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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

カプトリル−Rカプセル18.75mgの基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
27.1円(18.75mg1カプセル)
添付文書

基本情報

薬効分類
ACE阻害薬

体内の血圧を上げる物質(アンジオテンシンII)の生成を抑えることにより血圧を下げる薬

ACE阻害薬
  • エースコール
  • タナトリル
  • レニベース
  • コバシル
効能・効果
  • 腎性高血圧症
  • 本態性高血圧症
注意すべき副作用
BUN上昇 、 血清クレアチニン上昇 、 発疹 、 皮膚そう痒 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 γ−GTP上昇 、 ALP上昇 、 咳嗽 、 血管浮腫
用法・用量(主なもの)
  • 通常、成人1回1〜2カプセル、1日2回(カプトプリルとして37.5〜75mg)経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • ただし、重症本態性高血圧症及び腎性高血圧症の患者では1回1カプセル、1日1〜2回(カプトプリルとして18.75〜37.5mg)から投与を開始することが望ましい

副作用

主な副作用
BUN上昇 、 血清クレアチニン上昇 、 発疹 、 皮膚そう痒 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 γ−GTP上昇 、 ALP上昇 、 咳嗽 、 貧血 、 好酸球増多
重大な副作用
血管浮腫 、 呼吸困難 、 顔面腫脹 、 舌腫脹 、 声門腫脹 、 喉頭腫脹 、 腹痛 、 腸管血管浮腫 、 汎血球減少 、 無顆粒球症 、 急性腎障害 、 ネフローゼ症候群 、 高カリウム血症 、 天疱瘡様症状 、 狭心症 、 心筋梗塞 、 うっ血性心不全 、 心停止 、 アナフィラキシー 、 皮膚粘膜眼症候群 、 Stevens−Johnson症候群 、 剥脱性皮膚炎 、 錯乱 、 膵炎
上記以外の副作用
血小板減少 、 蛋白尿 、 発熱 、 光線過敏症 、 食欲不振 、 黄疸 、 肝障害 、 胸痛 、 胸部不快感 、 レイノー様症状 、 脱力感 、 筋肉痛 、 口渇 、 口内炎 、 歯痛増強 、 知覚異常 、 嗄声 、 抗核抗体陽性 、 低血糖 、 白血球減少 、 蕁麻疹 、 味覚異常 、 頭痛 、 めまい 、 頭重感 、 眠気 、 悪心 、 嘔吐 、 胃部不快感 、 下痢 、 LDH上昇 、 起立性低血圧 、 動悸 、 息切れ 、 血清カリウム値上昇 、 四肢のしびれ感 、 顔面潮紅

