日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

クロフェクトン顆粒10%基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:クロカプラミン塩酸塩水和物顆粒

製薬会社:田辺三菱製薬

薬価・規格: 81.3円(10%1g) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

定型抗精神病薬詳しく見る

  • 主に脳内のドパミンに対して抑制作用をあらわし、幻覚、妄想、不安、緊張、興奮などの症状を改善する薬
定型抗精神病薬の代表的な商品名
  • コントミン
  • フルメジン
  • ノバミン
  • セレネース
  • ドグマチール,アビリット

効能・効果詳しく見る

  • 統合失調症

注意すべき副作用詳しく見る

錐体外路症状不眠筋強剛パーキンソン症候群手指振戦流涎不安焦燥感ジスキネジー便秘

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1日量クロカプラミン塩酸塩水和物として30〜150mg(顆粒として0.3〜1.5g)を3回に分けて経口投与する
    • なお、症状、年齢に応じて適宜増減する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 昏睡状態
    • 循環虚脱状態
    • 中枢神経抑制剤の強い影響下
    • アドレナリン投与中<アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く>

副作用

主な副作用

錐体外路症状不眠筋強剛パーキンソン症候群手指振戦流涎不安焦燥感ジスキネジー便秘胸内苦悶感

重大な副作用

Syndrome malin悪性症候群無動緘黙強度筋強剛嚥下困難頻脈血圧変動発汗発熱白血球増加血清CK上昇血清CPK上昇ミオグロビン尿腎機能低下高熱が持続意識障害呼吸困難循環虚脱脱水症状急性腎不全無顆粒球症白血球減少遅発性ジスキネジー口周部不随意運動不随意運動麻痺性イレウス腸管麻痺食欲不振悪心嘔吐著しい便秘腹部膨満腹部弛緩腸内容物うっ滞抗利尿ホルモン不適合分泌症候群SIADH低ナトリウム血症低浸透圧血症尿中ナトリウム排泄量増加高張尿痙攣肺塞栓症深部静脈血栓症静脈血栓症血栓塞栓症息切れ胸痛四肢疼痛浮腫心室頻拍Torsades de Pointes角膜混濁水晶体混濁角膜色素沈着

上記以外の副作用

心障害血圧降下肝障害四肢不随意運動ジストニア眼球上転眼瞼痙攣舌突出痙性斜頚頚後屈体幹側屈後弓反張アカシジア静座不能不穏興奮眠気眩暈頭痛頭重言語障害立ちくらみ胃部不快感腹部膨満感過敏症発疹倦怠感口渇血液障害幻覚の顕在化妄想の顕在化衝動性増悪体重増加乳汁分泌PBI上昇性欲亢進月経異常そう痒感複視乏尿

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 昏睡状態
    • 循環虚脱状態
    • 中枢神経抑制剤の強い影響下
    • アドレナリン投与中<アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く>
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 痙攣性疾患
    • 血液障害
    • 甲状腺機能亢進状態
    • 低血圧
    • てんかん
    • 薬物過敏症
    • 栄養不良状態を伴う身体的疲弊
    • 脱水を伴う身体的疲弊
    • 心・血管疾患
  • 注意
    • 脱水状態
    • 肥満
    • 長期臥床
    • 不動状態

患者の属性に応じた注意事項

  • 希望禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 幼児・小児
    • 高齢者
  • 注意
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
    • 小児(0歳〜14歳)
  • 注意
    • 認知症に関連した精神病症状<承認外効能・効果>を有する高齢(65歳〜)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
アドレナリン<アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く> 作用を逆転させ重篤な血圧降下
中枢抑制剤 睡眠<催眠>・精神機能抑制の増強
バルビツール酸誘導体 睡眠<催眠>・精神機能抑制の増強
麻酔剤 睡眠<催眠>・精神機能抑制の増強
中枢抑制剤 麻酔効果の増強・延長
バルビツール酸誘導体 麻酔効果の増強・延長
麻酔剤 麻酔効果の増強・延長
中枢抑制剤 血圧降下
バルビツール酸誘導体 血圧降下
麻酔剤 血圧降下
エタノール摂取 眠気
エタノール摂取 精神運動機能低下
ドンペリドン 内分泌機能調節異常
メトクロプラミド 内分泌機能調節異常
ドンペリドン 錐体外路症状
メトクロプラミド 錐体外路症状
リチウム製剤 心電図変化
リチウム製剤 重症の錐体外路症状
リチウム製剤 持続性のジスキネジー
リチウム製剤 突発性のSyndrome malin<悪性症候群>
リチウム製剤 非可逆性の脳障害
ドパミン作動薬 相互に作用を減弱
レボドパ 相互に作用を減弱
ブロモクリプチン 相互に作用を減弱

