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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ナーブロック筋注2500単位の基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
28650円(2,500単位0.5mL1瓶)
添付文書

基本情報

効能・効果
  • 痙性斜頚
注意すべき副作用
嚥下障害 、 口渇 、 口内乾燥 、 注射部位疼痛 、 咽頭不快感 、 発声障害 、 喘息 、 咽喉乾燥 、 便秘 、 下痢
用法・用量(主なもの)
  • B型ボツリヌス毒素として次の用量を緊張筋(*)に筋肉内注射する
  • 緊張筋が複数ある場合は、分割して投与する
  • 1.初回投与の場合には、合計で2500〜5000単位を投与する
  • 2.効果不十分又は症状再発の場合には、合計で10000単位を上限として再投与することができる
    • 但し、2カ月以内の再投与は避ける
  • (*)緊張筋:胸鎖乳突筋、斜角筋、僧帽筋、肩甲挙筋、頭板状筋、頭半棘筋等
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 筋萎縮性側索硬化症
    • 重症筋無力症
    • ランバート・イートン症候群
    • 全身性の神経筋接合部障害
    • 高度呼吸機能障害

副作用

主な副作用
口渇 、 口内乾燥 、 注射部位疼痛 、 咽頭不快感 、 発声障害 、 喘息 、 咽喉乾燥 、 便秘 、 下痢 、 悪心 、 嘔吐
重大な副作用
嚥下障害 、 アナフィラキシー様症状 、 呼吸困難 、 全身潮紅 、 血管浮腫 、 顔面浮腫 、 喉頭浮腫 、 蕁麻疹 、 そう痒感 、 呼吸障害 、 嚥下性肺炎 、 重篤な呼吸困難 、 呼吸機能低下 、 声質の変化
上記以外の副作用
上腹部痛 、 唾液欠乏 、 口の感覚鈍麻 、 感覚鈍麻 、 頚部痛 、 肩部痛 、 筋骨格硬直 、 背部痛 、 筋力低下 、 筋炎 、 関節痛 、 筋痛 、 熱感 、 異常感 、 頭痛 、 振戦 、 Al−P上昇 、 ALT上昇 、 AST上昇 、 高血圧 、 白血球数増加 、 好中球数減少 、 眼異常感 、 羞明 、 眼乾燥 、 異物感 、 CK上昇 、 CPK上昇 、 倦怠感 、 皮膚乾燥 、 排尿困難 、 尿路感染 、 圧迫感 、 過敏症 、 発疹 、 消化不良 、 眼瞼下垂 、 霧視 、 眼調節障害 、 斜頚増悪 、 無力症

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • 筋萎縮性側索硬化症
    • 重症筋無力症
    • ランバート・イートン症候群
    • 全身性の神経筋接合部障害
    • 高度呼吸機能障害
  • 慎重投与
    • 筋弛緩剤投与中
    • 筋弛緩作用を有する薬剤投与中
    • 慢性呼吸器障害
    • 重篤な筋萎縮
    • 重篤な筋力低下
  • 注意
    • 嚥下困難
    • 神経疾患
    • A型ボツリヌス毒素製剤投与後3カ月以内
  • 投与に際する指示
    • A型ボツリヌス毒素製剤投与後3カ月以内
患者の属性に応じた注意事項
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 希望禁止
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
    • 高齢者
  • 注意
    • 妊婦・産婦
  • 投与に際する指示
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
ボツリヌス毒素製剤
神経筋接合部の麻痺等が増強
A型ボツリヌス毒素
神経筋接合部の麻痺等が増強
ボツリヌス毒素製剤
呼吸困難
A型ボツリヌス毒素
呼吸困難
ボツリヌス毒素製剤
嚥下障害
A型ボツリヌス毒素
嚥下障害
ボツリヌス毒素製剤
重篤な副作用
A型ボツリヌス毒素
重篤な副作用
ボツリヌス毒素製剤
過剰な筋弛緩
A型ボツリヌス毒素
過剰な筋弛緩
筋弛緩作用のある薬物
過剰な筋弛緩
骨格筋弛緩剤
過剰な筋弛緩
ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物
過剰な筋弛緩
ダントロレンナトリウム
過剰な筋弛緩
塩酸スペクチノマイシン
過剰な筋弛緩
アミノグリコシド系抗生物質
過剰な筋弛緩
硫酸ゲンタマイシン
過剰な筋弛緩
硫酸フラジオマイシン
過剰な筋弛緩
ポリペプチド系抗生物質
過剰な筋弛緩
硫酸ポリミキシンB
過剰な筋弛緩
テトラサイクリン系抗生物質
過剰な筋弛緩
リンコマイシン系抗生物質
過剰な筋弛緩
抗痙攣剤
過剰な筋弛緩
バクロフェン
過剰な筋弛緩
抗コリン作用を有する薬剤
過剰な筋弛緩
ブチルスコポラミン臭化物
過剰な筋弛緩
トリヘキシフェニジル塩酸塩
過剰な筋弛緩
ベンゾジアゼピン系化合物
過剰な筋弛緩
ジアゼパム
過剰な筋弛緩
エチゾラム
過剰な筋弛緩
ベンザミド系薬剤
過剰な筋弛緩
塩酸チアプリド
過剰な筋弛緩
スルピリド
過剰な筋弛緩
ボツリヌス毒素製剤
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
A型ボツリヌス毒素
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
筋弛緩作用のある薬物
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
骨格筋弛緩剤
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
ダントロレンナトリウム
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
塩酸スペクチノマイシン
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
アミノグリコシド系抗生物質
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
硫酸ゲンタマイシン
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
硫酸フラジオマイシン
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
ポリペプチド系抗生物質
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
硫酸ポリミキシンB
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
テトラサイクリン系抗生物質
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
リンコマイシン系抗生物質
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
抗痙攣剤
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
バクロフェン
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
抗コリン作用を有する薬剤
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
ブチルスコポラミン臭化物
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
トリヘキシフェニジル塩酸塩
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
ベンゾジアゼピン系化合物
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
ジアゼパム
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
エチゾラム
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
ベンザミド系薬剤
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
塩酸チアプリド
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる
スルピリド
呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる

