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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ミリステープ5mgの基本情報

先発品(後発品あり)
一般名
製薬会社
薬価・規格
37.7円((5mg)4.05cm×4.50cm1枚)
添付文書

基本情報

薬効分類
硝酸薬

体内で一酸化窒素を生成し、この物質が心臓の冠動脈を拡げ血流量を増やし、心臓に酸素などを補給したり全身の血管抵抗を減らすことで心臓の負担を軽くする薬

硝酸薬
  • アイトロール
  • ニトロール
  • ニトロペン
  • フランドル
  • ミオコール
効能・効果
  • 急性心不全
  • 狭心症
  • 慢性心不全の急性増悪期
注意すべき副作用
頭痛 、 発赤 、 動悸 、 血圧低下 、 頭重 、 皮膚かゆみ 、 かぶれ 、 発疹 、 皮膚刺激感 、 眩暈
用法・用量(主なもの)
  • 1回1枚(ニトログリセリンとして5mg)を1日2回、12時間ごとに胸部、上腹部、背部、上腕部又は大腿部のいずれかに貼付する
    • なお、症状により適宜増減する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 高度貧血
    • 重篤な低血圧
    • 心原性ショック
    • 頭部外傷
    • 脳出血
    • 閉塞隅角緑内障
    • ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤投与中
    • グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤投与中

副作用

主な副作用
頭痛 、 発赤 、 動悸 、 血圧低下 、 頭重 、 皮膚かゆみ 、 かぶれ 、 発疹 、 皮膚刺激感 、 眩暈 、 熱感
上記以外の副作用
起立性低血圧 、 心拍出量低下 、 徐脈 、 悪心 、 嘔吐 、 全身倦怠感 、 口渇

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • 高度貧血
    • 重篤な低血圧
    • 心原性ショック
    • 頭部外傷
    • 脳出血
    • 閉塞隅角緑内障
    • ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤投与中
    • グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤投与中
  • 慎重投与
    • 原発性肺高血圧症
    • 低血圧
    • 閉塞性肥大型心筋症
患者の属性に応じた注意事項
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
PDE5阻害薬
降圧作用を増強
シルデナフィル
降圧作用を増強
塩酸バルデナフィル
降圧作用を増強
タダラフィル
降圧作用を増強
sGC刺激剤
降圧作用を増強
リオシグアト
降圧作用を増強
降圧作用及び血管拡張作用を有する薬物
血圧低下が増強
カルシウム拮抗剤
血圧低下が増強
ACE阻害剤
血圧低下が増強
β−遮断剤
血圧低下が増強
利尿剤
血圧低下が増強
三環系抗うつ剤
血圧低下が増強
抗精神病薬
血圧低下が増強
エタノール摂取
血圧低下が増強
硝酸・亜硝酸エステル系薬剤
頭痛・血圧低下等の副作用が増強
非ステロイド系抗炎症剤
本剤の作用が減弱
アスピリン
本剤の作用が減弱
飲食物との相互作用
  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>

処方理由

硝酸薬
この薬をファーストチョイスする理由(2020年9月更新)
  • ・比較的即効性が高く嚥下障害のある方にも使用しやすいです。1日1回というのも使いやすいと思います。(50歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・貼付薬は安定した効果が期待できるうえに、貼付部位のトラブルもなく、安心して継続できる。(50歳代、一般内科)

  • ・内服だと条件で吸収量が変わるが、貼付薬なので使用しやすい。(50歳代病院勤務医、小児科)

  • ・剥がせば効果が早急に消えるから。(40歳代病院勤務医、脳神経内科)

  • ・1日1枚貼るだけなので簡単。(60歳代病院勤務医、麻酔科)

硝酸薬
この薬をファーストチョイスする理由(2017年6月更新)
  • ・認知症患者や嚥下障害患者など、アドヒアランスに難がある患者でも使いやすいです。過度な血圧低下などを認めた際には剥ぎ取れば済むので、重宝しています。(30歳代病院勤務医、循環器内科)

