日経メディカルのロゴ画像

処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

アトロベントエロゾル20μgの基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
748.3円(4.20mg10mL1瓶)
添付文書

基本情報

効能・効果
  • 気管支喘息の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難の諸症状の緩解
  • 肺気腫の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難の諸症状の緩解
  • 慢性気管支炎の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難の諸症状の緩解
注意すべき副作用
頭痛 、 嘔気 、 心悸亢進 、 口内乾燥 、 アナフィラキシー 、 蕁麻疹 、 血管浮腫 、 発疹 、 気管支痙攣 、 口腔咽頭浮腫
用法・用量(主なもの)
  • 専用のアダプターを用いて、通常、1回1〜2噴射(イプラトロピウム臭化物として20〜40μg)を1日3〜4回吸入投与する
    • なお、症状により適宜増減する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 前立腺肥大症
    • 閉塞隅角緑内障

副作用

主な副作用
頭痛 、 嘔気 、 心悸亢進 、 口内乾燥 、 心拍数増加 、 散瞳 、 眼圧上昇 、 急性閉塞隅角緑内障 、 眼痛 、 霧視 、 複視
重大な副作用
アナフィラキシー 、 蕁麻疹 、 血管浮腫 、 発疹 、 気管支痙攣 、 口腔咽頭浮腫 、 上室性頻脈 、 心房細動
上記以外の副作用
尿閉 、 振戦 、 眩暈 、 嘔吐 、 腹痛 、 便秘 、 皮膚そう痒感 、 口内炎 、 にがみ 、 舌のしびれ 、 舌あれ 、 咽頭不快感 、 咽頭閉塞感 、 咽頭痛 、 痰の切れ悪化 、 気道刺激症状 、 咳 、 胸痛

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • 前立腺肥大症
    • 閉塞隅角緑内障
  • 注意
    • 開放隅角緑内障
    • 上室性不整脈
患者の属性に応じた注意事項
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 授乳婦
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 高齢者

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
サルブタモール硫酸塩<吸入>
急性閉塞隅角緑内障
β2刺激薬<吸入>
急性閉塞隅角緑内障
サルブタモール硫酸塩<吸入>
眼痛
β2刺激薬<吸入>
眼痛
サルブタモール硫酸塩<吸入>
眼不快感
β2刺激薬<吸入>
眼不快感
サルブタモール硫酸塩<吸入>
結膜うっ血
β2刺激薬<吸入>
結膜うっ血
サルブタモール硫酸塩<吸入>
眼充血
β2刺激薬<吸入>
眼充血
サルブタモール硫酸塩<吸入>
角膜浮腫
β2刺激薬<吸入>
角膜浮腫
サルブタモール硫酸塩<吸入>
霧視
β2刺激薬<吸入>
霧視
サルブタモール硫酸塩<吸入>
光輪視
β2刺激薬<吸入>
光輪視
サルブタモール硫酸塩<吸入>
眼着色像
β2刺激薬<吸入>
眼着色像

処方理由

吸入抗コリン薬
この薬をファーストチョイスする理由(2020年9月更新)
  • ・歴史もあり使いやすい薬。海外では吸入液が使えるので、日本でも対応してもえると治療の幅が広がる。(50歳代病院勤務医、小児科)

  • ・喘息発作の急性期にはアトロベントを使います。コントローラーには必ずICSを使う。(40歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・発売後、長期にわたり使用されており、有効性と副作用がよくわかっている。(60歳代病院勤務医、小児科)

吸入抗コリン薬
この薬をファーストチョイスする理由(2019年1月更新)
  • ・そこそこ有効で、使い慣れている。(60歳代開業医、循環器内科)

  • ・昔から使用しているので処方経験が多く、薬剤についての色々なことが把握できており、安心して処方できる。(60歳代診療所勤務医、小児科)

  • ・安定して効いてくれる印象です。(50歳代診療所勤務医、一般内科)

  • ・以前から使用しているので使いやすい。(60歳代病院勤務医、消化器内科)

吸入抗コリン薬
この薬をファーストチョイスする理由(2017年5月更新)
  • ・古くからある薬で副作用もほとんどなく、使いやすい印象です。(50歳代診療所勤務医、一般内科)

  • ・血管運動性鼻炎に有効。(50歳代開業医、耳鼻咽頭科)

