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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ミケルナ配合点眼液の基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
678.1円(1mL)
添付文書

基本情報

薬効分類
プロスタグランジン関連薬・β遮断薬配合剤(点眼薬)

眼圧(眼の中の圧力)を上昇させる房水(眼房水)の排出(流出)を促進させたり、房水産生を抑えることによって眼圧低下作用をあらわし、緑内障などの悪化を防ぐ薬

プロスタグランジン関連薬・β遮断薬配合剤(点眼薬)
  • ザラカム
  • デュオトラバ
  • タプコム
  • ミケルナ
効能・効果
  • 高眼圧症
  • 緑内障
注意すべき副作用
眼充血 、 結膜充血 、 毛様充血 、 眼刺激 、 眼痛 、 霧視 、 角膜障害 、 角膜炎 、 眼そう痒感 、 眼脂
用法・用量(主なもの)
  • 1回1滴、1日1回点眼する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 気管支痙攣
    • 気管支喘息
    • コントロール不十分な心不全
    • 重篤な慢性閉塞性肺疾患
    • 心原性ショック
    • 洞性徐脈
    • 房室ブロック<2〜3度>

副作用

主な副作用
眼充血 、 結膜充血 、 毛様充血 、 眼刺激 、 眼痛 、 霧視 、 角膜障害 、 角膜炎 、 眼そう痒感 、 眼脂 、 結膜炎
重大な副作用
喘息発作 、 咳 、 呼吸困難 、 失神 、 高度徐脈 、 房室ブロック 、 洞不全症候群 、 洞停止 、 徐脈性不整脈 、 うっ血性心不全 、 冠攣縮性狭心症 、 虹彩色素沈着 、 眼類天疱瘡 、 脳虚血 、 脳血管障害 、 全身性エリテマトーデス
上記以外の副作用
眼瞼炎 、 視力障害 、 眼異物感 、 眼異常感 、 睫毛異常 、 睫毛が濃くなる 、 睫毛が太くなる 、 睫毛が長くなる 、 下痢 、 そう痒感 、 徐脈 、 不整脈 、 狭心症 、 結膜濾胞 、 ぶどう膜炎 、 虹彩炎 、 角膜糜爛 、 角膜浮腫 、 角膜沈着物 、 角膜混濁 、 眼瞼色素沈着 、 眼瞼部多毛 、 眼瞼浮腫 、 眼瞼発赤 、 眼瞼溝深化 、 眼接触性皮膚炎 、 皮膚炎 、 羞明 、 前房細胞析出 、 流涙 、 黄斑浮腫 、 嚢胞様黄斑浮腫 、 視力低下 、 眼底黄斑部浮腫 、 眼底黄斑部混濁 、 偽眼類天疱瘡 、 虹彩嚢腫 、 動悸 、 胸痛 、 低血圧 、 鼻症状 、 くしゃみ 、 鼻水 、 鼻づまり 、 咽喉頭症状 、 咽喉頭違和感 、 頭痛 、 不快感 、 倦怠感 、 眩暈 、 悪心 、 味覚異常 、 苦味 、 発疹 、 関節痛 、 血糖値低下 、 筋肉痛 、 こわばり 、 四肢のこわばり 、 脱力感 、 抑うつ 、 重症筋無力症増悪

