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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ロスバスタチンOD錠5mg「DSEP」の基本情報

後発品(加算対象)
一般名
製薬会社
薬価・規格
35.5円(5mg1錠)
添付文書

基本情報

薬効分類
スタチン系薬

肝臓におけるコレステロール合成を抑え、主に血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロールとも呼ばれる)を低下させ、動脈硬化などを予防する薬

スタチン系薬
  • メバロチン
  • リポバス
  • クレストール
  • リバロ
  • リピトール
効能・効果
  • 高コレステロール血症
  • 家族性高コレステロール血症
注意すべき副作用
筋肉痛 、 CK上昇 、 肝機能障害 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 皮膚そう痒症 、 発疹 、 蕁麻疹 、 腹痛 、 便秘
用法・用量(主なもの)
  • 通常、成人にはロスバスタチンとして1日1回2.5mgより投与を開始するが、早期にLDL−コレステロール値を低下させる必要がある場合には5mgより投与を開始してもよい
    • なお、年齢・症状により適宜増減し、投与開始後あるいは増量後、4週以降にLDL−コレステロール値の低下が不十分な場合には、漸次10mgまで増量できる
  • 10mgを投与してもLDL−コレステロール値の低下が十分でない、家族性高コレステロール血症患者などの重症患者に限り、さらに増量できるが、1日最大20mgまでとする
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. クレアチニンクリアランスが30mL/min/1.73㎡未満の患者に投与する場合には、2.5mgより投与を開始し、1日最大投与量は5mgとする〔9.2.2、9.2.3、16.6.3参照〕
  • 7.2. 特に20mg投与時においては腎機能に影響があらわれるおそれがあるので、20mg投与開始後12週までの間は原則、月に1回、それ以降は定期的(半年に1回等)に腎機能検査を行うなど、観察を十分に行うこと〔9.2.2、9.2.3、16.6.3参照〕
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 黄疸
    • 過敏症
    • 肝癌
    • 肝硬変
    • 急性肝炎
    • 慢性肝炎の急性増悪
    • 肝機能低下
    • シクロスポリン投与中
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦

副作用

主な副作用
筋肉痛 、 CK上昇 、 皮膚そう痒症 、 発疹 、 蕁麻疹 、 腹痛 、 便秘 、 嘔気 、 下痢 、 無力症 、 関節痛
重大な副作用
肝機能障害 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 ミオパチー 、 広範な筋肉痛 、 高度脱力感 、 著明なCK上昇 、 免疫介在性壊死性ミオパチー 、 近位筋脱力 、 CK高値 、 炎症を伴わない筋線維壊死 、 抗HMG−CoA還元酵素抗体陽性 、 抗HMGCR抗体陽性 、 黄疸 、 多形紅斑 、 横紋筋融解症 、 脱力感 、 血中ミオグロビン上昇 、 尿中ミオグロビン上昇 、 急性腎障害 、 重篤な腎障害 、 肝炎 、 血小板減少 、 過敏症状 、 血管浮腫 、 間質性肺炎 、 発熱 、 咳嗽 、 呼吸困難 、 胸部X線異常 、 末梢神経障害 、 四肢感覚鈍麻 、 しびれ感 、 感覚障害 、 疼痛 、 筋力低下
上記以外の副作用
頭痛 、 浮動性めまい 、 肝機能異常 、 蛋白尿 、 腎機能異常 、 BUN上昇 、 血清クレアチニン上昇 、 女性化乳房 、 膵炎 、 口内炎 、 筋痙攣 、 健忘 、 睡眠障害 、 不眠 、 悪夢 、 抑うつ 、 代謝異常 、 HbA1c上昇 、 血糖値上昇

