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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

コララン錠5mgの基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
145.4円(5mg1錠)
添付文書

基本情報

薬効分類
HCNチャネル阻害薬(イバブラジン)

心臓の洞結節の自発興奮に関わるHCNチャネルを阻害し、心臓の過剰な働きを穏やかにすることにより心拍数を減少させ、心臓の負担を軽減する薬

HCNチャネル阻害薬(イバブラジン)
  • コララン
効能・効果
  • 慢性心不全
注意すべき副作用
徐脈 、 心拍数減少 、 徐脈に関連する症状 、 めまい 、 倦怠感 、 低血圧 、 光視症 、 霧視 、 一過性にまぶしい光を感じる 、 光輪現象
用法・用量(主なもの)
  • 通常、成人にはイバブラジンとして、1回2.5mgを1日2回食後経口投与から開始する
  • 開始後は忍容性をみながら、目標とする安静時心拍数が維持できるように、必要に応じ、2週間以上の間隔で段階的に用量を増減する
  • 1回投与量は2.5、5又は7.5mgのいずれかとし、いずれの投与量においても、1日2回食後経口投与とする
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤の維持量は、安静時心拍数及び忍容性を基に個々の患者に応じて設定すること
  • 目標とする安静時心拍数は50〜60回/分とし、安静時心拍数が60回/分を超える場合は段階的に増量、安静時心拍数が50回/分を下回る又は徐脈に関連する症状(めまい、倦怠感、低血圧等)が認められた場合は段階的に減量する〔11.1.1参照〕
  • 7.2. 1回2.5mg、1日2回食後経口投与において継続して安静時心拍数が50回/分を下回る又は徐脈に関連する症状が認められた場合は、本剤を中止すること〔11.1.1参照〕
  • 7.3. 本剤を休薬した後、投与を再開する場合には休薬前の用量を超えない用量で再開すること
  • 休薬後の安静時心拍数が本剤投与開始前値付近の場合には、低用量から投与を開始し、段階的に増量することが望ましい〔11.1.1参照〕
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 急性心不全
    • 心原性ショック
    • 高度低血圧
    • イトラコナゾール投与中
    • クラリスロマイシン投与中
    • インジナビル投与中
    • サキナビル投与中
    • ジョサマイシン投与中
    • ネルフィナビル投与中
    • 重度肝機能障害
    • ジルチアゼム投与中
    • ボリコナゾール投与中
    • テラプレビル投与中
    • コビシスタット含有製剤投与中
    • 重度肝機能障害<Child−Pugh C>
    • リトナビル含有製剤投与中
    • Child−Pugh C
    • ベラパミル投与中
    • 拡張期血圧が50mmHg未満
    • 収縮期血圧が90mmHg未満
    • 第三度房室ブロック<ペースメーカー使用を除く>
    • 洞不全症候群<ペースメーカー使用を除く>
    • 洞房ブロック<ペースメーカー使用を除く>
    • 不安定心不全
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用
心不全 、 動悸 、 洞不全症候群 、 高血圧 、 血圧変動 、 起立性低血圧 、 羞明 、 視力障害 、 複視 、 便秘 、 悪心
重大な副作用
徐脈 、 心拍数減少 、 徐脈に関連する症状 、 めまい 、 倦怠感 、 低血圧 、 光視症 、 霧視 、 一過性にまぶしい光を感じる 、 光輪現象 、 像分離 、 ストロボ様作用 、 万華鏡様作用 、 有色光 、 二重像 、 房室ブロック 、 心房細動 、 心電図QT延長 、 心室性頻脈 、 心室性期外収縮 、 心室細動 、 トルサード・ド・ポアン 、 心室性不整脈
上記以外の副作用
下痢 、 腹痛 、 胃炎 、 消化不良 、 疲労 、 無力症 、 肝機能障害 、 腎不全 、 血中クレアチニン増加 、 糖尿病 、 高尿酸血症 、 浮動性めまい 、 頭痛 、 失神 、 皮膚そう痒症 、 発疹 、 呼吸困難 、 筋痙攣 、 回転性めまい 、 紅斑 、 じん麻疹 、 血管浮腫 、 好酸球増加症

