆粒球減少 、 血小板減少 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 発熱
用法・用量(主なもの)
  • 〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger−Ellison症候群〉通常、成人にはランソプラゾールとして1回30mgを1日1回経口投与する
    • なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間までの投与、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする
  • 〈逆流性食道炎〉通常、成人にはランソプラゾールとして1回30mgを1日1回経口投与する
    • なお、逆流性食道炎の場合、通常8週間までの投与とする
  • さらに、再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回15mgを1日1回経口投与するが、効果不十分の場合は、1日1回30mgを経口投与することができる
  • 〈非びらん性胃食道逆流症〉通常、成人にはランソプラゾールとして1回15mgを1日1回経口投与する
    • なお、非びらん性胃食道逆流症の場合、通常4週間までの投与とする
  • 〈低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉通常、成人にはランソプラゾールとして1回15mgを1日1回経口投与する
  • 〈非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉通常、成人にはランソプラゾールとして1回15mgを1日1回経口投与する
  • 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合、通常、成人にはランソプラゾールとして1回30mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する
    • なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる
  • ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする
  • プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人にはランソプラゾールとして1回30mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈逆流性食道炎〉維持療法において、1日1回30mgの投与は、1日1回15mg投与中に再発した例など15mgでは効果が不十分な場合に限る
  • 7.2. 〈非びらん性胃食道逆流症〉投与開始2週後を目安として効果を確認し、症状の改善傾向が認められない場合には、酸逆流以外の原因が考えられるため他の適切な治療への変更を考慮すること〔15.1.5参照〕
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • アタザナビル硫酸塩投与中
    • リルピビリン塩酸塩投与中

副作用

主な副作用
下痢 、 味覚異常 、 軟便 、 発疹 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 発熱 、 大腸炎 、 血便 、 腹痛 、 胃食道逆流
重大な副作用
貧血 、 顆粒球減少 、 血小板減少 、 間質性腎炎 、 急性腎障害 、 視力障害 、 アナフィラキシー 、 全身発疹 、 顔面浮腫 、 呼吸困難 、 ショック 、 汎血球減少 、 無顆粒球症 、 溶血性貧血 、 黄疸 、 重篤な肝機能障害 、 中毒性表皮壊死融解症 、 Toxic Epidermal Necrolysis 、 TEN 、 皮膚粘膜眼症候群 、 Stevens−Johnson症候群 、 間質性肺炎 、 咳嗽 、 肺音異常 、 捻髪音
上記以外の副作用
そう痒 、 Al−P上昇 、 LDH上昇 、 γ−GTP上昇 、 好酸球増多 、 便秘 、 口渇 、 腹部膨満感 、 collagenous colitis 、 下痢が継続 、 腸管粘膜縦走潰瘍 、 腸管粘膜びらん 、 腸管粘膜易出血 、 下血 、 悪心 、 嘔吐 、 食欲不振 、 口内炎 、 頭痛 、 眠気 、 うつ状態 、 不眠 、 めまい 、 総コレステロール上昇 、 尿酸上昇 、 倦怠感 、 しびれ感 、 胸やけ 、 ビリルビン上昇 、 好中球減少 、 白血球増多 、 トリグリセライド上昇 、 総コレステロール低下 、 尿蛋白陽性 、 尿糖陽性 、 排便回数増加 、 過敏症 、 多形紅斑 、 亜急性皮膚エリテマトーデス 、 舌炎 、 かすみ目 、 脱力感 、 関節痛 、 低ナトリウム血症 、 低マグネシウム血症 、 浮腫 、 カンジダ症 、 振戦 、 女性化乳房 、 舌のしびれ感 、 口唇のしびれ感 、 四肢のしびれ感 、 筋肉痛 、 脱毛

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • アタザナビル硫酸塩投与中
    • リルピビリン塩酸塩投与中
  • 注意
    • 肝機能障害
    • 薬物過敏症
    • 進行期胃MALTリンパ腫
    • 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外
患者の属性に応じた注意事項
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 授乳婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
  • 投与に際する指示
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 小児等(0歳〜14歳)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
硫酸アタザナビル<経口>
作用を減弱
リルピビリン塩酸塩<経口>
作用を減弱
イトラコナゾール
作用を減弱
ゲフィチニブ
作用を減弱
ボスチニブ水和物
作用を減弱
テオフィリン
血中濃度が低下
タクロリムス水和物
血中濃度が上昇
メトトレキサート製剤
血中濃度が上昇
ジゴキシン<服用>
作用を増強
メチルジゴキシン<服用>
作用を増強
フェニトイン
作用を増強
ジアゼパム
作用を増強

