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コリオパン錠10mgの基本情報
基本情報
副交感神経を亢進させるアセチルコリンの作用を抑えることで、消化管の運動亢進に伴う痛みや痙攣、下痢などを抑える薬
- ブスコパン
- チアトン
- ロートエキス
- ガストロゼピン
- ダクチル
- 胃炎の痙攣性疼痛の緩解
- 胃潰瘍の痙攣性疼痛の緩解
- 十二指腸潰瘍の痙攣性疼痛の緩解
- 胆石症の痙攣性疼痛の緩解
- 胆嚢炎の痙攣性疼痛の緩解
- 胆嚢症の痙攣性疼痛の緩解
- 腸炎の痙攣性疼痛の緩解
- 胆道ジスキネジーの痙攣性疼痛の緩解
- 胆嚢ジスキネジーの痙攣性疼痛の緩解
- ブトロピウム臭化物として1日30mgを3回に分けて経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 重篤な心疾患
- 前立腺肥大による排尿障害
- 閉塞隅角緑内障
- 麻痺性イレウス
- 慎重投与
- 開放隅角緑内障
- 潰瘍性大腸炎
- 甲状腺機能亢進症
- 前立腺肥大
- 不整脈
- うっ血性心不全
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 慎重投与
- 高齢者
- 注意
- 高齢者
- 慎重投与
- 高齢者(65歳〜)
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- 三環系抗うつ剤
- 抗コリン作用に基づく副作用
- フェノチアジン系薬剤
- 抗コリン作用に基づく副作用
- 抗ヒスタミン剤
- 抗コリン作用に基づく副作用
- モノアミン酸化酵素阻害剤
- 抗コリン作用に基づく副作用
処方理由
添付文書
次記の疾患における痙攣性疼痛の緩解:胃炎、腸炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胆石症、胆嚢症(胆嚢炎、胆嚢ジスキネジー・胆道ジスキネジーを含む)。
ブトロピウム臭化物として1日30mgを3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
総症例2,057例中、189例(9.19%)の副作用が報告されている(副作用発現頻度調査終了時)。
1.眼:(0.1〜5%未満)視調節障害。
2.消化器:(5%以上)口渇、(0.1〜5%未満)便秘、悪心・嘔吐。
3.泌尿器:(0.1〜5%未満)排尿障害。
4.精神神経系:(0.1〜5%未満)眠気、頭痛、(0.1%未満)眩暈。
5.循環器:(0.1〜5%未満)心悸亢進、(頻度不明)血圧降下。
6.過敏症:(頻度不明)発疹[このような場合には投与を中止する]。
7.その他:(0.1〜5%未満)顔面紅潮、(0.1%未満)倦怠感。
(禁忌)
1.閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。
2.前立腺肥大による排尿障害のある患者[排尿障害を悪化させる恐れがある]。
3.重篤な心疾患のある患者[心疾患の症状を悪化させる恐れがある]。
4.麻痺性イレウスの患者[麻痺性イレウスの症状を悪化させる恐れがある]。
5.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(慎重投与)
1.開放隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。
2.前立腺肥大のある患者[排尿障害を起こす恐れがある]。
3.うっ血性心不全のある患者[うっ血性心不全の症状を悪化させる恐れがある]。
4.不整脈のある患者[不整脈を悪化させる恐れがある]。
5.潰瘍性大腸炎の患者[中毒性巨大結腸症を起こす恐れがある]。
6.甲状腺機能亢進症の患者[甲状腺機能亢進症に伴う心悸亢進や頻脈を悪化させる恐れがある]。
7.高齢者。
8.高温環境にある患者[発熱を起こす恐れがある]。
(重要な基本的注意)
視調節障害、眠気、眩暈等を起こすことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に注意させる。
(相互作用)
併用注意:
1.三環系抗うつ剤、フェノチアジン系薬剤、抗ヒスタミン剤[抗コリン作用に基づく副作用が現れる恐れがある(本剤の抗コリン作用を増強させる恐れがある)]。
2.モノアミン酸化酵素阻害剤[抗コリン作用に基づく副作用が現れる恐れがある(本剤の代謝を妨げ、抗コリン作用を増強させる恐れがある)]。
(高齢者への投与)
高齢者では、抗コリン作用による排尿障害、視調節障害、口渇、便秘等の副作用が現れやすいので注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
(小児等への投与)
小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜に刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
(保管上の注意)
外箱開封後光を遮り保存する。
処方薬事典は、日経メディカル Onlineが配信する医療・医薬関係者向けのコンテンツです。一般の方もご覧いただけますが、内容に関するご質問にはお答えできません。服用中の医薬品についてはかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。