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • 急性心不全
    • 心原性ショック
    • 高度低血圧
    • イトラコナゾール投与中
    • クラリスロマイシン投与中
    • インジナビル投与中
    • サキナビル投与中
    • ジョサマイシン投与中
    • ネルフィナビル投与中
    • 重度肝機能障害
    • ジルチアゼム投与中
    • ボリコナゾール投与中
    • テラプレビル投与中
    • コビシスタット含有製剤投与中
    • 重度肝機能障害<Child−Pugh C>
    • リトナビル含有製剤投与中
    • Child−Pugh C
    • ベラパミル投与中
    • 拡張期血圧が50mmHg未満
    • 収縮期血圧が90mmHg未満
    • 第三度房室ブロック<ペースメーカー使用を除く>
    • 洞不全症候群<ペースメーカー使用を除く>
    • 洞房ブロック<ペースメーカー使用を除く>
    • 不安定心不全
  • 慎重投与
    • 脚ブロック
    • QT延長症候群
    • 第一度房室ブロック
    • 第二度房室ブロック
    • QT延長作用のある薬剤投与中
    • 心室同期不全
    • 心室内電気伝導障害
  • 注意
    • 頻脈性不整脈<心室性>
    • 頻脈性不整脈<上室性>
    • 電気的除細動
  • 投与に際する指示
    • 頻脈性不整脈<心室性>
    • 頻脈性不整脈<上室性>
    • 電気的除細動
患者の属性に応じた注意事項
  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 授乳婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 乳児(0日〜364日)
    • 妊娠する可能性のある女性(11歳〜)
    • 小児等(0歳〜14歳)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
リトナビル
過度の徐脈
ジョサマイシン
過度の徐脈
イトラコナゾール
過度の徐脈
クラリスロマイシン
過度の徐脈
コビシスタットを含有する製剤
過度の徐脈
インジナビル
過度の徐脈
ボリコナゾール
過度の徐脈
ネルフィナビル
過度の徐脈
サキナビル
過度の徐脈
テラプレビル
過度の徐脈
ベラパミル
過度の徐脈
ジルチアゼム
過度の徐脈
CYP3Aを阻害する薬剤<中等度>
過度の徐脈
フルコナゾール
過度の徐脈
CYP3A酵素誘導剤
心拍数減少作用が減弱
リファンピシン類
心拍数減少作用が減弱
フェニトイン
心拍数減少作用が減弱
バルビツール酸誘導体
心拍数減少作用が減弱
QTを延長する薬剤
QT延長が増強し高度な不整脈
キニジン
QT延長が増強し高度な不整脈
ジソピラミド
QT延長が増強し高度な不整脈
ベプリジル
QT延長が増強し高度な不整脈
ソタロール
QT延長が増強し高度な不整脈
アミオダロン
QT延長が増強し高度な不整脈
ピモジド
QT延長が増強し高度な不整脈
メフロキン
QT延長が増強し高度な不整脈
ペンタミジン
QT延長が増強し高度な不整脈
カリウム排泄型利尿剤
高度な不整脈
ループ利尿剤
高度な不整脈
チアジド系薬剤
高度な不整脈
飲食物との相互作用
  • グレープフルーツジュース
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

洞調律かつ投与開始時の安静時心拍数が75回/分以上の慢性心不全(ただし、β遮断薬を含む慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る)。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. β遮断薬の最大忍容量が投与されても安静時心拍数が75回/分以上の患者に投与すること。また、β遮断薬に対する忍容性がない、禁忌である等、β遮断薬が使用できない患者にも投与できる。
5.2. 「臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(左室駆出率等)を十分に理解した上で、適応患者を選択すること〔17.1参照〕。

用法・用量(添付文書全文)

通常、成人にはイバブラジンとして、1回2.5mgを1日2回食後経口投与から開始する。開始後は忍容性をみながら、目標とする安静時心拍数が維持できるように、必要に応じ、2週間以上の間隔で段階的に用量を増減する。1回投与量は2.5、5又は7.5mgのいずれかとし、いずれの投与量においても、1日2回食後経口投与とする。なお、患者の状態により適宜減量する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤の維持量は、安静時心拍数及び忍容性を基に個々の患者に応じて設定すること。目標とする安静時心拍数は50〜60回/分とし、安静時心拍数が60回/分を超える場合は段階的に増量、安静時心拍数が50回/分を下回る又は徐脈に関連する症状(めまい、倦怠感、低血圧等)が認められた場合は段階的に減量する〔11.1.1参照〕。
7.2. 1回2.5mg、1日2回食後経口投与において継続して安静時心拍数が50回/分を下回る又は徐脈に関連する症状が認められた場合は、本剤を中止すること〔11.1.1参照〕。
7.3. 本剤を休薬した後、投与を再開する場合には休薬前の用量を超えない用量で再開すること。休薬後の安静時心拍数が本剤投与開始前値付近の場合には、低用量から投与を開始し、段階的に増量することが望ましい〔11.1.1参照〕。

副作用(添付文書全文)