処方理由

プロトンポンプ阻害薬(PPI)
この薬をファーストチョイスする理由(2019年11月更新)
  • ・程々の薬効の強度で、臨床症状の改善効果に優れているため、頻用しています。PPIの長期投与と発癌の問題もまだ明確な答えが出ていませんので、タケプロンくらいの効果が穏当ではないかと感じています。(60歳代診療所勤務医、代謝・内分泌内科)

  • ・ジェネリックが安い点。潰瘍急性期等、ここぞというときはタケキャブ、ネキシウムですが、慢性期まで含めると処方頻度としてはランソプラゾールOD錠が多いと思います。(20歳代病院勤務医、循環器内科)

  • ・昔からある薬で副作用なども起こりにくい。ジェネリック薬も普及しており、処方しやすい。効果が不十分な際にネキシウムやタケキャブなどを検討する。(30歳代診療所勤務医、耳鼻咽喉科)

  • ・OD錠を使用しているが服用しやすく、ジェネリックで安価。(60歳代病院勤務医、脳神経内科)

  • ・多く使用しており安心感がある(40歳代病院勤務医、一般内科)

PPI
この薬をファーストチョイスする理由(2017年10月更新)
  • ・OD錠で飲んでもらいやすい。タケキャブも増えてきたが、ランソプラゾールがまだ一番多い。(30歳代病院勤務医、放射線科)

  • ・OD錠で飲みやすいため高齢者にはランソプラゾールを処方している。若年者にはPPIのなかでは効果が強いと感じているエソメプラゾールを処方している。(30歳代病院勤務医、内科系専門科)

  • ・効果がよく、15mgでも十分な人が多い。安価であり、ジェネリックがでているので、維持療法にはよいと思われる。(60歳代開業医、一般内科)

  • ・昔から使用していたので処方の機会はタケプロンが一番多いです。しかし、最近は他剤を含めて全く情報提供がありませんので、情報提供が多い、ネキシウムに変更する予定です。(50歳代病院勤務医、一般外科)

  • ・ネキシウムはプラビックスとの相互関係(効果減弱)がある。それがないのがタケプロンとパリエットだから。タケキャブはルーチンで使用する薬とは思っていない。(40歳代病院勤務医、循環器内科)

PPI
この薬をファーストチョイスする理由(2016年6月更新)
  • ・他のPPIと比較して、タケプロン30mg錠は明らかに症状改善効果が強い印象を持っている。(50歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・とても甘くてイチゴ味なOD錠で気に入っています。自分で飲んでもいい味なので好んで使います。(50歳代診療所勤務医、総合診療科)

  • ・ピロリ菌除菌のセットにも入っている薬であり、標準的なPPIと考えている。また、OD錠もあって良い。(50歳代病院勤務医、精神科)

  • ・薬効等ではネキシウムを選択したいが、高齢者にはカプセルは困難。OD錠がある点が良い。(30歳代病院勤務医、内科系専門科)

  • ・軽症の例では十分な効果が得られる。コントロール不十分な場合はネキシウムを使用している。(60歳代病院勤務医、代謝・内分泌内科)

PPI
この薬をファーストチョイスする理由(2015年1月更新)
  • ・OD錠がとても甘くておいしいです。割りやすいのも利点です。私もGERD持ちですので、服薬するとき、減量などができ便利です。(50歳代診療所勤務医、総合診療科)

  • ・アスピリンとの合剤があるから。(50歳代病院勤務医、循環器内科)

  • ・NSAIDs潰瘍予防薬として使用可能、OD錠があり使いやすい。(50歳代病院勤務医、整形外科)

  • ・副作用が少ない。ランサップというピロリ菌除菌製剤にはランソプラゾールが組み込まれている。従って、使いやすい。(50歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・後発品が安価であるので患者さんが喜ぶ。(50歳代病院勤務医、精神科)

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

1). 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は低用量アスピリン投与時における十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は非ステロイド性抗炎症薬投与時における十二指腸潰瘍の再発抑制。
2). 次記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 〈低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉血栓・塞栓の形成抑制のために低用量のアスピリンを継続投与している患者を投与対象とし、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合、投与開始に際しては、胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の既往を確認すること。
5.2. 〈非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉関節リウマチ、変形性関節症等における疼痛管理等のために非ステロイド性抗炎症薬を長期継続投与している患者を投与対象とし、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合、投与開始に際しては、胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の既往を確認すること。
5.3. 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していない。
5.4. 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉特発性血小板減少性紫斑病に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行うこと。
5.5. 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない。
5.6. 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、ヘリコバクター・ピロリが陽性であることを確認及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認すること。

