処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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バイロテンシン錠5mgの基本情報
基本情報
末梢血管や冠動脈を広げることで血圧を下げたり、狭心症の発作を予防する薬
- アムロジン ノルバスク
- アダラート
- アテレック
- カルブロック
- コニール
- 腎実質性高血圧症
- 狭心症
- 高血圧症
- 〈高血圧症、腎実質性高血圧症〉ニトレンジピンとして、通常、成人1回5〜10mgを1日1回経口投与する
- なお、年齢、症状に応じ適宜増減する
- 〈狭心症〉ニトレンジピンとして、通常、成人1回10mgを1日1回経口投与する
- なお、年齢、症状に応じ適宜増減する
副作用
注意事項
- 注意
- 過度に血圧の低い
- 肝硬変
- 重篤な肝機能障害
- 重篤な腎機能障害
- 禁止
- 妊婦・産婦
- 慎重投与
- 高齢者
- 注意
- 授乳婦
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 乳児
- 幼児・小児
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 注意
- 小児等(0歳〜14歳)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- β−遮断剤
- 過剰な心筋収縮力低下や血圧降下
- 血圧降下剤
- 過度の血圧低下
- ジゴキシン
- 中毒<不整脈・嘔気・嘔吐・視覚障害・めまい等>
- シメチジン
- 血圧が過度に低下
- ラニチジン
- 血圧が過度に低下
- HIVプロテアーゼ阻害剤
- 血圧が過度に低下
- サキナビル
- 血圧が過度に低下
- リトナビル
- 血圧が過度に低下
- リファンピシン類
- 本剤の作用を減弱
- グレープフルーツジュース
処方理由
添付文書
1). 高血圧症、腎実質性高血圧症。
2). 狭心症。
〈高血圧症、腎実質性高血圧症〉
ニトレンジピンとして、通常、成人1回5〜10mgを1日1回経口投与する。
なお、年齢、症状に応じ適宜増減する。
〈狭心症〉
ニトレンジピンとして、通常、成人1回10mgを1日1回経口投与する。
なお、年齢、症状に応じ適宜増減する。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 過度の血圧低下による意識消失、呼吸減弱、顔面蒼白等のショック様症状(いずれも頻度不明)〔9.1.1参照〕。
11.1.2. 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):AST上昇、ALT上昇、γ−GTP上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがある。
11.2. その他の副作用
1). 腎臓:(0.1%未満)クレアチニン上昇、尿酸上昇、(頻度不明)BUN上昇。
2). 循環器:(0.1〜5%未満)頭重・頭痛、顔面潮紅、動悸、血圧低下、ほてり、めまい、熱感、浮腫、ふらつき、立ちくらみ、のぼせ、(0.1%未満)胸部痛、耳鳴、頻脈、発赤。
3). 消化器:(0.1〜5%未満)悪心、(0.1%未満)食欲不振、口渇、嘔吐、消化不良、腹痛、胃部不快感、便秘、下痢。
4). 過敏症:(0.1〜5%未満)発疹、(0.1%未満)光線過敏症、そう痒感。
5). 口腔:(頻度不明)歯肉肥厚。
6). その他:(0.1〜5%未満)倦怠感、(0.1%未満)ふるえ、脱力感、しびれ、眠気、不眠、頻尿、(頻度不明)女性化乳房、CK上昇、血清カリウム上昇、総コレステロール上昇、血糖値上昇。
発現頻度は製造販売後調査結果を含む。
(禁忌)
2.1. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。
(重要な基本的注意)
8.1. Ca拮抗剤の投与を急に中止したとき、症状が悪化した症例が報告されているので、本剤の休薬を要する場合は徐々に減量し、観察を十分に行うこと。また、患者に医師の指示なしに服薬を中止しないように注意すること。
8.2. 降圧作用に基づくめまい等があらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う作業に注意させること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 過度に血圧の低い患者〔11.1.1参照〕。
(腎機能障害患者)
9.2.1. 重篤な腎機能障害のある患者:腎機能が悪化することがある〔16.6.1参照〕。
(肝機能障害患者)
9.3.1. 重篤な肝機能障害のある患者:肝硬変患者で血中濃度の増加が報告されている。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(動物実験で催奇形作用(ラットで外表異常及び骨変異、サルで外表及び骨格異常)、胎仔致死作用(ラットで胚死亡率増加・胎仔死亡率増加)が報告されている)〔2.1参照〕。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒトの母乳中へ移行することが報告されている)。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に過度の降圧は好ましくないとされており、脳梗塞等が起こることがある)。
(相互作用)
本剤は、主として肝代謝酵素CYP3A4で代謝される〔16.4.2参照〕。
10.2. 併用注意:
1). β−遮断剤[過剰な心筋収縮力低下や血圧降下が起こるおそれがある(両薬剤の相加・相乗作用によると考えられている)]。
2). 他の降圧剤[過度の血圧低下が起こることがある(薬理学的な相加・相乗作用によるものと考えられている)]。
3). ジゴキシン[ジゴキシン中毒<不整脈・嘔気・嘔吐・視覚障害・めまい等>があらわれるおそれがある(ジギタリス製剤の腎及び腎外クリアランスを減少させ、ジギタリス製剤の血中濃度を上昇させると考えられている)]。
4). シメチジン、ラニチジン[血圧が過度に低下するおそれがあるので、減量するなど慎重に投与すること(これらの薬剤は本剤の肝での酸化的代謝を阻害し、また、胃酸分泌を抑制して、吸収を高めることにより本剤の血中濃度を上昇させることが考えられる)]。
5). HIVプロテアーゼ阻害剤(サキナビル、リトナビル等)[血圧が過度に低下する可能性がある(本剤は主に肝チトクロームP450(CYP3A)で代謝されるので、リトナビル、サキナビル等との併用により、代謝が阻害され、血中濃度が上昇する可能性がある)]。
6). リファンピシン[本剤の作用を減弱させることがある(リファンピシンが肝の薬物代謝酵素を誘導し、本剤の代謝を促進して血中濃度を低下させると考えられている)]。
7). グレープフルーツジュース[本剤の血中濃度が上昇し作用が増強されることがあるので、患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下等の症状が認められた場合には、本剤を減量するなど適切な処置を行い、また、グレープフルーツジュースとの同時服用をしないように注意する(発現機序の詳細は不明であるが、グレープフルーツジュースに含まれる成分が本剤の肝代謝酵素(チトクロームP450)を抑制し、クリアランスを低下させるためと考えられている)]。
(過量投与)
13.1. 症状
過量投与に関する情報は少ないが、主要な臨床症状として過度の血圧低下等が引き起こされる可能性がある。また過量投与時、肝機能障害があると症状が遷延することがある。
13.2. 処置
過量投与時、蛋白結合率が高いので、強制利尿、血液透析等は本剤の除去にそれほど有用でないと考えられる。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(取扱い上の注意)
アルミピロー開封後は、光を避けるため、PTPシートのまま保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。
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