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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

タガメット注射液200mgの基本情報

先発品(後発品あり)
一般名
製薬会社
薬価・規格
114円(10%2mL1管)
添付文書

基本情報

薬効分類
H2受容体拮抗薬

胃内において胃酸分泌を抑え、胃潰瘍などを治療し逆流性食道炎に伴う痛みや胸やけなどを和らげる薬

H2受容体拮抗薬
  • アルタット
  • ガスター
  • タガメット
  • プロテカジン
  • アシノン
効能・効果
  • 麻酔前投薬
  • 急性ストレス潰瘍の上部消化管出血
  • 侵襲ストレスの上部消化管出血の抑制
  • 多臓器不全の上部消化管出血の抑制
  • 大手術の上部消化管出血の抑制
  • 重症熱傷の上部消化管出血の抑制
  • 出血性胃炎の上部消化管出血
  • 消化性潰瘍の上部消化管出血
  • 頭部外傷の上部消化管出血の抑制
  • 脳血管障害の上部消化管出血の抑制
注意すべき副作用
過敏症 、 発疹 、 女性化乳房 、 便秘 、 肝障害 、 黄疸 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 意識障害 、 痙攣
用法・用量(主なもの)
  • 〈上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等)による上部消化管出血の抑制〉通常成人にはシメチジンとして1回200mgを日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに希釈し、1日4回(6時間間隔)緩徐に静脈内注射する
  • 又は輸液に混合して点滴静注する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 一般的に上部消化管出血では1週間以内に効果の発現をみるが、内服可能となった後は経口投与に切りかえる
  • 侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等)による上部消化管出血の抑制では、術後集中管理又は集中治療を必要とする期間(手術侵襲ストレスは3日間程度、その他の侵襲ストレスは7日間程度)の投与とする
  • 〈麻酔前投薬〉通常成人にはシメチジンとして1回200mgを麻酔導入1時間前に筋肉内注射する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 腎機能障害患者では、血中濃度が持続するので、次を参考にして投与量を減ずるか投与間隔をあけて使用すること〔9.2腎機能障害患者の項、16.6.1参照〕[1)クレアチニンクリアランス0〜4mL/min:1回200mg1日1回(24時間間隔)、2)クレアチニンクリアランス5〜29mL/min:1回200mg1日2回(12時間間隔)、3)クレアチニンクリアランス30〜49mL/min:1回200mg1日3回(8時間間隔)、4)クレアチニンクリアランス50mL/min以上:1回200mg1日4回(6時間間隔)]
  • 7.2. 血液透析を受けている患者に投与する場合は、透析後に投与すること〔13.2、16.6.2参照〕
  • 7.3. 手術侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制に対しては、手術終了後より投与を開始すること
  • 7.4. 心血管疾患のある患者、全身状態の悪い患者、術後の患者には、点滴静注すること
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用
過敏症 、 発疹 、 女性化乳房 、 便秘 、 一過性クレアチニン上昇 、 末梢神経障害 、 過敏性血管炎 、 乳汁分泌 、 帯下増加 、 勃起障害 、 可逆性の錯乱状態
重大な副作用
肝障害 、 黄疸 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 意識障害 、 痙攣 、 ショック 、 アナフィラキシー 、 全身発赤 、 呼吸困難 、 再生不良性貧血 、 汎血球減少 、 無顆粒球症 、 血小板減少 、 全身倦怠 、 脱力 、 皮下出血 、 粘膜下出血 、 発熱 、 間質性腎炎 、 急性腎障害 、 腎機能検査値異常 、 BUN上昇 、 クレアチニン上昇 、 皮膚粘膜眼症候群 、 Stevens−Johnson症候群 、 中毒性表皮壊死融解症 、 Toxic Epidermal Necrolysis 、 TEN 、 房室ブロック 、 心ブロック
上記以外の副作用
頭痛 、 めまい 、 四肢のしびれ 、 四肢こわばり感 、 眠気 、 ヒポコンドリー様症状 、 無気力感 、 うつ状態 、 幻覚 、 頻脈 、 徐脈 、 動悸 、 腹部膨満感 、 下痢 、 全身熱感 、 排尿困難 、 筋肉痛 、 膵炎 、 脱毛

