日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

キュバール50エアゾール基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ベクロメタゾンプロピオン酸エステル吸入剤

製薬会社:大日本住友製薬

薬価・規格: 2177.3円(7mg8.7g1瓶) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

吸入ステロイド薬詳しく見る

  • 気道の炎症を抑え、喘息による咳の発作などを予防する吸入薬
吸入ステロイド薬の代表的な商品名
  • アズマネックス
  • オルベスコ
  • パルミコート
  • フルタイド
  • アニュイティ

効能・効果詳しく見る

  • 気管支喘息

注意すべき副作用詳しく見る

尿糖悪心γ−GTP上昇嗄声鼻出血コルチゾール減少咽喉頭疼痛蕁麻疹発疹

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1回ベクロメタゾンプロピオン酸エステルとして100μgを1日2回口腔内に噴霧吸入する
  • 小児には、1回50μgを1日2回口腔内に噴霧吸入する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日の最大投与量は、成人では800μg、小児では200μgを限度とする

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 全身の真菌症
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
    • 結核性疾患
    • 喘息の急激な悪化状態
    • 喘息発作重積状態

副作用

主な副作用

尿糖悪心γ−GTP上昇嗄声鼻出血コルチゾール減少咽喉頭疼痛蕁麻疹発疹そう痒

上記以外の副作用

浮腫咽喉頭違和感咽喉頭刺激感咽喉頭異物感口腔感染呼吸器感染口腔カンジダ症口渇口内炎食欲不振AST上昇ALT上昇Al−P上昇高血圧気分不良頭痛白血球増多リンパ球減少尿潜血過敏症紅斑咽喉頭症状咽喉頭発赤味覚障害呼吸器カンジダ症口腔アスペルギルス症咽頭アスペルギルス症肺好酸球増多症嘔吐下痢腹痛動悸関節痛筋肉痛脱力感倦怠感憂うつ感鼻炎嗅覚障害

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 全身の真菌症
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
  • 原則禁止
    • 結核性疾患
    • 喘息の急激な悪化状態
    • 喘息発作重積状態
  • 慎重投与
    • 感染症
    • 高血圧
  • 注意
    • 喘息の急激な悪化状態
    • 喘息発作重積状態
    • 長期間コルチコトロピン療法
    • 気管支粘液の分泌が著しい
    • 長期又は大量の全身性ステロイド療法
  • 投与に際する指示
    • 気管支粘液の分泌が著しい

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
    • 高齢者
  • 注意
    • 幼児・小児
  • 投与に際する指示
    • 幼児・小児

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
    • 低出生体重児(0日〜27日)
    • 新生児(0日〜27日)
    • 乳児(0日〜364日)
    • 4歳以下の幼児(0歳〜4歳)

処方理由

吸ステ単剤この薬をファーストチョイスする理由(2017年8月更新)もっと見る

  • ・噴霧粒子が他のものより小さいので肺の末梢に到達しやすいから。(60歳代開業医、小児科)
  • ・比較的安価。吸入が難しい状態であっても、ベポライザー等を使用する事により、吸入量をある程度、確保できる。(60歳代開業医、一般内科)
  • ・ICS/LABAの合剤処方が多くなっているが、ICSを単剤で使用する場合はキュバールが多い。導入時には、効果出現の速さから、オルベスコよりキュバールを優先。ただ、キュバールにはpush補助具の提供がないことから、状態改善後の維持管理期はオルベスコへの切り替えを進めている。その結果、オルベスコが増えてきており、近い将来、逆転すると思う。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・ドライパウダーの吸入が苦手な人でも使いやすく、後発品もあって安価。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・吸入がうまくいかない高齢者に使っています。(50歳代診療所勤務医、総合診療科)

吸入ステロイドこの薬をファーストチョイスする理由(2016年1月更新)もっと見る

  • ・粒子径が小さく有効であると聞いている。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・人工呼吸器管理中も使用できる。(30歳代病院勤務医、救急科)
  • ・即効性で症状緩和効果が高い。(50歳代病院勤務医、消化器外科)
  • ・アルコールのアレルギーがあると使えない。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・粉っぽくなくて吸入しやすい。(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・吸入微粒子のサイズが細かく、奥まで届く。(40歳代診療所勤務医、小児科)
  • ・エアータイプで、薬価も安価である吸入に、吸引力(肺活量)の必要性が少なく、高齢者や小児でも吸入量にバラつきが少ない。吸入時に、タイミングを合わせる必要があるが、補助器具で弱点を補える。(60歳代開業医、一般内科)
  • ・粒子が細かいようで、むせたりしにくいようです。(40歳代病院勤務医、循環器内科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    気管支喘息。