  • ・使用経験が長く安心して使いやすい。(40歳代病院勤務医、小児科)

  • ・自覚症状の改善率が良いと感じています。(40歳代病院勤務医、一般内科)

吸入抗コリン薬
この薬をファーストチョイスする理由(2016年2月更新)
  • ・小児での使用経験から。(60歳代開業医、小児科)

  • ・採用されているのがテルシガンとアトロベントで、先輩の処方をなぞってアトロベントにしていました。(50歳代診療所勤務医、精神科)

  • ・即効性があって使いやすい。副作用が少ない。(50歳代診療所勤務医、循環器内科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)

添付文書

効果・効能(添付文書全文)

次記疾患の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難など諸症状の緩解:気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫。

用法・用量(添付文書全文)

専用のアダプターを用いて、通常、1回1〜2噴射(イプラトロピウム臭化物として20〜40μg)を1日3〜4回吸入投与する。
なお、症状により適宜増減する。

副作用(添付文書全文)

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. アナフィラキシー(頻度不明):アナフィラキシー(蕁麻疹、血管浮腫、発疹、気管支痙攣、口腔咽頭浮腫等)が発現することがある。
11.1.2. 上室性頻脈、心房細動(いずれも頻度不明)〔9.1.1参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 精神神経系:(0.1〜5%未満)頭痛、(0.1%未満)振戦、眩暈等。
2). 消化器:(0.1〜5%未満)嘔気、(0.1%未満)嘔吐、腹痛、便秘等。
3). 循環器:(0.1〜5%未満)心悸亢進、(頻度不明)心拍数増加。
4). 皮膚:(0.1%未満)発疹、皮膚そう痒感。
5). 口腔:(0.1〜5%未満)口内乾燥、(0.1%未満)口内炎、にがみ、舌のしびれ、舌あれ、咽頭不快感、咽頭閉塞感、咽頭痛等。
6). 眼:(頻度不明)散瞳、眼圧上昇、急性閉塞隅角緑内障、眼痛、霧視、複視等。
7). その他:(0.1%未満)痰の切れ悪化、気道刺激症状、咳、胸痛、(頻度不明)尿閉。
副作用の頻度はアトロベント(特定フロン含有製剤)の臨床試験及びアトロベント(特定フロン含有製剤)使用成績調査を含む。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
2.1. 本剤の成分又はアトロピン系薬剤に対して過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。
2.3. 前立腺肥大症の患者[排尿障害を起こすおそれがある]。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 上室性不整脈の患者、又はその既往歴のある患者:上室性頻脈、心房細動等が発現することがある〔11.1.2参照〕。
9.1.2. 開放隅角緑内障の患者:抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
(高齢者)
用量ならびに投与間隔に留意するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
14.1.1. 吸入前:患者には添付の使用説明書を渡し、使用方法を十分指導すること。なお、1容器(10mL)で200回噴射できる。
14.1.2. 吸入時
(1). 本剤は吸入投与にのみ使用すること。
(2). 本剤には散瞳作用があるので、眼に向けて噴射しないこと〔15.1参照〕。
(3). 本容器を初めて使用する場合は2回、3日間以上使用しなかった場合は1回、容器の底を上にして予備噴射を行ってから吸入すること。
14.1.3. 吸入後:吸入終了後はできるだけうがいをすること。
14.1.4. 保管時:アダプターはときどき流水または温湯で洗浄し、十分に乾燥し清潔に保管すること。
(その他の注意)
15.1. 臨床使用に基づく情報
外国において、本剤の単独投与又はネブライザーによるイプラトロピウム臭化物水和物とサルブタモール硫酸塩<吸入>等のβ2刺激薬<吸入>との併用により、吸入液が眼に入った場合に急性閉塞隅角緑内障があらわれたとの報告があるので、眼痛又は眼不快感、結膜うっ血による眼充血と角膜浮腫を伴う霧視、光輪視又は眼着色像等の症状が認められた場合には、適切な処置を行い、患者に眼科医の診察を受けさせること〔14.1.2参照〕。
(取扱い上の注意)
20.1. 温度が50℃以上のところに置かないこと。
20.2. 容器を火の中に入れないこと。
20.3. 容器はガスを出しきった状態で廃棄すること。
20.4. 容器は地方自治体により定められた方法にて廃棄すること。
(保管上の注意)
室温保存。

処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。