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • 血管浮腫
    • アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた血液透析施行中
    • 遺伝性血管浮腫
    • 後天性血管浮腫
    • 特発性血管浮腫
    • 薬剤による血管浮腫
    • デキストラン硫酸固定化セルロースを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
    • トリプトファン固定化PVAを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
    • ポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
    • 妊娠中の重症高血圧症
    • アリスキレンフマル酸塩投与中
  • 原則禁止
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
  • 希望禁止
    • 手術前24時間
  • 慎重投与
    • 重篤な腎障害
    • 血清クレアチニン値が3mg/dLを超える
  • 注意
    • SLE
    • 血液透析中
    • 厳重な減塩療法中
    • 光線過敏症
    • 重症高血圧症
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な自己免疫疾患
    • 手術前24時間
    • 消化性潰瘍
    • 腎機能障害
    • 腎疾患
    • 腎障害
    • 全身性エリテマトーデス
    • 造血障害
    • 脳血管障害
    • 免疫異常
    • 免疫抑制剤投与中
    • 血清カリウム値が高くなりやすい
    • コントロール不良の糖尿病
  • 投与に際する指示
    • 血液透析中
    • 厳重な減塩療法中
    • 重症高血圧症
    • 重篤な腎障害
    • 腎障害
    • 血清クレアチニン値が3mg/dLを超える
    • 最近利尿降圧剤投与を開始
患者の属性に応じた注意事項
  • 禁止
    • 妊婦・産婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 授乳婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
  • 投与に際する指示
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 禁止
    • 新生児(0日〜27日)
  • 注意
    • 小児等(0歳〜14歳)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
アリスキレンフマル酸塩
非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
カリウム保持性利尿剤
血清カリウム値が上昇
スピロノラクトン
血清カリウム値が上昇
トリアムテレン
血清カリウム値が上昇
カリウム補給剤
血清カリウム値が上昇
塩化カリウム<補給剤>
血清カリウム値が上昇
降圧利尿剤
一過性の急激な血圧低下
トリクロルメチアジド
一過性の急激な血圧低下
ヒドロクロロチアジド
一過性の急激な血圧低下
アロプリノール
過敏症状<Stevens−Johnson症候群・関節痛等>
アロプリノール
発熱を伴う発疹等の過敏症状
リチウム製剤
中毒
炭酸リチウム
中毒
交感神経遮断剤
降圧作用が増強
グアネチジン硫酸塩
降圧作用が増強
ニトログリセリン
降圧作用が増強
アリスキレンフマル酸塩
腎機能障害
アンジオテンシン2受容体拮抗剤
腎機能障害
アリスキレンフマル酸塩
高カリウム血症
アンジオテンシン2受容体拮抗剤
高カリウム血症
アリスキレンフマル酸塩
低血圧
アンジオテンシン2受容体拮抗剤
低血圧
非ステロイド系抗炎症剤
降圧作用が減弱
非ステロイド系抗炎症剤
腎機能を悪化
カリジノゲナーゼ製剤
過度の血圧低下
免疫抑制剤
好中球減少
免疫抑制剤
無顆粒球症
インスリン製剤
アンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与することにより低血糖
経口血糖降下剤
アンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与することにより低血糖

処方理由

ACE阻害薬
この薬をファーストチョイスする理由(2022年2月更新)
  • ・誤嚥の予防効果を期待して投与する。(30歳代病院勤務医、消化器内科)

  • ・最も使い慣れているから。(30歳代診療所勤務医、総合診療科)

  • ・特に副作用が無く長年使い慣れている。(60歳代病院勤務医、脳神経内科)

ACE阻害薬
この薬をファーストチョイスする理由(2020年6月更新)
  • ・昔からあるので効果・副作用がよくわかっている。(50歳代病院勤務医、小児科)

  • ・使い慣れているのと効果に満足。(70歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・歴史があり、情報が多い。(30歳代病院勤務医、初期研修医)

ACE阻害薬
この薬をファーストチョイスする理由(2018年10月更新)
  • ・重大な副作用も無く、概ね使いやすい。(50歳代病院勤務医、精神科)

  • ・高血圧症を合併する脳血管障害後遺症患者の咳嗽誘発を副次的な目的として後発品を処方することがある。(40歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・比較的穏やかに効くから。(50歳代病院勤務医、精神科)

  • ・心血管イベントに対するエビデンスが豊富であることに加え、使い慣れているから。(60歳代病院勤務医、循環器内科)

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

1). 本態性高血圧症。
2). 腎性高血圧症。

用法・用量(添付文書全文)

通常、成人1回1〜2カプセル、1日2回(カプトプリルとして37.5〜75mg)経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
ただし、重症本態性高血圧症及び腎性高血圧症の患者では1回1カプセル、1日1〜2回(カプトプリルとして18.75〜37.5mg)から投与を開始することが望ましい。

副作用(添付文書全文)

