処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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タンニン酸アルブミン原末「マルイシ」の基本情報
基本情報
腸の粘膜の刺激緩和、抗炎症作用、腸運動抑制作用などにより下痢の症状を改善する薬
- ロペミン
- 次硝酸ビスマス
- タンニン酸アルブミン タンナルビン
- アドソルビン
- フェロベリン
- 下痢症
- タンニン酸アルブミンとして、1日3〜4gを3〜4回に分割経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 出血性大腸炎
- 牛乳アレルギー
- 重篤な細菌性下痢
- 原則禁止
- 細菌性下痢
- 慎重投与
- 肝障害
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- 鉄剤<服用>
- 相互に作用が減弱
- 塩酸ロペラミド<経口>
- 当該薬剤の効果が減弱
- 鉄分を含むもの<バジル、海苔、あゆ、ひじき、あさり など>
処方理由
添付文書
下痢症。
タンニン酸アルブミンとして、1日3〜4gを3〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明):ショック、アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、蕁麻疹、顔面浮腫等の過敏症状あるいは気管支喘息発作等の症状が発現した場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).長期・大量投与:肝障害[長期又は大量投与は避ける]。
2).消化器:便秘、食欲不振。
(禁忌)
1.出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢患者では、症状の悪化、治療期間の延長を来す恐れがある]。
2.牛乳アレルギーのある患者[ショック又はアナフィラキシー様症状を起こすことがある]。
3.本剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
(原則禁忌)
細菌性下痢患者[治療期間の延長を来す恐れがある]。
(慎重投与)
肝障害のある患者[肝障害を悪化させる恐れがある]。
(相互作用)
1.併用禁忌:経口鉄剤<フェロミア、フェロ・グラデュメット、インクレミンシロップ、フェルムカプセル>[併用により相互に作用が減弱することがあるので併用をしない(鉄と結合し、タンニン酸鉄となり、タンニン酸による収れん作用が減弱する)]。
2.併用注意:塩酸ロペラミド<経口><ロペミン>[塩酸ロペラミドの効果が減弱する恐れがあるので、投与間隔をあけるなど併用に注意する(本剤が塩酸ロペラミドを吸着することが考えられる)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど注意する。
(取扱い上の注意)
<配合禁忌>:アルカリにより分解する。
(保管上の注意)
遮光。
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