処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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アストミンシロップ0.25%の基本情報
基本情報
咳を引き起こす咳中枢の抑制作用や気道を広げる作用などにより咳などの呼吸器症状を緩和する薬
- アストミン
- フスタゾール
- メジコン
- リフヌア
- 急性気管支炎の鎮咳
- 上気道炎の鎮咳
- 肺炎の鎮咳
- 次記1日量を3回に分けて経口投与する
- 2歳未満:3.0〜4.5mL(ジメモルファンリン酸塩として7.5〜11.25mg)
- 2〜3歳:5.0〜8.0mL(ジメモルファンリン酸塩として12.5〜20.0mg)
- 4〜6歳:8.0〜11.0mL(ジメモルファンリン酸塩として20.0〜27.5mg)
- 7〜14歳:12.0〜14.0mL(ジメモルファンリン酸塩として30.0〜35.0mg)
- 但し年齢症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 慎重投与
- 糖尿病
- 薬物過敏症
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
処方理由
この薬をファーストチョイスする理由(2021年2月更新)
・院内採用薬であり、やはり最も多く処方します。使い慣れているので確実な効果が期待できるのですが、この分野では他の薬剤もよく処方しています。(60歳代病院勤務医、一般内科)
・効果は特に秀でたものではないが、副作用が少なく、他の薬との飲み合わせを考えず処方できる点が優れている。(30歳代病院勤務医、消化器内科)
・ある程度効果があり、飲み合わせで問題となることもなく使いやすい。(50歳代開業医、一般内科)
・まずアストミンを使用して、次にコデインリン酸塩を使用しています。(40歳代病院勤務医、消化器内科)
この薬をファーストチョイスする理由(2019年6月更新)
・当医療法人の院内採用薬であるので、投薬しております。鎮咳効果は強くはないかと思いますが、副反応は少ないと感じています。それに、あくまで対症治療が目的ですので、アストミンで特に不満はありません。(60歳代診療所勤務医、一般内科)
・効果はともかく、副作用の眠気や便秘がほぼ無い様な感じで、安心して処方できる。(60歳代診療所勤務医、一般内科)
・効果は限られていますが、安全性は高く、処方しやすい薬です。(50歳代開業医、一般内科)
・使い慣れている。効果ない場合はフスコデを処方します。(50歳代病院勤務医、泌尿器科)
・どこの病院にもある。(30歳代病院勤務医、呼吸器内科)
添付文書
次記疾患に伴う鎮咳:上気道炎、急性気管支炎、肺炎。
次記1日量を3回に分けて経口投与する。
2歳未満:3.0〜4.5mL(ジメモルファンリン酸塩として7.5〜11.25mg)。
2〜3歳:5.0〜8.0mL(ジメモルファンリン酸塩として12.5〜20.0mg)。
4〜6歳:8.0〜11.0mL(ジメモルファンリン酸塩として20.0〜27.5mg)。
7〜14歳:12.0〜14.0mL(ジメモルファンリン酸塩として30.0〜35.0mg)。
但し年齢症状により適宜増減する。
承認時及び承認後の全調査症例2,328例中、本剤との関連が疑われる副作用発現症例数は43例(1.8%)であった。そのうち主なものは、下痢、食欲不振等であった。
1.過敏症:(頻度不明)発疹等[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
2.精神神経系:(0.1〜5%未満)眩暈、眠気、頭痛、頭重、(0.1%未満)脱力感、倦怠感。
3.消化器:(0.1〜5%未満)口渇、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢等。
4.循環器:(0.1%未満)頻脈、動悸、顔面潮紅。
(慎重投与)
1.糖尿病又はその疑いのある患者[耐糖能に軽度の変化を来すことがある]。
2.薬物過敏症の患者。
(高齢者への投与)
高齢者では減量するなど注意する[一般に高齢者では生理機能が低下している]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
(適用上の注意)
調製時:
1.ブロチンコデインシロップとの配合を避ける[配合すると沈殿を析出する]。
2.エリスロマイシンドライシロップ又はジョサマイシンシロップと配合すると苦くなるが、抗生物質の力価低下などの本質的な変化は認められない。
(保管上の注意)
遮光、気密容器。
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