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 血管浮腫(頻度不明):呼吸困難を伴う顔面腫脹、舌腫脹、声門腫脹、喉頭腫脹を症状とする血管浮腫があらわれることがあるので、このような場合には、気管の閉塞を起こしやすくなるので、直ちに投与を中止し、アドレナリンの皮下注射、気道確保など適切な処置を行うこと。また、腹痛を伴う腸管血管浮腫があらわれることがある。
11.1.2. 汎血球減少、無顆粒球症(いずれも頻度不明)〔9.1.3、9.1.4、9.2.2、10.2参照〕。
11.1.3. 急性腎障害、ネフローゼ症候群(いずれも頻度不明)。
11.1.4. 高カリウム血症(頻度不明)〔9.1.2、10.1、10.2参照〕。
11.1.5. 天疱瘡様症状(頻度不明)。
11.1.6. 狭心症、心筋梗塞、うっ血性心不全、心停止(いずれも頻度不明)。
11.1.7. アナフィラキシー(頻度不明)。
11.1.8. 皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、剥脱性皮膚炎(いずれも頻度不明)。
11.1.9. 錯乱(頻度不明)。
11.1.10. 膵炎(頻度不明)。
11.2. その他の副作用
1). 血液:(0.1%未満*)白血球減少、(頻度不明)貧血、好酸球増多、血小板減少。
2). 腎臓:(0.1〜2%未満*)BUN上昇、血清クレアチニン上昇、(頻度不明)蛋白尿。
3). 皮膚:(0.1〜2%未満*)発疹[発熱、好酸球増多を伴う発疹を含む]、皮膚そう痒、(0.1%未満*)蕁麻疹、(頻度不明)光線過敏症。
4). 味覚:(0.1%未満*)味覚異常[減量又は投与を中止すること(通常、味覚の異常は可逆的である)]。
5). 精神神経系:(0.1%未満*)頭痛、めまい、頭重感、眠気。
6). 消化器:(0.1%未満*)悪心・嘔吐、胃部不快感、下痢、(頻度不明)食欲不振、腹痛。
7). 肝臓:(0.1〜2%未満*)AST上昇、ALT上昇、γ−GTP上昇、ALP上昇、(0.1%未満*)LDH上昇、(頻度不明)黄疸、肝障害。
8). 循環器:(0.1%未満*)起立性低血圧、動悸、息切れ、(頻度不明)胸痛、胸部不快感、レイノー様症状。
9). その他:(0.1〜2%未満*)咳嗽、(0.1%未満*)血清カリウム値上昇、四肢のしびれ感、顔面潮紅、(頻度不明)脱力感、発熱、筋肉痛、口渇、口内炎、歯痛増強、知覚異常、嗄声、クームス試験陽性例、抗核抗体陽性例、低血糖。
*)発現頻度は使用成績調査を含む。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 血管浮腫の既往歴のある患者(アンジオテンシン変換酵素阻害剤等の薬剤による血管浮腫、遺伝性血管浮腫、後天性血管浮腫、特発性血管浮腫等)[高度呼吸困難を伴う血管浮腫を発現するおそれがある]。
2.3. デキストラン硫酸固定化セルロースを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中、トリプトファン固定化PVAを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中(PVA:ポリビニルアルコール)又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中の患者〔10.1参照〕。
2.4. アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた血液透析施行中(AN69を用いた血液透析施行中)の患者〔10.1参照〕。
2.5. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。
2.6. アリスキレンフマル酸塩投与中の糖尿病患者(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)〔10.1参照〕。
(重要な基本的注意)
8.1. 手術前24時間は投与しないことが望ましい。
8.2. 血圧低下に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う作業に注意させること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者:治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること(腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能悪化させるおそれがある)。
9.1.2. 高カリウム血症の患者:治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること(高カリウム血症を増悪させるおそれがある)。
また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現するおそれがあるので、血清カリウム値に注意すること〔11.1.4参照〕。
9.1.3. 造血障害のある患者:好中球減少症、無顆粒球症等の副作用が発現することがある〔11.1.2参照〕。
9.1.4. 全身性エリテマトーデス(SLE)などの免疫異常のある患者:好中球減少症、無顆粒球症等の副作用が発現することがある。重篤な自己免疫疾患(特に全身性エリテマトーデス)又は免疫抑制剤投与中の患者では、好中球減少、無顆粒球症があらわれやすいので、血液像に留意して、定期的に検査を行うこと。白血球数の急激な減少あるいは白血球数4000/mm3未満となった場合には、白血球分画を含む経過観察を十分に行い、白血球数3000/mm3未満を示す場合には投与を中止すること〔10.2、11.1.2参照〕。
