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レルパックス錠20mg基本情報

先発品(後発品あり)

一般名:エレトリプタン臭化水素酸塩錠

製薬会社:ファイザー

薬価・規格: 704.4円(20mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

トリプタン系薬詳しく見る

  • 脳内における血管収縮作用や抗炎症作用などにより、片頭痛時の痛みなどを和らげる薬
トリプタン系薬の代表的な商品名
  • イミグラン
  • ゾーミッグ
  • レルパックス
  • マクサルト
  • アマージ

効能・効果詳しく見る

  • 片頭痛<家族性片麻痺性・孤発性片麻痺性・脳底型・眼筋麻痺性片頭痛を除く>

注意すべき副作用詳しく見る

浮動性眩暈傾眠眠気嘔気口内乾燥疲労倦怠感頻脈頭痛異常感覚

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • エレトリプタンとして1回20mgを片頭痛の頭痛発現時に経口投与する
    • なお、効果が不十分な場合には、追加投与をすることができるが、前回の投与から2時間以上あける
    • また、20mgの経口投与で効果が不十分であった場合には、次回片頭痛発現時から40mgを経口投与することができる
    • 但し、1日の総投与量を40mg以内とする

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 虚血性心疾患
    • 心筋梗塞
    • 脳血管障害
    • 末梢血管障害
    • 異型狭心症
    • 冠動脈攣縮
    • 重度肝機能障害
    • エルゴタミン投与中
    • エルゴタミン誘導体含有製剤投与中
    • コントロールされていない高血圧症
    • 一過性脳虚血発作
    • 5−HT1B/1D受容体作動薬投与中
    • HIVプロテアーゼ阻害薬投与中

副作用

主な副作用

浮動性眩暈傾眠眠気嘔気口内乾燥疲労倦怠感頻脈頭痛異常感覚感覚減退

重大な副作用

アナフィラキシーアナフィラキシーショック不整脈狭心症心筋梗塞虚血性心疾患様症状てんかん様発作重篤な発作性頻脈薬剤の使用過多による頭痛

上記以外の副作用

回転性眩暈筋緊張亢進熱感動悸潮紅血圧上昇嘔吐腹痛消化不良発疹皮膚そう痒症胸部絞扼感咽喉絞扼感無力症胸痛多汗咽喉頭疼痛疼痛悪寒筋痛胸部圧迫感背部痛筋無力症蕁麻疹血管浮腫

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 虚血性心疾患
    • 心筋梗塞
    • 脳血管障害
    • 末梢血管障害
    • 異型狭心症
    • 冠動脈攣縮
    • 重度肝機能障害
    • エルゴタミン投与中
    • エルゴタミン誘導体含有製剤投与中
    • コントロールされていない高血圧症
    • 一過性脳虚血発作
    • 5−HT1B/1D受容体作動薬投与中
    • HIVプロテアーゼ阻害薬投与中
  • 慎重投与
    • 肝機能障害
    • 虚血性心疾患
    • 脳血管障害
    • WPW症候群
    • 重篤な不整脈
    • コントロールされている高血圧症
    • てんかんを起こしやすい器質的脳疾患
    • ウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群
    • 冠動脈疾患の危険因子を有する
    • 心臓副伝導路と関連した不整脈
    • 痙攣を起こしやすい器質的脳疾患
  • 注意
    • 心血管系の疾患が認められない