用法・用量(添付文書全文)

〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger−Ellison症候群〉
通常、成人にはランソプラゾールとして1回30mgを1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間までの投与、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。
〈逆流性食道炎〉
通常、成人にはランソプラゾールとして1回30mgを1日1回経口投与する。なお、逆流性食道炎の場合、通常8週間までの投与とする。
さらに、再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回15mgを1日1回経口投与するが、効果不十分の場合は、1日1回30mgを経口投与することができる。
〈非びらん性胃食道逆流症〉
通常、成人にはランソプラゾールとして1回15mgを1日1回経口投与する。なお、非びらん性胃食道逆流症の場合、通常4週間までの投与とする。
〈低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉
通常、成人にはランソプラゾールとして1回15mgを1日1回経口投与する。
〈非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉
通常、成人にはランソプラゾールとして1回15mgを1日1回経口投与する。
〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉
ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合、通常、成人にはランソプラゾールとして1回30mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。
プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人にはランソプラゾールとして1回30mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈逆流性食道炎〉維持療法において、1日1回30mgの投与は、1日1回15mg投与中に再発した例など15mgでは効果が不十分な場合に限る。
7.2. 〈非びらん性胃食道逆流症〉投与開始2週後を目安として効果を確認し、症状の改善傾向が認められない場合には、酸逆流以外の原因が考えられるため他の適切な治療への変更を考慮すること〔15.1.5参照〕。

副作用(添付文書全文)