9.1.5. 消化性潰瘍又はその既往歴のある患者:消化器症状が発現することがある。
9.1.6. 脳血管障害のある患者:過度の降圧が脳血流不全を惹起し、病態を悪化させることがある。
9.1.7. 光線過敏症の既往歴のある患者:発疹等の皮膚症状が発現することがある。
9.1.8. 重症高血圧症患者:少量より投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと(初回投与後、一過性の急激な血圧低下を起こす場合がある)。
9.1.9. 厳重な減塩療法中の患者:少量より投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと(初回投与後、一過性の急激な血圧低下を起こす場合がある)。
(腎機能障害患者)
9.2.1. 重篤な腎障害のある患者:血清クレアチニン値が3mg/dLを超える場合には、投与量を減らすか、又は投与間隔をのばすなど慎重に投与すること(過度の血圧低下及び血液障害が起こるおそれがある)〔16.6.1参照〕。
9.2.2. 腎障害のある患者
(1). 腎障害のある患者:少量より投与を開始するなど特に注意すること。
(2). 腎障害のある患者:蛋白尿があらわれやすいので、腎機能、尿所見に留意し、定期的に検査を行うこと。持続的な蛋白尿の増加傾向が認められる場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
(3). 腎障害のある患者:好中球減少、無顆粒球症があらわれやすいので、血液像に留意して、定期的に検査を行うこと。白血球数の急激な減少あるいは白血球数4000/mm3未満となった場合には、白血球分画を含む経過観察を十分に行い、白血球数3000/mm3未満を示す場合には投与を中止すること〔11.1.2参照〕。
9.2.3. 腎疾患の既往歴のある患者:蛋白尿があらわれやすいので、腎機能、尿所見に留意し、定期的に検査を行うこと。持続的な蛋白尿の増加傾向が認められる場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
9.2.4. 血液透析中の患者:少量より投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと(初回投与後、一過性の急激な血圧低下を起こす場合がある)。
(肝機能障害患者)
9.3.1. 重篤な肝機能障害のある患者:黄疸等の副作用が発現することがある。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。また、投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止すること。妊娠中期及び末期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された高血圧症の患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢拘縮、頭蓋顔面変形等があらわれたとの報告がある。また、海外で実施されたレトロスペクティブな疫学調査で、妊娠初期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された患者群において、胎児奇形の相対リスクは降圧剤が投与されていない患者群に比べ高かったとの報告がある。本剤を投与された妊娠中の重症高血圧症の患者で、羊水過少症、また、その新生児に低血圧・腎不全等があらわれたとの報告がある〔2.5参照〕。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒトで母乳中に移行することが報告されている)。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
少量より投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に過度の降圧は好ましくないとされており、脳梗塞等が起こるおそれがある)。
(相互作用)
10.1. 併用禁忌:
1). デキストラン硫酸固定化セルロースを用いた吸着器によるアフェレーシス施行、トリプトファン固定化PVAを用いた吸着器によるアフェレーシス施行(PVA:ポリビニルアルコール)又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス施行<リポソーバー、イムソーバTR、セルソーバ>〔2.3参照〕[ショックを起こすことがある(陰性に荷電したデキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートによりブラジキニンの産生が刺激され、さらに本剤が、ブラジキニンの代謝を抑制するため、ブラジキニンの血中濃度が上昇し、ショックを誘発すると考えられている)]。
2). アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた透析<AN69>〔2.4参照〕[アナフィラキシーを発現することがある(陰性に荷電したAN69によりブラジキニンの産生が刺激され、さらに本剤が、ブラジキニンの代謝を抑制するため、ブラジキニンの血中濃度が上昇し、アナフィラキシーを誘発すると考えられている)]。
3). アリスキレンフマル酸塩<ラジレス>(糖尿病患者に使用する場合(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く))〔2.6、11.1.4参照〕[非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている(レニン−アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)]。
