処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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タリビッド点眼液0.3%の基本情報
基本情報
細菌増殖を阻害し、抗菌作用をあらわすことで結膜炎などを治療したり、眼の手術前後の細菌感染を予防する薬
- エコリシン
- ベストロン
- ガチフロ
- クラビット
- ベガモックス
- 角膜炎
- 角膜潰瘍
- 眼瞼炎
- 結膜炎
- 麦粒腫
- 瞼板腺炎
- 涙嚢炎
- 眼科周術期の無菌化療法
- 通常、1回1滴、1日3回点眼する
- なお、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 授乳婦
相互作用
処方理由
この薬をファーストチョイスする理由(2021年11月更新)
・点耳で使用できる抗菌薬としてはもっとも効果が感じられるため。内服ではクラビット、ラスビックが同等程度だが今後、ラスビックを第一選択にするケースが増えると予想している。(30歳代診療所勤務医、耳鼻咽喉科)
・長年使いなれているので安心感がある。効能は高く、重篤な副作用も経験していないため、満足している。(50歳代病院勤務医、精神科)
・使い慣れているから。点眼・点耳などにも使える。(50歳代病院勤務医、小児科)
・眼軟膏や点眼があるから。(40歳代病院勤務医、形成外科)
この薬をファーストチョイスする理由(2018年3月更新)
・点耳の処方が多い。点耳は他の選択肢が乏しい。(50歳代病院勤務医、耳鼻咽喉科)
・古い薬ですが、まだまだ現役だと思っています(40歳代病院勤務医、小児科)
・点眼薬しか処方していません。(60歳代病院勤務医、小児科)
この薬をファーストチョイスする理由(2016年11月更新)
・昔から使っているため。スペクトルが広く使いやすいが、耐性菌も多そう。(40歳代病院勤務医、眼科)
・1日1回服用のためアドヒアランスが良い。(40歳代病院勤務医、一般内科)
・使い慣れており、どの医療機関でも処方できることが多い。(40歳代病院勤務医、代謝・内分泌内科)
この薬をファーストチョイスする理由(2015年4月更新)
・歴史のある薬剤であるため、使い慣れている。(60代病院勤務医、循環器内科)
・使用経験が長く、信頼して処方している。(50代病院勤務医、眼科)
・病院で採用している薬の中で、上気道炎・尿路感染症などに幅広く効果的であり、約束処方としている。(50代病院勤務医、一般内科)
・副作用が少なく、安価であること。(50代診療所勤務医、脳神経外科)
・後発医薬品の価格が安いから。(40代診療所勤務医、眼科)
添付文書
眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼科周術期の無菌化療法。
通常、1回1滴、1日3回点眼する。なお、症状により適宜増減する。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):紅斑、発疹、呼吸困難、血圧低下、眼瞼浮腫等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 眼:(1%未満)眼刺激、眼痛、(頻度不明)びまん性表層角膜炎等の角膜障害、眼瞼炎、結膜炎、眼そう痒感。
2). 皮膚:(頻度不明)皮膚そう痒、発疹、蕁麻疹。
(禁忌)
2.1. 本剤の成分及びキノロン系抗菌剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
8.1. 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
8.2. 長期間使用しないこと。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
患者に対し次の点に注意するよう指導すること。
・ 薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。
・ 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。
・ 遮光して保存すること。
(取扱い上の注意)
外箱開封後は、遮光して保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。
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