処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
※キーワードをスペースで区切るとAND検索に、半角の「|」で挟むとOR検索になります
リーゼ錠10mgの基本情報
基本情報
脳の興奮などを抑えることで不安、緊張、不眠などを改善する薬
- セルシン ホリゾン
- デパス
- リーゼ
- メイラックス
- 麻酔前投薬
- 循環器疾患の身体症候
- 循環器疾患の緊張
- 循環器疾患の心気
- 循環器疾患の睡眠障害
- 循環器疾患の不安
- 循環器疾患の抑うつ
- 消化器疾患の身体症候
- 消化器疾患の緊張
- 消化器疾患の心気
- 消化器疾患の睡眠障害
- 消化器疾患の不安
- 消化器疾患の抑うつ
- 自律神経失調症の肩こり
- 自律神経失調症の眩暈
- 自律神経失調症の食欲不振
- 心身症の身体症候
- 心身症の緊張
- 心身症の心気
- 心身症の睡眠障害
- 心身症の不安
- 心身症の抑うつ
- 用量は患者の年齢、症状により決定するが、クロチアゼパムとして1日15〜30mgを1日3回に分けて経口投与する
- 麻酔前投薬の場合は、就寝前又は手術前にクロチアゼパムとして10〜15mgを経口投与する
副作用
注意事項
- 禁止
- 急性閉塞隅角緑内障
- 重症筋無力症
- 慎重投与
- 肝障害
- 心障害
- 腎障害
- 脳器質的障害
- 重篤な呼吸不全
- 中等度呼吸不全
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 希望禁止
- 授乳婦
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 慎重投与
- 乳児
- 幼児・小児
- 高齢者
- 虚弱者(衰弱者を含む)
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 相対禁止
- 新生児(0日〜27日)
- 希望禁止
- 新生児(0日〜27日)
- 慎重投与
- 高齢者(65歳〜)
- 乳児(0日〜364日)
- 幼児(0歳〜6歳)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- 中枢抑制剤
- 眠気
- フェノチアジン系薬剤
- 眠気
- バルビツール酸誘導体
- 眠気
- 中枢抑制剤
- 血圧低下
- フェノチアジン系薬剤
- 血圧低下
- バルビツール酸誘導体
- 血圧低下
- 中枢抑制剤
- 運動失調
- フェノチアジン系薬剤
- 運動失調
- バルビツール酸誘導体
- 運動失調
- モノアミン酸化酵素阻害剤
- 過鎮静
- モノアミン酸化酵素阻害剤
- 昏睡
- モノアミン酸化酵素阻害剤
- 痙攣発作
- モノアミン酸化酵素阻害剤
- 興奮
- エタノール摂取
- 精神機能・知覚・運動機能の低下
- アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>
処方理由
この薬をファーストチョイスする理由(2022年1月更新)
・効果がやや穏やかで、不安症状の軽減に役立つことや高齢者に使用しやすい印象。(40歳代診療所勤務医、総合診療科)
・半減期が比較的短く効果もまあまあ期待できるところが気にいっている。(60歳代病院勤務医、精神科)
・眠気などの副作用が少なく、症状改善を認めることが多い点が良い。(40歳代診療所勤務医、産科・婦人科)
この薬をファーストチョイスする理由(2020年5月更新)
・鎮静作用が少なく、眠気も少ないのが長所です。短所は、やや効果が弱いことです。(50歳代病院勤務医、一般内科)
・効果はいまひとつかもしれないが依存性が低くやめやすい。(30歳代病院勤務医、精神科)
・作用がマイルドで、内科医としては最も使いやすい抗不安薬です。(60歳代開業医、消化器内科)
この薬をファーストチョイスする理由(2018年8月更新)
・短期作用型で力価も小さく、比較的依存性のリスクも少ない点。患者様によっては効果の実感が少ないと言われる場合もありますが、おおむね印象はいいような評価を得ております。依存性が少ない点でいえば、タンドスピロンやメイラックスなども使用頻度は高いです。(40歳代病院勤務医、精神科)
・このくらいの強さの薬がちょうどいい患者が多い。他の薬も使っています。(60歳代開業医、精神科)
・効果は強くないが、依存性も少ないこと。(30歳代診療所勤務医、総合診療科)
この薬をファーストチョイスする理由(2017年9月更新)
・弱く、すぐに効果が切れるので、やめやすい薬剤です。それでも少し依存が出ます。抗不安薬は、効果が微妙なのが一番です。(40歳代病院勤務医、精神科)
・それほど強力ではなく、不安を抑えることができ、使い慣れているので。(60歳代病院勤務医、消化器内科)
・依存形成、退薬症状の懸念はありますが、一般内科医としては処方しやすい印象があるので、やむを得ない場合に処方しています。(30歳代病院勤務医、内科系専門科科)
・ファーストチョイスで弱いものとしてよいと思います。(30歳代診療所勤務医、精神科)
・抗不安作用は弱いが、ふらつき等も少ない印象。(50歳代病院勤務医、一般内科)
この薬をファーストチョイスする理由(2015年10月更新)
・デパスより半減期が短く、依存性が低いため。(60代勤務医、一般内科)
・ふらつき、めまい、眠気が少なく、高齢者にも使用しやすいから。(50代勤務医、循環器内科)
・効果が弱いが、持続時間も短いので、使用しやすい。(50代開業医、一般内科)
・効果は薄いが、眠気が他剤より少ない。軽症と思われる場合に第一選択として使いやすい。(30代勤務医、産科・婦人科)
・効果が弱いとの評価ではあるが、自分で飲んでみて確実に効果が認められるので、最もよく処方する抗不安薬になっている。(60代開業医、循環器内科)
添付文書
1.心身症(消化器疾患、循環器疾患)における身体症候ならびに不安・緊張・心気・抑うつ・睡眠障害。
2.次記疾患における眩暈・肩こり・食欲不振:自律神経失調症。
3.麻酔前投薬。
用量は患者の年齢、症状により決定するが、クロチアゼパムとして1日15〜30mgを1日3回に分けて経口投与する。
麻酔前投薬の場合は、就寝前又は手術前にクロチアゼパムとして10〜15mgを経口投与する。
総症例数14,032例(糖衣錠、顆粒)中692例(4.93%)883件の副作用が報告されている。主な副作用は眠気390件(2.78%)、ふらつき109件(0.78%)、倦怠感57件(0.41%)等であった(国内文献及び効能追加申請資料[自律神経失調症]等の集計−再審査対象外)。
1.重大な副作用