  • ・内服より貼付薬の方が出しやすいこともあり、よく処方しています。(30歳代病院勤務医、循環器内科)

  • ・貼付剤はアドヒランスが高い。(60歳代診療所勤務医、総合診療科)

  • ・認知症の患者にも処方しやすい。ちゃんと薬を使っていることが、周囲に分かりやすいなどのメリットがある。(60歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・緊急性のある時はスプレー剤や舌下錠を使用するが、よくある高齢者の心不全では、貼付薬を使用することが多い。(50歳代病院勤務医、一般内科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)

添付文書

効果・効能(添付文書全文)

狭心症、急性心不全(慢性心不全の急性増悪期を含む)。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
本剤は狭心症の発作緩解を目的とした治療には不適であるので、このような目的のためには速効性の硝酸・亜硝酸エステル系薬剤を使用する。

用法・用量(添付文書全文)

1回1枚(ニトログリセリンとして5mg)を1日2回、12時間ごとに胸部、上腹部、背部、上腕部又は大腿部のいずれかに貼付する。なお、症状により適宜増減する。

副作用(添付文書全文)

<概要>
ニトログリセリン貼付剤(剤形サイズ変更前)における副作用の概要は次のとおりである。総症例6,687例(承認時445例、使用成績調査6,242例)における副作用発現率は4.8%であった。主な副作用は頭痛1.4%、貼付部位のかゆみ1.2%、発赤1.0%等であった[再審査終了時]。
1.循環器:(0.1〜5%未満)動悸、血圧低下、(0.1%未満)眩暈、熱感、起立性低血圧、心拍出量低下、徐脈。
2.精神神経系:(0.1〜5%未満)頭痛、頭重。
3.消化器:(0.1%未満)悪心、嘔吐。
4.皮膚(貼付部位):(0.1〜5%未満)皮膚かゆみ、発赤、かぶれ、発疹、皮膚刺激感。
5.その他:(0.1%未満)全身倦怠感、口渇。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
1.重篤な低血圧又は心原性ショックの患者[血管拡張作用により、更に血圧を低下させ、症状を悪化させる恐れがある]。
2.閉塞隅角緑内障の患者[眼圧を上昇させる恐れがある]。
3.頭部外傷又は脳出血の患者[頭蓋内圧を上昇させる恐れがある]。
4.高度貧血の患者[血圧低下により貧血症状(眩暈、立ちくらみ等)を悪化させる恐れがある]。
5.硝酸・亜硝酸エステル系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
6.ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤投与中(シルデナフィルクエン酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル)又はグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤投与中(リオシグアト)の患者[本剤とこれらの薬剤との併用により降圧作用が増強され、過度に血圧を低下させることがある]。
(慎重投与)
1.低血圧の患者[血管拡張作用により、更に血圧を低下させる恐れがある]。
2.原発性肺高血圧症の患者[心拍出量が低下し、ショックを起こす恐れがある]。
3.閉塞性肥大型心筋症の患者[心室内圧較差の増強をもたらし、症状を悪化させる恐れがある]。
(重要な基本的注意)
1.狭心症に対し本剤を用いる場合には、次の事項に留意する。
1).狭心症に対し本剤を用いる場合には、本剤の投与に際しては、症状及び経過を十分に観察し、狭心症発作が増悪するなど効果が認められない場合には他の療法に切り替える。
2).狭心症に対し本剤を用いる場合には、硝酸・亜硝酸エステル系薬剤を使用中の患者で、急に投与を中止したとき症状が悪化した症例が報告されているので、休薬を要する場合には他剤との併用下で徐々に投与量を減じる。また、患者に医師の指示なしに使用を中止しないよう注意する。
2.心不全の急性期に対し本剤を用いる場合には、必ず血行動態指標(血圧、心拍数等)を観察しながら行う。
3.本剤の貼付により過度の血圧低下が起こった場合には、本剤を剥離し、下肢の挙上あるいは昇圧剤の投与等、適切な処置を行う。
4.起立性低血圧を起こすことがあるので注意する。
5.本剤の投与開始時には、他の硝酸・亜硝酸エステル系薬剤と同様に血管拡張作用により頭痛等の副作用を起こすことがあるので、このような場合には鎮痛剤を投与するか、減量又は投与中止するなど適切な処置を行う。また、これらの副作用のために注意力、集中力、反射運動能力等の低下が起こることがあるので、このような場合には、自動車の運転等の危険を伴う機械の操作に従事させないよう十分に注意する。