処方理由

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

痙性斜頚。

用法・用量(添付文書全文)

B型ボツリヌス毒素として次の用量を緊張筋(*)に筋肉内注射する。緊張筋が複数ある場合は、分割して投与する。
1.初回投与の場合には、合計で2500〜5000単位を投与する。
2.効果不十分又は症状再発の場合には、合計で10000単位を上限として再投与することができる。但し、2カ月以内の再投与は避ける。
(*)緊張筋:胸鎖乳突筋、斜角筋、僧帽筋、肩甲挙筋、頭板状筋、頭半棘筋等。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
1.本剤の力価(単位)は、本剤特有のもので、他のボツリヌス毒素製剤(A型ボツリヌス毒素製剤)とは異なること、また換算もできないことに留意し、必ず本剤の投与量を慎重に確認してから投与する。
2.緊張筋が深部であるなど、触診で緊張筋の同定が困難な場合には、筋電計を用いて注意深く目標とする部位を同定する。
3.効果が認められない場合は、用量及び投与部位について再検討した上で次の投与を行う。
4.本剤投与筋の筋緊張が低下した後、その協働筋側の緊張が亢進し、異常姿勢を来すことがあるため、初回投与以降も緊張筋を注意深く同定して投与する。
5.初回及び再投与により全く効果が認められない場合は、より高頻度・高投与量で投与を行っても効果が期待できない場合があるため、本剤の投与中止を考慮する。
6.筋ごとの適切な部位及び投与量に留意し、注射する[臨床成績等から、次のような投与部位及び投与量が推奨されている]。
1).(投与筋)胸鎖乳突筋[注1]:(初回投与量[注3]、投与部位数)625〜1500単位を2ヵ所以上に分割:(最高投与量[注4])4000単位。
2).(投与筋)斜角筋:(初回投与量[注3]、投与部位数)500〜1250単位:(最高投与量[注4])2500単位。
3).(投与筋)僧帽筋:(初回投与量[注3]、投与部位数)750〜2000単位を2ヵ所以上に分割:(最高投与量[注4])4000単位。
4).(投与筋)肩甲挙筋[注2]:(初回投与量[注3]、投与部位数)625〜1250単位:(最高投与量[注4])2500単位。
5).(投与筋)頭板状筋:(初回投与量[注3]、投与部位数)1000〜2500単位を2ヵ所以上に分割:(最高投与量[注4])5000単位。
6).(投与筋)頭半棘筋:(初回投与量[注3]、投与部位数)500〜1250単位:(最高投与量[注4])2500単位。
[注1]胸鎖乳突筋に投与する場合は、嚥下障害発現のリスクを軽減するため、両側への投与を避ける。
[注2]肩甲挙筋へ投与する場合は、嚥下障害及び呼吸器感染のリスクが増大する恐れがあるので注意する。
[注3]各筋に対し、初めて投与する場合の投与量を示す。
[注4]各投与部位への投与量の上限は通常1000単位までとし、最大でも2500単位を上限とする。
7.本剤と他のボツリヌス毒素製剤(A型ボツリヌス毒素製剤)の同時投与は原則として避ける[本剤と他のボツリヌス毒素製剤を同時投与した経験はなく、有効性及び安全性は確立していない、同時に投与した場合には、神経筋接合部の麻痺等が増強し、呼吸困難、嚥下障害等の重篤な副作用が発現する恐れがある]。
8.他のボツリヌス毒素製剤(A型ボツリヌス毒素製剤)を投与後に本剤を使用する場合、少なくとも他のボツリヌス毒素製剤の用法・用量で規定されている投与間隔をあけるとともに、患者の症状を十分に観察した上で効果が消失し安全性上の問題がないと判断された場合のみ投与する[A型ボツリヌス毒素製剤投与後3カ月以内に本剤を投与した場合の有効性及び安全性は確立されていない、先に投与された他のボツリヌス毒素の効果が消失する前に本剤を投与した場合には、神経筋接合部麻痺等が増強し、呼吸困難、嚥下障害等の重篤な副作用が発現する恐れがある]。

