処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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アミサリン錠250mgの基本情報
基本情報
脈に関与する電気信号の一つであるNa(ナトリウム)イオンの通り道を塞ぎ、乱れた脈(主に頻脈)を整える薬
- リスモダン
- シベノール
- アスペノン
- メキシチール
- サンリズム
- 電気ショック療法との併用
- 急性心筋梗塞の心室性不整脈の予防
- 手術の不整脈の予防
- 新鮮心房細動
- 陳旧性心房細動
- 発作性心房細動の予防
- 麻酔の不整脈の予防
- 電気ショック療法後の洞調律の維持
- 期外収縮<上室性>
- 発作性頻拍<上室性>の治療
- 発作性頻拍<上室性>の予防
- 期外収縮<心室性>
- 発作性頻拍<心室性>の治療
- 発作性頻拍<心室性>の予防
- プロカインアミド塩酸塩として、1回0.25〜0.5gを、3〜6時間ごとに経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
- 病気や症状に応じた注意事項
- 過敏症
- 脚ブロック
- 刺激伝導障害
- 重症筋無力症
- 洞房ブロック
- 房室ブロック
- モキシフロキサシン塩酸塩投与中
- アミオダロン塩酸塩<注射剤>投与中
- バルデナフィル塩酸塩水和物投与中
- トレミフェンクエン酸塩投与中
- 重篤なうっ血性心不全
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 脚ブロック
- 刺激伝導障害
- 重症筋無力症
- 洞房ブロック
- 房室ブロック
- モキシフロキサシン塩酸塩投与中
- アミオダロン塩酸塩<注射剤>投与中
- バルデナフィル塩酸塩水和物投与中
- トレミフェンクエン酸塩投与中
- 重篤なうっ血性心不全
- 慎重投与
- 気管支喘息
- 血清カリウム低下
- 重篤な肝機能障害
- 重篤な腎機能障害
- 心筋梗塞
- 心筋症
- 低血圧
- 弁膜症
- 基礎心疾患
- うっ血性心不全
- 注意
- 塞栓
- 一過性脳虚血発作
- 基礎心疾患があり心不全
- 抗不整脈薬との併用
- 心筋梗塞があり心不全
- 心筋症があり心不全
- 弁膜症があり心不全
- うっ血性心不全
- 投与に際する指示
- 重篤な肝機能障害
- 重篤な腎機能障害
- 塞栓
- 一過性脳虚血発作
- 基礎心疾患があり心不全
- 抗不整脈薬との併用
- 心筋梗塞があり心不全
- 心筋症があり心不全
- 弁膜症があり心不全
- うっ血性心不全
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 慎重投与
- 高齢者
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 慎重投与
- 高齢者(65歳〜)
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- 塩酸モキシフロキサシン
- QT延長
- 塩酸バルデナフィル
- QT延長
- 塩酸アミオダロン<注射>
- QT延長
- クエン酸トレミフェン
- QT延長
- スニチニブリンゴ酸塩
- QT延長
- 塩酸モキシフロキサシン
- 心室性頻拍<Torsades de Pointesを含む>
- 塩酸バルデナフィル
- 心室性頻拍<Torsades de Pointesを含む>
- 塩酸アミオダロン<注射>
- 心室性頻拍<Torsades de Pointesを含む>
- クエン酸トレミフェン
- 心室性頻拍<Torsades de Pointesを含む>
- スニチニブリンゴ酸塩
- 心室性頻拍<Torsades de Pointesを含む>
- アミオダロン塩酸塩経口剤
- 本剤の抗不整脈作用等の心血管作用を増強
- シメチジン
- 本剤の抗不整脈作用等の心血管作用を増強
- β−遮断剤
- 過度の心機能抑制作用
- サルファ剤
- 抗菌力を減弱
処方理由
添付文書
1.期外収縮<上室性>、期外収縮<心室性>。
2.急性心筋梗塞における心室性不整脈の予防。
3.新鮮心房細動。
4.発作性頻拍<上室性>、発作性頻拍<心室性>の治療及び予防。
5.発作性心房細動の予防。
6.電気ショック療法との併用及び電気ショック療法後の洞調律の維持。
7.手術及び麻酔に伴う不整脈の予防。
8.陳旧性心房細動。
プロカインアミド塩酸塩として、1回0.25〜0.5gを、3〜6時間ごとに経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
(再審査対象外)。
1.重大な副作用(頻度不明)
1).心室頻拍、心室粗動、心室細動、心不全:心電図上QRS幅増大、心室頻拍、心室粗動、心室細動を起こすことがある。そのためQRS幅の異常な増大あるいは期外収縮増加を認めた時は投与を中止する。また、心筋収縮力を低下させ、心不全、血圧下降を起こすことがあるのでこのような場合にも投与を中止する。
2).SLE様症状:SLE様症状(発熱、紅斑、筋肉痛、関節炎、多発性関節痛、胸部痛、心膜炎、胸水等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
3).無顆粒球症(初期症状:発熱、咽頭痛、倦怠感等):無顆粒球症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用:次記の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合には必要に応じ投与を中止するなど適切な処置を行う。
1).過敏症:(0.1%未満)発熱、悪寒、発疹、好酸球増多等。
2).消化器:(5%以上又は頻度不明)悪心、嘔吐、食欲不振、下痢。
