処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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ヒポカ15mgカプセルの基本情報
基本情報
末梢血管や冠動脈を広げることで血圧を下げたり、狭心症の発作を予防する薬
- アムロジン ノルバスク
- アダラート
- アテレック
- カルブロック
- コニール
- 腎実質性高血圧症
- 高血圧症
- 腎血管性高血圧症
- バルニジピン塩酸塩として10〜15mgを1日1回朝食後に経口投与する
- 但し、1日5〜10mgより投与を開始し、必要に応じ漸次増量する
- 患者の属性に応じた注意事項
- 妊婦・産婦
副作用
注意事項
- 慎重投与
- 重篤な肝機能障害
- 重篤な腎機能障害
- 禁止
- 妊婦・産婦
- 希望禁止
- 授乳婦
- 慎重投与
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 慎重投与
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- 血圧降下剤
- 血圧降下作用が増強
- ジゴキシン
- 作用を増強し中毒症状<嘔気・嘔吐・眩暈・徐脈・不整脈等>
- フェニトイン
- 作用を増強し中毒症状<神経的>
- フェニトイン
- 本剤の作用が減弱
- リファンピシン類
- 本剤の作用が減弱
- シメチジン
- 本剤の作用が増強され血圧低下・頻脈
- HIVプロテアーゼ阻害剤
- 本剤の血中濃度が上昇し本剤の作用が増強
- サキナビル
- 本剤の血中濃度が上昇し本剤の作用が増強
- リトナビル
- 本剤の血中濃度が上昇し本剤の作用が増強
- アゾール系抗真菌剤
- 本剤の血中濃度が上昇し本剤の作用が増強
- イトラコナゾール
- 本剤の血中濃度が上昇し本剤の作用が増強
- マクロライド系抗生物質
- 本剤の血中濃度が上昇し本剤の作用が増強
- エリスロマイシン
- 本剤の血中濃度が上昇し本剤の作用が増強
- グレープフルーツジュース
処方理由
添付文書
高血圧症、腎実質性高血圧症、腎血管性高血圧症。
バルニジピン塩酸塩として10〜15mgを1日1回朝食後に経口投与する。但し、1日5〜10mgより投与を開始し、必要に応じ漸次増量する。
承認時までの調査及び市販後の使用成績調査における調査症例9,543例中、本剤との関連が疑われた副作用(臨床検査値異常を含む)は、397例(4.2%)に574件発現した。主な副作用は、顔面潮紅60件(0.6%)、動悸57件(0.6%)、ほてり55件(0.6%)、頭痛54件(0.6%)、眩暈27件(0.3%)等であった(再審査結果通知:2002年3月)。
1.重大な副作用
1).アナフィラキシー様症状(頻度不明):アナフィラキシー様症状(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。
2).過度の血圧低下(頻度不明):過度の血圧低下が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。
3).肝機能障害、黄疸(頻度不明):AST上昇(GOT上昇)・ALT上昇(GPT上昇)・γ−GTP上昇等を伴う肝機能障害や黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど適切な処置を行う。
2.その他の副作用
1).肝臓:(0.1〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、(0.1%未満)γ−GTP上昇、Al−P上昇、LDH上昇[異常が現れた場合には投与を中止する]。
2).腎臓:(0.1%未満)尿酸上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、頻尿。
3).消化器:(0.1〜5%未満)嘔気、(0.1%未満)嘔吐、便秘、胸やけ、下痢。
4).循環器:(0.1〜5%未満)動悸、顔面潮紅、ほてり、浮腫、(0.1%未満)脱力感、倦怠感、胸部圧迫感、頻脈。
5).精神神経系:(0.1〜5%未満)頭痛、頭重、眩暈・ふらふら感、(0.1%未満)しびれ感。
6).過敏症:(0.1〜5%未満)発赤・発疹、(0.1%未満)そう痒感、(頻度不明)光線過敏症[異常が現れた場合には投与を中止する]。
7).口腔:(0.1%未満)歯肉肥厚。
8).血液:(0.1%未満)好酸球増多。
9).その他:(0.1%未満)耳鳴、CK上昇(CPK上昇)、血清コレステロール上昇、(頻度不明)女性化乳房。
(禁忌)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
(慎重投与)
重篤な肝機能障害・重篤な腎機能障害のある患者[本剤は肝臓で代謝される。また一般に重篤な腎機能障害のある患者では、降圧に伴い腎機能が低下する可能性がある]。
(重要な基本的注意)
1.カルシウム拮抗剤の投与を急に中止したとき、症状が悪化した症例が報告されているので、本剤の休薬を要する場合は徐々に減量し、観察を十分に行う。また患者に医師の指示なしに服薬を中止しないように注意する。
2.まれに過度の血圧低下を起こすことがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
3.降圧作用に基づく眩暈等が現れることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させる。
(相互作用)
本剤は、主としてCYP3A4で代謝される。
併用注意:
1.他の血圧降下剤[血圧降下作用が増強することがある(薬理学的な相加作用による)]。
2.ジゴキシン[ジゴキシンの作用を増強し中毒症状<嘔気・嘔吐・眩暈・徐脈・不整脈等>が現れることがあるので、必要に応じジゴキシンを減量する(主に腎でのクリアランスを減少させ、ジゴキシンの血中濃度が上昇する)]。
3.フェニトイン:
1).フェニトイン[フェニトインの作用を増強し中毒症状<神経的>が現れることがあるので、必要に応じフェニトインを減量する(本剤の蛋白結合率が高いため、血漿蛋白結合競合により、遊離型フェニトインが上昇する)]。
2).フェニトイン[本剤の作用が減弱されることがあるので、必要に応じ本剤を増量する(CYP3A4が誘導され、本剤の代謝が促進される)]。
4.リファンピシン[本剤の作用が減弱されることがあるので、必要に応じ本剤を増量する(CYP3A4が誘導され、本剤の代謝が促進される)]。
5.シメチジン[本剤の作用が増強され血圧低下・頻脈等が現れることがあるので、必要に応じ本剤を減量する(これらの薬剤によりCYP3A4が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する)]。
6.HIVプロテアーゼ阻害剤(サキナビル、リトナビル等)、アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール等)、マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン等)、グレープフルーツジュース[本剤の血中濃度が上昇し本剤の作用が増強される恐れがある(これらの薬剤によりCYP3A4が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する)]。
(高齢者への投与)
高齢者では、低用量から投与を開始し、経過を十分に観察しながら慎重に投与することが望ましい[一般的に高齢者では、過度の降圧は好ましくないとされている]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦等:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与を避ける[動物実験で、出生仔発育抑制が報告されている]。
2.授乳婦:授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせる[動物実験で乳汁中に移行することが報告されている]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
(適用上の注意)
1.薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
2.服用時:体内動態が変わる可能性があるので、噛みくだいたり、カプセルを開けて服用しないよう注意する。
(取扱い上の注意)
1.注意:本品は高防湿性の内袋により品質保持をはかっている。
2.使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用する。
(保管上の注意)
気密容器[開封後防湿]。
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