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オメプラール錠20基本情報

先発品(後発品あり)

一般名:オメプラゾール腸溶錠

製薬会社:アストラゼネカ

薬価・規格: 111.3円(20mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

プロトンポンプ阻害薬(PPI)詳しく見る

  • 胃内において胃酸分泌を抑え、胃潰瘍などを治療し逆流性食道炎に伴う痛みや胸やけなどを和らげる薬
プロトンポンプ阻害薬(PPI)の代表的な商品名
  • オメプラール、オメプラゾン
  • タケプロン
  • パリエット
  • ネキシウム
  • タケキャブ

効能・効果詳しく見る

  • Zollinger−Ellison症候群
  • 胃潰瘍
  • 胃潰瘍のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • 逆流性食道炎
  • 十二指腸潰瘍
  • 十二指腸潰瘍のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • 特発性血小板減少性紫斑病のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • 吻合部潰瘍
  • 胃MALTリンパ腫のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
  • ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎のヘリコバクター・ピロリの除菌の補助

注意すべき副作用詳しく見る

下痢軟便味覚異常食道炎発疹便秘貧血悪心腹部膨満感カンジダ症

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.胃潰瘍、吻合部潰瘍、十二指腸潰瘍、Zollinger−Ellison症候群:オメプラゾールとして1日1回20mgを経口投与する
    • なお、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間までの投与、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする
  • 2.逆流性食道炎:オメプラゾールとして1日1回20mgを経口投与し、なお、8週間までの投与とする
  • 更に再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1日1回10〜20mgを経口投与する
  • 3.ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:オメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する
    • なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる
    • 但し、1回400mg(力価)1日2回を上限とする
  • プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、オメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • アタザナビル硫酸塩投与中
    • リルピビリン塩酸塩投与中

副作用

主な副作用

下痢軟便味覚異常食道炎発疹便秘貧血悪心腹部膨満感カンジダ症口渇

重大な副作用

血小板減少ショックアナフィラキシー血管浮腫気管支痙攣汎血球減少症無顆粒球症溶血性貧血劇症肝炎肝不全中毒性表皮壊死融解症Toxic Epidermal NecrolysisTEN皮膚粘膜眼症候群Stevens−Johnson症候群視力障害間質性腎炎急性腎不全低ナトリウム血症間質性肺炎発熱咳嗽呼吸困難肺音異常捻髪音横紋筋融解症筋肉痛脱力感CK上昇CPK上昇血中ミオグロビン上昇尿中ミオグロビン上昇錯乱状態譫妄異常行動失見当識幻覚不安焦燥攻撃性肝機能障害黄疸

上記以外の副作用

腹痛口内炎AST上昇ALT上昇Al−P上昇γ−GTP上昇LDH上昇白血球数減少血小板数減少頭痛しびれ感霧視倦怠感尿酸上昇総コレステロール上昇十二指腸炎肝機能異常ビリルビン上昇好酸球数増多白血球数増多白血球分画異常睡眠障害尿蛋白陽性QT延長尿糖陽性過敏症多形紅斑光線過敏症舌炎顕微鏡的大腸炎collagenous colitislymphocytic colitis眩暈振戦傾眠不眠不眠症異常感覚うつ状態頻尿動悸月経異常発汗筋力低下低マグネシウム血症BUN上昇浮腫蕁麻疹そう痒感嘔吐鼓腸放屁眠気女性化乳房脱毛関節痛クレアチニン上昇トリグリセリド上昇血清カリウム上昇

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • アタザナビル硫酸塩投与中
    • リルピビリン塩酸塩投与中
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 薬物過敏症
  • 注意
    • 進行期胃MALTリンパ腫
    • 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 希望禁止
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
硫酸アタザナビル<経口> 作用を減弱
リルピビリン塩酸塩<経口> 作用を減弱
イトラコナゾール<経口> 作用を減弱
硫酸クロピドグレル 作用を減弱
ジアゼパム 作用を増強
フェニトイン 作用を増強
シロスタゾール 作用を増強
ジゴキシン<服用> 作用を増強
メチルジゴキシン<服用> 作用を増強
ワルファリン 抗凝血作用を増強し出血
タクロリムス水和物 血中濃度が上昇
サキナビルメシル酸塩 血中濃度が上昇
メトトレキサート製剤 血中濃度が上昇
チロシンキナーゼ阻害剤<経口> 血中濃度が低下
ゲフィチニブ<経口> 血中濃度が低下
エルロチニブ<経口> 血中濃度が低下
メシル酸ネルフィナビル 血中濃度が低下
ボリコナゾール 本剤のCmax及びAUCが増加