6.本剤の貼付により皮膚症状を起こすことがあるので、このような場合には、貼付部位を変更しステロイド軟膏等を投与するか投与中止するなど適切な処置を行う。
7.本剤とホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル)との併用又はグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤(リオシグアト)との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を低下させることがあるので、本剤投与前にホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤又はグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤を服用していないことを十分確認する。また、本剤投与中及び投与後においてホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤又はグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤を服用しないよう十分注意する。
(相互作用)
1.併用禁忌:
1).ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩<バイアグラ、レバチオ>、バルデナフィル塩酸塩水和物<レビトラ>、タダラフィル<シアリス、アドシルカ、ザルティア>)[併用により、降圧作用を増強することがある(本剤はcGMPの産生を促進し、一方、ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤はcGMPの分解を抑制することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介する本剤の降圧作用が増強する)]。
2).グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤(リオシグアト<アデムパス>)[併用により、降圧作用を増強することがある(本剤とグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤は、ともにcGMPの産生を促進することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介する本剤の降圧作用が増強する)]。
2.併用注意:
1).降圧作用及び血管拡張作用を有する薬物(Ca拮抗剤、ACE阻害剤、β遮断剤、利尿剤、三環系抗うつ剤、メジャートランキライザー等)[血圧低下が増強されることがある(血圧低下作用が相加的に増強される)]。
2).他の硝酸・亜硝酸エステル系薬剤[頭痛・血圧低下等の副作用が増強されることがある(血管拡張作用が増強される)]。
3).非ステロイド性抗炎症剤(アスピリン等)[本剤の作用が減弱される恐れがある(プロスタグランジンI2等の合成が阻害され、血管拡張作用が減弱される可能性がある)]。
4).アルコール摂取[血圧低下が増強されることがある(血圧低下作用が相加的に増強される)]。
(高齢者への投与)
本剤は、主として肝臓で代謝されるが、高齢者では一般に肝機能が低下していることが多いため、高い血中濃度が持続し、血圧低下等が発現する恐れがあるので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
2.授乳婦に投与する場合には授乳を中止させる[動物実験(ラット)で、乳汁中への移行が報告されている]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]。
(適用上の注意)
貼付部位:
1.皮膚刺激を避けるため、毎日貼付部位を変える。但し、足底部への貼付は避ける。
2.創傷面に使用しない。
3.本剤は電気抵抗が大きいので、心電図測定、電気除細動等の妨げにならないよう貼付部位を考慮する。
4.自動体外式除細動器(AED)の妨げにならないように貼付部位を考慮するなど、患者、その家族等に指導することが望ましい。
(その他の注意)
1.本剤使用中に本剤又は他の硝酸・亜硝酸エステル系薬剤に対し耐薬性を生じ、作用が減弱することがある(なお、労作狭心症に対するコントロールされた外国の臨床試験成績によると、休薬時間を置くことにより、耐薬性が軽減できたとの報告がある)。
2.硝酸・亜硝酸エステル系薬剤の投与によって、メトヘモグロビン血症が現れたとの報告がある。
3.硝酸・亜硝酸エステル系薬剤の投与によって、低酸素血症が現れたとの報告がある。
(取扱い上の注意)
1.直射日光や高温の場所を避けて保存する。
2.開封後は直ちに使用する。
3.小児の手の届かない所に保存するよう注意する。
(保管上の注意)
遮光。

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