飲食物との相互作用

  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>

処方理由

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    統合失調症。

    用法・用量(添付文書全文)

    1日量クロカプラミン塩酸塩水和物として30〜150mg(顆粒として0.3〜1.5g)を3回に分けて経口投与する。なお、症状、年齢に応じて適宜増減する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    総症例数4,565例中1,174例(25.72%)1,854件の副作用が報告されている。主な副作用は錐体外路症状665件(14.57%)、不眠339件(7.43%)、不安・焦燥感225件(4.93%)等であった(承認時〜1977年1月までの調査及び文献調査等に基づき集計)。
    1.重大な副作用(頻度不明)
    1).Syndrome malin(悪性症候群):無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行う(本症発症時には、白血球増加や血清CK上昇(血清CPK上昇)がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能低下がみられることがある)、なお、フェノチアジン系化合物及びブチロフェノン系化合物には、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。
    2).無顆粒球症、白血球減少:無顆粒球症、白血球減少が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    3).遅発性ジスキネジー:長期投与により口周部不随意運動等の不随意運動(遅発性ジスキネジー)が現れることがある。
    4).麻痺性イレウス:腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部膨満あるいは腹部弛緩及び腸内容物うっ滞等)を来し、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺が現れた場合には投与を中止する。なお、この悪心・嘔吐は本剤の制吐作用により不顕性化することもあるので注意する。
    5).抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH):低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)が現れることがあるので、このような場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行う。
    6).肺塞栓症、深部静脈血栓症:抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、観察を十分に行い、息切れ、胸痛、四肢疼痛、浮腫等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2.重大な副作用(類薬)
    1).心室頻拍(Torsades de Pointesを含む):ブチロフェノン系化合物(ハロペリドール)で心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)が現れることが報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2).眼障害:フェノチアジン系化合物及びブチロフェノン系化合物の長期又は大量連用により、角膜混濁・水晶体混濁、角膜色素沈着等が現れることが報告されている。
    3.その他の副作用
    1).循環器:(0.1〜5%未満)頻脈、胸内苦悶感等の心障害、血圧降下[観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は投与を中止する]。
    2).血液:(頻度不明)血液障害[観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は投与を中止する]。
    3).肝臓:(0.1〜5%未満)肝障害[観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は投与を中止する]。
    4).錐体外路症状:(5%以上)パーキンソン症候群(手指振戦、筋強剛、流涎等)、(0.1〜5%未満)ジスキネジー(口周部不随意運動、四肢不随意運動等の不随意運動等)、ジストニア(眼球上転、眼瞼痙攣、舌突出、痙性斜頚、頚後屈、体幹側屈、後弓反張等)、アカシジア(静座不能)。
    5).精神神経系:(5%以上)不眠、(頻度不明)幻覚の顕在化・妄想の顕在化、衝動性増悪、(0.1〜5%未満)焦燥感、不穏、不安・興奮、眠気、眩暈、頭痛・頭重、言語障害、立ちくらみ。
    6).消化器:(0.1〜5%未満)食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、胃部不快感、腹部膨満感。
    7).内分泌:(頻度不明)体重増加、乳汁分泌、(0.1%未満)性欲亢進、月経異常。
    8).過敏症:(0.1〜5%未満)発疹、(0.1%未満)そう痒感[このような症状が現れた場合には、投与を中止する]。
    9).眼:(0.1%未満)複視。
    10).その他:(頻度不明)PBI上昇、(0.1〜5%未満)倦怠感、口渇、発汗、(0.1%未満)乏尿。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.昏睡状態、循環虚脱状態の患者[これらの状態を悪化させる恐れがある]。
    2.バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[中枢神経抑制剤の作用を延長し増強させる]。
    3.アドレナリン投与中<アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く>の患者。
    4.本剤の成分又はイミノジベンジル系化合物に対し過敏症の患者。