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
  • 注意
    • 肝機能障害
    • 血液透析
    • 術後
    • 腎機能障害
    • 心血管疾患
    • 全身状態の悪い
    • 薬物過敏症
  • 投与に際する指示
    • 血液透析
    • 術後
    • 腎機能障害
    • 心血管疾患
    • 全身状態の悪い
患者の属性に応じた注意事項
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 授乳婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
  • 投与に際する指示
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 小児等(0歳〜14歳)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
薬物代謝酵素の基質となる薬剤
血中濃度を高める
クマリン系抗凝血剤
血中濃度を高める
ワルファリン
血中濃度を高める
ベンゾジアゼピン系化合物
血中濃度を高める
ジアゼパム
血中濃度を高める
トリアゾラム
血中濃度を高める
ミダゾラム
血中濃度を高める
抗てんかん剤
血中濃度を高める
フェニトイン
血中濃度を高める
カルバマゼピン
血中濃度を高める
三環系抗うつ剤
血中濃度を高める
イミプラミン
血中濃度を高める
パロキセチン
血中濃度を高める
β−遮断剤
血中濃度を高める
プロプラノロール
血中濃度を高める
メトプロロール
血中濃度を高める
ラベタロール
血中濃度を高める
カルシウム拮抗剤
血中濃度を高める
ニフェジピン
血中濃度を高める
抗不整脈剤
血中濃度を高める
リドカイン製剤
血中濃度を高める
キサンチン系薬剤
血中濃度を高める
テオフィリン
血中濃度を高める
アミノフィリン製剤
血中濃度を高める
プロカインアミド
血中濃度を高める
エリスロマイシン
血中濃度を高める

処方理由

H2ブロッカー
この薬をファーストチョイスする理由(2020年5月更新)
  • ・安価で以前から使い慣れている(自分でも)。(70歳代診療所勤務医、一般外科)

  • ・最も早く上市され、最も多く処方し、使い慣れている。(60歳代開業医、一般内科)

  • ・胃酸分泌抑制作用が他と比べて強いと感じます。腎機能により用量調節が必要なところが短所です。(40歳代病院勤務医、呼吸器内科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)

添付文書

効果・効能(添付文書全文)

1). 上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)。
2). 侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等)による上部消化管出血の抑制。
3). 麻酔前投薬。
(効能又は効果に関連する注意)
〈侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等)〉手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等によりストレス潰瘍が発症する可能性が考えられる場合に限り使用すること(なお、重症熱傷はBurn Index 10以上の熱傷を目安とすること)。

用法・用量(添付文書全文)

〈上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等)による上部消化管出血の抑制〉
通常成人にはシメチジンとして1回200mgを日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに希釈し、1日4回(6時間間隔)緩徐に静脈内注射する。又は輸液に混合して点滴静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。一般的に上部消化管出血では1週間以内に効果の発現をみるが、内服可能となった後は経口投与に切りかえる。侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等)による上部消化管出血の抑制では、術後集中管理又は集中治療を必要とする期間(手術侵襲ストレスは3日間程度、その他の侵襲ストレスは7日間程度)の投与とする。
〈麻酔前投薬〉
通常成人にはシメチジンとして1回200mgを麻酔導入1時間前に筋肉内注射する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 腎機能障害患者では、血中濃度が持続するので、次を参考にして投与量を減ずるか投与間隔をあけて使用すること〔9.2腎機能障害患者の項、16.6.1参照〕[1)クレアチニンクリアランス0〜4mL/min:1回200mg1日1回(24時間間隔)、2)クレアチニンクリアランス5〜29mL/min:1回200mg1日2回(12時間間隔)、3)クレアチニンクリアランス30〜49mL/min:1回200mg1日3回(8時間間隔)、4)クレアチニンクリアランス50mL/min以上:1回200mg1日4回(6時間間隔)]。
7.2. 血液透析を受けている患者に投与する場合は、透析後に投与すること〔13.2、16.6.2参照〕。
7.3. 手術侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制に対しては、手術終了後より投与を開始すること。
7.4. 心血管疾患のある患者、全身状態の悪い患者、術後の患者には、点滴静注すること。

副作用(添付文書全文)