副作用(添付文書全文)

国内の臨床試験(用量反応性試験及び継続反復投与試験)において、総症例220例中、90例(40.9%)の副作用が報告されている。主な副作用は嚥下障害(18.2%)、口渇(13.6%)、口内乾燥(5.5%)であった(承認時)。
外国の臨床試験において、総症例888例中、574例(64.6%)の副作用が報告されている。主な副作用は口内乾燥(33.0%)、嚥下障害(28.5%)、注射部位疼痛(11.8%)であった。
なお、次の副作用における頻度は国内の臨床試験の集計結果より算出した。頻度不明は、外国での市販後等の報告で認められたものである。
1.重大な副作用
1).アナフィラキシー様症状(頻度不明):アナフィラキシー様症状を起こす恐れがあるので、本剤投与後に患者の状態を十分観察し、呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫(顔面浮腫、喉頭浮腫等)、蕁麻疹、そう痒感等のアナフィラキシー様症状が認められた場合には、血圧の維持、体液の補充管理、気道の確保等の適切な処置を行う。
2).呼吸障害(頻度不明)、嚥下障害(18.2%):嚥下障害から嚥下性肺炎を来し、重篤な呼吸困難に至ったという報告が、また、本剤の投与部近位への拡散により呼吸機能低下が現れることがあるので、特に投与後1〜2週間は嚥下障害、声質の変化、呼吸障害等の発現に留意するとともに、発現が認められた場合には、適切な処置を行う。
2.その他の副作用
1).過敏症:(1%未満)蕁麻疹、(頻度不明)そう痒感、発疹、血管浮腫。
2).呼吸器:(1〜5%未満)咽頭不快感、発声障害、(1%未満)喘息、咽喉乾燥。
3).消化器:(5%以上)口渇、口内乾燥、(1%未満)便秘、下痢、悪心、嘔吐、上腹部痛、唾液欠乏、口の感覚鈍麻、(頻度不明)消化不良。
4).筋骨格:(1%未満)頚部痛、肩部痛、筋骨格硬直、背部痛、筋力低下、筋炎、関節痛、筋痛。
5).投与部位:(1〜5%未満)注射部位疼痛、(1%未満)熱感、異常感。
6).精神神経系:(1〜5%未満)頭痛、(1%未満)振戦、感覚鈍麻。
7).肝臓:(1〜5%未満)Al−P上昇、ALT上昇(GPT上昇)、AST上昇(GOT上昇)。
8).循環器:(1%未満)高血圧。
9).血液:(1%未満)白血球数増加、好中球数減少。
10).眼:(1%未満)眼異常感、羞明、眼乾燥、(頻度不明)眼瞼下垂、霧視、眼調節障害。
11).その他:(1〜5%未満)異物感、CK上昇(CPK上昇)、(1%未満)倦怠感、皮膚乾燥、排尿困難、尿路感染、圧迫感、(頻度不明)斜頚増悪、無力症。

使用上の注意(添付文書全文)