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
    • 閉経後(50歳〜)
    • 40歳以上の男性(40歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
エルゴタミンを含有する製剤 血圧上昇
酒石酸エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン 血圧上昇
エルゴタミン誘導体含有製剤 血圧上昇
ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩 血圧上昇
マレイン酸エルゴメトリン 血圧上昇
マレイン酸メチルエルゴメトリン 血圧上昇
5−HT1B/1D受容体作動薬 血圧上昇
コハク酸スマトリプタン 血圧上昇
ゾルミトリプタン 血圧上昇
安息香酸リザトリプタン 血圧上昇
ナラトリプタン塩酸塩 血圧上昇
エルゴタミンを含有する製剤 血管攣縮が増強
酒石酸エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン 血管攣縮が増強
エルゴタミン誘導体含有製剤 血管攣縮が増強
ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩 血管攣縮が増強
マレイン酸エルゴメトリン 血管攣縮が増強
マレイン酸メチルエルゴメトリン 血管攣縮が増強
5−HT1B/1D受容体作動薬 血管攣縮が増強
コハク酸スマトリプタン 血管攣縮が増強
ゾルミトリプタン 血管攣縮が増強
安息香酸リザトリプタン 血管攣縮が増強
ナラトリプタン塩酸塩 血管攣縮が増強
HIVプロテアーゼ阻害剤 本剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇
リトナビル 本剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇
インジナビル硫酸塩エタノール付加物 本剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇
メシル酸ネルフィナビル 本剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇
マクロライド系抗生物質 本剤の最高血漿中濃度<Cmax>は2倍に増大
エリスロマイシン 本剤の最高血漿中濃度<Cmax>は2倍に増大
ジョサマイシン 本剤の最高血漿中濃度<Cmax>は2倍に増大
クラリスロマイシン 本剤の最高血漿中濃度<Cmax>は2倍に増大
マクロライド系抗生物質 本剤の血漿中濃度−時間曲線下面積<AUC>は4倍に増大
エリスロマイシン 本剤の血漿中濃度−時間曲線下面積<AUC>は4倍に増大
ジョサマイシン 本剤の血漿中濃度−時間曲線下面積<AUC>は4倍に増大
クラリスロマイシン 本剤の血漿中濃度−時間曲線下面積<AUC>は4倍に増大
マクロライド系抗生物質 血圧が上昇
エリスロマイシン 血圧が上昇
ジョサマイシン 血圧が上昇
クラリスロマイシン 血圧が上昇
イトラコナゾール 本剤のCmax・AUCが増大し血圧が上昇
ベラパミル 本剤のCmax・AUCが増大
デキサメタゾン 本剤の代謝が促進され血中濃度が低下
カルバマゼピン 本剤の代謝が促進され血中濃度が低下
リファンピシン類 本剤の代謝が促進され血中濃度が低下
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 セロトニン症候群
フルボキサミンマレイン酸塩 セロトニン症候群
塩酸パロキセチン水和物 セロトニン症候群
塩酸セルトラリン セロトニン症候群
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 セロトニン症候群
塩酸ミルナシプラン セロトニン症候群
デュロキセチン塩酸塩 セロトニン症候群
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 不安
フルボキサミンマレイン酸塩 不安
塩酸パロキセチン水和物 不安
塩酸セルトラリン 不安
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 不安
塩酸ミルナシプラン 不安
デュロキセチン塩酸塩 不安
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 焦燥
フルボキサミンマレイン酸塩 焦燥
塩酸パロキセチン水和物 焦燥
塩酸セルトラリン 焦燥
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 焦燥
塩酸ミルナシプラン 焦燥
デュロキセチン塩酸塩 焦燥
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 興奮
フルボキサミンマレイン酸塩 興奮
塩酸パロキセチン水和物 興奮
塩酸セルトラリン 興奮
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 興奮
塩酸ミルナシプラン 興奮
デュロキセチン塩酸塩 興奮
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 頻脈
フルボキサミンマレイン酸塩 頻脈
塩酸パロキセチン水和物 頻脈
塩酸セルトラリン 頻脈
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 頻脈
塩酸ミルナシプラン 頻脈
デュロキセチン塩酸塩 頻脈
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 発熱
フルボキサミンマレイン酸塩 発熱
塩酸パロキセチン水和物 発熱
塩酸セルトラリン 発熱
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 発熱
塩酸ミルナシプラン 発熱
デュロキセチン塩酸塩 発熱
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 反射亢進
フルボキサミンマレイン酸塩 反射亢進
塩酸パロキセチン水和物 反射亢進
塩酸セルトラリン 反射亢進
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 反射亢進
塩酸ミルナシプラン 反射亢進
デュロキセチン塩酸塩 反射亢進
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 協調運動障害
フルボキサミンマレイン酸塩 協調運動障害
塩酸パロキセチン水和物 協調運動障害
塩酸セルトラリン 協調運動障害
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 協調運動障害
塩酸ミルナシプラン 協調運動障害
デュロキセチン塩酸塩 協調運動障害
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 下痢
フルボキサミンマレイン酸塩 下痢
塩酸パロキセチン水和物 下痢
塩酸セルトラリン 下痢
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 下痢
塩酸ミルナシプラン 下痢
デュロキセチン塩酸塩 下痢

