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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ベサコリン散5%の基本情報

一般名
製薬会社
薬価・規格
12.4円(5%1g)
添付文書

基本情報

薬効分類
副交感神経刺激薬(消化管運動亢進薬)

副交感神経の働きを活発にし消化管運動を亢進させることで、胃もたれなどの消化器症状を改善する薬

副交感神経刺激薬(消化管運動亢進薬)
  • ガスモチン
  • アコファイド
  • ベサコリン
  • アボビス
効能・効果
  • 手術後の尿閉
  • 手術後の排尿困難
  • 神経因性膀胱の尿閉
  • 神経因性膀胱の排尿困難
  • 低緊張性膀胱の尿閉
  • 低緊張性膀胱の排尿困難
  • 分娩後の尿閉
  • 分娩後の排尿困難
  • 麻痺性イレウスの消化管機能低下
  • 慢性胃炎の消化管機能低下
  • 迷走神経切断後の消化管機能低下
  • 手術後の腸管麻痺の消化管機能低下
  • 分娩後の腸管麻痺の消化管機能低下
注意すべき副作用
心悸亢進 、 胸やけ 、 頭痛 、 過敏症 、 発熱 、 顔面潮紅 、 コリン作動性クリーゼ 、 悪心 、 嘔吐 、 腹痛
用法・用量(主なもの)
  • ベタネコール塩化物として、1日30〜50mgを3〜4回に分けて経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 冠動脈閉塞
    • 気管支喘息
    • 強度の徐脈
    • 甲状腺機能亢進症
    • 消化管閉塞
    • 消化性潰瘍
    • てんかん
    • パーキンソニズム
    • 膀胱頚部閉塞
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用
心悸亢進 、 胸やけ 、 頭痛 、 過敏症 、 発熱 、 顔面潮紅 、 胸内苦悶 、 胃部不快感
重大な副作用
コリン作動性クリーゼ 、 悪心 、 嘔吐 、 腹痛 、 下痢 、 唾液分泌過多 、 発汗 、 徐脈 、 血圧低下 、 縮瞳 、 呼吸不全

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 冠動脈閉塞
    • 気管支喘息
    • 強度の徐脈
    • 甲状腺機能亢進症
    • 消化管閉塞
    • 消化性潰瘍
    • てんかん
    • パーキンソニズム
    • 膀胱頚部閉塞
患者の属性に応じた注意事項
  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
コリン作動薬
本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強
塩酸ピロカルピン
本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強
塩酸セビメリン水和物
本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強
コリンエステラーゼ阻害剤
本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強
臭化ジスチグミン
本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強

処方理由

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

1.消化管機能低下のみられる次記疾患:慢性胃炎、迷走神経切断後、手術後の腸管麻痺及び分娩後の腸管麻痺、麻痺性イレウス。
2.手術後、分娩後及び神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難(尿閉)。

用法・用量(添付文書全文)

ベタネコール塩化物として、1日30〜50mgを3〜4回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

副作用(添付文書全文)

総症例843例中、45例(5.34%)の副作用が報告されている(再評価結果時)。
1.重大な副作用(頻度不明)
コリン作動性クリーゼ:コリン作動性クリーゼが現れることがあるので、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、唾液分泌過多、発汗、徐脈、血圧低下、縮瞳等の症状が認められた場合には投与を中止し、アトロピン硫酸塩水和物0.5〜1mg(患者の症状に合わせて適宜増減)を投与する。また、呼吸不全に至ることもあるので、その場合は気道を確保し、人工換気を考慮する。
2.その他の副作用
1).循環器:(0.1〜5%未満)心悸亢進、(頻度不明)胸内苦悶。
2).消化器:(0.1〜5%未満)胸やけ、悪心、嘔吐、唾液分泌過多、腹痛、下痢、(頻度不明)胃部不快感。
3).精神神経系:(0.1〜5%未満)頭痛。
4).過敏症:(0.1〜5%未満)発熱、発汗、顔面潮紅。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
1.甲状腺機能亢進症の患者[心房細動の危険性を増加させる恐れがある]。
2.気管支喘息の患者[気管支喘息の症状を悪化させる恐れがある]。
3.消化管閉塞及び膀胱頚部閉塞のある患者[消化管通過障害、排尿障害を起こす恐れがある]。
4.消化性潰瘍の患者[消化性潰瘍を悪化させる恐れがある]。
5.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
6.冠動脈閉塞のある患者[冠血流量を減少させ、心疾患の症状を悪化させる恐れがある]。
7.強度の徐脈のある患者[徐脈を悪化させる恐れがある]。
8.てんかんのある患者[てんかん発作を起こす恐れがある]。
9.パーキンソニズムのある患者[パーキンソニズムの症状を悪化させる恐れがある]。
(慎重投与)
高齢者。
(重要な基本的注意)
コリン作動性クリーゼが現れることがあるので、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、唾液分泌過多、発汗、徐脈、血圧低下、縮瞳等の症状が認められた場合には投与を中止し、アトロピン硫酸塩水和物0.5〜1mg(患者の症状に合わせて適宜増減)を投与する。また、呼吸不全に至ることもあるので、その場合は気道を確保し、人工換気を考慮する。
(相互作用)
併用注意:コリン作動薬(ピロカルピン塩酸塩、セビメリン塩酸塩水和物等)、コリンエステラーゼ阻害薬(ジスチグミン臭化物等)[本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強させる恐れがある(本剤のコリン作動性作用を増強させる恐れがある)]。
(高齢者への投与)
高齢者では、コリン作動性作用により発汗、潮紅、下痢、悪心、嘔吐等の副作用が現れやすいので注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
(小児等への投与)
小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
(保管上の注意)
開栓後防湿。

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