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 黄疸
    • 過敏症
    • 肝癌
    • 肝硬変
    • 急性肝炎
    • 慢性肝炎の急性増悪
    • 肝機能低下
    • シクロスポリン投与中
  • 相対禁止
    • 腎機能検査値異常
  • 注意
    • アルコール中毒
    • 筋ジストロフィー
    • 甲状腺機能低下症
    • 腎障害
    • 横紋筋融解症
    • 重度腎障害
    • 遺伝性筋疾患
    • 薬剤性筋障害
    • クレアチニンクリアランスが30mL/min/1.73㎡未満
    • 家族性高コレステロール血症ホモ接合体
    • 肝障害<急性肝炎・慢性肝炎の急性増悪・肝硬変・肝癌・黄疸を除く>
    • Child−Pughスコアが8〜9
  • 投与に際する指示
    • クレアチニンクリアランスが30mL/min/1.73㎡未満
患者の属性に応じた注意事項
  • 禁止
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
  • 注意
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 小児等(0歳〜14歳)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
フィブラート系薬剤
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
ベザフィブラート
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
ニコチン酸製剤
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
アゾール系抗真菌剤
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
イトラコナゾール
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
マクロライド系抗生物質
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
エリスロマイシン
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症
フィブラート系薬剤
自覚症状<筋肉痛・脱力感>
フィブラート系薬剤
CK上昇
ベザフィブラート
CK上昇
ニコチン酸製剤
CK上昇
アゾール系抗真菌剤
CK上昇
イトラコナゾール
CK上昇
マクロライド系抗生物質
CK上昇
エリスロマイシン
CK上昇
フィブラート系薬剤
血中及び尿中ミオグロビン上昇
ベザフィブラート
血中及び尿中ミオグロビン上昇
ニコチン酸製剤
血中及び尿中ミオグロビン上昇
アゾール系抗真菌剤
血中及び尿中ミオグロビン上昇
イトラコナゾール
血中及び尿中ミオグロビン上昇
マクロライド系抗生物質
血中及び尿中ミオグロビン上昇
エリスロマイシン
血中及び尿中ミオグロビン上昇
フィブラート系薬剤
血清クレアチニン上昇
フィブラート系薬剤
腎機能の悪化
シクロスポリン
本剤のAUC0−24hが健康成人に単独で反復投与したときに比べ約7倍上昇
フィブラート系薬剤
筋肉痛
ベザフィブラート
筋肉痛
ニコチン酸製剤
筋肉痛
アゾール系抗真菌剤
筋肉痛
イトラコナゾール
筋肉痛
マクロライド系抗生物質
筋肉痛
エリスロマイシン
筋肉痛
フィブラート系薬剤
脱力感
ベザフィブラート
脱力感
ニコチン酸製剤
脱力感
アゾール系抗真菌剤
脱力感
イトラコナゾール
脱力感
マクロライド系抗生物質
脱力感
エリスロマイシン
脱力感
クマリン系抗凝血剤
抗凝血作用が増強
ワルファリン
抗凝血作用が増強
制酸剤<PPI・H2ブロッカー以外>
本剤の血中濃度が約50%に低下
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム
本剤の血中濃度が約50%に低下
ロピナビル・リトナビル配合剤
本剤のAUCが約2倍・Cmaxが約5倍上昇
アタザナビル及びリトナビル両剤
本剤のAUCが約3倍・Cmaxが7倍上昇
ダルナビル及びリトナビル両剤
本剤のAUCが約1.5倍・Cmaxが約2.4倍上昇
グレカプレビル・ピブレンタスビル
本剤のAUCが約2.2倍・Cmaxが約5.6倍上昇
ダクラタスビル
本剤の血中濃度が上昇
アスナプレビル
本剤の血中濃度が上昇
ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル
本剤の血中濃度が上昇
グラゾプレビル
本剤のAUCが約2.3倍・Cmaxが約5.5倍上昇
エルバスビル
本剤のAUCが約2.3倍・Cmaxが約5.5倍上昇
ソホスブビル・ベルパタスビル
本剤のAUCが約2.7倍・Cmaxが約2.6倍上昇
ダロルタミド
本剤のAUCが5.2倍・Cmaxが5.0倍上昇
レゴラフェニブ水和物
本剤のAUCが3.8倍・Cmaxが4.6倍上昇
エルトロンボパグ
本剤のAUCが約1.6倍上昇
飲食物との相互作用
  • ニコチン酸(ナイアシン)を含むもの<まいたけ、たらこ、インスタントコーヒー、かつお節、まぐろ など>

処方理由

スタチン
この薬をファーストチョイスする理由(2019年11月更新)
  • ・LDLコレステロール低下効果が最も高いので、重宝しています。ただ、ストロングスタチン全般に言える事ですが、心血管イベント後の二次予防目的で使用されていたにも関わらず、血清脂質が基準値内と言うだけで、減量や休薬されてしまっている場合が散見されるので、投薬背景も十分考慮してほしいと思います。(30歳代病院勤務医、循環器内科)

  • ・俗にいう「最強のスタチン」。ジェネリックやゼチーアとの合剤も発売され、しっかり下げたい人はロスバスタチン一択だと思います。やはり耐糖能異常は気になるところで、糖尿病かつ狭心症の人はピタバスタチン、一次予防でちょっと下がればいいなという人はプラバスタチンを使っています。(20歳代病院勤務医、循環器内科)

