基本情報

薬効分類

副腎皮質ホルモン(点鼻薬)詳しく見る

  • 副腎皮質ホルモンの抗炎症作用や抗アレルギー作用などにより、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎の症状を改善する薬
副腎皮質ホルモン(点鼻薬)の代表的な商品名
  • フルナーゼ
  • アラミスト
  • ナゾネックス
  • リノコート
  • エリザス

効能・効果詳しく見る

  • アレルギー性鼻炎
  • 血管運動性鼻炎

注意すべき副作用詳しく見る

アナフィラキシー呼吸困難全身潮紅血管浮腫浮腫蕁麻疹過敏症発疹鼻症状鼻刺激感

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1回各鼻腔に1噴霧(フルチカゾンプロピオン酸エステルとして50μg)を1日2回投与する
    • なお、症状により適宜増減するが、1日の最大投与量は、8噴霧を限度とする

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 全身の真菌症
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症

副作用

主な副作用

浮腫過敏症発疹鼻症状鼻刺激感鼻疼痛鼻乾燥感鼻出血不快臭鼻中隔穿孔鼻潰瘍

重大な副作用

アナフィラキシー呼吸困難全身潮紅血管浮腫蕁麻疹

上記以外の副作用

咽喉頭症状咽喉頭刺激感咽喉頭乾燥感不快な味頭痛振戦睡眠障害眼圧上昇

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 全身の真菌症
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
  • 慎重投与
    • 反復性鼻出血
    • 鼻咽喉感染症
  • 注意
    • 重症肥厚性鼻炎
    • 鼻茸
    • 長期又は大量の全身性ステロイド療法
    • 副作用として鼻閉がみられる降圧剤服用中
  • 投与に際する指示
    • 重症肥厚性鼻炎
    • 鼻茸

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状
リトナビル 副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状
リトナビル クッシング症候群
リトナビル 副腎皮質機能抑制
副作用として鼻閉がみられる降圧剤服用中 鼻閉症状に対する本剤の効果が隠蔽

処方理由

鼻噴霧用ステロイドこの薬をファーストチョイスする理由(2016年12月更新)もっと見る

  • ・ジェネリックを主に処方しています。1日1回のものと比べると効果はやや弱いと感じますが、噴霧できる回数の上限が高いので、回数でカバーしています。(50歳代病院勤務医、耳鼻咽喉科)
  • ・以前より処方していますが、効果の発現が速やかで副作用も少ないと感じます。(60歳代病院勤務医、神経内科)
  • ・経験上、有効な症例が多いと感じる。副作用を訴える患者も少ない。(70歳以上病院勤務医、脳神経外科)

鼻噴霧用ステロイドこの薬をファーストチョイスする理由(2015年2月更新)もっと見る

  • ・古い薬だけど、使い慣れているので処方しています。(50代病院勤務医、一般内科)
  • ・古くから小児適応があり、安全性と有効性の面で信頼できます。(50代病院勤務医、小児科)
  • ・吸入粒子が比較的大きく、吸入したという実感を認知しやすいとの感想が患者から聞かれる。コンプライアンスも良好である。(50代病院勤務医、呼吸器内科)
  • ・新しい製剤も出ていますが、それらは重症例でも1日1回しか使えないのが困ります。フルチカゾンはジェネリック製剤が出ているし、重症例には1日4回まで使えるので重宝しています。(50代病院勤務医、耳鼻咽喉科)
  • ・使い方が簡単で、安価なので。アラミストは使い方が分からないとお年寄りに怒られた。ナゾネックスは若い人に価格が高いと言われた。結局フルナーゼのみ使用している。(50代開業医、一般内科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎。

    用法・用量(添付文書全文)