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 〈効能共通〉アナフィラキシー(全身発疹、顔面浮腫、呼吸困難等)(0.1%未満)、ショック(0.1%未満)。
11.1.2. 〈効能共通〉汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血(0.1%未満)、顆粒球減少(0.14%)、血小板減少(0.15%)、貧血(0.14%)。
11.1.3. 〈効能共通〉肝機能障害(0.1%未満):黄疸、AST上昇、ALT上昇等を伴う重篤な肝機能障害があらわれることがある。
11.1.4. 〈効能共通〉中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(0.1%未満)。
11.1.5. 〈効能共通〉間質性肺炎(0.1%未満):発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音異常(捻髪音)等があらわれた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し、本剤の投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
11.1.6. 〈効能共通〉間質性腎炎(頻度不明):急性腎障害に至ることもあるので、腎機能検査値(BUN、クレアチニン上昇等)に注意すること。
11.1.7. 〈効能共通〉視力障害(頻度不明)。
11.1.8. 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(0.1%未満):ヘリコバクター・ピロリの除菌に用いるアモキシシリン水和物、クラリスロマイシンでは、偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがあるので、腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
発現頻度は承認時までの臨床試験又は製造販売後調査の結果に基づく。
11.2. その他の副作用
1). 〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉
①. 〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉過敏症:(0.1〜5%未満)発疹、そう痒、(頻度不明)多形紅斑。
②. 〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉皮膚:(頻度不明)亜急性皮膚エリテマトーデス。
③. 〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉肝臓:(0.1〜5%未満)AST上昇、ALT上昇、Al−P上昇、LDH上昇、γ−GTP上昇。
④. 〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉血液:(0.1〜5%未満)好酸球増多。
⑤. 〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉消化器:(0.1〜5%未満)便秘、下痢、口渇、腹部膨満感、大腸炎(*collagenous colitis等を含む)[*:下痢が継続する場合、collagenous colitis等が発現している可能性があるため、速やかに本剤の投与を中止し、腸管粘膜縦走潰瘍、腸管粘膜びらん、腸管粘膜易出血等の異常を認めることがあるので、下血、血便が認められる場合には、適切な処置を行うこと(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合)]、(0.1%未満)悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、カンジダ症、味覚異常、口内炎、(頻度不明)舌炎(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合)。
⑥. 〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉精神神経系:(0.1〜5%未満)頭痛、眠気、(0.1%未満)うつ状態、不眠、めまい、振戦。
⑦. 〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉その他:(0.1〜5%未満)発熱、総コレステロール上昇、尿酸上昇、(0.1%未満)女性化乳房、浮腫、倦怠感、舌のしびれ感・口唇のしびれ感、四肢のしびれ感、筋肉痛、脱毛、(頻度不明)かすみ目、脱力感、関節痛、低ナトリウム血症、低マグネシウム血症。
発現頻度は承認時までの臨床試験又は製造販売後調査の結果に基づく。
2). 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉
①. 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉消化器:(5%以上)軟便(13.7%)、下痢(9.1%)、(1〜5%未満)味覚異常、腹部膨満感、(1%未満)悪心、嘔吐、腹痛、便秘、口内炎、舌炎、口渇、胸やけ、胃食道逆流、食欲不振。
②. 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉肝臓:(1〜5%未満)AST上昇、ALT上昇、Al−P上昇、LDH上昇、γ−GTP上昇、ビリルビン上昇。
③. 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉血液:(1〜5%未満)好中球減少、好酸球増多、白血球増多、貧血、(1%未満)血小板減少。
④. 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉過敏症:(1〜5%未満)発疹、(1%未満)そう痒。
⑤. 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉精神神経系:(1%未満)頭痛、眠気、めまい、不眠、しびれ感、うつ状態。
⑥. 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉その他:(1〜5%未満)トリグリセライド上昇、尿酸上昇、総コレステロール上昇・総コレステロール低下、尿蛋白陽性、尿糖陽性、(1%未満)倦怠感。
頻度表示は胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるランソプラゾール、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与の試験成績に基づく。
なお、外国で行われた試験で認められている副作用(頻度1%以上)は次のとおりである。
①. 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉消化器:(5%以上)下痢(13.2%)、味覚異常(8.7%)、(1〜5%未満)悪心、嘔吐、口内炎、腹痛、排便回数増加。
②. 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉肝臓:(1〜5%未満)AST上昇、ALT上昇。
③. 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉過敏症:(1〜5%未満)発疹。
④. 〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉精神神経系:(1〜5%未満)頭痛、めまい。
頻度表示は胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるランソプラゾール、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシン又はメトロニダゾールの3剤投与の試験成績に基づく。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
2.1. 本剤の成分に対する過敏症の既往歴のある患者。
2.2. アタザナビル硫酸塩投与中、リルピビリン塩酸塩投与中の患者〔10.1参照〕。
(重要な基本的注意)
8.1. 〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍〉長期の使用経験は十分でないので、維持療法には用いないことが望ましい。