飲食物との相互作用

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

PPIこの薬をファーストチョイスする理由(2016年6月更新)もっと見る

  • ・小児への適応があるため使用している。個人的にはネキシウムが好き。(20歳代病院勤務医、小児科)
  • ・後発品もあり、長期投与になった場合でもそれほど患者の負担が大きくない。用法用量の調節が容易である。(30歳代病院勤務医、形成外科)
  • ・パリエットと違ってオメプラゾンは、10mg2錠をずっと処方できるのがありがたい。(50歳代診療所勤務医、消化器内科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群。
    2.次記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合:
    1.進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していない。
    2.特発性血小板減少性紫斑病に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行う。
    3.早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない。
    4.ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、ヘリコバクター・ピロリが陽性であることを確認及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認する。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.胃潰瘍、吻合部潰瘍、十二指腸潰瘍、Zollinger−Ellison症候群:オメプラゾールとして1日1回20mgを経口投与する。なお、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間までの投与、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。
    2.逆流性食道炎:オメプラゾールとして1日1回20mgを経口投与し、なお、8週間までの投与とする。更に再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1日1回10〜20mgを経口投与する。
    3.ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:オメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。但し、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、オメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    1.胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群:総症例数15,180例中283例(1.86%)399件の副作用が報告されている(オメプラゾン錠の調査結果と合算)。主な副作用は、ALT(GPT)上昇57件(0.38%)、AST(GOT)上昇32件(0.21%)等の肝障害、下痢・軟便27件(0.18%)、白血球減少(症)27件(0.18%)、発疹13件(0.09%)、便秘12件(0.08%)、BUN上昇10件(0.07%)等であった(承認時まで及び再審査終了時の集計)。
    2.逆流性食道炎(維持療法):維持療法の総症例数1,435例中53例(3.7%)に副作用が認められている(再審査終了時の集計)。
    3.胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:国内で行われた試験(オメプラゾール、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与)では、総症例数513例中273例(53.2%)に副作用が認められている(承認時まで及び製造販売後臨床試験終了時の集計)。市販後の高齢者に対する特定使用成績調査(オメプラゾール、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与)では、473例中40例(8.5%)に副作用が認められている(再審査終了時の集計)。また、プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びメトロニダゾールの3剤投与については、国内において臨床試験等の副作用発現頻度が明確となる試験を実施していない(承認時)。
    4.胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシン又はメトロニダゾールの3剤投与については、国内において臨床試験等の副作用発現頻度が明確となる試験を実施していない(承認時)。
    1.重大な副作用
    1).ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):ショック、アナフィラキシー(血管浮腫、気管支痙攣等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少(いずれも頻度不明):汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0.1%未満)、黄疸(0.1%未満)、肝不全(頻度不明):劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    4).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(いずれも頻度不明):中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    5).視力障害(頻度不明):視力障害が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    6).間質性腎炎、急性腎不全(いずれも頻度不明):間質性腎炎、急性腎不全が現れることがあるので、腎機能検査値(BUN、クレアチニン等)に注意し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    7).低ナトリウム血症(頻度不明):低ナトリウム血症が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    8).間質性肺炎(頻度不明):間質性肺炎が現れることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音異常(捻髪音)等が認められた場合には投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    9).横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症が現れることがあるので、このような場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    10).錯乱状態(頻度不明):譫妄、異常行動、失見当識、幻覚、不安、焦燥、攻撃性等が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用
