基本情報

薬効分類

短時間作用型吸入β2刺激薬(吸入SABA)詳しく見る

  • 気管支をすばやく広げ、呼吸を楽にして咳や喘息発作などを和らげる薬
短時間作用型吸入β2刺激薬(吸入SABA)の代表的な商品名
  • サルタノール ベネトリン
  • メプチン
  • ベロテック

効能・効果詳しく見る

  • 気管支喘息の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難の諸症状の緩解
  • 塵肺症の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難の諸症状の緩解
  • 肺気腫の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難の諸症状の緩解
  • 慢性気管支炎の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難の諸症状の緩解

注意すべき副作用詳しく見る

動悸振戦重篤な血清カリウム値低下血清カリウム値低下作用が増強心リズムに及ぼす作用を増強咽喉刺激感咳嗽過敏症発疹そう痒症

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1回2吸入(フェノテロール臭化水素酸塩として0.2mg)する
  • 2〜5分間たって効果が不十分な場合は更に1〜2吸入する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • カテコールアミン投与中
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 幼児・小児
  • 年齢や性別に応じた注意事項
    • 小児(0歳〜14歳)

副作用

主な副作用

動悸振戦咽喉刺激感咳嗽過敏症発疹そう痒症蕁麻疹頭痛嘔気頻脈

重大な副作用

重篤な血清カリウム値低下血清カリウム値低下作用が増強心リズムに及ぼす作用を増強

上記以外の副作用

倦怠感

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • カテコールアミン投与中
  • 慎重投与
    • 高血圧症
    • 甲状腺機能亢進症
    • 心疾患
    • 糖尿病
  • 注意
    • キサンチン誘導体併用
    • ステロイド剤併用
    • 利尿剤併用

患者の属性に応じた注意事項

  • 原則禁止
    • 幼児・小児
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
  • 希望禁止
    • 幼児・小児
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 幼児・小児
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 警告
    • 小児(0歳〜14歳)
  • 原則禁止
    • 小児(0歳〜14歳)
  • 希望禁止
    • 小児(0歳〜14歳)
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)
  • 投与に際する指示
    • 小児(0歳〜14歳)
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
エピネフリン 不整脈
ノルエピネフリン 不整脈
イソプロテレノール 不整脈
エピネフリン 心停止
ノルエピネフリン 心停止
イソプロテレノール 心停止
キサンチン系薬剤 血清カリウム値の低下作用を増強
テオフィリン 血清カリウム値の低下作用を増強
アミノフィリン製剤 血清カリウム値の低下作用を増強
副腎皮質ホルモン剤 血清カリウム値の低下作用を増強
ベタメタゾン 血清カリウム値の低下作用を増強
プレドニゾロン 血清カリウム値の低下作用を増強
コハク酸ヒドロコルチゾンナトリウム 血清カリウム値の低下作用を増強
利尿剤 血清カリウム値の低下作用を増強
フロセミド 血清カリウム値の低下作用を増強

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    次記疾患の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難など諸症状の緩解:気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫、塵肺症。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    本剤は喘息発作に対する対症療法剤であるので、本剤の使用は発作発現時に限る。

    用法・用量(添付文書全文)