飲食物との相互作用

  • グレープフルーツジュース
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

トリプタンこの薬をファーストチョイスする理由(2017年11月更新)もっと見る

  • ・信頼する薬剤師がレルパックスが1番良いと教えてくれたので今でも使ってる。(50歳代開業医、消化器内科)
  • ・10錠包装で残薬なく使い切りやすい。高額な薬剤ほど、また1回の処方量が多くない薬剤ほど、残薬が出ないような小包装が必要と思います。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・血液透析患者を多く診ているので、他の薬剤は使いにくい。(60歳代開業医、泌尿器科)
  • ・効果と副作用を検討した結果、レルパックスが一番使いやすいと考えている。使用結果にもほぼ満足していただいている。(60歳代開業医、循環器内科)
  • ・比較的長く効く。ファーストチョイスとして十分。(60歳代開業医、小児科)
  • ・効果発現がはやく、痛みに対して有効性が高い。(60歳代開業医、一般内科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    片頭痛<家族性片麻痺性・孤発性片麻痺性・脳底型・眼筋麻痺性片頭痛を除く>。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.本剤は国際頭痛学会による片頭痛診断基準により「前兆のない片頭痛」あるいは「前兆のある片頭痛」と確定診断が行われた場合にのみ投与する。特に次のような患者は、クモ膜下出血等の脳血管障害や他の原因による頭痛の可能性があるので、本剤投与前に問診、診察、検査を十分に行い、頭痛の原因を確認してから投与する。
    1).今までに片頭痛と診断が確定したことのない患者は、クモ膜下出血等の脳血管障害や他の原因による頭痛の可能性があるので、本剤投与前に問診、診察、検査を十分に行い、頭痛の原因を確認してから投与する。
    2).片頭痛と診断されたことはあるが、片頭痛の症状や経過とは異なる頭痛及び随伴症状のある者はクモ膜下出血等の脳血管障害や他の原因による頭痛の可能性があるので投与前に問診、診察、検査を十分行い頭痛の原因を確認してから投与する。
    2.家族性片麻痺性片頭痛、孤発性片麻痺性片頭痛、脳底型片頭痛あるいは眼筋麻痺性片頭痛の患者には投与しない。

    用法・用量(添付文書全文)