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • 気管支痙攣
    • 気管支喘息
    • コントロール不十分な心不全
    • 重篤な慢性閉塞性肺疾患
    • 心原性ショック
    • 洞性徐脈
    • 房室ブロック<2〜3度>
  • 慎重投与
    • 肺高血圧による右心不全
    • 眼内炎
    • 虹彩炎
    • コントロール不十分な糖尿病
    • 代謝性アシドーシス
    • 糖尿病性ケトアシドーシス
    • 閉塞隅角緑内障
    • 無水晶体眼
    • ぶどう膜炎
    • 眼内レンズ挿入眼
    • ヘルペスウイルスが潜在
    • うっ血性心不全
  • 注意
    • 閉塞隅角緑内障
    • 褐色を基調とする虹彩
患者の属性に応じた注意事項
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 希望禁止
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
  • 注意
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
β−遮断剤の全身投与
全身的なβ遮断作用が増強
交感神経遮断剤
過剰の交感神経抑制
レセルピン
過剰の交感神経抑制
カルシウム拮抗剤
徐脈・房室ブロック等の伝導障害
ベラパミル
徐脈・房室ブロック等の伝導障害
ジルチアゼム
徐脈・房室ブロック等の伝導障害
カルシウム拮抗剤
うっ血性心不全
ベラパミル
うっ血性心不全
ジルチアゼム
うっ血性心不全
エピネフリン
類薬<チモロールマレイン酸塩点眼液>でアドレナリンの散瞳作用が助長
プロスタグランジン系点眼薬
眼圧上昇
イソプロピルウノプロストン点眼薬
眼圧上昇
ビマトプロスト点眼薬
眼圧上昇

処方理由

緑内障用点眼配合剤
この薬をファーストチョイスする理由(2019年10月更新)
  • ・カルテオロールはチモロールと異なり角膜に対して麻酔作用がなく、内因性交感神経刺激作用で全身的副作用が出にくい。塩化ベンザルコニウムを含まない。(50歳代開業医、眼科)

  • ・薬価が低い。ベンザルコニウム塩化物を含んでいないため角膜サーフェスの影響が少なく、点眼瓶も持ちやすくキャップの開閉が楽で手の不自由な人に優しい。短所としては、万人に十分な眼圧下降効果があるわけではない。(50歳代診療所勤務医、眼科)

  • ・点眼時に目にしみる感じが少ないので、患者さんのコンプライアンスが良好。(60歳代病院勤務医、腎臓内科)

  • ・プロスタグランジン(PG)製剤単独での副作用も出にくいようで使いやすいです。眼圧下降効果も不満はありません。(50歳代開業医、眼科)

  • ・βブロッカーの作用時間が長く1日1回点眼でも十分の効果を発揮する。(30歳代病院勤務医、代謝・内分泌内科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)

添付文書

効果・効能(添付文書全文)

緑内障、高眼圧症。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
原則として、単剤での治療を優先する。

用法・用量(添付文書全文)

1回1滴、1日1回点眼する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
1.他の点眼剤を併用する場合には、本剤投与前に少なくとも10分間の間隔をあけて、本剤を最後に点眼する。
2.頻回投与により眼圧下降作用が減弱する可能性があるので、1日1回を超えて投与しない。

副作用(添付文書全文)

