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ペントナ錠4mgの基本情報
基本情報
抗コリン作用により、脳内のドパミン作用を強め、パーキンソン病における手足の震えなどの症状や抗精神病薬によるパーキンソン症候群などを改善する薬
- アキネトン
- アーテン
- 向精神薬投与によるパーキンソン症候群
- 1回マザチコール塩酸塩水和物として4mgを1日3回経口投与する
- 年齢・症状により適宜増減する
- 病気や症状に応じた注意事項
- 過敏症
- 重症筋無力症
- 前立腺肥大
- 尿路に閉塞性疾患
- 閉塞隅角緑内障
- 患者の属性に応じた注意事項
- 授乳婦
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 重症筋無力症
- 前立腺肥大
- 尿路に閉塞性疾患
- 閉塞隅角緑内障
- 慎重投与
- 開放隅角緑内障
- 肝障害
- 腎障害
- 頻脈傾向
- 不整脈
- 栄養不良状態を伴う身体的疲弊
- 脱水を伴う身体的疲弊
- 原則禁止
- 授乳婦
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 乳児
- 幼児・小児
- 慎重投与
- 高齢者
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 相対禁止
- 乳児(0日〜364日)
- 小児(0歳〜14歳)
- 慎重投与
- 高齢者(65歳〜)
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- 抗精神病薬
- Syndrome malin
- 抗うつ剤
- Syndrome malin
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- Syndrome malin
- 抗精神病薬
- 悪性症候群
- 抗うつ剤
- 悪性症候群
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- 悪性症候群
- 抗精神病薬
- 発熱
- 抗うつ剤
- 発熱
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- 発熱
- 抗精神病薬
- 無動緘黙
- 抗うつ剤
- 無動緘黙
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- 無動緘黙
- 抗精神病薬
- 意識障害
- 抗うつ剤
- 意識障害
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- 意識障害
- 抗精神病薬
- 強度筋強剛
- 抗うつ剤
- 強度筋強剛
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- 強度筋強剛
- 抗精神病薬
- 不随意運動
- 抗うつ剤
- 不随意運動
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- 不随意運動
- 抗精神病薬
- 嚥下困難
- 抗うつ剤
- 嚥下困難
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- 嚥下困難
- 抗精神病薬
- 頻脈
- 抗うつ剤
- 頻脈
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- 頻脈
- 抗精神病薬
- 血圧変動
- 抗うつ剤
- 血圧変動
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- 血圧変動
- 抗精神病薬
- 発汗
- 抗うつ剤
- 発汗
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- 発汗
- 抗精神病薬
- 白血球増加
- 抗うつ剤
- 白血球増加
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- 白血球増加
- 抗精神病薬
- 血清CK上昇
- 抗うつ剤
- 血清CK上昇
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- 血清CK上昇
- 抗精神病薬
- 血清CPK上昇
- 抗うつ剤
- 血清CPK上昇
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- 血清CPK上昇
- 抗精神病薬
- ミオグロビン尿
- 抗うつ剤
- ミオグロビン尿
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- ミオグロビン尿
- 抗精神病薬
- 腎機能低下
- 抗うつ剤
- 腎機能低下
- ドパミン作動系抗パーキンソン病薬
- 腎機能低下
- 抗コリン作用を有する薬剤
- 腸管麻痺<悪心・嘔吐・便秘・腹部膨満感等>
- フェノチアジン系薬剤
- 腸管麻痺<悪心・嘔吐・便秘・腹部膨満感等>
- 三環系抗うつ剤
- 腸管麻痺<悪心・嘔吐・便秘・腹部膨満感等>
- 硫酸アトロピン
- 腸管麻痺<悪心・嘔吐・便秘・腹部膨満感等>
- ブチルスコポラミン臭化物
- 腸管麻痺<悪心・嘔吐・便秘・腹部膨満感等>
- チメピジウム臭化物水和物
- 腸管麻痺<悪心・嘔吐・便秘・腹部膨満感等>
- 抗コリン作用を有する薬剤
- 麻痺性イレウス
- フェノチアジン系薬剤
- 麻痺性イレウス
- 三環系抗うつ剤
- 麻痺性イレウス
- 硫酸アトロピン
- 麻痺性イレウス
- ブチルスコポラミン臭化物
- 麻痺性イレウス
- チメピジウム臭化物水和物
- 麻痺性イレウス
- 中枢抑制剤
- 中枢神経抑制作用<睡眠・精神機能抑制等>が増強
- フェノチアジン系薬剤
- 中枢神経抑制作用<睡眠・精神機能抑制等>が増強
- 三環系抗うつ剤
- 中枢神経抑制作用<睡眠・精神機能抑制等>が増強
- モノアミン酸化酵素阻害剤
- 中枢神経抑制作用<睡眠・精神機能抑制等>が増強
処方理由
添付文書
向精神薬投与によるパーキンソン症候群。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