    1).胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群の場合:
    (1).過敏症[胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群の場合]:(0.1%未満)発疹、蕁麻疹、そう痒感、(頻度不明)多形紅斑、光線過敏症[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
    (2).消化器[胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群の場合]:(0.1〜5%未満)下痢・軟便、(0.1%未満)便秘、悪心、嘔吐、鼓腸放屁、腹部膨満感、カンジダ症、口渇、腹痛、口内炎、(頻度不明)舌炎、顕微鏡的大腸炎(collagenous colitis、lymphocytic colitis)。
    (3).肝臓[胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群の場合]:(0.1〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、γ−GTP上昇、(0.1%未満)LDH上昇。
    (4).血液[胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群の場合]:(0.1〜5%未満)白血球数減少、(0.1%未満)血小板数減少、貧血。
    (5).精神神経系[胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群の場合]:(0.1%未満)頭痛、眠気、しびれ感、(頻度不明)眩暈、振戦、傾眠、不眠(不眠症)、異常感覚、うつ状態。
    (6).その他[胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger−Ellison症候群の場合]:(0.1%未満)霧視、発熱、浮腫、女性化乳房、脱毛、倦怠感、関節痛、及びBUN上昇、クレアチニン上昇、尿酸上昇、トリグリセリド上昇、血清カリウム上昇、総コレステロール上昇、(頻度不明)頻尿、味覚異常、動悸、月経異常、筋肉痛、発汗、筋力低下、低マグネシウム血症。
    2).ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合:頻度は胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるオメプラゾール、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与の成績に基づく。
    (1).過敏症[ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合]:(1〜5%未満)発疹[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
    (2).消化器[ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合]:(5%以上)下痢・軟便(19.9%)、味覚異常(7.8%)、(1〜5%未満)口内炎、腹痛、食道炎、腹部膨満感、(1%未満)便秘、舌炎、悪心、口渇、十二指腸炎。
    (3).肝臓[ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合]:(1%未満)肝機能異常、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、ビリルビン上昇、LDH上昇[観察を十分行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    (4).血液[ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合]:(1%未満)好酸球数増多、血小板数減少、貧血、白血球数増多、白血球分画異常[観察を十分行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    (5).精神神経系[ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合]:(1%未満)頭痛、しびれ感、眩暈、睡眠障害。
    (6).その他[ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合]:(1%未満)尿蛋白陽性、尿酸上昇、総コレステロール上昇、QT延長、発熱、倦怠感、カンジダ症、尿糖陽性、動悸、霧視。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
    2.アタザナビル硫酸塩投与中、リルピビリン塩酸塩投与中の患者。
    (慎重投与)
    1.薬物過敏症の既往歴のある患者。
    2.肝障害のある患者[肝代謝性であり、血中濃度が高くなる恐れがある]。
    3.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.治療にあたっては、経過を十分に観察し、病状に応じ治療上必要最小限の使用にとどめる。また、血液像、肝機能、腎機能等に注意する。
    2.再発の既往のない逆流性食道炎患者では、逆流性食道炎治癒後直ちに維持療法に移行せず、経過観察により、維持療法の必要性を判断する。
    3.再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法を目的として本剤を投与する場合は、経過観察(定期的な内視鏡検査等を含む)を十分行うとともに、次の事項に十分注意する。
    1).再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法を目的として本剤を投与する場合は、再発の既往歴、症状の程度等を考慮して維持療法の用量を選択する。
    2).再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法を目的として本剤を投与する場合は、緩解状態が良好に保たれていると判断された場合は休薬又は減量を考慮する。
    3).再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法を目的として本剤を投与する場合は、1日10mgの維持療法で再発が認められた場合は1日20mgで再治療を行い、治癒後の維持療法においても再発の既往歴、症状の程度等を考慮して用量を選択する(但し、1日20mgの維持療法で再発が認められた場合、あるいは予期せぬ体重減少、吐血、嚥下障害等の症状が認められた場合は、改めて内視鏡検査等を行い、その結果に基づいて他の適切な治療法に切り替えることを考慮する)。
    4).再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法を目的として本剤を投与する場合は、定期的に肝機能、腎機能、血液像等の検査を行うことが望ましい。
    4.本剤をヘリコバクター・ピロリの除菌の補助に用いる際には、除菌治療に用いられる他の薬剤の添付文書に記載されている禁忌、慎重投与、重大な副作用等の使用上の注意を必ず確認する。