    エレトリプタンとして1回20mgを片頭痛の頭痛発現時に経口投与する。なお、効果が不十分な場合には、追加投与をすることができるが、前回の投与から2時間以上あける。また、20mgの経口投与で効果が不十分であった場合には、次回片頭痛発現時から40mgを経口投与することができる。但し、1日の総投与量を40mg以内とする。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤は頭痛発現時にのみ使用し、予防的には使用しない。
    2.本剤投与により全く効果が認められない場合は、その発作に対して追加投与をしない(このような場合は、再検査の上、頭痛の原因を確認する)。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    プラセボを対照とした国内及び外国第2/3相試験において、本剤20mg及び40mg投与例2,365例中672例(28.4%)に副作用が認められた。その主な副作用は、浮動性眩暈(4.14%)、傾眠・眠気(4.06%)、嘔気(3.25%)、口内乾燥(2.58%)、疲労(2.45%)等であった。副作用のほとんどは軽度又は中等度であり、処置を必要とすることなく消失し、一過性のものであった(承認時までの調査の集計)。
    市販後の使用成績調査症例数1,072例中、副作用発現症例は76例(7.09%)であり、副作用発現件数は延べ99件であった。その主な副作用は、傾眠・眠気(2.15%)、嘔気(1.03%)、倦怠感(1.03%)等であった。副作用のほとんどは軽度又は中等度であり、処置を必要とすることなく消失し、一過性のものであった(再審査終了時)。
    1.重大な副作用
    1).アナフィラキシーショック、アナフィラキシー(頻度不明):アナフィラキシーショック、アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).不整脈、狭心症あるいは心筋梗塞を含む虚血性心疾患様症状:不整脈、狭心症あるいは心筋梗塞を含む虚血性心疾患様症状をおこすことがまれにあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).てんかん様発作(頻度不明):てんかん様発作をおこすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    4).頻脈(WPW症候群における)(頻度不明):類薬(5−HT1B/1D受容体作動薬)でWPW症候群の典型的症状である重篤な発作性頻脈の報告がある。
    5).薬剤の使用過多による頭痛(頻度不明):薬剤の使用過多による頭痛が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような副作用が認められた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).神経系:(1%以上)傾眠・眠気、浮動性眩暈、異常感覚、(1%未満)頭痛、感覚減退、回転性眩暈、筋緊張亢進。
    2).心・血管系:(1%未満)熱感、動悸、潮紅、頻脈、血圧上昇。
    3).消化器系:(1%以上)嘔気、口内乾燥、(1%未満)嘔吐、腹痛、消化不良。
    4).皮膚:(1%未満)発疹、皮膚そう痒症、(頻度不明)蕁麻疹、血管浮腫。
    5).その他:(1%以上)疲労、(1%未満)胸部絞扼感、咽喉絞扼感、無力症、胸痛、多汗、倦怠感、咽喉頭疼痛、疼痛、悪寒、筋痛、胸部圧迫感、背部痛、筋無力症[胸部絞扼感、咽喉絞扼感、胸痛、胸部圧迫感の症状は通常一過性であるが、ときに激しい場合があり、胸部、咽喉頭部を含む身体各部でおこる可能性がある]。
    発現頻度は承認時の国内臨床試験、外国で実施された第2相/第3相試験、及び使用成績調査の結果に基づいている。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.心筋梗塞の既往歴のある患者、虚血性心疾患又はその症状・兆候のある患者、異型狭心症(冠動脈攣縮)のある患者[不整脈、狭心症、心筋梗塞を含む重篤な虚血性心疾患様症状が現れることがある]。
    3.脳血管障害や一過性脳虚血発作の既往のある患者[脳血管障害や一過性脳虚血性発作が現れることがある]。
    4.末梢血管障害を有する患者[症状を悪化させる可能性が考えられる]。
    5.コントロールされていない高血圧症の患者[一過性の血圧上昇を引き起こすことがある]。
    6.重度肝機能障害を有する患者[本剤は主に肝臓で代謝されるので、重度の肝機能障害患者では血中濃度が上昇する恐れがある]。
    7.エルゴタミン投与中、エルゴタミン誘導体含有製剤投与中、他の5−HT1B/1D受容体作動薬投与中、あるいはHIVプロテアーゼ阻害薬投与中(リトナビル、インジナビル硫酸塩エタノール付加物、ネルフィナビルメシル酸塩)の患者。
    (慎重投与)
    1.虚血性心疾患の可能性のある患者(例えば、虚血性心疾患を疑わせる重篤な不整脈のある患者、閉経後の女性、40歳以上の男性、冠動脈疾患の危険因子を有する患者)[不整脈、狭心症、心筋梗塞を含む重篤な虚血性心疾患様症状が現れる恐れがある]。
    2.ウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群(WPW症候群)又は他の心臓副伝導路と関連した不整脈のある患者[類薬(5−HT1B/1D受容体作動薬)でWPW症候群の典型的症状である重篤な発作性頻脈が発現したとの報告がある]。
    3.高齢者。
    4.脳血管障害の可能性のある患者[脳血管障害が現れる恐れがある]。