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック、アナフィラキシー(各0.1%未満):ショック、アナフィラキシー(全身発赤、呼吸困難等)があらわれることがある。
11.1.2. 再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少(各0.1%未満):初期症状として全身倦怠、脱力、皮下出血・粘膜下出血、発熱等がみられたら、その時点で血液検査を実施し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止すること。
11.1.3. 間質性腎炎、急性腎障害(各0.1%未満):初期症状として発熱、腎機能検査値異常(BUN上昇、クレアチニン上昇等)等が認められた場合には直ちに投与を中止すること。
11.1.4. 皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(各0.1%未満)。
11.1.5. 肝障害(頻度不明):黄疸、また、AST上昇、ALT上昇等があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うこと。
11.1.6. 房室ブロック等の心ブロック(0.1%未満)。
11.1.7. 意識障害、痙攣(各頻度不明):特に腎機能障害患者においてあらわれやすいので、注意すること〔9.2腎機能障害患者の項参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 腎臓:(0.1%未満)BUN上昇、一過性クレアチニン上昇。
2). 過敏症:(0.1〜5%未満)発疹、(0.1%未満)*末梢神経障害[*:過敏性血管炎に基づく末梢神経障害が報告されている]。
3). 内分泌:(0.1〜5%未満)女性化乳房、(0.1%未満)乳汁分泌、帯下増加、勃起障害。
4). 精神神経系:(0.1%未満)可逆性の錯乱状態、痙攣、頭痛、めまい、四肢のしびれ・四肢こわばり感、眠気、ヒポコンドリー様症状、無気力感、うつ状態、幻覚。
5). 循環器:(0.1%未満)頻脈、徐脈、動悸。
6). 消化器:(0.1〜5%未満)便秘、(0.1%未満)腹部膨満感、下痢。
7). その他:(0.1%未満)発熱、全身熱感、排尿困難、筋肉痛、膵炎、脱毛。
発現頻度は使用成績調査を含む。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
シメチジンに対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
治療にあたっては経過を十分に観察し、病状に応じ治療上必要最小限の使用(手術侵襲ストレスは3日間程度、その他は7日間程度)にとどめ、本剤で効果がみられない場合には他の療法に切り替えること。なお、血液像、肝機能、腎機能等に注意すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 薬物過敏症の既往歴のある患者。
(腎機能障害患者)
本剤は、主として腎臓から排泄されるため、腎機能障害患者では血中濃度が持続する〔7.1、9.8高齢者の項、11.1.7、16.6.1参照〕。
(肝機能障害患者)
肝機能障害患者。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(母乳中に移行することが報告されている)〔16.3.1参照〕。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
減量するか投与間隔を延長するなど慎重に投与すること(高齢者では腎機能が低下していることが多いため、血中濃度が持続するおそれがある)〔9.2腎機能障害患者の項参照〕。
(相互作用)
本剤は、肝薬物代謝酵素P−450を阻害する。特にCYP3A4とCYP2D6に対して強い阻害効果を有することが報告されている(外国人データ)。
10.2. 併用注意:
1). 肝薬物代謝酵素P−450の活性低下により代謝・排泄が遅延する薬剤(主な薬剤:クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)、ベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム、トリアゾラム、ミダゾラム等)、抗てんかん剤(フェニトイン、カルバマゼピン等)、抗うつ剤(三環系抗うつ剤(イミプラミン等)、パロキセチン)、β−遮断剤(プロプラノロール、メトプロロール、ラベタロール等)、カルシウム拮抗剤(ニフェジピン等)、抗不整脈剤(リドカイン等)、キサンチン系薬剤(テオフィリン、アミノフィリン等))[これらの医薬品の血中濃度を高めることが報告されているので、これらの医薬品を減量するなど慎重に投与すること(本剤が肝薬物代謝酵素P−450(CYP1A2、CYP2C9、CYP2D6、CYP3A4等)を阻害して、これらの医薬品の代謝、排泄を遅延させる)]。
2). プロカインアミド[これらの医薬品の血中濃度を高めることが報告されているので、これらの医薬品を減量するなど慎重に投与すること(本剤が近位尿細管におけるプロカインアミドの輸送を阻害し、腎クリアランスを減少させる)]。
3). エリスロマイシン[これらの医薬品の血中濃度を高めることが報告されているので、これらの医薬品を減量するなど慎重に投与すること(機序不明)]。
(過量投与)
13.1. 症状
外国において、シメチジン20gから40gを投与後に意識喪失等の重篤な中枢神経症状が発現した症例、及び40g以上のシメチジンを単回経口服用した成人での死亡症例の報告がある。日本では1回10g(錠剤)、外国では20g(錠剤)までの過量投与の報告があるが、特に重大な影響はみられなかった。
13.2. 処置
過量投与時、シメチジンは血液透析により除去される〔7.2、16.6.2参照〕。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤投与時の注意
14.1.1. 静脈内注射時:急速な静脈内注射により、まれに不整脈、血圧低下を起こすことが報告されているので、静脈内注射する場合は、できるだけ時間をかけて緩徐に行うこと(本剤を5分かけて静脈内投与した後の血圧低下の程度は、2分かけて投与した後と比較し小さかった)。
14.1.2. 筋肉内注射時
(1). 筋肉内投与はやむを得ない場合にのみ、必要最小限に行うこと。筋肉内投与時同一部位への反復注射は行わないこと。特に新生児、低出生体重児、乳児、小児には注意すること。
(2). 筋肉内投与時神経走行部位を避けること。
(3). 注射針を刺入したとき、激痛の訴えや血液の逆流があった場合は直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
(4). 筋肉内投与時、注射部位に疼痛、硬結をみることがある。
(その他の注意)
15.1. 臨床使用に基づく情報
本剤の投与が胃がんによる症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認のうえ投与すること。
15.2. 非臨床試験に基づく情報
15.2.1. 動物の毒性試験で弱い抗アンドロジェン作用に基づく前立腺重量減少及び精のう重量減少が報告されている。
15.2.2. ラットに24ヵ月投与した毒性試験で良性精巣間細胞腫の発生が増加したとの報告がある。
(保管上の注意)
室温保存。

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