    用法・用量(添付文書全文)

    1回ベクロメタゾンプロピオン酸エステルとして100μgを1日2回口腔内に噴霧吸入する。小児には、1回50μgを1日2回口腔内に噴霧吸入する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日の最大投与量は、成人では800μg、小児では200μgを限度とする。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    成人:承認時までの臨床試験では227例中15例(6.6%)に副作用が認められた。
    主なものは咳(1.3%)、尿糖(1.3%)、悪心(0.9%)、γ−GTP上昇(0.9%)であった。
    市販後の使用成績調査では1,006例中47例(4.7%)に副作用が認められた。主なものは嗄声(0.5%)、AST(GOT)上昇(0.4%)、ALT(GPT)上昇(0.3%)、γ−GTP上昇(0.3%)、咳(0.3%)であった。1年を超える長期投与症例358例において、長期投与に起因すると考えられる副作用は認められなかった(再審査終了時)。
    小児:承認時までの臨床試験では107例中12例(11.2%)に副作用が認められた。主なものは鼻出血(3.7%)、コルチゾール減少(3.7%)、咽喉頭疼痛(1.9%)であった。
    市販後の使用成績調査では526例中13例(2.5%)に副作用が認められた。主なものはコルチゾール減少(1.1%)、咳(0.4%)であった。1年を超える長期投与症例332例において、投与開始から1年以上経過した後にコルチゾール減少等計6例の副作用が報告されたが、長期投与に特徴的な副作用は認められなかった(再審査終了時)。
    次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1.過敏症:(1%未満)蕁麻疹等の発疹、そう痒、浮腫、(頻度不明)紅斑[このような場合には吸入を中止する]。
    2.口腔ならびに呼吸器:(1%未満)咳、*咽喉頭症状(*咽喉頭疼痛、*咽喉頭違和感、*咽喉頭刺激感、*咽喉頭異物感)、*口腔感染ならびに*呼吸器感染[*:吸入回数を減少させるか、吸入を中止する]、口腔カンジダ症、口渇、*嗄声[*:吸入回数を減少させるか、吸入を中止する]、気管支喘息増悪、口内炎、(頻度不明)*咽喉頭症状(*咽喉頭発赤)[*:吸入回数を減少させるか、吸入を中止する]、味覚障害、※呼吸器カンジダ症、※口腔アスペルギルス症ならびに※咽頭アスペルギルス症[※:抗真菌剤を投与するなど適切な処置を行う]、肺好酸球増多症。
    3.消化器:(1%未満)悪心、食欲不振、(頻度不明)嘔吐、下痢、腹痛。
    4.肝臓:(1%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇、Al−P上昇。
    5.循環器:(1%未満)高血圧、(頻度不明)動悸。
    6.筋肉・骨格:(頻度不明)関節痛、筋肉痛、脱力感。
    7.精神神経系:(1%未満)気分不良、頭痛、(頻度不明)倦怠感、憂うつ感。
    8.その他:(1%未満)尿糖、白血球増多、リンパ球減少、尿潜血、コルチゾール減少、鼻出血、(頻度不明)鼻炎、嗅覚障害。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の患者[症状を増悪する恐れがある]。
    2.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
    (原則禁忌)
    結核性疾患の患者[症状を増悪する恐れがある]。
    (慎重投与)
    1.感染症の患者[症状を増悪する恐れがある]。
    2.高血圧の患者[血圧上昇を起こす恐れがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤は気管支拡張剤ならびに全身性ステロイド剤のように既に起きている発作を速やかに軽減する薬剤ではないので、毎日規則正しく使用する。
    2.本剤の投与開始前には、患者の喘息症状を比較的安定な状態にしておく。特に、喘息発作重積状態又は喘息の急激な悪化状態のときには原則として本剤は使用しない。
    3.気管支粘液の分泌が著しい患者では、本剤の肺内での作用を確実にするため本剤の吸入に先立って、分泌がある程度減少するまで他剤を使用するとよい。
    4.本剤の投与期間中に喘息の悪化がみられた場合には、気管支拡張剤あるいは全身性ステロイド剤を短期間併用し、症状の軽減にあわせて併用薬剤を徐々に減量する。