国内臨床試験において、安全性解析対象例196例中23例(11.7%)に副作用が認められた。主な副作用は、眼充血(結膜充血、毛様充血等)5例(2.6%)、眼刺激、眼のそう痒感、眼痛、霧視、角膜障害(角膜炎等)、眼の異物感が各3例(1.5%)等であった。
1.重大な副作用
1).喘息発作(頻度不明):喘息発作を誘発することがあるので、咳・呼吸困難等の症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2).失神(頻度不明):高度徐脈に伴う失神が現れることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
3).房室ブロック、洞不全症候群、洞停止等の徐脈性不整脈、うっ血性心不全、冠攣縮性狭心症(頻度不明):房室ブロック、洞不全症候群、洞停止等の徐脈性不整脈、うっ血性心不全、冠攣縮性狭心症が現れることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
4).虹彩色素沈着(頻度不明):虹彩色素沈着が現れることがあるので、患者を定期的に診察し、虹彩色素沈着が現れた場合には臨床状態に応じて投与を中止する。
5).カルテオロール塩酸塩点眼液の類薬で、眼類天疱瘡、脳虚血、脳血管障害、全身性エリテマトーデスの報告がある。
2.その他の副作用
1).眼:(5%未満)眼刺激、眼そう痒感、眼痛、眼充血(結膜充血、毛様充血等)、霧視、眼脂、結膜炎、角膜障害(角膜炎等)、眼瞼炎、視力障害、眼異物感、眼異常感、睫毛異常(睫毛が濃くなる、睫毛が太くなる、睫毛が長くなる)、(頻度不明)結膜濾胞、ぶどう膜炎、虹彩炎、角膜糜爛、角膜浮腫、角膜沈着物、角膜混濁、眼瞼色素沈着、眼瞼部多毛、眼瞼浮腫、眼瞼発赤、眼瞼溝深化、眼接触性皮膚炎、羞明、前房細胞析出、流涙、黄斑浮腫(嚢胞様黄斑浮腫を含む)及びそれに伴う視力低下、*眼底黄斑部浮腫・*眼底黄斑部混濁[*:カルテオロール塩酸塩点眼液において、無水晶体眼又は眼底に病変のある患者等に長期連用して現れることがあるので、定期的に視力測定、眼底検査を行うなど観察を十分に行う]、偽眼類天疱瘡、虹彩嚢腫。
2).循環器:(頻度不明)徐脈、不整脈、動悸、胸痛、低血圧、狭心症。
3).呼吸器:(頻度不明)呼吸困難、咳、鼻症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)、咽喉頭症状(咽喉頭違和感等)。
4).その他:(5%未満)下痢、(頻度不明)頭痛、不快感、倦怠感、眩暈、悪心、味覚異常(苦味等)、皮膚炎、発疹、そう痒感、関節痛、血糖値低下、筋肉痛、こわばり(四肢のこわばり等)、脱力感、抑うつ、*重症筋無力症増悪[*:カルテオロール塩酸塩点眼液の類薬で発現したとの報告がある]。
頻度不明:カルテオロール塩酸塩点眼液又はラタノプロストにおいて報告がある副作用。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
1.コントロール不十分な心不全、洞性徐脈、房室ブロック<2〜3度>、心原性ショックのある患者[β−受容体遮断による刺激伝導系抑制作用・心拍出量抑制作用により、これらの症状が増悪する恐れがある]。
2.気管支喘息、気管支痙攣又はそれらの既往歴のある患者、重篤な慢性閉塞性肺疾患のある患者[β−受容体遮断による気管支平滑筋収縮作用により、これらの症状が増悪する恐れがある]。
3.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(慎重投与)
1.肺高血圧による右心不全の患者[心機能を抑制し症状が増悪する恐れがある]。
2.うっ血性心不全の患者[心機能を抑制し症状が増悪する恐れがある]。
3.コントロール不十分な糖尿病の患者[低血糖症状を起こしやすく、かつ症状をマスクしやすいので血糖値に注意する]。
4.糖尿病性ケトアシドーシス及び代謝性アシドーシスのある患者[アシドーシスによる心筋収縮力の抑制を増強する恐れがある]。
5.無水晶体眼又は眼内レンズ挿入眼の患者[嚢胞様黄斑浮腫を含む黄斑浮腫、及びそれに伴う視力低下を起こすとの報告がある]。
6.眼内炎(虹彩炎、ぶどう膜炎)のある患者[眼圧上昇がみられたことがある]。
7.ヘルペスウイルスが潜在している可能性のある患者[角膜ヘルペスがみられたことがある]。
8.妊婦、産婦、授乳婦等。
(重要な基本的注意)
1.本剤は1mL中にカルテオロール塩酸塩20mg及びラタノプロスト50μgを含む配合点眼液であり、カルテオロール塩酸塩とラタノプロスト双方の副作用が発現する恐れがあるため、適切に本剤の使用を検討する。
