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ベサコリン散5%の基本情報
基本情報
副交感神経の働きを活発にし消化管運動を亢進させることで、胃もたれなどの消化器症状を改善する薬
- ガスモチン
- アコファイド
- ベサコリン
- 手術後の尿閉
- 手術後の排尿困難
- 神経因性膀胱の尿閉
- 神経因性膀胱の排尿困難
- 低緊張性膀胱の尿閉
- 低緊張性膀胱の排尿困難
- 分娩後の尿閉
- 分娩後の排尿困難
- 麻痺性イレウスの消化管機能低下
- 慢性胃炎の消化管機能低下
- 迷走神経切断後の消化管機能低下
- 手術後の腸管麻痺の消化管機能低下
- 分娩後の腸管麻痺の消化管機能低下
- ベタネコール塩化物として、1日30〜50mgを3〜4回に分けて経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 冠動脈閉塞
- 気管支喘息
- 強度の徐脈
- 甲状腺機能亢進症
- 消化管閉塞
- 消化性潰瘍
- てんかん
- パーキンソニズム
- 膀胱頚部閉塞
- 禁止
- 妊婦・産婦
- 慎重投与
- 高齢者
- 注意
- 高齢者
- 慎重投与
- 高齢者(65歳〜)
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- コリン作動薬
- 本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強
- 塩酸ピロカルピン
- 本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強
- 塩酸セビメリン水和物
- 本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強
- コリンエステラーゼ阻害剤
- 本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強
- 臭化ジスチグミン
- 本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強
処方理由
添付文書
1.消化管機能低下のみられる次記疾患:慢性胃炎、迷走神経切断後、手術後の腸管麻痺及び分娩後の腸管麻痺、麻痺性イレウス。
2.手術後、分娩後及び神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難(尿閉)。
ベタネコール塩化物として、1日30〜50mgを3〜4回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
総症例843例中、45例(5.34%)の副作用が報告されている(再評価結果時)。
1.重大な副作用(頻度不明)
コリン作動性クリーゼ:コリン作動性クリーゼが現れることがあるので、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、唾液分泌過多、発汗、徐脈、血圧低下、縮瞳等の症状が認められた場合には投与を中止し、アトロピン硫酸塩水和物0.5〜1mg(患者の症状に合わせて適宜増減)を投与する。また、呼吸不全に至ることもあるので、その場合は気道を確保し、人工換気を考慮する。
2.その他の副作用
1).循環器:(0.1〜5%未満)心悸亢進、(頻度不明)胸内苦悶。
2).消化器:(0.1〜5%未満)胸やけ、悪心、嘔吐、唾液分泌過多、腹痛、下痢、(頻度不明)胃部不快感。
3).精神神経系:(0.1〜5%未満)頭痛。
4).過敏症:(0.1〜5%未満)発熱、発汗、顔面潮紅。
(禁忌)
1.甲状腺機能亢進症の患者[心房細動の危険性を増加させる恐れがある]。
2.気管支喘息の患者[気管支喘息の症状を悪化させる恐れがある]。
3.消化管閉塞及び膀胱頚部閉塞のある患者[消化管通過障害、排尿障害を起こす恐れがある]。
4.消化性潰瘍の患者[消化性潰瘍を悪化させる恐れがある]。
5.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
6.冠動脈閉塞のある患者[冠血流量を減少させ、心疾患の症状を悪化させる恐れがある]。
7.強度の徐脈のある患者[徐脈を悪化させる恐れがある]。
8.てんかんのある患者[てんかん発作を起こす恐れがある]。
9.パーキンソニズムのある患者[パーキンソニズムの症状を悪化させる恐れがある]。
(慎重投与)
高齢者。
(重要な基本的注意)
コリン作動性クリーゼが現れることがあるので、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、唾液分泌過多、発汗、徐脈、血圧低下、縮瞳等の症状が認められた場合には投与を中止し、アトロピン硫酸塩水和物0.5〜1mg(患者の症状に合わせて適宜増減)を投与する。また、呼吸不全に至ることもあるので、その場合は気道を確保し、人工換気を考慮する。
(相互作用)
併用注意:コリン作動薬(ピロカルピン塩酸塩、セビメリン塩酸塩水和物等)、コリンエステラーゼ阻害薬(ジスチグミン臭化物等)[本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強させる恐れがある(本剤のコリン作動性作用を増強させる恐れがある)]。
(高齢者への投与)
高齢者では、コリン作動性作用により発汗、潮紅、下痢、悪心、嘔吐等の副作用が現れやすいので注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
(小児等への投与)
小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
(保管上の注意)
開栓後防湿。
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