  • ・最も効果が確実で副作用は他剤と違いがありません。アトルバスタチン、ピタバスタチンも使う意義がありますが、スタンダードスタチンを投与する対象はほとんどいません。それらの人は食事、運動療法で十分です。(60歳代診療所勤務医、一般内科)

  • ・低価格なジェネリックでも効果が良く、用量調節もしやすく、副作用もほとんどなく使えて重宝しています。ゼチーアとの併用例も何例かあったためロスーゼットを早期に発売してくれたのも助かります。(50歳代開業医、一般内科)

  • ・国産のスタチンで、ストロングスタチンでもあり、ついつい選んでしまう。副作用も特段気になることもなく、他のストロングスタチンより使いやすい印象。(40歳代病院勤務医、脳神経内科)

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 適用の前に十分な検査を実施し、高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症であることを確認した上で本剤の適用を考慮すること。
5.2. 家族性高コレステロール血症ホモ接合体については、LDL−アフェレーシス等の非薬物療法の補助として、あるいはそれらの治療法が実施不能な場合に本剤の適用を考慮すること。

用法・用量(添付文書全文)

通常、成人にはロスバスタチンとして1日1回2.5mgより投与を開始するが、早期にLDL−コレステロール値を低下させる必要がある場合には5mgより投与を開始してもよい。なお、年齢・症状により適宜増減し、投与開始後あるいは増量後、4週以降にLDL−コレステロール値の低下が不十分な場合には、漸次10mgまで増量できる。10mgを投与してもLDL−コレステロール値の低下が十分でない、家族性高コレステロール血症患者などの重症患者に限り、さらに増量できるが、1日最大20mgまでとする。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. クレアチニンクリアランスが30mL/min/1.73㎡未満の患者に投与する場合には、2.5mgより投与を開始し、1日最大投与量は5mgとする〔9.2.2、9.2.3、16.6.3参照〕。
7.2. 特に20mg投与時においては腎機能に影響があらわれるおそれがあるので、20mg投与開始後12週までの間は原則、月に1回、それ以降は定期的(半年に1回等)に腎機能検査を行うなど、観察を十分に行うこと〔9.2.2、9.2.3、16.6.3参照〕。

副作用(添付文書全文)

