処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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ベルベゾロンF点眼・点鼻液の基本情報
基本情報
抗炎症作用や抗アレルギー作用によって眼瞼炎、結膜炎、角膜炎などの炎症性疾患や手術後の眼の炎症などを抑える薬
- プレドニン
- オルガドロン
- サンテゾーン
- フルメトロン オドメール
- リンデロン
- アレルギー性鼻炎
- 進行性壊疽性鼻炎
- 外眼部細菌感染の炎症性疾患
- 前眼部細菌感染の炎症性疾患
- 鼻及び咽喉頭部における術後の処置
- 1.点眼:1回1〜2滴を1日1〜数回点眼する
- なお、症状により適宜増減する
- 2.点鼻等:適量を1日1〜数回点鼻、ネブライザー又はタンポンにて使用する
- なお、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 鼓膜穿孔
- 中耳炎
- 原則禁止
- 角膜潰瘍
- 角膜上皮剥離
- 結核性眼疾患
- 真菌性眼疾患
- ウイルス性角膜疾患
- ウイルス性結膜疾患
- 鼻にウイルス性疾患
- 鼻に結核性疾患
- 慎重投与
- 糖尿病
- 禁止
- 妊婦・産婦
- 慎重投与
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 乳児
- 幼児・小児
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 慎重投与
- 2歳未満(0歳〜1歳)
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
処方理由
添付文書
1.点眼:外眼部細菌感染・前眼部細菌感染を伴う炎症性疾患。
2.点鼻等:アレルギー性鼻炎、進行性壊疽性鼻炎、鼻及び咽喉頭部における術後処置。
1.点眼:1回1〜2滴を1日1〜数回点眼する。なお、症状により適宜増減する。
2.点鼻等:適量を1日1〜数回点鼻、ネブライザー又はタンポンにて使用する。なお、症状により適宜増減する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
中耳炎、鼓膜穿孔のある患者において、本剤の点耳、耳浴により、非可逆性の難聴が発現する恐れがあるので、耳内へは投与しない。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
眼(ベタメタゾンリン酸エステルナトリウムによる)
1).(ベタメタゾンリン酸エステルナトリウムによる)緑内障:連用により、数週後から眼圧亢進、また、緑内障が現れることがあるので、定期的に眼圧検査を実施する。
2).(ベタメタゾンリン酸エステルナトリウムによる)角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症の誘発:角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症を誘発することがある。このような場合には適切な処置を行う。
3).(ベタメタゾンリン酸エステルナトリウムによる)穿孔:角膜ヘルペス、角膜潰瘍又は角膜外傷等に使用した場合には角膜穿孔を生じることがある。
4).(ベタメタゾンリン酸エステルナトリウムによる)後嚢白内障:長期使用により、後嚢白内障が現れることがある。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).過敏症:眼瞼炎、結膜炎、刺激感、接触性皮膚炎[このような症状が現れた場合には使用を中止する]。
2).鼻:局所にフラジオマイシンの耐性菌又は非感性菌による化膿性感染症。
3).下垂体・副腎皮質系(ベタメタゾンリン酸エステルナトリウムによる):長期使用による下垂体・副腎皮質系機能抑制、クッシング症候群。
4).その他:全身使用の場合と同様な症状[長期連用を避ける]、創傷治癒遅延(ベタメタゾンリン酸エステルナトリウムによる)。
(禁忌)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.ストレプトマイシン、カナマイシン、ゲンタマイシン、フラジオマイシン等のアミノグリコシド系抗生物質又はバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者。
(原則禁忌)
1.角膜上皮剥離又は角膜潰瘍の患者[これらの疾患が増悪する恐れがある]。
2.ウイルス性結膜疾患・ウイルス性角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患の患者[これらの疾患が増悪する恐れがある]。
3.鼻に結核性疾患又は鼻にウイルス性疾患のある患者[これらの疾患が増悪する恐れがある]。
(慎重投与)
糖尿病の患者[糖尿病が増悪する恐れがある]。
(重要な基本的注意)
1.本剤の使用に際しては適応症、起炎菌の感受性等を十分考慮する。
2.連用を避け、治療上必要な最小限の使用にとどめる。
3.使用中に感作される恐れがあるので、観察を十分に行い、感作されたことを示す兆候が現れた場合には使用を中止する。
4.全身性ステロイド剤と比較し可能性は低いが、本剤の投与により全身性作用(クッシング症候群、クッシング様症状、副腎皮質機能抑制、小児成長遅延、骨密度低下、白内障、緑内障、中心性漿液性網脈絡膜症を含む)が発現する可能性がある。特に長期間、大量投与の場合には定期的に検査を行い、全身性作用が認められた場合には適切な処置を行う。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には長期・頻回使用を避ける[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していないので、特に2歳未満の場合には慎重に使用する。
(取扱い上の注意)
安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(冷所、2年間)の結果、性状及び含量等は規格の範囲内であり、ベルベゾロンF点眼・点鼻液は冷所保存において2年間安定であることが確認された。
(保管上の注意)
気密容器、遮光、冷所保存。
処方薬事典は、日経メディカル Onlineが配信する医療・医薬関係者向けのコンテンツです。一般の方もご覧いただけますが、内容に関するご質問にはお答えできません。服用中の医薬品についてはかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。