    5.全身性ステロイド剤と比較し可能性は低いが、吸入ステロイド剤の投与により全身性作用(クッシング症候群、クッシング様症状、副腎皮質機能抑制、小児成長遅延、骨密度低下、白内障、緑内障を含む)が発現する可能性があるので、吸入ステロイド剤の投与量は患者ごとに喘息をコントロールできる最少用量に調節する。特に長期間、大量投与の場合には定期的に検査を行い、全身性作用が認められた場合には患者の喘息症状を観察しながら徐々に減量するなど適切な処置を行う。
    6.全身性ステロイド剤の減量は本剤の吸入開始後症状の安定をみて徐々に行う(減量にあたっては一般のステロイド剤の減量法に準ずる)。
    7.長期又は大量の全身性ステロイド療法を受けている患者では副腎皮質機能不全が考えられるので、全身性ステロイド剤の減量中ならびに離脱後も副腎皮質機能検査を行い、外傷、手術、重症感染症等の侵襲には十分に注意を払う(また、必要があれば一時的に全身性ステロイド剤の増量を行う)。
    8.長期間コルチコトロピン療法を受けている患者で、ベクロメタゾンプロピオン酸エステル吸入剤の投与によりコルチコトロピンの離脱後、喘息発作重積状態を認めたとの報告がある(症状に変化がみられる場合には、全身性ステロイド剤の投与等の適切な処置を行う)。
    9.ベクロメタゾンプロピオン酸エステル吸入剤を含む吸入ステロイド剤投与後に、潜在していた基礎疾患であるChurg−Strauss症候群にみられる好酸球増多症がまれに現れることがあるが、この症状は通常、全身性ステロイド剤の減量ならびに離脱に伴って発現しており、ベクロメタゾンプロピオン酸エステル吸入剤との直接的な因果関係は確立されていない(本剤の投与期間中は、好酸球数の推移や、他のChurg−Strauss症候群症状(しびれ、発熱、関節痛、肺の浸潤等の血管炎症状等)に注意する)。
    10.全身性ステロイド剤の減量ならびに離脱に伴って、鼻炎発現・鼻炎増悪、湿疹発現・湿疹増悪、蕁麻疹発現・蕁麻疹増悪、眩暈発現・眩暈増悪、動悸発現・動悸増悪、倦怠感発現・倦怠感増悪、顔のほてり発現・顔のほてり増悪、結膜炎発現・結膜炎増悪等の症状が現れることがある(このような症状が現れた場合には適切な処置を行う)。
    (高齢者への投与)
    患者の状態を観察しながら慎重に投与する[一般に高齢者では生理機能が低下している]。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[ベクロメタゾンプロピオン酸エステルは動物実験(マウス)で催奇形作用が報告されている]。
    (小児等への投与)
    1.全身性ステロイド剤と比較し可能性は低いが、吸入ステロイド剤を特に長期間、大量に投与する場合に成長遅延を来す恐れがある。長期間投与する場合には、投与量は患者ごとに喘息をコントロールできる最少用量に調節することとし、身長等の経過の観察を十分に行う。また、使用にあたっては、使用法を正しく指導する。
    2.低出生体重児、新生児、乳児又は4歳以下の幼児に対する安全性は確立していないので、慎重に投与する[低出生体重児、新生児は使用経験がなく、乳児、4歳以下の幼児は使用経験が少ない]。
    (過量投与)
    過量投与により、下垂体・副腎皮質系機能抑制が現れることがあり、この抑制が長期にわたった場合、副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様な症状が現れることがあるので、このような場合には、全身性ステロイド療法を中止する手順で本剤を徐々に減量する。
    (適用上の注意)
    吸入後:局所的な副作用(口腔カンジダ症等)を予防するため、本剤吸入後に、うがいを実施するよう患者を指導する(但し、うがいが困難な患者には、うがいではなく、口腔内をすすぐよう指導する)。なお、小児への投与にあたっては、保護者又はそれに代わり得る適切な者に対しても十分に指導する。
    (取扱い上の注意)
    1.患者には添付の携帯袋及び使用説明書(キュバールをお使いになる患者さんと保護者の方へ)を渡し、使用方法を指導する。
    2.専用のアダプターを使用する。
    3.アダプターは、少なくとも週1回流水か温湯で十分に洗浄し、乾燥させた後、清潔に保管する(洗浄・乾燥が不十分だと噴霧不良の原因となる)。
    4.アルミ容器は濡らさない(噴射口がつまる原因となる)。
    5.アルミ容器は火中に投じない。
    6.地方自治体により定められたアルミ容器の廃棄処理法に従う。
    7.アルミ容器に穴を開けるときは空にしてから開ける。

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