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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

フルマゼニル静注液0.5mg「テバ」の基本情報

後発品(加算対象)
一般名
製薬会社
薬価・規格
1174円(0.5mg5mL1管)
添付文書

基本情報

効能・効果
  • ベンゾジアゼピン系薬剤による呼吸抑制の改善
  • ベンゾジアゼピン系薬剤による鎮静の解除
注意すべき副作用
ショック 、 アナフィラキシー 、 蕁麻疹 、 顔面蒼白 、 血圧低下 、 呼吸困難 、 嘔気 、 頭痛 、 興奮 、 不穏
用法・用量(主なもの)
  • 初回0.2mgを緩徐に静脈内投与する
  • 投与後4分以内に望まれる覚醒状態が得られない場合は更に0.1mgを追加投与する
  • 以後必要に応じて、1分間隔で0.1mgずつを総投与量1mgまで、ICU領域では2mgまで投与を繰り返す
    • 但し、ベンゾジアゼピン系薬剤の投与状況及び患者の状態により適宜増減する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 長期間ベンゾジアゼピン系薬剤を投与されているてんかん

副作用

主な副作用
頭痛 、 興奮 、 不穏 、 幻覚 、 不安感 、 体動 、 痙攣 、 白血球減少 、 血圧上昇 、 頻脈 、 徐脈
重大な副作用
ショック 、 アナフィラキシー 、 蕁麻疹 、 顔面蒼白 、 血圧低下 、 呼吸困難 、 嘔気
上記以外の副作用
咳 、 咽頭違和感 、 嘔吐 、 胸部不快感 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 血清ビリルビン上昇 、 Al−P上昇 、 クレアチニン上昇 、 羞明 、 過換気

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • 長期間ベンゾジアゼピン系薬剤を投与されているてんかん
  • 慎重投与
    • 肝機能障害
    • 冠動脈疾患
    • 高血圧
    • 不安の程度が高い
    • ベンゾジアゼピン系薬剤を投与されている重症頭部外傷
    • ベンゾジアゼピン系薬剤を投与されている不安定な頭蓋内圧
    • ベンゾジアゼピン系薬剤と三<四>環系抗うつ剤服用中
  • 注意
    • ベンゾジアゼピン系薬剤を長期間にわたり高用量投与
    • 侵襲の大きい手術を受けた
    • 精神的不安の程度が高い
  • 投与に際する指示
    • 冠動脈疾患
    • 高血圧
    • 不安の程度が高い
    • ベンゾジアゼピン系薬剤を長期間にわたり高用量投与
患者の属性に応じた注意事項
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
ベンゾジアゼピン系化合物
抗うつ剤の中毒作用が増強
三環系抗うつ剤
抗うつ剤の中毒作用が増強
四環系抗うつ剤
抗うつ剤の中毒作用が増強

処方理由

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

ベンゾジアゼピン系薬剤による鎮静の解除及びベンゾジアゼピン系薬剤による呼吸抑制の改善。

用法・用量(添付文書全文)

初回0.2mgを緩徐に静脈内投与する。投与後4分以内に望まれる覚醒状態が得られない場合は更に0.1mgを追加投与する。以後必要に応じて、1分間隔で0.1mgずつを総投与量1mgまで、ICU領域では2mgまで投与を繰り返す。但し、ベンゾジアゼピン系薬剤の投与状況及び患者の状態により適宜増減する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
ベンゾジアゼピン系薬剤を長期間にわたり高用量投与している患者には急速に静脈内投与すると、ベンゾジアゼピン系薬剤の離脱症状が出現することがあるので、急激な投与を避け、緩徐に静脈内投与するよう注意する(なお、離脱症状が現れた場合はベンゾジアゼピン系薬剤を緩徐に静脈内投与するなど適切な処置を行う)。

副作用(添付文書全文)

