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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

カルボシステイン錠500mg「TCK」の基本情報

後発品(加算対象)
一般名
製薬会社
薬価・規格
6.9円(500mg1錠)
添付文書

基本情報

薬効分類
去痰薬

病原体や異物などを痰や鼻汁によって体外へ排出しやすくすることで気管支の炎症や喘息、慢性副鼻腔炎などによる症状を和らげる薬

去痰薬
  • ビソルボン
  • ムコソルバン
  • ムコダイン
効能・効果
  • 咽頭炎の去痰
  • 気管支拡張症の去痰
  • 気管支喘息の去痰
  • 急性気管支炎の去痰
  • 喉頭炎の去痰
  • 上気道炎の去痰
  • 肺結核の去痰
  • 慢性気管支炎の去痰
  • 慢性副鼻腔炎の排膿
注意すべき副作用
皮膚粘膜眼症候群 、 Stevens−Johnson症候群 、 中毒性表皮壊死症 、 Lyell症候群 、 肝機能障害 、 黄疸 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 Al−P上昇 、 LDH上昇
用法・用量(主なもの)
  • カルボシステインとして、1回500mgを1日3回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用
食欲不振 、 下痢 、 腹痛 、 悪心 、 嘔吐 、 腹部膨満感 、 口渇 、 過敏症 、 発疹 、 湿疹 、 紅斑
重大な副作用
皮膚粘膜眼症候群 、 Stevens−Johnson症候群 、 中毒性表皮壊死症 、 Lyell症候群 、 肝機能障害 、 黄疸 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 Al−P上昇 、 LDH上昇 、 ショック 、 アナフィラキシー様症状 、 呼吸困難 、 浮腫 、 蕁麻疹
上記以外の副作用
発熱 、 そう痒感

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 心障害
患者の属性に応じた注意事項
  • 希望禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

処方理由

去痰薬
この薬をファーストチョイスする理由(2021年5月更新)
  • ・慢性副鼻腔炎や小児の滲出性中耳炎で使用しているが、軽快に薬剤がどれほど影響しているかは判然としない。ただ、副作用の訴えもほぼなく、安心して処方できている。中止すると痰のキレが悪くなったという患者もいるので、効果の出る患者にはしっかり出ているようである。(40歳代病院勤務医、耳鼻咽喉科)

  • ・ムコソルバンは45mg1日1回投与が魅力でOD錠もあるので高齢の患者に使用しています。実際の使用感での去痰について言えば、ムコダイン500mgずつ1日3回飲むほうが強力のように感じており、アドヒアランスが保たれている患者ではムコダインを選択している。ビソルボンは吸入薬や注射製剤が便利。(30歳代病院勤務医、腎臓内科)

  • ・去痰作用というよりは粘膜正常化作用を期待して処方することが多い。副鼻腔炎や滲出性中耳炎などにも効果あり、頻用している。他の去痰剤は上気道よりは下気道に効果的なイメージ。(30歳代診療所勤務医、耳鼻咽喉科)

  • ・小児科で最も処方しやすく慣れ親しんでいるため粒、細粒、シロップと剤型も豊富で処方しやすい。味もおいしくコンプライアンスも良好。(30歳代病院勤務医、小児科)

  • ・よく内服したことがある患者が多いので抵抗がない。内服回数が多くなるのがデメリット。たまに皮疹が出ることがある。(30歳代病院勤務医、呼吸器内科)

去痰薬
この薬をファーストチョイスする理由(2019年9月更新)
  • ・痰の性状にもよりますが、一番幅広く使いやすい(上気道炎や慢性副鼻腔炎にも適応あり)ことから愛用しています。(50歳代開業医、一般内科)

  • ・粉、DS、錠剤、シロップと剤形が多く、小児で昔から使われてきたこと。大きな副作用がないこと。(50歳代病院勤務医、小児科)

  • ・ムコダインは使用経験が多く、特にCOPD患者にはエビデンスもあるため、好んで使用している。(30歳代病院勤務医、呼吸器内科)

  • ・特別大きな副作用を経験していない。原因物質の排除促進など、理にかなっているように思う。(30歳代病院勤務医、消化器内科)

  • ・以前はムコソルバンを使っていたが、ムコダインの方が切れがよい。(50歳代診療所勤務医、一般内科)

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

1.次記疾患の去痰:上気道炎(咽頭炎、喉頭炎)、急性気管支炎、気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核。
2.慢性副鼻腔炎の排膿。

用法・用量(添付文書全文)

カルボシステインとして、1回500mgを1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

副作用(添付文書全文)

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
1).皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群):皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2).肝機能障害、黄疸:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、LDH上昇等を伴う肝機能障害や黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
3).ショック、アナフィラキシー様症状:ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、浮腫、蕁麻疹等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).消化器:食欲不振、下痢、腹痛、悪心、嘔吐、腹部膨満感、口渇等。
2).過敏症:発疹、湿疹、紅斑、浮腫、発熱、呼吸困難等[投与を中止する]。
3).その他:そう痒感。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(慎重投与)
1.肝障害のある患者[肝機能障害のある患者に投与した時、肝機能が悪化することがある]。
2.心障害のある患者[類薬で心不全のある患者に悪影響を及ぼしたとの報告がある]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
(取扱い上の注意)
安定性試験:加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、本剤は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。

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