    5.てんかんを起こしやすい器質的脳疾患あるいは痙攣を起こしやすい器質的脳疾患のある患者[てんかん様発作がおこる恐れがある]。
    6.肝機能障害を有する患者[本剤は主に肝臓で代謝されるので、血中濃度が上昇することがある]。
    7.コントロールされている高血圧症患者[一過性の血圧上昇や末梢血管抵抗の上昇を引き起こすことがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤投与後、一過性胸痛、一過性胸部圧迫感等の症状(強度で咽喉頭部に及ぶ場合がある)が現れることがあるので、このような症状が虚血性心疾患によると思われる場合には、以後の投与を中止し、虚血性心疾患の有無を調べるための適切な検査を行う。
    2.心血管系の疾患が認められない患者においても、重篤な心疾患が極めてまれに発生することがあるので、このような場合は以後の投与を中止し、適切な処置を行う。
    3.片頭痛あるいは本剤投与により眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械操作に従事させないよう十分注意する。
    4.本剤を含むトリプタン系薬剤により、頭痛が悪化することがあるので、頭痛の改善を認めない場合には、「薬剤の使用過多による頭痛」の可能性を考慮し、投与を中止するなど、適切な処置を行う。
    (相互作用)
    本剤は、主として肝代謝酵素チトクロームP450・3A4により代謝される。
    1.併用禁忌:
    1).エルゴタミン(エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン<クリアミン>)、エルゴタミン誘導体含有製剤(ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩<ジヒデルゴット>、エルゴメトリンマレイン酸塩<エルゴメトリンF>、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩<メテルギン>)[血圧上昇又は血管攣縮が増強される恐れがあるので、本剤投与後にエルゴタミンあるいはエルゴタミン誘導体含有製剤を投与する場合、もしくはその逆の場合は、それぞれ24時間以上の間隔をあけて投与する(5−HT1B/1D受容体作動薬との薬理的相加作用により、相互に作用(血管収縮作用)を増強させる)]。
    2).5−HT1B/1D受容体作動薬(スマトリプタンコハク酸塩<イミグラン>、ゾルミトリプタン<ゾーミッグ>、リザトリプタン安息香酸塩<マクサルト>、ナラトリプタン塩酸塩<アマージ>)[血圧上昇又は血管攣縮が増強される恐れがあるので、本剤投与後に他の5−HT1B/1D受容体作動型の片頭痛薬を投与する場合、もしくはその逆の場合は、それぞれ24時間以内に投与しない(併用により相互に作用を増強させる)]。
    3).HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、インジナビル硫酸塩エタノール付加物、ネルフィナビルメシル酸塩)[本剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇する恐れがある(本剤は、主として肝代謝酵素チトクロームP450・3A4により代謝され、代謝酵素阻害薬によりクリアランスが減少する)]。
    2.併用注意:
    1).マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、ジョサマイシン、クラリスロマイシン)[エリスロマイシンとの併用により、本剤の最高血漿中濃度<Cmax>は2倍に増大、本剤の血漿中濃度−時間曲線下面積<AUC>は4倍に増大し、軽度に血圧が上昇した(本剤は、主として肝代謝酵素チトクロームP450・3A4により代謝され、代謝酵素阻害薬によりクリアランスが減少する)]。
    2).抗真菌剤(イトラコナゾール)[イトラコナゾールとの併用により、本剤のCmax・AUCが増大し血圧が上昇する恐れがある(本剤は、主として肝代謝酵素チトクロームP450・3A4により代謝され、代謝酵素阻害薬によりクリアランスが減少する)]。
    3).カルシウム拮抗剤(ベラパミル)[ベラパミルとの併用により、本剤のCmax・AUCが増大した(本剤は、主として肝代謝酵素チトクロームP450・3A4により代謝され、代謝酵素阻害薬によりクリアランスが減少する)]。
    4).飲食物(グレープフルーツジュース)[本剤の作用が増強する恐れがある(本剤は、主として肝代謝酵素チトクロームP450・3A4により代謝され、代謝酵素阻害薬によりクリアランスが減少する)]。
    5).副腎皮質ホルモン剤(デキサメタゾン)、抗てんかん剤(カルバマゼピン)、抗結核薬(リファンピシン)[本剤の代謝が促進され血中濃度が低下する恐れがある(酵素誘導剤により本剤の代謝が促進される恐れがある)]。
    6).飲食物(セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort))[本剤の代謝が促進され血中濃度が低下する恐れがある(セイヨウオトギリソウにより本剤の代謝が促進される恐れがある)]。
    7).選択的セロトニン再取り込み阻害薬(フルボキサミンマレイン酸塩、パロキセチン塩酸塩水和物、塩酸セルトラリン)、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(ミルナシプラン塩酸塩、デュロキセチン塩酸塩)[セロトニン症候群(不安、焦燥、興奮、頻脈、発熱、反射亢進、協調運動障害、下痢等)が現れることがある(セロトニンの再取り込みを阻害し、セロトニン濃度を上昇させるため、本剤との併用により、セロトニン作用が増強する可能性が考えられる)]。