    (慎重投与)
    1.心・血管疾患、低血圧、又はそれらの疑いのある患者[一過性血圧降下が現れることがある]。
    2.肝障害のある患者[肝障害を悪化させる恐れがある]。
    3.血液障害のある患者[血液障害を悪化させる恐れがある]。
    4.てんかん等の痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある]。
    5.甲状腺機能亢進状態にある患者[錐体外路症状が起こりやすい]。
    6.高齢者。
    7.小児[錐体外路症状、特にジスキネジーが起こりやすい]。
    8.薬物過敏症の患者。
    9.脱水を伴う身体的疲弊・栄養不良状態を伴う身体的疲弊等のある患者[Syndrome malin(悪性症候群)が起こりやすい]。
    (重要な基本的注意)
    1.眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する。
    2.制吐作用を有するため、他の薬剤に基づく中毒、腸閉塞、脳腫瘍等による嘔吐症状を不顕性化することがあるので注意する。
    3.抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、不動状態、長期臥床、肥満、脱水状態等の危険因子を有する患者に投与する場合には注意する。
    (相互作用)
    1.併用禁忌:アドレナリン<アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く><ボスミン>[アドレナリンの作用を逆転させ重篤な血圧降下を起こすことがある(アドレナリンはアドレナリン作動性α、β−受容体の刺激剤であり、本剤のα−受容体遮断作用により、β−受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強される)]。
    2.併用注意:
    1).中枢神経抑制剤(バルビツール酸誘導体・麻酔剤等)[睡眠<催眠>・精神機能抑制の増強、麻酔効果の増強・延長、血圧降下等を起こすことがあるので、減量するなど慎重に投与する(相互に中枢神経抑制作用を増強させることがある)]。
    2).アルコール(飲酒)[眠気、精神運動機能低下等を起こすことがある(相互に中枢神経抑制作用を増強させることがある)]。
    3).ドンペリドン、メトクロプラミド[内分泌機能調節異常又は錐体外路症状が発現する恐れがある(ともに中枢ドパミン受容体遮断作用を有する)]。
    4).リチウム[心電図変化、重症の錐体外路症状、持続性のジスキネジー、突発性のSyndrome malin<悪性症候群>、非可逆性の脳障害を起こす恐れがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止する(機序は不明であるが、併用による抗ドパミン作用の増強等が考えられている)]。
    5).ドパミン作動薬(レボドパ製剤、ブロモクリプチンメシル酸塩)[相互に作用を減弱させる恐れがある(ドパミン作動性神経において、作用が拮抗することによる)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者では錐体外路症状等の副作用が現れやすいので、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい[動物実験で催奇形作用が認められている。また、妊娠後期に抗精神病薬が投与されている場合、新生児に哺乳障害、傾眠、呼吸障害、振戦、筋緊張低下、易刺激性等の離脱症状や錐体外路症状が現れたとの報告がある]。
    (小児等への投与)
    小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (過量投与)
    1.過量投与時の症状:傾眠から昏睡までの中枢神経系抑制、血圧低下と錐体外路症状である(その他、激越と情緒不安、痙攣、口渇、腸閉塞、心電図変化及び不整脈等が現れる可能性がある)。
    2.過量投与時の処置:本質的には対症療法かつ補助療法である(早期の胃洗浄は有効である)。
    (その他の注意)
    1.本剤による治療中、原因不明の突然死が報告されている。
    2.外国で実施された認知症に関連した精神病症状<承認外効能・効果>を有する高齢患者を対象とした17の臨床試験において、非定型抗精神病薬投与群はプラセボ投与群と比較して死亡率が1.6〜1.7倍高かったとの報告があり、また、外国での疫学調査において、定型抗精神病薬も非定型抗精神病薬と同様に死亡率上昇に関与するとの報告がある。
    (保管上の注意)
    遮光。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. 製薬企業と医師との付き合い方はどう変わる? ニュースウォッチャー井上雅博の「世相を斬る」 FBシェア数:387
    2. 学会はスーツで行くべきなのか 倉原優の「こちら呼吸器病棟」 FBシェア数:804
    3. 若年男性に生じた腹痛、必ず聞くべきことは? カンファで学ぶ臨床推論 FBシェア数:1
    4. お尻に注入しないで!(食事中に閲覧しないで) 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:413
    5. 脳梗塞超急性期のEarly CT signとは 今さら聞けない画像診断のキホン FBシェア数:1
    6. いざ本番!失敗しない「試験直前の過ごし方」 総合内科専門医試験 「一発合格」への道 FBシェア数:41
    7. 民間病院から大学教授を毎年輩出する秘訣 東謙二の「“虎”の病院経営日記」 FBシェア数:63
    8. 病院の「介護医療院」転換に予想外の傾向! 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:34
    9. 最年少教授が拓く「臓器の芽」による新移植医療 特集◎再生医療はここまで来た!《4》 FBシェア数:300
    10. 心筋梗塞に倒れたヘビースモーカー小泉八雲 病と歴史への招待 FBシェア数:13
    医師と医学研究者におすすめの英文校正