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パパベリン塩酸塩注40mg「日医工」の基本情報
基本情報
- 胃炎の内臓平滑筋の痙攣症状
- 冠循環障害の血管拡張
- 冠循環障害の症状の改善
- 急性動脈塞栓
- 急性肺塞栓
- 胆道<胆管・胆嚢>系疾患の内臓平滑筋の痙攣症状
- 末梢循環障害
- パパベリン塩酸塩として、1回30〜50mg、1日100〜200mgを注射する
- 主として皮下注射するが、筋肉内注射することもできる
- また、急性動脈塞栓には、1回50mgを動脈内注射、急性肺塞栓には、1回50mgを静脈内注射することができる
- なお、年齢、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 房室ブロック
- 慎重投与
- 緑内障
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- レボドパ
- 作用を減弱しパーキンソン症状を悪化
処方理由
添付文書
1.次記疾患に伴う内臓平滑筋の痙攣症状:胃炎、胆道<胆管・胆嚢>系疾患。
2.急性動脈塞栓、急性肺塞栓、末梢循環障害、冠循環障害における血管拡張と症状の改善。
パパベリン塩酸塩として、1回30〜50mg、1日100〜200mgを注射する。主として皮下注射するが、筋肉内注射することもできる。また、急性動脈塞栓には、1回50mgを動脈内注射、急性肺塞栓には、1回50mgを静脈内注射することができる。なお、年齢、症状により適宜増減する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
呼吸抑制:呼吸抑制が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).肝臓:アレルギー性肝障害[観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には、投与を中止する]。
2).過敏症:発疹[このような症状が現れた場合には、投与を中止する]。
3).循環器:心悸亢進、不整脈、血圧上昇。
4).精神神経系:眩暈、眠気、脱力感、頭痛。
5).消化器:嘔気、便秘、口渇、食欲不振、心窩部痛。
6).その他:顔面潮紅、発汗、持続勃起。
(禁忌)
1.房室ブロックのある患者[完全房室ブロックに移行する恐れがある]。
2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(慎重投与)
緑内障の患者[眼圧上昇作用により、緑内障を悪化させる恐れがある]。
(相互作用)
併用注意:レボドパ[レボドパの作用を減弱しパーキンソン症状を悪化させることがある(機序は不明である)]。
(高齢者への投与)
減量するなど注意する[一般に高齢者では生理機能が低下している]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊娠中の投与に関する安全性は確立していない[使用経験が少ない]。
(小児等への投与)
小児等に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]。
(適用上の注意)
1.投与速度:急激な静注による呼吸停止を避けるため、静脈内に投与する場合には、できるだけゆっくり注射する。
2.筋肉内注射時:筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、次記の点に注意する。
1).筋肉内注射時同一部位への反復注射は避ける。なお、低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児には特に注意する。
2).筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意する。
3).注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流をみた場合には、直ちに針を抜き、部位をかえて注射する。
3.投与時:イオキサグル酸(X線造影剤)と混合すると沈殿を生じる可能性があるので、併用する場合には、別々に使用するか、又はカテーテル内を生理食塩液で洗浄するなど、直接混合しないよう注意する。
4.アンプルカット時:本剤はワンポイントカットアンプルを使用しているので、アンプル枝部のマークを上にして反対方向に折る。なお、アンプルカット時の異物の混入を避けるため、カット部をエタノール綿等で清拭し、カットする。
(その他の注意)
脳血管攣縮において動脈内注射した場合、一過性神経麻痺や意識障害等が報告されている。
(保管上の注意)
遮光。
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