基本情報

薬効分類

鎮咳薬(非麻薬性)詳しく見る

  • 咳を引き起こす咳中枢の抑制作用や気道を広げる作用などにより咳などの呼吸器症状を緩和する薬
鎮咳薬(非麻薬性)の代表的な商品名
  • アストフィリン
  • アストミン
  • フスタゾール
  • メジコン
  • トクレス

効能・効果詳しく見る

  • 咽喉頭炎の咳嗽
  • 感冒の咳嗽
  • 気管支拡張症の咳嗽
  • 気管支鏡検査時の咳嗽
  • 気管支造影術の咳嗽
  • 急性気管支炎の咳嗽
  • 上気道炎の咳嗽
  • 肺炎の咳嗽
  • 肺結核の咳嗽
  • 鼻カタルの咳嗽
  • 慢性気管支炎の咳嗽

注意すべき副作用詳しく見る

悪心眩暈頭痛嘔吐食欲不振便秘腹痛ショックアナフィラキシー呼吸困難

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物として1回15〜30mgを1日1〜4回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • MAO阻害剤投与中

副作用

主な副作用

悪心眩暈頭痛嘔吐食欲不振便秘腹痛過敏症発疹眠気不快

重大な副作用

ショックアナフィラキシー呼吸困難蕁麻疹血管浮腫呼吸抑制

上記以外の副作用

不眠口渇おくび

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • MAO阻害剤投与中

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
モノアミン酸化酵素阻害剤 セロトニン症候群
セロトニン作用薬 セロトニン症候群
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 セロトニン症候群
モノアミン酸化酵素阻害剤 痙攣
モノアミン酸化酵素阻害剤 ミオクローヌス
モノアミン酸化酵素阻害剤 反射亢進
モノアミン酸化酵素阻害剤 発汗
モノアミン酸化酵素阻害剤 異常高熱
モノアミン酸化酵素阻害剤 昏睡
肝薬物代謝酵素CYP2D6を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が上昇
キニジン 本剤の血中濃度が上昇
アミオダロン 本剤の血中濃度が上昇
テルビナフィン 本剤の血中濃度が上昇
セロトニン作用薬 セロトニン作用による症状
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 セロトニン作用による症状

処方理由

鎮咳薬この薬をファーストチョイスする理由(2019年6月更新)もっと見る

  • ・ひとまずメジコンを処方して、それでも改善しなければコデイン系にしているので、一番多いのはメジコンと思われます。(30歳代病院勤務医、心臓血管外科)
  • ・副作用が少ない。効果はあまり期待できないが、リン酸コデインとの間のワンクッションとして処方する。(30歳代病院勤務医、呼吸器外科)
  • ・フスコデやアストミンも使用しますが、錠剤が小さく飲みやすいことも考慮します。(60歳代病院勤務医、循環器内科)
  • ・強い副作用もなく、鎮咳効果もそこそこ。第一選択として使用しています。(30歳代病院勤務医、消化器外科)
  • ・コデインが配合されていない分、便秘がない。どこの薬局でも在庫している。(40歳代診療所勤務医、一般内科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.次記疾患に伴う咳嗽:感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)。
    2.気管支造影術及び気管支鏡検査時の咳嗽。

    用法・用量(添付文書全文)

    デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物として1回15〜30mgを1日1〜4回経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    再評価結果における安全性評価対象例2,703例中、副作用は77例(2.85%)に認められた。主なものは悪心26例(0.96%)、眩暈10例(0.37%)等であった。
    1.重大な副作用
    1).呼吸抑制(0.1%未満):呼吸抑制が現れることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).ショック、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、蕁麻疹、血管浮腫等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用
    1).過敏症:(5%以上又は頻度不明)発疹[症状が現れた場合には投与を中止する]。
    2).精神神経系:(5%以上又は頻度不明)眠気、(0.1〜5%未満)頭痛、眩暈、(0.1%未満)不快、不眠。
    3).消化器:(0.1〜5%未満)悪心・嘔吐、食欲不振、便秘、腹痛、(0.1%未満)口渇、おくび。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.MAO阻害剤投与中の患者。
    (重要な基本的注意)
    眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する。
    (相互作用)
    本剤は、主に肝代謝酵素CYP2D6で代謝される。
    1.併用禁忌:MAO阻害剤[<臨床症状>セロトニン症候群(痙攣、ミオクローヌス、反射亢進、発汗、異常高熱、昏睡等)が現れるとの報告がある(デキストロメトルファンは中枢のセロトニン濃度を上昇させ、MAO阻害剤はセロトニンの代謝を阻害し、セロトニンの濃度を上昇させるので、併用によりセロトニンの濃度が更に高くなる恐れがある)]。
    2.併用注意:
    1).薬物代謝酵素<CYP2D6>を阻害する薬剤(キニジン、アミオダロン、テルビナフィン等)[本剤の血中濃度が上昇することがある(これらの薬剤の薬物代謝酵素(CYP2D6)阻害作用により、本剤の代謝が阻害されるため)]。
    2).セロトニン作用薬(選択的セロトニン再取り込み阻害剤<SSRI>等)[セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状が現れることがある(セロトニン作用が増強する恐れがある)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
    (過量投与)
    1.過量投与時の徴候、症状:嘔気、嘔吐、尿閉、運動失調、錯乱、興奮、神経過敏、幻覚、呼吸抑制、嗜眠等を起こすことがある。
    2.過量投与時の処置:一般的な薬物除去法(胃洗浄、活性炭投与等)により本剤を除去し、また、必要に応じて呼吸管理や対症療法を行う(ナロキソンの投与により改善したとの報告がある)。
    (適用上の注意)
    調剤時:水剤として配合する場合には、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム等は難溶性のヨウ化水素酸塩を生じ、また、炭酸水素ナトリウム、アンモニア・ウイキョウ精等は遊離の塩基を析出することがあるので、これらとの配合は避ける。

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