    1回各鼻腔に1噴霧(フルチカゾンプロピオン酸エステルとして50μg)を1日2回投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日の最大投与量は、8噴霧を限度とする。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    本剤の十分な臨床効果を得るためには継続的に使用する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    本剤は副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
    1.重大な副作用
    アナフィラキシー:アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)が現れることがある(頻度不明)ので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).過敏症:(頻度不明)発疹、浮腫[このような場合には投与を中止する]。
    2).鼻腔:(頻度不明)鼻症状(鼻刺激感、鼻疼痛、鼻乾燥感)、鼻出血、不快臭、鼻中隔穿孔、鼻潰瘍。
    3).口腔並びに呼吸器:(頻度不明)咽喉頭症状(咽喉頭刺激感、咽喉頭乾燥感)、不快な味。
    4).精神神経系:(頻度不明)頭痛、振戦、睡眠障害。
    5).その他:(頻度不明)眼圧上昇。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の患者[症状を増悪する恐れがある]。
    2.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.鼻咽喉感染症の患者[症状を増悪する恐れがある]。
    2.反復性鼻出血の患者[出血を増悪する恐れがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.重症肥厚性鼻炎や鼻茸の患者では、本剤の鼻腔内での作用を確実にするため、これらの症状がある程度減少するよう他の療法を併用するとよい。
    2.本剤の投与期間中に鼻症状の悪化がみられた場合には、抗ヒスタミン剤あるいは全身性ステロイド剤を短期間併用し、症状の軽減にあわせて併用薬剤を徐々に減量する。
    3.本剤には持続効果が認められるので、特に通年性の患者において長期に使用する場合は、症状の改善状態が持続するようであれば、本剤の減量又は休薬につとめる。
    4.季節性の疾患に対しては、その好発期を考慮し初期治療を開始し、抗原との接触がなくなるまで続けることが望ましい。
    5.全身性ステロイド剤の減量は本剤の投与開始後症状の安定をみて徐々に行う(減量にあたっては一般のステロイド剤の減量法に準ずる)。
    6.長期又は大量の全身性ステロイド療法を受けている患者では副腎皮質機能不全が考えられるので、全身性ステロイド剤の減量中並びに離脱後も副腎皮質機能検査を行い、外傷、手術、重症感染症等の侵襲には十分に注意を払う(また、必要があれば一時的に全身性ステロイド剤の増量を行う)。
    7.全身性ステロイド剤の減量並びに離脱に伴って、気管支喘息発現・気管支喘息増悪、ときに湿疹発現・湿疹増悪、蕁麻疹発現・蕁麻疹増悪、眩暈発現・眩暈増悪、動悸発現・動悸増悪、倦怠感発現・倦怠感増悪、顔のほてり発現・顔のほてり増悪、結膜炎発現・結膜炎増悪等の症状が現れることがある(このような症状が現れた場合には適切な処置を行う)。
    8.全身性ステロイド剤と比較し可能性は低いが、点鼻ステロイド剤の投与により全身性作用(クッシング症候群、クッシング様症状、副腎皮質機能抑制、小児成長遅延、骨密度低下、白内障、緑内障、中心性漿液性網脈絡膜症を含む)が発現する可能性がある。特に長期間、大量投与の場合には定期的に検査を行い、全身性作用が認められた場合には適切な処置を行う。
    (相互作用)
    本剤は、主として薬物代謝酵素CYP3A4で代謝される。
    併用注意:CYP3A4阻害作用を有する薬剤(リトナビル等)[副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状が現れる可能性がある(CYP3A4による代謝が阻害されることにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)、特に、リトナビルとフルチカゾンプロピオン酸エステル製剤の併用により、クッシング症候群、副腎皮質機能抑制等が報告されているので、リトナビルとの併用は治療上の有益性がこれらの症状発現の危険性を上回ると判断される場合に限る(リトナビルは強いCYP3A4阻害作用を有しリトナビルとフルチカゾンプロピオン酸エステル製剤を併用した臨床薬理試験にて血中フルチカゾンプロピオン酸エステル濃度の大幅上昇また血中コルチゾール値の著しい低下が認められている)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[本薬は皮下投与による動物実験(ラット、ウサギ)で副腎皮質ステロイド剤に共通した奇形発生、胎仔発育抑制がみられ、これらの所見はウサギにおいて低い用量で出現することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    小児等に対する安全性は確立していない。
    (適用上の注意)
    鼻腔内噴霧用にのみ使用する。
    (その他の注意)
    レセルピン系製剤、α−メチルドパ製剤等の降圧剤には、副作用として鼻閉がみられることがあるので、このような副作用として鼻閉がみられる降圧剤服用中のアレルギー性鼻炎又は血管運動性鼻炎の患者に、本剤を投与すると、鼻閉症状に対する本剤の効果が隠蔽される恐れがあるので、臨床的観察を十分に行いながら投与する。
    (取扱い上の注意)
    1.定められた用法・用量を厳重に守るよう、患者に指示する。
    2.患者には添付の携帯袋を渡し、使用方法を指導する。
    3.初回使用時のみ予備噴霧を行う。
    4.噴霧口を針やピン等で突かない。
    5.安定性試験:加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、本剤は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。

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