    (高齢者への投与)
    血圧上昇は、若年者よりも高齢者で大きいので慎重に投与する(高齢者と若年者における収縮期血圧の最大上昇の差:10.19mmHg、拡張期血圧の最大上昇の差:2.59mmHg)、臨床使用における高齢者に対する安全性が確立していない(使用経験が少ない)。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する(妊娠中の投与に関する安全性は確立していない)。
    2.授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせる[本剤は投与後24時間までにヒト母乳中に約0.02%の移行が認められている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
    (過量投与)
    国内及び外国において、患者に本剤40mgを超えて80mgまでを単回経口投与した際、本剤20mg、40mg投与で報告されている以外の副作用はいずれも認められなかったが、副作用の発現頻度は用量とともに増加した。また、外国臨床試験において、重大な副作用として本剤80mgが投与された患者1例において狭心症が認められた。過量投与時には次の処置を考慮する。
    過量投与時の処置:本剤の消失半減期は約4時間であり、少なくとも20時間、あるいは症状・徴候が持続する限り患者をモニターし、本剤に特異的な解毒薬はないので、重症中毒の場合、気道の確保・維持、適度の酸素負荷・換気、循環器系のモニタリング、対症療法を含む集中治療が望ましい(なお、血液透析・腹膜透析の効果は不明である)。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (参考)
    <国際頭痛学会による片頭痛の分類*>
    1.1:前兆のない片頭痛
    1.2:前兆のある片頭痛
    1.2.1:典型的前兆に片頭痛を伴うもの
    1.2.2:典型的前兆に非片頭痛様の頭痛を伴うもの
    1.2.3:典型的前兆のみで頭痛を伴わないもの
    1.2.4:家族性片麻痺性片頭痛
    1.2.5:孤発性片麻痺性片頭痛
    1.2.6:脳底型片頭痛
    1.3:小児周期性症候群(片頭痛に移行することが多いもの)
    1.3.1:周期性嘔吐症
    1.3.2:腹部片頭痛
    1.3.3:小児良性発作性眩暈
    1.4:網膜片頭痛
    1.5:片頭痛の合併症
    1.5.1:慢性片頭痛
    1.5.2:片頭痛発作重積
    1.5.3:遷延性前兆で脳梗塞を伴わないもの
    1.5.4:片頭痛性脳梗塞
    1.5.5:片頭痛により誘発される痙攣
    1.6:片頭痛の疑い
    1.6.1:前兆のない片頭痛の疑い
    1.6.2:前兆のある片頭痛の疑い
    1.6.5:慢性片頭痛の疑い
    <国際頭痛学会による片頭痛診断基準*>
    <1.1:前兆のない片頭痛>
    1.2〜4を満たす頭痛発作が5回以上ある。
    2.頭痛の持続時間は4〜72時間(未治療もしくは治療が無効の場合)。
    3.頭痛は次の特徴の少なくとも2項目を満たす。
    1).片側性
    2).拍動性
    3).中等度〜重度の頭痛
    4).日常的な動作(歩行や階段昇降などの)により頭痛が増悪する、あるいは頭痛のために日常的な動作を避ける。
    4.頭痛発作中に少なくとも次の1項目を満たす。
    1).悪心又は嘔吐(あるいはその両方)
    2).光過敏及び音過敏
    5.その他の疾患によらない。
    <1.2:前兆のある片頭痛>
    1.2を満たす頭痛が2回以上ある。
    2.片頭痛の前兆がサブフォーム1.2.1〜1.2.6のいずれかの診断基準項目2)及び3)を満たす。
    3.その他の疾患によらない。
    1.2.1:典型的前兆に片頭痛を伴うもの
    1).2)〜4)を満たす頭痛発作が2回以上ある。
    2).少なくとも次の1項目を満たす前兆があるが、運動麻痺(脱力)は伴わない。
    (1).陽性徴候(例えばきらきらした光・点・線)及び・又は陰性徴候(視覚消失)を含む完全可逆性の視覚症状。
    (2).陽性徴候(チクチク感)及び・又は陰性徴候(感覚鈍麻)を含む完全可逆性の感覚症状。
    (3).完全可逆性の失語性言語障害。
    3).少なくとも次の2項目を満たす。
    (1).同名性の視覚症状又は片側性の感覚症状(あるいはその両方)。
    (2).少なくとも1つの前兆は5分以上かけて徐々に進展するか及び・又は異なる複数の前兆が引き続き5分以上かけて進展する。
    (3).それぞれの前兆の持続時間は5分以上60分以内。
    4).<1.1:前兆のない片頭痛>の診断基準2〜4を満たす頭痛が、前兆の出現中もしくは前兆後60分以内に生じる。
    5).その他の疾患によらない。
    1.2.2:典型的前兆に非片頭痛様の頭痛を伴うもの
    次記を除き1.2.1と同じ。
    4).<1.1:前兆のない片頭痛>の2〜4を満たさない頭痛が、前兆の出現中もしくは前兆後60分以内に生じる。
    1.2.3〜1.2.6の診断基準については省略した。
    *:国際頭痛分類 第2版(ICHD−2):日本頭痛学会(新国際頭痛分類普及委員会)・厚生労働科学研究(慢性頭痛の診療ガイドラインに関する研究班)共訳より抜粋。

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