パーキンソン用剤はフェノチアジン系化合物、レセルピン誘導体等による口周部等の不随意運動(遅発性ジスキネジー)を通常軽減しない(場合によっては、このような症状を増悪顕性化させることがある)。
1回マザチコール塩酸塩水和物として4mgを1日3回経口投与する。年齢・症状により適宜増減する。
総症例3,852例中副作用が報告されたのは296例(7.7%)であった。主な副作用は眩暈・ふらつき・立ちくらみ64件(1.7%)、口渇49件(1.3%)、悪心・嘔吐39件(1.0%)等であった(承認時〜1986年4月までの集計)。
1.重大な副作用
Syndrome malin(悪性症候群):他の抗パーキンソン剤(ビペリデン等)で、抗精神病薬との併用、抗うつ剤との併用及びドパミン作動系抗パーキンソン剤との併用において、他の抗パーキンソン剤(ビペリデン等)及び併用薬の減量又は中止により、発熱、無動緘黙、意識障害、強度筋強剛、不随意運動、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗等が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には、体冷却、水分補給などの全身管理等の適切な処置を行う(本症発症時には、白血球増加や血清CK上昇(血清CPK上昇)が現れることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能低下が現れることがある)。
2.その他の副作用:副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
1).精神神経系:(0.1〜5%未満)幻覚、脱力感、焦燥、不安感、不穏、妄想、眩暈・ふらつき・立ちくらみ、倦怠感、頭重、頭痛、不眠、眠気、知覚異常、発汗、(0.1%未満)うつ状態。
2).消化器:(0.1〜5%未満)口渇、悪心・嘔吐、便秘、食欲不振。
3).泌尿器:(0.1〜5%未満)排尿困難、(0.1%未満)尿閉。
4).過敏症:(0.1%未満)発疹。
5).循環器:(0.1%未満)不整脈。
6).眼:(0.1〜5%未満)霧視、(0.1%未満)眼調節障害。
7).肝臓:(0.1〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)。
8).その他:(0.1〜5%未満)胸部狭扼感、(0.1%未満)鼻閉。
(禁忌)
1.閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。
2.本剤の成分に対し過敏症の患者。
3.重症筋無力症の患者[抗コリン作用による筋緊張低下のため、重症筋無力症の症状を悪化させる恐れがある]。
4.前立腺肥大等尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用による膀胱平滑筋の弛緩、膀胱括約筋の緊張により排尿困難を悪化させる恐れがある]。
(慎重投与)
1.不整脈又は頻脈傾向にある患者[抗コリン作用により交感神経が優位になり不整脈、頻脈が悪化する恐れがある]。
2.肝障害又は腎障害のある患者[代謝・排泄遅延により作用が増強する恐れがある]。
3.高齢者。
4.高温環境にある患者[抗コリン作用により発汗抑制が起こり、体温調節が困難になる恐れがある]。
5.脱水を伴う身体的疲弊・栄養不良状態を伴う身体的疲弊等のある患者[Syndrome malin(悪性症候群)が起こりやすい]。
6.開放隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。
(重要な基本的注意)
1.本剤の投与は、少量から開始し、観察を十分に行い慎重に維持量まで増量する。また、他剤から本剤に切り替える場合には、他剤を徐々に減量しながら本剤を増量するのが原則である。
2.本剤投与中は定期的に隅角検査及び眼圧検査を行うことが望ましい。
3.眠気、調節障害及び注意力・集中力・反射機能等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう注意する。
(相互作用)
併用注意:
1.抗コリン作用を有する薬剤(フェノチアジン系化合物、三環系抗うつ剤、アトロピン硫酸塩水和物、ブチルスコポラミン臭化物、チメピジウム臭化物水和物)[腸管麻痺<悪心・嘔吐・便秘・腹部膨満感等>を来し、麻痺性イレウスが現れる恐れがある(なお、この悪心・嘔吐はフェノチアジン系化合物の制吐作用により不顕性化することがあるので注意し、併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する)(相加的に作用(抗コリン作用)を増強させる)]。
2.中枢神経抑制剤(フェノチアジン系化合物、三環系抗うつ剤、MAO阻害剤)[中枢神経抑制作用<睡眠・精神機能抑制等>が増強することがあるので、併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する(相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる)]。
(高齢者への投与)
高齢者では譫妄、不安等の精神症状及び抗コリン作用による眩暈、立ちくらみ、口渇等が現れやすいので、減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[動物実験(マウス、ラット)で母体への影響(母体体重増加抑制傾向)及び胎仔異常(胎仔発育抑制)が認められた]。
2.授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させる[授乳中の投与に関する安全性は確立していない]。
(小児等への投与)
乳児、小児に対しては、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[乳児、小児への投与に関する安全性は確立していない]。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
(保管上の注意)
開封後防湿(遮光した気密容器)。
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