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、本剤を減量又は中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 徐脈:徐脈(心拍数減少を含む)(8.0%)があらわれることがあり、また、徐脈に関連する症状(めまい、倦怠感、低血圧等)があらわれることがある〔7.1−7.3、8.1参照〕。
11.1.2. 光視症(2.8%)、霧視(0.4%):光視症は、視野の限られた領域で一過性にまぶしい光を感じる、光輪現象、像分離(ストロボ様作用又は万華鏡様作用)、有色光又は二重像として、投与開始後3ヵ月以内にあらわれることが多い〔8.3参照〕。
11.1.3. 房室ブロック(0.6%)〔9.1.3参照〕。
11.1.4. 心房細動(0.3%):心房細動が認められた場合は本剤を中止すること〔8.2参照〕。
11.1.5. 心電図QT延長:心電図QT延長(0.2%)に関連して心室性不整脈(0.1%未満)、心室性頻脈(0.2%)、心室性期外収縮(0.4%)、心室細動(頻度不明)及びトルサード・ド・ポアン(頻度不明)があらわれることがある〔9.1.1、10.2参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 心臓障害:(1%以上)心不全、(1%未満)動悸、洞不全症候群。
2). 血管障害:(1%未満)高血圧、血圧変動、起立性低血圧、低血圧。
3). 眼障害:(1%未満)羞明、視力障害、複視。
4). 胃腸障害:(1%未満)便秘、悪心、下痢、腹痛、胃炎、消化不良。
5). 一般・全身障害:(1%未満)倦怠感、疲労、無力症。
6). 肝胆道系障害:(1%未満)肝機能障害。
7). 腎及び尿路障害:(1%未満)腎不全、血中クレアチニン増加。
8). 代謝及び栄養障害:(1%未満)糖尿病、高尿酸血症。
9). 精神・神経系障害:(1%未満)浮動性めまい、頭痛、失神。
10). 皮膚及び皮下組織障害:(1%未満)皮膚そう痒症、発疹、(頻度不明)紅斑、じん麻疹、血管浮腫。
11). その他:(1%未満)呼吸困難、筋痙攣、回転性めまい、(頻度不明)好酸球増加症。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 不安定心不全又は急性心不全患者[病態が悪化するおそれがある]。
2.3. 心原性ショックの患者[循環動態が悪化するおそれがある]。
2.4. 高度低血圧患者(収縮期血圧が90mmHg未満又は拡張期血圧が50mmHg未満)[血圧が低下するおそれがある]。
2.5. 洞不全症候群<ペースメーカー使用を除く>、洞房ブロック<ペースメーカー使用を除く>又は第三度房室ブロック<ペースメーカー使用を除く>のある患者[症状が悪化するおそれがある]。
2.6. 重度肝機能障害<Child−Pugh C>のある患者〔9.3.1参照〕。
2.7. 次の薬剤を投与中の患者:リトナビル含有製剤投与中、ジョサマイシン投与中、イトラコナゾール投与中、クラリスロマイシン投与中、コビシスタット含有製剤投与中、インジナビル投与中、ボリコナゾール投与中、ネルフィナビル投与中、サキナビル投与中、テラプレビル投与中〔10.1参照〕。
2.8. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。
2.9. ベラパミル投与中、ジルチアゼム投与中の患者〔10.1参照〕。
(重要な基本的注意)
8.1. 徐脈があらわれるおそれがあるので、定期的に心拍数を測定すること〔11.1.1参照〕。
8.2. 心房細動があらわれるおそれがあるので、定期的に心調律を観察し、動悸等の症状があらわれた場合や心拍数不整が認められた場合等には心電図検査も実施すること。心房細動が発現した場合には、本剤を中止すること〔11.1.4参照〕。
8.3. 光視症、霧視、めまい、ふらつきがあらわれることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械の操作をする際には患者に十分注意させ、これらの症状が認められた場合は、自動車の運転等危険を伴う操作に従事しないよう指導すること〔11.1.2参照〕。
8.4. 電気的除細動を行う場合は、洞調律へ回復する際に徐脈があらわれるおそれがあるので、緊急時を除き、本剤の最終投与から24時間以上経過後に行うこと。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. QT延長症候群又はQT延長作用のある薬剤投与中の患者:本剤投与の可否を慎重に判断し、投与する場合には心電図検査を行う等観察を十分に行うこと(心拍数減少によりQTが更に延長し、トルサード・ド・ポアン等の高度不整脈を引きおこすおそれがある)〔10.2、11.1.5参照〕。
9.1.2. 頻脈性不整脈<心室性>又は頻脈性不整脈<上室性>のある患者:本剤には、洞結節機能に支障をきたした頻脈性不整脈に対する心拍数減少作用は期待できないため、頻脈性不整脈に対する標準的な治療を優先すること。