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 横紋筋融解症(0.1%未満):筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、このような場合には直ちに投与を中止すること。
11.1.2. ミオパチー(頻度不明):広範な筋肉痛、高度脱力感や著明なCK上昇があらわれた場合には投与を中止すること。
11.1.3. 免疫介在性壊死性ミオパチー(頻度不明):近位筋脱力、CK高値、炎症を伴わない筋線維壊死、抗HMG−CoA還元酵素抗体陽性(抗HMGCR抗体陽性)等を特徴とする免疫介在性壊死性ミオパチーがあらわれ、投与中止後も持続する例が報告されているので、患者の状態を十分に観察すること(なお、免疫抑制剤投与により改善がみられたとの報告例がある)。
11.1.4. 肝炎(0.1%未満)、肝機能障害(1%未満)、黄疸(頻度不明):肝炎、AST上昇、ALT上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある〔8.3参照〕。
11.1.5. 血小板減少(0.1%未満)〔8.4参照〕。
11.1.6. 過敏症状(0.1%未満):血管浮腫を含む過敏症状があらわれることがある。
11.1.7. 間質性肺炎(0.1%未満):長期投与であっても、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
11.1.8. 末梢神経障害(0.1%未満):四肢感覚鈍麻、しびれ感等の感覚障害、疼痛、あるいは筋力低下等の末梢神経障害があらわれることがある。
11.1.9. 多形紅斑(頻度不明)。
11.2. その他の副作用
1). 皮膚:(0.1〜2%未満)皮膚そう痒症、発疹、蕁麻疹。
2). 消化器:(0.1〜2%未満)腹痛、便秘、嘔気、下痢、(0.1%未満)膵炎、口内炎。
3). 筋・骨格系:(2〜5%未満)CK上昇、(0.1〜2%未満)無力症、筋肉痛、関節痛、(0.1%未満)筋痙攣。
4). 精神神経系:(0.1〜2%未満)頭痛、浮動性めまい、(0.1%未満)健忘、睡眠障害(不眠、悪夢等)、抑うつ。
5). 内分泌:(頻度不明)女性化乳房。
6). 代謝異常:(0.1%未満)HbA1c上昇、血糖値上昇。
7). 肝臓:(2〜5%未満)肝機能異常(AST上昇、ALT上昇)。
8). 腎臓:(0.1〜2%未満)蛋白尿[通常一過性であるが、原因不明の蛋白尿が持続する場合には減量するなど適切な処置を行うこと]、腎機能異常(BUN上昇、血清クレアチニン上昇)。
発現頻度は使用成績調査から算出した。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 肝機能低下していると考えられる次のような患者(急性肝炎、慢性肝炎の急性増悪、肝硬変、肝癌、黄疸)〔9.3.1、9.3.2、16.6.2参照〕。
2.3. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性及び授乳婦〔9.5妊婦、9.6授乳婦の項参照〕。
2.4. シクロスポリン投与中の患者〔10.1、16.7.2参照〕。
(重要な基本的注意)
8.1. あらかじめ高コレステロール血症治療の基本である食事療法を行い、更に運動療法や高血圧、喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も十分考慮すること。
8.2. 投与中は血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。
8.3. 投与開始又は増量後12週までの間は原則、月に1回、それ以降は定期的(半年に1回等)に肝機能検査を行うこと〔11.1.4参照〕。
8.4. 血小板減少があらわれることがあるので、血液検査等の観察を十分に行うこと〔11.1.5参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある次の患者。
・ アルコール中毒患者。
・ 甲状腺機能低下症の患者。
・ 遺伝性筋疾患(筋ジストロフィー等)又はその家族歴のある患者。
・ 薬剤性筋障害の既往歴のある患者。
(腎機能障害患者)
9.2.1. 腎機能検査値異常のある患者:本剤とフィブラート系薬剤を併用する場合には、治療上やむを得ないと判断される場合にのみ併用すること。腎機能検査値異常のある患者に、本剤とフィブラート系薬剤を併用する場合には、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいので、やむを得ず併用する場合には、定期的に腎機能検査等を実施し、自覚症状<筋肉痛・脱力感>の発現、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇並びに血清クレアチニン上昇等の腎機能の悪化を認めた場合は直ちに投与を中止すること〔10.2参照〕。
9.2.2. 腎障害又はその既往歴のある患者:横紋筋融解症の報告例の多くが腎機能障害を有する患者であり、また、横紋筋融解症に伴って急激な腎機能悪化があらわれることがある〔7.1、7.2、16.6.3参照〕。
9.2.3. 重度腎障害のある患者:本剤の血中濃度が高くなるおそれがある〔7.1、7.2、16.6.3参照〕。
(肝機能障害患者)
9.3.1. 肝機能低下していると考えられる次のような患者(急性肝炎、慢性肝炎の急性増悪、肝硬変、肝癌、黄疸):投与しないこと(これらの患者では、本剤の血中濃度が上昇するおそれがあり、また、本剤は主に肝臓に分布して作用するので、肝障害を悪化させるおそれがある)〔2.2、16.6.2参照〕。
9.3.2. 肝障害<急性肝炎・慢性肝炎の急性増悪・肝硬変・肝癌・黄疸を除く>又はその既往歴のある患者:本剤は主に肝臓に分布して作用するので、肝障害又はその既往歴のある患者では、肝障害を悪化させるおそれがある。特に、Child−Pughスコアが8〜9の患者では、血漿中濃度が他に比べて高かったとの報告がある〔2.2、16.6.2参照〕。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(ラットに他のHMG−CoA還元酵素阻害剤を大量投与した場合に胎仔骨格奇形が報告されている。更にヒトでは、他のHMG−CoA還元酵素阻害剤で、妊娠3ヵ月までの間に服用したとき、胎児に先天性奇形があらわれたとの報告がある)〔2.3参照〕。