    1回2吸入(フェノテロール臭化水素酸塩として0.2mg)する。2〜5分間たって効果が不十分な場合は更に1〜2吸入する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    患者に対し、本剤の過度の使用により、不整脈、心停止等の重篤な副作用が発現する危険性があることを理解させ、次の事項及びその他必要と考えられる注意を与える。
    1回2吸入を原則とするが、1回1吸入からはじめ、効果を確認しながら使用する。なお、吸入後2〜5分を待っても十分な効果がみられない場合には、2吸入を限度として追加吸入できるが、それ以上の追加吸入を行うときは、少なくとも6時間の間隔をおき、1日4回までとする。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    調査症例4,729例(承認時258例、再審査終了時4,471例)中副作用が報告されたのは53例(1.12%)であった。主な副作用は動悸33件(0.70%)、振戦19件(0.40%)、頭痛3件(0.06%)、嘔気3件(0.06%)であった。また、臨床検査値においては特に一定の傾向を示す変動は認められていない。
    1.重大な副作用
    β2刺激剤により重篤な血清カリウム値低下が報告されている。また、キサンチン誘導体併用、ステロイド剤併用及び利尿剤併用によりβ2刺激剤による血清カリウム値低下作用が増強することがあるので、重症喘息患者では特に注意する。更に、低酸素血症は血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがあるので、このような場合には、血清カリウム値をモニターすることが望ましい。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).循環器:(0.1〜5%未満)動悸、(0.1%未満)頻脈。
    2).精神神経系:(0.1〜5%未満)振戦、(0.1%未満)頭痛。
    3).消化器:(0.1%未満)嘔気。
    4).呼吸器:(5%以上又は頻度不明)咽喉刺激感、咳嗽。
    5).過敏症:(5%以上又は頻度不明)発疹、そう痒症、蕁麻疹[発現した場合には、投与を中止し、適切な処置を行う]。
    6).その他:(0.1%未満)倦怠感。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.本剤の使用は、患者が適正な使用方法について十分に理解しており、過量投与になる恐れのないことが確認されている場合に限る。
    2.本剤の投与は、他のβ2刺激薬吸入剤が無効な場合に限る。
    3.小児に対しては、他のβ2刺激薬吸入剤が無効な場合で、入院中など、医師の厳重な管理・監督下で本剤を投与する場合を除き、投与しない。
    (禁忌)
    1.カテコールアミン投与中(エピネフリン、イソプロテレノール等)の患者。
    2.本剤に対して過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.甲状腺機能亢進症の患者[症状を悪化させる恐れがある]。
    2.高血圧症の患者[血圧が上昇することがある]。
    3.心疾患のある患者[動悸、不整脈等が現れることがある]。
    4.糖尿病の患者[症状を悪化させる恐れがある]。
    5.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の投与は、他のβ2刺激薬吸入剤が無効な場合に限る。
    2.過度に使用を続けた場合、不整脈、場合により心停止を起こす恐れがあり、特に発作発現時の吸入投与の場合には、使用が過度になりやすいので十分に注意する。
    3.投与にあたっては、過度の使用を防止するために、用法用量を正しく指導し、経過観察を十分に行う。用法用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合には、気道炎症の増悪が疑われ、本剤の効果が認められないままに過度の使用になる可能性があるので、本剤の投与を中止し、他の適切な治療法に切り替える。
    4.発作が重篤で吸入投与の効果が不十分な場合には、可及的速やかに医療機関を受診し治療を受けるよう注意を与える。
    (相互作用)
    1.併用禁忌:エピネフリン製剤(エピネフリン<ボスミン注>、ノルエピネフリン)、イソプロテレノール製剤<アスプール液、メジヘラー・イソ>[不整脈、場合によっては心停止を起こす恐れがある(エピネフリン、イソプロテレノール等のカテコールアミン併用により、アドレナリン作動性神経刺激の増大が起きる。そのため不整脈を起こすことが考えられる)]。
    2.併用注意:
    1).キサンチン誘導体(テオフィリン、アミノフィリン)[血清カリウム値の低下作用を増強することがあるので、血清カリウム値のモニターを行う(キサンチン誘導体はアドレナリン作動性神経刺激を増大させるため、血清カリウム値の低下を増強することが考えられる)]。
    2).ステロイド剤(ベタメタゾン、プレドニゾロン、コハク酸ヒドロコルチゾンナトリウム)、利尿剤(フロセミド)[血清カリウム値の低下作用を増強することがあるので、血清カリウム値のモニターを行う(ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[動物実験でラットに胎仔骨格異常の出現頻度の増加が報告されている]。
    2.授乳中の婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[授乳中の投与に関する安全性は確立していない、動物実験(ウサギ)で母乳中へ移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    小児に対する安全性は確立していないので、他のβ2刺激薬吸入剤が無効な場合で、入院中など、医師の厳重な管理・監督下で本剤を投与する場合を除き、投与しない。
    (臨床検査結果に及ぼす影響)
    本剤はアレルゲンによる皮膚反応に抑制的に作用する場合があるので、注意する。
    (適用上の注意)
    (使用法)本剤の効果を十分に現すためには正しい使い方をすることが大切である。初めてエロゾルを使用する場合には、鏡の前で試みるのが望ましい。
    次の順序で使用する。
    1.キャップをはずす。なお、初めて使用する場合及び前回使用から3日間(72時間)使用していない場合には、2回噴霧し、正しく噴霧されるか確かめる(但し、このとき顔に向け噴霧しない)。
    2.息をはき出す。
    3.容器を添付文書の図のように持ち、吸入口を歯で軽くくわえる。このとき、容器の底は上を向く。
    4.できるだけ深く息を吸い込みながら、容器の底を1回垂直に強く押す。数秒間息をとめ、その後、口からアダプターをはずしゆっくり息をはき出す。
    5.2吸入する場合は2.〜4.の手順を繰り返す。
    6.使用後はキャップをつける。
    7.吸入終了後はうがいをする。
    本剤の効果を十分に発揮するため、痰がからんでいるようなときは、使用前にできるだけ出しておく。この装置は指でおさえ圧を加えることにより何回も使用でき、一定量が噴霧された後、自動的にもとの状態にもどるようになっている。なお、容器の底を上にして圧を加えないと薬剤が噴霧されないので、この点注意する。容器1ボンベ(10mL)で約200回吸入できるが、内容物が外から見えないので、時々容器を振って中に液があるか否かを確かめておく必要がある。
    (取扱い上の注意)
    1.まれにゴミがつまり噴射しない場合があるので、その場合は、よく消毒した針で添付文書の図のごとくステム孔を掃除する。また、アダプターの噴射孔にゴミがつまり噴射しない場合には、アダプターを水でよく洗い、乾燥してから用いる。
    2.使用後火中に投じない。
    3.地方自治体により定められたボンベの廃棄処理法にしたがう。

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