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシーが現れることがあるので観察を十分に行い、蕁麻疹、顔面蒼白、血圧低下、呼吸困難、嘔気等の症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).精神神経系:頭痛、興奮、不穏、幻覚、不安感、体動、痙攣。
2).血液:白血球減少。
3).循環器:血圧上昇、頻脈、徐脈。
4).呼吸器:咳、咽頭違和感。
5).消化器:嘔気、嘔吐、胸部不快感。
6).肝臓:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、血清ビリルビン上昇、Al−P上昇。
7).腎臓:クレアチニン上昇。
8).その他:羞明、過換気。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
1.本剤及びベンゾジアゼピン系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.長期間ベンゾジアゼピン系薬剤を投与されているてんかん患者[痙攣が生ずることがある]。
(慎重投与)
1.手術前あるいは鎮静される前の不安の程度が高い患者、特に冠動脈疾患を有する患者[早期に覚醒させるよりもある程度鎮静状態を保つほうが良い場合が多いので、このような患者に本剤を投与する場合は、少量より投与を開始し、患者個々に必要量を投与するよう注意する]。
2.ICU領域における高血圧を有する患者[覚醒時に血圧上昇がみられることがあるので、このような患者に本剤を投与する場合は、少量より投与を開始し、患者個々に必要量を投与するよう注意する]。
3.ベンゾジアゼピン系薬剤を投与されている重症頭部外傷患者又はベンゾジアゼピン系薬剤を投与されている不安定な頭蓋内圧を有する患者[ベンゾジアゼピン系薬剤の解除に伴い、頭蓋内圧亢進が起こることがある]。
4.ベンゾジアゼピン系薬剤と三<四>環系抗うつ剤服用中の患者[ベンゾジアゼピン系薬剤の作用低下に伴い、抗うつ剤の中毒症状(自律神経系症状等)が顕在化することがある]。
5.高齢者。
6.肝機能障害を有する患者[ベンゾジアゼピン系薬剤の作用消失時間の延長が考えられるため、覚醒後も患者の状態を十分に観察し、慎重に投与する]。
(重要な基本的注意)
1.ベンゾジアゼピン系薬剤によっては消失半減期が本剤の半減期(約50分)より長いものがあり、これらの薬剤を特に高用量投与していた場合は本剤投与により患者が覚醒した後もベンゾジアゼピン系薬剤の作用が再出現する可能性があるので患者を監視下におき十分注意する。また、本剤投与後24時間は危険な機械の操作や自動車の運転等完全な精神的緊張を必要とする仕事に従事させないように注意する。
2.本剤投与の対象は、手術又は検査時にベンゾジアゼピン系薬剤で鎮静された患者で覚醒遅延又は呼吸抑制が認められた場合、ベンゾジアゼピン系薬剤を高用量あるいは長期にわたり投与された患者で過度の鎮静状態を生じたり必要以上に鎮静状態が持続した場合、又は大量にベンゾジアゼピン系薬剤を服薬した中毒患者を投与対象とする。なお、侵襲の大きい手術を受けた患者、精神的不安の程度が高い患者は早期に覚醒させるよりある程度鎮静状態を維持する方が望ましい場合があるので、患者の状態を考慮し、覚醒させることが必要と判断される場合にのみ本剤を投与する。
3.麻酔科領域において手術終了時に本剤を使用する場合は、筋弛緩剤の作用消失後に本剤を投与する。
4.本剤を用法・用量の範囲内で繰り返し投与しても意識及び呼吸機能に有意な改善がみられない場合はベンゾジアゼピン作用薬以外の原因を考慮する。
(相互作用)
併用注意:ベンゾジアゼピン系薬剤、三環系抗うつ剤・四環系抗うつ剤[自殺企図等故意にベンゾジアゼピン系薬剤を過量服薬した患者で、同時に三(四)環系抗うつ剤を服用している場合は、ベンゾジアゼピン系薬剤の作用低下に伴い三(四)環系抗うつ剤の中毒作用が増強するため、このような患者には特に注意して投与する(本剤はGABA受容体、ベンゾジアゼピン受容体及びクロルチャンネルの複合体と結合し、ベンゾジアゼピン系薬剤の作用を低下させ、三(四)環系抗うつ剤の中毒作用が増強すると考えられている)]。
(高齢者への投与)
投与に際しては患者の状態を十分に観察し、慎重に投与する[高齢者はベンゾジアゼピン系薬剤の作用に対し感受性が高い]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦等:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
2.授乳婦:投与中は授乳を避けさせる[動物実験で乳汁中へ移行することが報告されている]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
(適用上の注意)
アンプルカット時:アンプルカット部分をエタノール綿等で清拭してから、ヤスリを用いないで、アンプル頭部のマークの反対方向に折る。
(取扱い上の注意)
安定性試験結果の概要:加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、本剤は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。

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