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ベロテック錠2.5mgの基本情報
基本情報
- 気管支喘息の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難の諸症状の緩解
- 塵肺症の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難の諸症状の緩解
- 肺気腫の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難の諸症状の緩解
- 慢性気管支炎の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難の諸症状の緩解
- 1回フェノテロール臭化水素酸塩として2.5mgを1日3回経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- カテコールアミン投与中
- 慎重投与
- 高血圧症
- 甲状腺機能亢進症
- 心疾患
- 糖尿病
- 注意
- キサンチン誘導体併用
- ステロイド剤併用
- 利尿剤併用
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 授乳婦
- 慎重投与
- 高齢者
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 慎重投与
- 高齢者(65歳〜)
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- エピネフリン
- 不整脈
- ノルエピネフリン
- 不整脈
- イソプロテレノール
- 不整脈
- エピネフリン
- 心停止
- ノルエピネフリン
- 心停止
- イソプロテレノール
- 心停止
- キサンチン系薬剤
- 血清カリウム値の低下作用を増強
- テオフィリン
- 血清カリウム値の低下作用を増強
- アミノフィリン製剤
- 血清カリウム値の低下作用を増強
- 副腎皮質ホルモン剤
- 血清カリウム値の低下作用を増強
- ベタメタゾン
- 血清カリウム値の低下作用を増強
- プレドニゾロン
- 血清カリウム値の低下作用を増強
- コハク酸ヒドロコルチゾンナトリウム
- 血清カリウム値の低下作用を増強
- 利尿剤
- 血清カリウム値の低下作用を増強
- フロセミド
- 血清カリウム値の低下作用を増強
処方理由
添付文書
次記疾患の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難など諸症状の緩解:気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫、塵肺症。
1回フェノテロール臭化水素酸塩として2.5mgを1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
調査症例10,529例(承認時1,287例、再審査終了時9,242例)中副作用が報告されたのは154例(1.46%)であった。主な副作用は振戦73件(0.69%)、動悸50件(0.47%)、頭痛20件(0.19%)等であった。また、臨床検査値においては特に一定の傾向を示す変動は認められていない。
1.重大な副作用
β2刺激剤により重篤な血清カリウム値低下が報告されている。また、キサンチン誘導体併用、ステロイド剤併用及び利尿剤併用によりβ2刺激剤による血清カリウム値低下作用が増強することがあるので、重症喘息患者では特に注意する。更に、低酸素血症は血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがあるので、このような場合には、血清カリウム値をモニターすることが望ましい。
2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
1).循環器:(0.1〜5%未満)動悸、(0.1%未満)顔のほてり、頻脈、胸痛。
2).精神神経系:(0.1〜5%未満)振戦、頭痛。
3).消化器:(0.1%未満)口渇、嘔気、嘔吐、腹痛、食欲不振、胃部不快感、便秘。
4).過敏症:(0.1%未満)発疹、(頻度不明)そう痒症、蕁麻疹[発現した場合には、投与を中止し、適切な処置を行う]。
5).その他:(0.1%未満)倦怠感、手指腫脹感。
(禁忌)
1.カテコールアミン投与中(エピネフリン、イソプロテレノール等)の患者。
2.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
(慎重投与)
1.甲状腺機能亢進症の患者[症状を悪化させる恐れがある]。
2.高血圧症の患者[血圧が上昇することがある]。
3.心疾患のある患者[動悸、不整脈等が現れることがある]。
4.糖尿病の患者[症状を悪化させる恐れがある]。
5.高齢者。
(重要な基本的注意)
1.用法用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合は、本剤が適当でないと考えられるので、投与を中止する。また、経過の観察を十分に行う。
2.過度に使用を続けた場合、不整脈、場合により心停止を起こす恐れがあるので、使用が過度にならないように注意する。
(相互作用)
1.併用禁忌:エピネフリン製剤(エピネフリン<ボスミン注>、ノルエピネフリン)、イソプロテレノール製剤<アスプール液、メジヘラー・イソ>[不整脈、場合によっては心停止を起こす恐れがある(エピネフリン、イソプロテレノール等のカテコールアミン併用により、アドレナリン作動性神経刺激の増大が起きる。そのため不整脈を起こすことが考えられる)]。
2.併用注意:
1).キサンチン誘導体(テオフィリン、アミノフィリン)[血清カリウム値の低下作用を増強することがあるので、血清カリウム値のモニターを行う(キサンチン誘導体はアドレナリン作動性神経刺激を増大させるため、血清カリウム値の低下を増強することが考えられる)]。
2).ステロイド剤(ベタメタゾン、プレドニゾロン、コハク酸ヒドロコルチゾンナトリウム)、利尿剤(フロセミド)[血清カリウム値の低下作用を増強することがあるので、血清カリウム値のモニターを行う(ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[動物実験でラットに胎仔骨格異常の出現頻度の増加が報告されている]。
2.授乳中の婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[授乳中の投与に関する安全性は確立していない、動物実験(ウサギ)で母乳中へ移行することが報告されている]。
(臨床検査結果に及ぼす影響)
本剤はアレルゲンによる皮膚反応に抑制的に作用する場合があるので、注意する。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
(保管上の注意)
気密容器、遮光。
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