(授乳婦)
投与しないこと(ラットで乳汁中への移行が報告されている)〔2.3参照〕。
(小児等)
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
(相互作用)
本剤は、OATP1B1及びBCRPの基質である。
10.1. 併用禁忌:
シクロスポリン<サンディミュン、ネオーラル等>〔2.4、16.7.2参照〕[シクロスポリンを投与されている心臓移植患者に併用したとき、シクロスポリンの血中濃度に影響はなかったが、本剤のAUC0−24hが健康成人に単独で反復投与したときに比べ約7倍上昇したとの報告がある(シクロスポリンがOATP1B1及びBCRP等の機能を阻害する可能性がある)]。
10.2. 併用注意:
1). フィブラート系薬剤(ベザフィブラート等)〔9.2.1参照〕[フェノフィブラートとの併用においては、いずれの薬剤の血中濃度にも影響はみられていないが、一般に、HMG−CoA還元酵素阻害剤との併用で、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい(両剤共に横紋筋融解症の報告がある<危険因子>腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者)]。
2). ニコチン酸、アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール等)、マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン等)[一般に、HMG−CoA還元酵素阻害剤との併用で、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい(<危険因子>腎機能障害のある患者)]。
3). クマリン系抗凝固剤(ワルファリン)[抗凝血作用が増強することがあり、本剤を併用する場合は、本剤の投与開始時及び用量変更時にも頻回にプロトロンビン時間国際標準比(INR)値等を確認し、必要に応じてワルファリンの用量を調節する等、注意深く投与すること(機序は不明)]。
4). 制酸剤<PPI・H2ブロッカー以外>(水酸化マグネシウム・水酸化アルミニウム)〔16.7.1参照〕[本剤の血中濃度が約50%に低下することが報告されており、本剤投与後2時間経過後に制酸剤を投与した場合には、本剤の血中濃度は非併用時の約80%であった(機序は不明)]。
5). ロピナビル・リトナビル、アタザナビル/リトナビル、ダルナビル/リトナビル、グレカプレビル・ピブレンタスビル[本剤とロピナビル・リトナビルを併用したとき本剤のAUCが約2倍・Cmaxが約5倍上昇(併用薬剤がOATP1B1及びBCRPの機能を阻害する可能性がある)、アタザナビル及びリトナビル両剤と本剤を併用したとき本剤のAUCが約3倍・Cmaxが7倍上昇(併用薬剤がOATP1B1及びBCRPの機能を阻害する可能性がある)、ダルナビル及びリトナビル両剤と本剤を併用したとき本剤のAUCが約1.5倍・Cmaxが約2.4倍上昇したとの報告がある(併用薬剤がOATP1B1及びBCRPの機能を阻害する可能性がある)、また本剤とグレカプレビル・ピブレンタスビル<承認用量外の用量>を併用したとき、本剤のAUCが約2.2倍・Cmaxが約5.6倍上昇したとの報告がある(併用薬剤がOATP1B1及びBCRPの機能を阻害する可能性がある)]。
6). ダクラタスビル、アスナプレビル、ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル[本剤とダクラタスビル、アスナプレビル、またはダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル<承認用量外の用量>を併用したとき、本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある(ダクラタスビル、ベクラブビルがOATP1B1、1B3及びBCRPの機能を阻害する可能性があり、また、アスナプレビルがOATP1B1、1B3の機能を阻害する可能性がある)]。
7). グラゾプレビル/エルバスビル[本剤とグラゾプレビル<承認用量外の用量>及びエルバスビルを併用したとき、本剤のAUCが約2.3倍・Cmaxが約5.5倍上昇したとの報告がある(併用薬剤がBCRPの機能を阻害する可能性がある)]。
8). ソホスブビル・ベルパタスビル[本剤とベルパタスビルを併用したとき、本剤のAUCが約2.7倍・Cmaxが約2.6倍上昇したとの報告がある(ベルパタスビルがOATP1B1、1B3及びBCRPの機能を阻害する可能性がある)]。
9). ダロルタミド[本剤とダロルタミドを併用したとき、本剤のAUCが5.2倍・Cmaxが5.0倍上昇したとの報告がある(ダロルタミドがOATP1B1、1B3及びBCRPの機能を阻害する可能性がある)]。
10). レゴラフェニブ[本剤とレゴラフェニブを併用したとき、本剤のAUCが3.8倍・Cmaxが4.6倍上昇したとの報告がある(レゴラフェニブがBCRPの機能を阻害する可能性がある)]。
11). エルトロンボパグ[本剤とエルトロンボパグを併用したとき、本剤のAUCが約1.6倍上昇したとの報告がある(エルトロンボパグがOATP1B1及びBCRPの機能を阻害する可能性がある)]。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤調製時の注意
本剤は一包化調剤を避けること〔20.2参照〕。
14.2. 薬剤交付時の注意
14.2.1. PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
14.2.2. 本剤は舌の上にのせて唾液を浸潤させると崩壊するため、水なしで服用可能である(また、水で服用することもできる)。
(その他の注意)
15.1. 臨床使用に基づく情報
海外において、本剤を含むHMG−CoA還元酵素阻害剤投与中の患者では、糖尿病発症のリスクが高かったとの報告がある。
(取扱い上の注意)
20.2. アルミピロー包装開封後は湿気を避けて保存すること。また、光によって分解するため、服用直前までPTPシートから取り出さないこと。
(保管上の注意)
室温保存。

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