3).精神神経系:(5%以上又は頻度不明)頭痛、不眠、幻視、幻聴。
4).血液:(0.1%未満)白血球減少、血小板減少、貧血等。
(禁忌)
1.刺激伝導障害(房室ブロック、洞房ブロック、脚ブロック等)のある患者[刺激伝導抑制作用により、これらの障害が更に悪化する恐れがある]。
2.重篤なうっ血性心不全のある患者[不整脈(心室頻拍、心室細動等)が発現又は増悪する恐れが極めて高い]。
3.モキシフロキサシン塩酸塩投与中、バルデナフィル塩酸塩水和物投与中、アミオダロン塩酸塩<注射剤>投与中、トレミフェンクエン酸塩投与中の患者。
4.重症筋無力症の患者[筋力低下が亢進する恐れがある]。
5.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(慎重投与)
1.うっ血性心不全のある患者。
2.基礎心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症等)のある患者。
3.低血圧の患者[血圧下降が発現する恐れがある]。
4.重篤な肝機能障害・重篤な腎機能障害のある患者[血中濃度が持続するので、投与量を減量するか投与間隔をあけて使用する]。
5.気管支喘息のある患者[症状が悪化する恐れがある]。
6.高齢者。
7.血清カリウム低下のある患者[一般的に血清カリウムの低下している状態では催不整脈作用が発現する恐れがある]。
(重要な基本的注意)
本剤の投与に際しては、頻回に患者の状態を観察し、心電図、脈拍、血圧、心胸比を定期的に調べ、PQ延長、QRS幅増大、QT延長、徐脈、血圧低下等の異常所見が認められた場合には、直ちに減量又は投与を中止する。特に、次の患者又は場合には、少量から開始するなど投与量に十分注意するとともに、頻回に心電図検査を実施する。
1.うっ血性心不全のある患者又は基礎心疾患があり心不全(心筋梗塞があり心不全、弁膜症があり心不全、心筋症があり心不全等)を来す恐れのある患者には、少量から開始するなど投与量に十分注意するとともに、頻回に心電図検査を実施する[心室頻拍、心室細動等が発現する恐れが高いので、開始後1〜2週間は入院させる]。
2.高齢者には、少量から開始するなど投与量に十分注意するとともに、頻回に心電図検査を実施する(入院させて開始することが望ましい)。
3.他の抗不整脈薬との併用の場合には、少量から開始するなど投与量に十分注意するとともに、頻回に心電図検査を実施する[有効性、安全性が確立していない]。
(相互作用)
1.併用禁忌:モキシフロキサシン塩酸塩<アベロックス>、バルデナフィル塩酸塩水和物<レビトラ>、アミオダロン塩酸塩注射剤<アンカロン注>、トレミフェンクエン酸塩<フェアストン>[QT延長、心室性頻拍<Torsades de Pointesを含む>を起こす恐れがある(併用によりQT延長作用が相加的に増加する恐れがある)]。
2.併用注意:
1).スニチニブリンゴ酸塩[QT延長、心室性頻拍<Torsades de Pointesを含む>を起こす恐れがある(併用によりQT延長作用が相加的に増加する恐れがある)]。
2).アミオダロン塩酸塩経口剤[本剤の抗不整脈作用等の心血管作用を増強させる恐れがあるので、本剤の用量を調節する(本剤の代謝を阻害し、又は本剤及び活性代謝物(NAPA:N−アセチルプロカインアミド)の腎クリアランスを低下させ、排泄を遅延させると考えられており、また、併用によりQT延長作用が相加的に増加する恐れがある)]。
3).β遮断薬[過度の心機能抑制作用が現れることがあるので、用量を調節する(相互に心機能抑制作用を増強すると考えられている)]。
4).シメチジン[本剤の抗不整脈作用等の心血管作用を増強させる恐れがあるので、本剤の用量を調節する(本剤及び活性代謝物(NAPA:N−アセチルプロカインアミド)の腎クリアランスを低下させ、排泄を遅延させると考えられている)]。
5).サルファ剤[サルファ剤の抗菌力を減弱させる(本剤は体内で代謝され、微生物の発育因子であるp−アミノ安息香酸を生じ、サルファ剤の抗菌作用と拮抗すると考えられている)]。
(高齢者への投与)
高齢者では、肝・腎機能が低下していることが多く、また、体重が少ない傾向があるなど副作用が発現しやすいので慎重に投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
2.授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせる[ヒト母乳中に移行することがある]。
(過量投与)
1.兆候・症状:本剤の過量投与により、刺激伝導障害(著明なQRS幅増大、QT延長等)、心室細動、心室頻拍、心不全悪化、血圧低下等を引き起こすことがある。
2.処置等:本剤の過量投与による兆候・症状がみられた場合には、直ちに本剤の投与を中止し、次の処置を考慮する等適切な対症療法を行う;1)胃洗浄、2)体外ペーシングや直流除細動(なお、本剤の血液透析による除去率は約30%と報告されている)。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
(その他の注意)
1.本剤により心房細動、心房粗動から洞調律に回復した時、塞栓を起こすことがあるので、その可能性が予測される時(塞栓の既往歴や一過性脳虚血発作等の症状のあるもの)には抗凝固薬の併用が望ましい。
2.ジギタリスとの併用はさしつかえないが、ジギタリス中毒により房室ブロックが発生した際、本剤の投与を続けることは危険であるから注意を要する。
(取扱い上の注意)
本剤の主成分は潮解性を示すので、アルミラップ開封後の保管及び投薬調剤(特に夏季高温多湿時のPTP包装から取り出しての調剤)の場合は、吸湿に注意する。
(保管上の注意)
吸湿注意。
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