1).依存性(まれに:0.1%未満、ときに:0.1〜5%未満):連用によりまれに薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与する。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、まれに痙攣発作、ときに譫妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う。
2).肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):肝機能障害(AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇、LDH上昇、Al−P上昇、ビリルビン上昇等)、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
2.その他の副作用
1).精神神経系:(5%以上又は頻度不明)眠気、ふらつき、(0.1〜5%未満)眩暈、歩行失調、霧視、頭痛・頭重、振戦、手足のしびれ、(0.1%未満)舌のもつれ。
2).循環器:(0.1〜5%未満)耳鳴、血圧低下、立ちくらみ、頻脈。
3).消化器:(0.1〜5%未満)悪心・嘔吐、食欲不振、胃痛、便秘、口渇。
4).皮膚:(0.1〜5%未満)発疹、皮膚かゆみ。
5).骨格筋:(0.1〜5%未満)易疲労感・倦怠感、脱力感等の筋緊張低下症状、筋痛、関節痛。
6).その他:(0.1%未満)浮腫。
(禁忌)
1.急性閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。
2.重症筋無力症の患者[筋弛緩作用により、症状を悪化させる恐れがある]。
(慎重投与)
1.心障害のある患者[血圧低下が現れる恐れがあり、心障害のある患者では症状の悪化につながる恐れがある]。
2.肝障害のある患者[症状を悪化させる恐れがある]。
3.腎障害のある患者[作用が強く現れる恐れがある]。
4.脳器質的障害のある患者[作用が強く現れる恐れがある]。
5.乳児・幼児。
6.高齢者。
7.衰弱患者[作用が強く現れる恐れがある]。
8.中等度呼吸不全又は重篤な呼吸不全のある患者[炭酸ガスナルコーシスを起こしやすい]。
(重要な基本的注意)
1.眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する。
2.連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避ける(本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討する)。
(相互作用)
併用注意:
1.中枢神経抑制剤(フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体等)[眠気、血圧低下、運動失調などを起こす恐れがある(中枢神経抑制剤との併用で相加的な増強作用が考えられる)]。
2.MAO阻害剤[過鎮静、昏睡、痙攣発作、興奮などを起こす恐れがある(MAO阻害剤が本剤の肝での代謝を抑制し、半減期を延長し、血中濃度を上昇させるため作用が増強されることが考えられる)]。
3.アルコール(飲酒)[精神機能・知覚・運動機能の低下を起こす恐れがある(エタノールと本剤は相加的な中枢抑制作用を示すことが考えられる)]。
(高齢者への投与)
高齢者では、運動失調等の副作用が発現しやすいので、少量から投与を開始するなど慎重に投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦<3カ月以内>又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中に他のベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム)の投与を受けた患者の中に奇形児等の障害児を出産した例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある]。
2.妊娠後期の婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されており、なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある(また、ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に黄疸増強を起こすことが報告されている)]。
3.分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状が現れることが、ベンゾジアゼピン系薬剤で報告されている。
4.授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は、授乳を避けさせる[ヒト母乳中へ移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことが、他のベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム)で報告されており、また黄疸増強する可能性がある]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
(過量投与)
本剤の過量投与が明白又は疑われた場合の処置としてフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与する場合には、使用前にフルマゼニルの使用上の注意(禁忌、慎重投与、相互作用等)を必ず読む。なお、投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニルを投与された患者で、新たに本剤を投与する場合、本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化、鎮静・抗痙攣作用が遅延する恐れがある。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
(保管上の注意)
遮光。
処方薬事典は、日経メディカル Onlineが配信する医療・医薬関係者向けのコンテンツです。一般の方もご覧いただけますが、内容に関するご質問にはお答えできません。服用中の医薬品についてはかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。