10.2. 併用注意:
1). カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、トリアムテレン等)、カリウム補給剤(塩化カリウム<補給剤>等)[血清カリウム値が上昇することがあるので、血清カリウム値に注意すること(<機序>本剤はアンジオテンシン2産生を抑制し、アルドステロンの分泌を低下させるため、カリウム排泄を減少させる<危険因子>腎障害のある患者)]。
2). 利尿降圧剤(トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチアジド等)[本剤初回投与後、一過性の急激な血圧低下を起こすおそれがあるので、投与は少量より開始すること(利尿降圧剤によるナトリウム排泄によって、レニン・アンジオテンシン系が亢進されているため、本剤によりアンジオテンシン2の産生が抑制されると、降圧作用が増強されると考えられている<危険因子>特に最近利尿降圧剤投与を開始した患者)]。
3). アロプリノール[過敏症状<Stevens−Johnson症候群・関節痛等>が発現したとの報告があるので、患者の状態を注意深く観察し、発熱を伴う発疹等の過敏症状が発現した場合には直ちに両剤の投与を中止すること(機序不明<危険因子>腎障害のある患者)]。
4). リチウム製剤(炭酸リチウム)[併用によりリチウム中毒を起こすことが報告されているので、血中のリチウム濃度に注意すること(明確な機序は不明であるが、ナトリウムイオン不足はリチウムイオンの貯留を促進するといわれているため、本剤がナトリウム排泄を促進することにより起こると考えられる)]。
5). アドレナリン作動性ニューロン遮断薬(グアネチジン硫酸塩)[降圧作用が増強されるおそれがある(両剤の降圧作用による)]。
6). ニトログリセリン[降圧作用が増強されるおそれがある(両剤の降圧作用による)]。
7). アリスキレンフマル酸塩〔11.1.4参照〕[腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること(併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)。なお、eGFRが60mL/min/1.73㎡未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること(併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)]。
8). アンジオテンシン2受容体拮抗剤〔11.1.4参照〕[腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること(併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)]。
9). 非ステロイド性消炎鎮痛剤:
①. 非ステロイド性消炎鎮痛剤[降圧作用が減弱するおそれがある(プロスタグランジンの合成阻害作用により、本剤の降圧作用を減弱させる可能性がある)]。
②. 非ステロイド性消炎鎮痛剤[腎機能を悪化させるおそれがある(プロスタグランジンの合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられる)]。
10). カリジノゲナーゼ製剤[本剤との併用により過度の血圧低下が引き起こされる可能性がある(血管平滑筋の弛緩が増強される可能性がある)]。
11). 免疫抑制剤〔9.1.4、11.1.2参照〕[好中球減少、無顆粒球症があらわれやすいので、血液像に留意して、定期的に検査を行うこと(白血球数の急激な減少あるいは4000/mm3未満となった場合には、白血球分画を含む経過観察を十分に行い、白血球数3000/mm3未満を示す場合には投与を中止すること)(免疫異常のある患者では好中球減少症、無顆粒球症等の副作用があらわれやすい)]。
(臨床検査結果に及ぼす影響)
尿中ケトン(アセトン)が偽陽性を呈することがある。
(過量投与)
13.1. 症例
33歳の女性に対し、カプトプリル(推量500〜750mg)、アルプラゾラム10mgを投与、投与6時間後のカプトプリル血漿中濃度は5952μg/L、患者は、薬剤投与5時間後に入院し、その時低血圧になっていた(収縮期血圧80mmHg)、それから輸液とドパミンを30分以内、10μg/kg/minで点滴静注したところ血圧上昇、さらに、入院後18.5時間目と24.5時間目に2回低血圧を発現したが、ドパミンにて上昇、その後入院期間中の血圧は正常になり、初期の嗜眠や全身脱力感の消失後は、他の症状の発現はなかった。
13.2. 処置
過量投与時の低血圧−生理食塩液の点滴静注による体液量増加が、血圧の回復のために採るべき処置である。過量投与時、カプトプリルは、血液透析により成人の循環系から除去されるが、新生児又は小児に対しては、有効性のデータは不十分である(腹膜透析はカプトプリルを除去するのに有効ではない)。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(その他の注意)
15.1. 臨床使用に基づく情報
15.1.1. カプトプリル錠(非持効性製剤)投与中に高度の蛋白尿が認められた患者について腎生検を行ったところ、膜性腎症がみられたとの報告がある。
15.1.2. インスリン又は経口血糖降下剤の投与中にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与することにより低血糖が起こりやすいとの報告がある。
(取扱い上の注意)
高温(40℃以上)で保存すると放出速度が早くなる。
(保管上の注意)
室温保存。

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