8.2. 〈逆流性食道炎〉維持療法においては、再発・再燃を繰り返す患者に対し投与することとし、本来維持療法の必要のない患者に投与することのないよう留意し、また、1日1回30mg又は15mgの投与により寛解状態が長期にわたり継続する症例で、減量又は投与中止により再発するおそれがないと判断される場合は1日1回15mgに減量又は中止すること。なお、逆流性食道炎の維持療法中は定期的に内視鏡検査を実施するなど観察を十分に行うことが望ましい。
8.3. 〈非びらん性胃食道逆流症〉非びらん性胃食道逆流症の場合、問診により胸やけ、呑酸等の酸逆流症状が繰り返しみられること(1週間あたり2日以上)を確認のうえ投与すること。なお、本剤の投与が胃癌、食道癌等の悪性腫瘍及び他の消化器疾患による症状を隠蔽することがあるので、内視鏡検査等によりこれらの疾患でないことを確認すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 薬物過敏症の既往歴のある患者。
(肝機能障害患者)
肝機能障害患者:本剤の代謝、排泄が遅延することがある。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物試験(ラット)において胎仔血漿中濃度は母動物の血漿中濃度より高いことが認められており、また、ウサギ(経口30mg/kg/日)で胎仔死亡率増加が認められている)、なお、ラットにランソプラゾール(50mg/kg/日)、アモキシシリン水和物(500mg/kg/日)及びクラリスロマイシン(160mg/kg/日)を併用投与した試験で、母動物での毒性増強とともに胎仔発育抑制増強が認められている。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物試験(ラット)で母乳中へ移行することが報告されている)。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
低用量から投与を開始するなど慎重に投与すること(一般に高齢者では酸分泌能は低下しており、その他生理機能の低下もある)。
(相互作用)
本剤は主として肝薬物代謝酵素CYP2C19又はCYP3A4で代謝される。
また、本剤の胃酸分泌抑制作用により、併用薬剤の吸収を促進又は抑制することがある。
10.1. 併用禁忌:
1). アタザナビル硫酸塩<経口><レイアタッツ>〔2.2参照〕[アタザナビル硫酸塩の作用を減弱するおそれがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりアタザナビル硫酸塩の溶解性が低下し、アタザナビルの血中濃度が低下する可能性がある)]。
2). リルピビリン塩酸塩<経口><エジュラント>〔2.2参照〕[リルピビリン塩酸塩の作用を減弱するおそれがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりリルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下する可能性がある)]。
10.2. 併用注意:
1). テオフィリン[テオフィリンの血中濃度が低下することがある(本剤が肝薬物代謝酵素を誘導し、テオフィリンの代謝を促進することが考えられている)]。
2). タクロリムス水和物[タクロリムスの血中濃度が上昇することがある(本剤が肝薬物代謝酵素におけるタクロリムスの代謝を競合的に阻害するためと考えられている)]。
3). ジゴキシン<経口>、メチルジゴキシン<経口>[併用薬剤の作用を増強する可能性がある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
4). イトラコナゾール、ゲフィチニブ[併用薬剤の作用を減弱する可能性がある(本剤の胃酸分泌抑制作用により併用薬剤の血中濃度が低下する可能性がある)]。
5). ボスチニブ水和物[併用薬剤の作用を減弱する可能性があるので、ボスチニブ水和物との併用は可能な限り避けること(本剤の胃酸分泌抑制作用により併用薬剤の血中濃度が低下する可能性がある)]。
6). メトトレキサート[メトトレキサートの血中濃度が上昇することがあるので、高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的に本剤の投与を中止することを考慮すること(機序は不明である)]。
7). フェニトイン、ジアゼパム[併用薬剤の作用を増強する可能性がある(これらの薬剤の代謝、排泄が遅延することが類薬(オメプラゾール)で報告されている)]。
(臨床検査結果に及ぼす影響)
〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉ランソプラゾール等のプロトンポンプインヒビターやアモキシシリン水和物、クラリスロマイシン等の抗生物質及びメトロニダゾールの服用中や投与終了直後では、13C−尿素呼気試験の判定結果が偽陰性になる可能性があるため、13C−尿素呼気試験による除菌判定を行う場合には、これらの薬剤の投与終了後4週以降の時点で実施することが望ましい。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
14.1.1. PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
14.1.2. 本剤は舌の上にのせて唾液を浸潤させると崩壊するため、水なしで服用可能である(また、水で服用することもできる)。
(その他の注意)
15.1. 臨床使用に基づく情報
15.1.1. 〈効能共通〉本剤の長期投与中に良性胃ポリープを認めたとの報告がある。
15.1.2. 〈効能共通〉本剤の投与が胃癌による症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認のうえ投与すること。
15.1.3. 〈効能共通〉海外における複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターによる治療において骨粗鬆症に伴う股関節骨折、手関節骨折、脊椎骨折のリスク増加が報告されており、特に、高用量及び長期間(1年以上)の治療を受けた患者で、骨折のリスクが増加した。
15.1.4. 〈効能共通〉海外における主に入院患者を対象とした複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターを投与した患者においてクロストリジウム・ディフィシルによる胃腸感染のリスク増加が報告されている。
15.1.5. 〈非びらん性胃食道逆流症〉食道内酸逆流の高リスクである中高齢者、肥満者、裂孔ヘルニア所見ありのいずれにも該当しない場合には本剤の治療効果が得られにくいことが臨床試験により示されている〔7.2参照〕。
15.1.6. 〈低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発リスクは、ヘリコバクター・ピロリ感染陽性及び加齢により高まる可能性のあることが臨床試験により示唆されている。
15.2. 非臨床試験に基づく情報
15.2.1. ラットに52週間強制経口投与した試験で、50mg/kg/日群(臨床用量の約100倍)において1例に良性精巣間細胞腫が認められている。さらに、24ヵ月間強制経口投与した試験で、15mg/kg/日以上の群において良性の精巣間細胞腫の発生増加が、また、5mg/kg/日以上の群において胃のカルチノイド腫瘍が認められており、加えて、雌ラットの15mg/kg/日以上及び雄ラットの50mg/kg/日以上の群において網膜萎縮の発生頻度の増加が認められている。
精巣間細胞腫及び網膜萎縮については、マウスのがん原性試験、イヌ、サルの毒性試験では認められず、ラットに特有な変化と考えられる。
15.2.2. ラットにランソプラゾール(15mg/kg/日以上)、アモキシシリン水和物(2000mg/kg/日)を4週間併用経口投与した試験、及びイヌにランソプラゾール(100mg/kg/日)、アモキシシリン水和物(500mg/kg/日)、クラリスロマイシン(25mg/kg/日)を4週間併用経口投与した試験で、アモキシシリン水和物を単独あるいは併用投与した動物に結晶尿が認められているが、結晶はアモキシシリン水和物が排尿後に析出したものであり、体内で析出したものではないことが確認されている。
(保管上の注意)
室温保存。

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