(警告)
1.本剤の有効成分は、ボツリヌス菌によって産生されるB型ボツリヌス毒素であるため、使用上の注意を熟読した上で、用法・用量を厳守し、痙性斜頚以外には安全性が確立されていないので絶対使用しない[頚部以外の筋痙直、流涎過多、頭痛及び注射部位が不明なジストニーの患者で、本剤による治療中に因果関係を否定できない死亡例の報告がある]。
2.本剤の投与は、講習を受けた医師で、本剤の安全性及び有効性を十分理解し、高度な頚部筋の解剖学的知識、筋電図測定技術及び本剤の施注手技に関する十分な知識・経験のある医師が行う[本剤による治療中に因果関係を完全に否定できない死亡例の報告があり、また、呼吸障害、嚥下障害等頚部関連筋に関する副作用が現れる恐れがある]。
3.本剤の投与により、呼吸困難が現れることがある[嚥下障害から嚥下性肺炎を引き起こし、また、投与部近位への拡散により呼吸機能低下に至ったとする報告がある]。
(禁忌)
1.全身性の神経筋接合部障害を持つ患者(重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症等)[本剤は筋弛緩作用を有するため、病態を悪化させる恐れがある]。
2.高度呼吸機能障害のある患者[本剤の投与により、病態を悪化させる恐れがある]。
3.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(慎重投与)
1.筋弛緩剤投与中及び筋弛緩作用を有する薬剤投与中の患者[筋弛緩作用が増強されることがあり、また、呼吸困難や嚥下障害等の発現が高まる恐れがある]。
2.慢性呼吸器障害のある患者[本剤の投与により、病態を悪化させる恐れがある]。
3.重篤な筋力低下あるいは重篤な筋萎縮がある患者[本剤の投与により、症状を悪化させる恐れがある]。
4.高齢者。
5.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦。
(重要な基本的注意)
1.本剤の投与に際しては、患者又はそれに代わる適切な者に、次の事項について文書を用いてよく説明し、文書による同意を得た後、使用する。
1).本剤の有効成分は、ボツリヌス菌によって産生されるB型ボツリヌス毒素である。また本剤は、米国産ウシ由来成分(心臓)を製造工程に使用しており、本剤による伝達性海綿状脳症伝播の理論的リスクを完全には否定できないため、治療上の有益性と危険性を十分に検討した上で本剤を投与する。
2).本剤の投与は対症療法であり、効果は通常3〜4カ月で消失し、投与を繰り返す必要がある。
3).本剤の投与を長期間繰り返した場合、中和抗体産生により、効果が認められなくなることがある。
4).日常生活を制限されていた患者は、本剤投与後、過度の筋収縮を伴う労作を避け、活動を徐々に再開する。
5).特に本剤投与後1〜2週間は、嚥下障害、声質の変化、息苦しい等の発現に留意するとともに、発現が認められた場合には、直ちに医師の診察を受ける。
6).本剤投与後、姿勢の変化により今まで緊張していなかった筋が緊張することがある。
7).本剤投与後、3〜4カ月の間に呼吸困難、脱力感等の体調の変化が現れた場合には、直ちに医師の診察を受ける。
8).男性及び妊娠する可能性のある婦人においては、投与中は避妊を考慮する[妊娠中の安全性は確立していない、類薬で胎児死亡が認められている]。
9).他の医療施設でボツリヌス毒素の投与を受けている場合には、治療対象疾患及び投与日を必ず申し出る。
2.本剤投与後、抗体が産生されることにより、耐性が生じる恐れがあるので、効果の減弱がみられる場合には、抗体検査の実施を考慮し、抗体が産生された場合には、投与を中止する。
3.ボツリヌス毒素の投与により、投与筋以外の遠隔筋に対する影響と考えられる副作用が現れることがあり、嚥下障害、肺炎、重度衰弱等に伴う死亡例も報告されており、嚥下困難等の神経疾患を有する患者では、この副作用のリスクが増加するため特に注意する。
4.本剤投与後、脱力感、筋力低下、眩暈、視力低下が現れることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させる。
5.本剤はできるだけ少量(承認用量の下限を参照)から投与を開始することが望ましい。なお、疾患の重症度に応じて高い用量を投与しても、効果は期待できない場合がある。
6.本剤ではA型ボツリヌス毒素製剤と比べ口渇・口内乾燥及び嚥下障害が現れる割合が高いため、これらの症状の発現に留意するとともに、患者に対してもこのような症状が認められた場合には直ちに医師の診察を受けるよう指導する。
(相互作用)
併用注意:
1.他のボツリヌス毒素製剤(A型ボツリヌス毒素製剤)[過剰な筋弛緩が現れることがあり、呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる恐れがあるため、本剤と他のボツリヌス毒素製剤(A型ボツリヌス毒素製剤)の同時投与は原則として避ける(本剤及びこれらの薬剤は、ともに筋弛緩作用を有するため作用が増強される恐れがある)]。
