処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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ビソルボン吸入液0.2%の基本情報
基本情報
病原体や異物などを痰や鼻汁によって体外へ排出しやすくすることで気管支の炎症や喘息、慢性副鼻腔炎などによる症状を和らげる薬
- ビソルボン
- ムコソルバン
- ムコダイン
- 急性気管支炎の去痰
- 手術後の去痰
- 塵肺症の去痰
- 肺結核の去痰
- 慢性気管支炎の去痰
- 1回ブロムヘキシン塩酸塩として4mgを生理食塩液等で約2.5倍に希釈し、1日3回ネブライザーを用いて吸入させる
- なお、年齢、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
処方理由
この薬をファーストチョイスする理由(2021年5月更新)
・使い慣れており、安価で効果と安全性を実感しているため。(50歳代開業医、糖尿病科)
・錠剤、注射、吸入用など色々選べるので。(50歳代病院勤務医、総合診療科)
・吸入、静注、内服と、剤形が豊富。(40歳代病院勤務医、心臓血管外科)
この薬をファーストチョイスする理由(2019年9月更新)
・基本的に風邪程度で経口去痰剤を使用することはなく、肺炎等の際に点滴で使用することが多い。効果は高く副作用も特に経験しておらず、満足している。(50歳代病院勤務医、精神科)
・注射や吸入でビソルボン、内服はムコダイン・ムコサール(ムコソルバン)の組み合わせ(40歳代病院勤務医、救急科)
・注射、内服(錠剤、細粒、シロップなど)の剤形があり使いやすい。(60歳代病院勤務医、一般内科)
・点滴、経口で使用しています。内科の先生もよく使ってます。(60歳代病院勤務医、精神科)
・使い慣れている。(50歳代病院勤務医、一般内科)
この薬をファーストチョイスする理由(2017年3月更新)
・薬価が安い。痰がからむと訴える患者さんには、とりあえず処方すると多少効果がある。特に副作用の報告もない。(50歳代病院勤務医、整形外科)
・カテーテルによる痰の吸引が容易になるように感じます。(70歳以上病院勤務医、一般内科)
・副作用が無いことです。効果はそれほど期待できません。(60歳代病院勤務医、その他診療科)
・肺炎のときに注射剤をよく使うので、それに併せて内服もこれを選択しています。(50歳代病院勤務医、脳神経外科)
この薬をファーストチョイスする理由(2015年7月更新)
・副作用が少なく、使い慣れているから。(50代開業医、一般内科)
・錠剤、注射製剤、吸入液などあり、使いやすい。効果もある。(60代病院勤務医、精神科)
・錠剤のサイズが小さめなので、高齢者でも服用しやすいから。(50代診療所勤務医、一般内科)
・静脈注射もあり、術直後からの切り替えが楽。(40代病院勤務医、心臓血管外科)
・吸入で使う。約束処方になっている。(60代病院勤務医、麻酔科)
添付文書
次記疾患の去痰:急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、塵肺症、手術後。
1回ブロムヘキシン塩酸塩として4mgを生理食塩液等で約2.5倍に希釈し、1日3回ネブライザーを用いて吸入させる。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
臨床試験及び市販後の使用成績調査での調査症例7,610例中副作用が報告されたのは30例(0.39%)であった。主な副作用は嘔気11件(0.14%)、咳嗽6件(0.08%)、咽頭痛6件(0.08%)、呼吸困難5件(0.07%)等であった。また、臨床検査値においては特に一定の傾向を示す変動は認められていない。
1.重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状(いずれも頻度不明):ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、血管浮腫、気管支痙攣、呼吸困難、そう痒感等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
1).呼吸器系:(0.1%未満)咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、喘息発作、喘鳴、咽頭刺激感、咽頭違和感。
2).消化器:(0.1〜5%未満)嘔気、(0.1%未満)胃部不快感、(頻度不明)下痢、嘔吐。
3).精神神経系:(0.1%未満)頭痛。
4).過敏症:(0.1%未満)発疹、(頻度不明)蕁麻疹[発現した場合には、投与を中止し、適切な処置を行う]。
5).その他:(0.1%未満)血痰。
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
気管支分泌物が増量することがあるので、観察を十分に行い、自然の喀出が困難な場合には機械的吸引又は体位変換などの適切な処置を行う。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
(適用上の注意)
1.患者に使用法を正しく指導し、経過の観察を十分に行う。
2.本剤はアレベール、アセチルシステインナトリウム液等との配合で白濁を生じるため、これらの薬剤との配合は避ける。
(その他の注意)
1.動物実験で大量を長期間にわたり連続投与した場合に血清トランスアミナーゼ値上昇することが報告されている。
2.喀痰量の一時的増加を来し神経質な患者では不安感を訴えることがある。
(取扱い上の注意)
本剤は吸入用にのみ使用し、内服用として使用しない。
(保管上の注意)
1.気密容器、遮光。
2.開栓後汚染に注意。
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