9.1.3. 第一度房室ブロック及び第二度房室ブロックのある患者:本剤投与の可否を慎重に判断し、投与する場合には心電図検査を行う等観察を十分に行うこと(症状が悪化するおそれがある)〔11.1.3参照〕。
9.1.4. 心室内電気伝導障害(脚ブロック)及び心室同期不全のある患者:本剤投与の可否を慎重に判断し、投与する場合には心電図検査を行う等観察を十分に行うこと(症状が悪化するおそれがある)。
(肝機能障害患者)
9.3.1. 重度肝機能障害患者(Child−Pugh C):投与しないこと(本剤の血中濃度が大きく上昇するおそれがある)〔2.6参照〕。
(生殖能を有する者)
妊娠する可能性のある女性:妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び投与後一定期間は適切な避妊を実施させるよう指導すること〔9.5妊婦の項参照〕。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(ラット及びウサギで胎仔毒性及び催奇形性(心臓形態異常、心室中隔欠損、着床後胚死亡、欠指症等)が報告されている)〔2.8、9.4生殖能を有する者の項参照〕。
(授乳婦)
授乳を避けさせること(ラットで乳汁中へ移行することが報告されており、乳児の心拍数減少するおそれがある)。
(小児等)
小児等を対象とした国内臨床試験は実施していない。
(相互作用)
本剤は主にCYP3Aにより代謝される〔16.4参照〕。
10.1. 併用禁忌:
1). リトナビル含有製剤<ノービア>、ジョサマイシン<ジョサマイシン>、イトラコナゾール<イトリゾール>、クラリスロマイシン<クラリシッド>、コビシスタット含有製剤<スタリビルド>、インジナビル<クリキシバン>、ボリコナゾール<ブイフェンド>、ネルフィナビル<ビラセプト>、サキナビル<インビラーゼ>、テラプレビル<テラビック>〔2.7、16.7.2参照〕[過度の徐脈があらわれることがある(CYP3Aによる本剤の代謝が強く阻害され、血中濃度が上昇する)]。
2). ベラパミル<ワソラン>、ジルチアゼム<ヘルベッサー>〔2.9、16.7.3−16.7.4参照〕[過度の徐脈があらわれることがある(CYP3Aによる本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇する;本剤の心拍数減少作用を相加的に増強する)]。
10.2. 併用注意:
1). 中等度のCYP3A阻害剤(フルコナゾール等)[過度の徐脈があらわれることがあるため、安静時心拍数を十分に観察すること(CYP3Aによる本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇する)]。
2). CYP3A誘導剤(セントジョーンズワート、リファンピシン、フェニトイン、バルビツール誘導体等)〔16.7.8参照〕[心拍数減少作用が減弱することがある(CYP3Aによる本剤の代謝が促進され、血中濃度が低下する)]。
3). QT延長作用のある薬剤(キニジン、ジソピラミド、ベプリジル、ソタロール、アミオダロン、ピモジド、メフロキン、ペンタミジン等)〔9.1.1、11.1.5参照〕[QT延長が増強し高度な不整脈があらわれることがあるため、本剤の適応の可否を慎重に判断し、やむを得ず併用する場合には、心電図検査を行うなど観察を十分に行うこと(本剤の心拍数減少作用による)]。
4). カリウム排泄型利尿剤(ループ利尿剤、サイアザイド系利尿剤)[高度な不整脈があらわれることがあるため、心電図検査を行うなど観察を十分に行うこと(本剤の心拍数減少作用により、低カリウム血症による不整脈のリスクが増強するおそれがある)]。
5). グレープフルーツジュース〔16.7.5参照〕[過度の徐脈があらわれることがあるため、安静時心拍数を十分に観察すること(CYP3Aによる本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇する)]。
6). ペースメーカー[十分な心拍数減少が得られないことがある(ペースメーカーのバックアップレートが60回/分超に設定された場合、目標とする安静時心拍数を得ることができない)]。
(過量投与)
13.1. 症状
過量投与時、重度の遷延する徐脈があらわれるおそれがある。
13.2. 処置
過量投与時には、本剤の投与を中止し、必要に応じて胃洗浄等による薬剤の除去やイソプレナリン塩酸塩等の投与、心臓ペーシングを適用すること。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(保険給付上の注意)
本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付)に基づき、2020年11月末日までは、投薬は1回14日分を限度とされている。
(保管上の注意)
室温保存。

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