2.本剤は眼表面でのカルテオロール塩酸塩の滞留性向上及び持続性発揮のためアルギン酸を添加しているため、他の点眼剤との併用時には、本剤が他の点眼剤の吸収性に、あるいは他剤が本剤の持続性に影響を及ぼす可能性があり、したがって、他の点眼剤との併用にあたっては、本剤投与前に少なくとも10分間の間隔をあけて、本剤を最後に点眼するよう指導する。なお、やむを得ず本剤点眼後に他の点眼剤を使用する場合には、点眼後に十分な間隔をあけて他の点眼剤を使用するよう指導する。
3.全身的に吸収される可能性があり、β遮断薬全身投与時と同様の副作用が現れることがあるので、留意する。
4.本剤の投与により、虹彩色素沈着(虹彩メラニン増加)が現れることがある(投与に際しては虹彩色素沈着及び色調変化について患者に十分説明しておく)、この色素沈着は投与により徐々に増加し、投与中止により停止するが、投与中止後消失しないことが報告されている。また、虹彩色素沈着による虹彩色調変化が現れる可能性があり、特に片眼治療の場合、左右眼で虹彩の色調に差が生じる可能性がある。褐色を基調とする虹彩の患者において、虹彩色素沈着が多く報告されているが、虹彩の変色が軽度であり、臨床所見によって発見されないことが多い。
5.本剤投与中に角膜上皮障害(点状表層角膜炎、糸状角膜炎、角膜糜爛)が現れることがあるので、しみる、そう痒感、眼痛等の自覚症状が持続する場合には、直ちに受診するよう患者に十分指導する。
6.本剤を閉塞隅角緑内障患者に投与する場合は、使用経験がないことから慎重に投与することが望ましい。
7.本剤の点眼後、一時的に霧視が現れることがあるため、症状が回復するまで機械類の操作や自動車等の運転には従事させないよう注意する。
(相互作用)
併用注意:
1.β遮断剤<全身投与>[全身的なβ遮断作用が増強することがあるので、減量するなど注意する(相加的にβ遮断作用を増強させる)]。
2.交感神経系に対し抑制的に作用する他の薬剤(レセルピン等)[過剰の交感神経抑制を来す恐れがあるので、減量するなど注意する(相加的に交感神経抑制作用を増強させる)]。
3.カルシウム拮抗剤(ベラパミル塩酸塩、ジルチアゼム塩酸塩)[徐脈・房室ブロック等の伝導障害、うっ血性心不全等が現れることがあるので、併用する場合には用量に注意する(相互に作用が増強される)]。
4.アドレナリン[類薬<チモロールマレイン酸塩点眼液>でアドレナリンの散瞳作用が助長されたとの報告がある(アドレナリンのβ作用のみが遮断され、α作用が優位になる)]。
5.プロスタグランジン系点眼薬(イソプロピルウノプロストン点眼薬、ビマトプロスト点眼薬等)[眼圧上昇がみられたとの報告がある(機序不明)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。ラタノプロストは動物実験(妊娠ウサギ)における器官形成期投与試験において、臨床用量の約80倍量(5.0μg/kg/日)を静脈内投与したことにより、流産及び後期吸収胚の発現率増加、胎仔体重減少が認められた]。
2.授乳中の婦人には投与しないことが望ましいが、投与する場合は授乳を避けさせる[カルテオロール塩酸塩及びラタノプロストは動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。[ミケラン点眼液1%・2%を食事摂取不良状態の患児等体調不良状態の患児に投与した症例で低血糖が報告されている。低血糖症状が現れた場合には、経口摂取可能な状態では角砂糖、あめ等の糖分の摂取、意識障害、痙攣を伴う場合には、ブドウ糖の静注等を行い、十分に経過観察する]。
(適用上の注意)
1.投与経路:点眼用にのみ使用する。
2.投与時:
1).点眼に際して、患者は原則として仰向けの状態になり、患眼を開瞼し結膜嚢内に点眼し、1〜5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫した後開瞼する。
2).点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意する。
3).点眼のとき、液が眼瞼皮膚等についた場合には、すぐにふき取る。
(その他の注意)
1.ラタノプロストは、外国において、眼局所有害事象として、網膜動脈閉塞、網膜剥離、糖尿病性網膜症に伴う硝子体出血、全身有害事象として、上気道感染症、感冒、インフルエンザ、筋肉痛、関節痛、腰痛、胸痛、狭心症、皮疹、アレルギー性皮膚反応が現れたとの報告がある。
2.ラタノプロストをサルに静脈内投与(2μg/kg)すると一過性気道抵抗増加が起こった。しかし、臨床用量(1.5μg/眼)の7倍量のラタノプロストを中等度の気管支喘息患者11例に点眼した場合、肺機能に影響はなかったとの報告がある。
(取扱い上の注意)
使用期限内であっても開封後は速やかに使用する。

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