    (相互作用)
    本剤は、主として肝代謝酵素CYP2C19及び一部CYP3A4で代謝される。また、本剤の胃酸分泌抑制作用により、併用薬剤の吸収を上昇又は低下させることがある。
    1.併用禁忌:
    1).アタザナビル硫酸塩<経口><レイアタッツ>[アタザナビル硫酸塩の作用を減弱する恐れがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりアタザナビル硫酸塩の溶解性が低下し、アタザナビルの血中濃度が低下することがある)]。
    2).リルピビリン塩酸塩<経口><エジュラント>[リルピビリン塩酸塩の作用を減弱する恐れがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりリルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下することがある)]。
    2.併用注意:
    1).ジアゼパム、フェニトイン、シロスタゾール[これらの薬剤の作用を増強することがある(本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させる恐れがある)]。
    2).ワルファリン[抗凝血作用を増強し出血に至る恐れがあるので、プロトロンビン時間国際標準比(INR)値等の血液凝固能の変動に十分注意しながら投与する(本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させる恐れがある)]。
    3).タクロリムス水和物[タクロリムスの血中濃度が上昇することがある(相互作用の機序は不明である)]。
    4).ジゴキシン<経口>、メチルジゴキシン<経口>[これらの薬剤の作用を増強することがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある)]。
    5).イトラコナゾール<経口>[イトラコナゾールの作用を減弱することがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりイトラコナゾールの溶解性が低下し、イトラコナゾールの血中濃度が低下することがある)]。
    6).チロシンキナーゼ阻害剤<経口>(ゲフィチニブ<経口>、エルロチニブ<経口>)[これらの薬剤の血中濃度が低下することがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりこれらの薬剤の溶解性が低下し、吸収が低下することがある)]。
    7).ボリコナゾール[本剤のCmax及びAUCが増加したとの報告がある(ボリコナゾールは本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を阻害することが考えられる)]。
    8).ネルフィナビルメシル酸塩[ネルフィナビルの血中濃度が低下する恐れがある(相互作用の機序は不明である)]。
    9).サキナビルメシル酸塩[サキナビルの血中濃度が上昇する恐れがある(相互作用の機序は不明である)]。
    10).クロピドグレル硫酸塩[クロピドグレル硫酸塩の作用を減弱する恐れがある(本剤がCYP2C19を阻害することにより、クロピドグレル硫酸塩の活性代謝物の血中濃度が低下する)]。
    11).セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)[本剤の代謝が促進され血中濃度が低下する恐れがある(セイヨウオトギリソウが本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を誘導することが考えられる)]。
    12).メトトレキサート[メトトレキサートの血中濃度が上昇することがあるので、高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的に本剤の投与を中止することを考慮する(相互作用の機序は不明である)]。
    (高齢者への投与)
    本剤は、主として肝臓で代謝されるが、高齢者では肝機能、その他生理機能が低下していることが多いので、低用量から投与を開始するなど慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦等:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[動物実験(ウサギ経口138mg/kg)で胎仔毒性(死亡吸収胚率増加)が報告されている]。
    2.授乳婦:授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は、授乳を避けさせる[動物実験(ラット経口5mg/kg)で、母乳中へ移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
    (過量投与)
    1.徴候、症状:オメプラゾールの過量投与により、悪心、嘔吐、眩暈、腹痛、下痢、頭痛等が報告されている。
    2.処置:症状に応じて適切な処置を行う。
    (適用上の注意)
    1.服用時:本剤は腸溶錠であり、服用にあたっては、噛んだり、砕いたりせずに、飲みくだすよう患者に指導する。
    2.薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    1.ラットに1.7mg/kg以上を2年間経口投与した毒性試験で、胃にカルチノイドの発生がみられたとの報告がある。このカルチノイドの発生にはラットに種特異性が認められている。
    2.本剤の長期投与中に良性胃ポリープを認めたとの報告がある。
    3.本剤の投与が、胃癌による症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認して投与する。
    4.海外における複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターによる治療において骨粗鬆症に伴う股関節骨折、手関節骨折、脊椎骨折のリスク増加が報告されており、特に、高用量及び長期間(1年以上)の治療を受けた患者で、骨折のリスクが増加した。
    5.海外における主に入院患者を対象とした複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターを投与した患者においてクロストリジウム・ディフィシルによる胃腸感染のリスク増加が報告されている。
    6.ヘリコバクター・ピロリの除菌判定上の注意:オメプラゾール等のプロトンポンプインヒビターやアモキシシリン水和物、クラリスロマイシン等の抗生物質及びメトロニダゾールの服用中や投与終了直後では、13C−尿素呼気試験の判定が偽陰性になる可能性があるため、13C−尿素呼気試験による除菌判定を行う場合には、これらの薬剤の投与終了後4週以降の時点で実施することが望ましい。
    7.ラットに類薬であるランソプラゾール(50mg/kg/日)、アモキシシリン水和物(500mg/kg/日)及びクラリスロマイシン(160mg/kg/日)を併用投与した試験で、母動物での毒性増強とともに胎仔発育抑制増強が認められている。

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