2.筋弛緩作用を有する薬剤(骨格筋弛緩剤(ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物、ダントロレンナトリウム水和物等)、スペクチノマイシン塩酸塩水和物、アミノグリコシド系抗生物質(ゲンタマイシン硫酸塩、フラジオマイシン硫酸塩等)、ポリペプチド系抗生物質(ポリミキシンB硫酸塩等)、テトラサイクリン系抗生物質、リンコマイシン系抗生物質、抗痙縮剤(バクロフェン等)、抗コリン剤(ブチルスコポラミン臭化物、トリヘキシフェニジル塩酸塩等)、ベンゾジアゼピン系薬剤及び類薬(ジアゼパム、エチゾラム等)、ベンザミド系薬剤(チアプリド塩酸塩、スルピリド等))[過剰な筋弛緩が現れる恐れがあり、呼吸困難・嚥下障害等を発現するリスクが高まる恐れがある(本剤及びこれらの薬剤は、ともに筋弛緩作用を有するため作用が増強される恐れがある)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では筋肉量の減少及び生理機能の低下等が認められるので、少量(承認用量の下限)から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する[外国の臨床試験において、高齢者では口内乾燥、嚥下障害が多く認められている]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[類薬(A型ボツリヌス毒素製剤)において、妊娠中の患者で胎児死亡が報告されている]。
2.授乳中の婦人には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせる[授乳中の投与に関する安全性は確立していない]。
(小児等への投与)
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
(過量投与)
1.徴候・症状:過量投与により、投与部位及び周辺部位に過剰な筋力低下等の副作用が現れることがある。また、外国において、過量投与により、投与筋以外の遠隔筋に対する影響が疑われる呼吸困難、筋無力症等が報告されており、類薬では動物実験においても遠隔筋に対する影響が認められている。
2.処置:過量投与において、投与直後の場合には抗毒素の投与を検討してもよいが、治療上の有益性と危険性を慎重に判断する。なお、過量投与において、既にボツリヌス中毒症状(全身性脱力及び筋肉麻痺など)が発現した時点での抗毒素投与は、無効である(また、必要に応じて入院を考慮し、投与筋以外への影響(全身性の脱力や筋肉麻痺等の徴候及び呼吸器への影響)についても十分観察する)。
(適用上の注意)
1.投与経路:筋肉内にのみ投与する。
2.調製時:
1).わずかに半透明〜白色の微粒子がみられることがあるが、これにより本剤の薬効は影響を受けない。なお、半透明〜白色の微粒子以外の外観上の異常を認めた場合には使用しない。
2).本剤を希釈する場合には生理食塩液のみを用い、希釈後は速やかに使用する。なお、希釈後は冷凍しない。
3).変性するので泡立ちや激しい攪拌を避ける。
3.筋肉内注射時:
筋肉内に投与する場合は、組織・神経などへの影響を避けるため、次記の点に注意する。
1).神経走行部位を避けるよう注意する。
2).注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流を見た場合には、直ちに針を抜き、部位をかえて注射する。
3).注射部位に疼痛、硬結をみることがある。
(その他の注意)
1.ラットにおける受胎能及び着床までの初期胚発生に関する試験では、母動物体重増加量減少及び母動物摂餌量減少に伴う二次的な影響であると考えられる着床数低下及び生存胎仔数低下が認められた。
2.類薬(A型ボツリヌス毒素)では、動物実験(ラット及びサル)により、投与部位以外の遠隔筋において、筋萎縮や筋重量減少等の障害が発生したとの報告がある。
(取扱い上の注意)
1.泡立ち及び蛋白の凝集の恐れがあるため、バイアルを激しく振動させない。
2.処置後、残った薬液は、0.5%次亜塩素酸ナトリウム溶液を加えて失活させた後、密閉可能な廃棄袋又は箱に廃棄する。また、薬液の触れた器具等は同様に0.5%次亜塩素酸ナトリウム溶液を加えて失活させた後、密閉可能な廃棄袋又は箱に廃棄する。
3.汚染時には次のように対処する。
1).本剤が飛散した場合は吸収性素材で拭き取った後に、0.5%次亜塩素酸ナトリウム溶液で拭き、乾かす。
2).本剤が皮膚に付着した場合は、0.5%次亜塩素酸ナトリウム溶液で洗い、水で洗い流す。
3).本剤が眼に入った場合は、水で洗い流す。
(ナーブロック筋注2500単位の廃棄の方法)
残った薬液は、0.5%次亜塩素酸ナトリウム溶液を加えて失活させる。失活後、密閉可能な廃棄袋又は箱に廃棄する。薬液の触れた器具等も同様に0.5%次亜塩素酸ナトリウム溶液を加えて失活させた後、密閉可能な廃棄袋又は箱に廃棄する。
(保管上の注意)
1.凍結を避け、2〜8℃で保存する。
2.外箱開封後遮光(含量が低下する)。

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