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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

トラマール注100の基本情報

一般名
製薬会社
薬価・規格
101円(100mg1管)
添付文書

基本情報

薬効分類
オピオイド鎮痛薬(非麻薬)

鎮痛作用などに関与するオピオイド受容体に作用することで強い鎮痛作用をあらわす薬

オピオイド鎮痛薬(非麻薬)
  • トラマール
  • ワントラム
  • トラムセット配合錠
  • ノルスパン
  • レペタン
  • ソセゴン ペルタゾン
効能・効果
  • 癌の鎮痛
  • 術後の鎮痛
注意すべき副作用
悪心 、 ショック 、 頭痛 、 不快感 、 心悸亢進 、 冷汗 、 血圧低下 、 顔面蒼白 、 胸内苦悶 、 傾眠
用法・用量(主なもの)
  • トラマドール塩酸塩として1回100〜150mgを筋肉内に注射し、その後必要に応じて4〜5時間毎に反復注射する
    • なお、症状により適宜増減する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 重篤な呼吸抑制
    • 治療により十分な管理がされていないてんかん
    • 頭部傷害がある場合などで意識混濁
    • 脳に病変がある場合などで意識混濁
    • アルコールによる急性中毒
    • 睡眠剤による急性中毒
    • 鎮痛剤による急性中毒
    • オピオイド鎮痛剤による急性中毒
    • 向精神薬による急性中毒
    • モノアミン酸化酵素阻害剤投与中又は投与中止後14日以内
    • 18歳未満の重篤な肺疾患
    • 18歳未満の肥満
    • 18歳未満の閉塞性睡眠時無呼吸症候群
    • アデノイド切除術後の18歳未満
    • 扁桃摘除術後の18歳未満
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
    • 授乳婦
  • 年齢や性別に応じた注意事項
    • 12歳未満の小児(0歳〜11歳)
    • 扁桃摘除術後の18歳未満(0歳〜17歳)
    • アデノイド切除術後の18歳未満(0歳〜17歳)
    • 18歳未満の肥満(0歳〜17歳)
    • 18歳未満の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(0歳〜17歳)
    • 18歳未満の重篤な肺疾患(0歳〜17歳)

副作用

主な副作用
悪心 、 頭痛 、 不快感 、 心悸亢進 、 冷汗 、 血圧低下 、 顔面蒼白 、 胸内苦悶 、 傾眠 、 睡眠障害 、 頭重感
重大な副作用
ショック 、 アナフィラキシー 、 呼吸困難 、 気管支痙攣 、 痙攣 、 喘鳴 、 血管神経性浮腫 、 呼吸抑制 、 耐性 、 精神的依存 、 身体的依存 、 激越 、 不安 、 神経過敏 、 不眠症 、 運動過多 、 振戦 、 胃腸症状 、 パニック発作 、 幻覚 、 錯感覚 、 耳鳴 、 退薬症候 、 意識消失
上記以外の副作用
興奮 、 虚脱感 、 鎮静 、 疲労感 、 浮動性眩暈 、 ふらつき感 、 嘔吐 、 多汗症 、 口渇 、 刺激 、 熱感 、 悪寒 、 浮腫 、 口腔咽頭痛 、 咽喉乾燥 、 口腔咽頭不快感 、 発声障害 、 血圧上昇 、 ほてり 、 起立性低血圧 、 頻脈 、 徐脈 、 高血圧 、 好中球増加 、 好酸球増加 、 好酸球減少 、 リンパ球減少 、 ヘマトクリット減少 、 ヘモグロビン減少 、 赤血球減少 、 白血球増加 、 血小板減少 、 譫妄 、 体位性眩暈 、 いらいら感 、 不随意性筋収縮 、 協調運動異常 、 失神 、 錯乱 、 悪夢 、 気分変動 、 活動低下 、 活動亢進 、 行動障害 、 知覚障害 、 言語障害 、 感覚鈍麻 、 味覚異常 、 記憶障害 、 健忘 、 ジスキネジー 、 眼振 、 回転性眩暈 、 うつ病 、 落ち着きのなさ 、 無感情 、 不快気分 、 食欲不振 、 便秘 、 下痢 、 胃不快感 、 上腹部痛 、 口内乾燥 、 食欲減退 、 口内炎 、 消化不良 、 腹痛 、 胃炎 、 口唇炎 、 胃食道逆流性疾患 、 口の錯感覚 、 おくび 、 AST増加 、 ALT増加 、 Al−P増加 、 LDH増加 、 肝機能異常 、 ビリルビン増加 、 皮膚そう痒症 、 発疹 、 湿疹 、 全身性そう痒症 、 薬疹 、 寝汗 、 尿糖陽性 、 尿蛋白陽性 、 尿潜血陽性 、 クレアチニン増加 、 BUN増加 、 尿閉 、 頻尿 、 夜間頻尿 、 尿量減少 、 膀胱炎 、 代謝異常 、 尿酸増加 、 トリグリセリド増加 、 浮遊感 、 倦怠感 、 無力症 、 CK増加 、 CPK増加 、 霧視 、 散瞳 、 脱水 、 視力障害 、 背部痛 、 関節痛 、 四肢痛 、 筋骨格硬直 、 末梢性浮腫 、 疼痛 、 胸部不快感 、 転倒 、 視調節障害 、 心電図QT延長 、 体重減少 、 不整脈 、 不安感 、 両手のしびれ感 、 腹部膨満感 、 腹鳴 、 蕁麻疹 、 排尿困難 、 発熱 、 冷感

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • 重篤な呼吸抑制
    • 治療により十分な管理がされていないてんかん
    • 頭部傷害がある場合などで意識混濁
    • 脳に病変がある場合などで意識混濁
    • アルコールによる急性中毒
    • 睡眠剤による急性中毒
    • 鎮痛剤による急性中毒
    • オピオイド鎮痛剤による急性中毒
    • 向精神薬による急性中毒
    • モノアミン酸化酵素阻害剤投与中又は投与中止後14日以内
    • 18歳未満の重篤な肺疾患
    • 18歳未満の肥満
    • 18歳未満の閉塞性睡眠時無呼吸症候群
    • アデノイド切除術後の18歳未満
    • 扁桃摘除術後の18歳未満
  • 慎重投与
    • 過敏症
    • 肝障害
    • 痙攣発作
    • 呼吸抑制
    • ショック状態
    • 腎障害
    • てんかん
    • 薬物依存傾向
    • 薬物乱用
    • オピオイド鎮痛剤投与中
  • 注意
    • 遺伝的にCYP2D6の活性が過剰
    • 18歳未満の重篤な肺疾患
    • 18歳未満の肥満
    • 18歳未満の閉塞性睡眠時無呼吸症候群
  • 投与に際する指示
    • 肝障害
    • 腎障害
    • 薬物依存傾向
    • 薬物乱用
患者の属性に応じた注意事項
  • 禁止
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
  • 原則禁止
    • 授乳婦
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
  • 希望禁止
    • 幼児・小児
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
  • 投与に際する指示
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 禁止
    • 12歳未満の小児(0歳〜11歳)
    • 扁桃摘除術後の18歳未満(0歳〜17歳)
    • アデノイド切除術後の18歳未満(0歳〜17歳)
    • 18歳未満の肥満(0歳〜17歳)
    • 18歳未満の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(0歳〜17歳)
    • 18歳未満の重篤な肺疾患(0歳〜17歳)
  • 相対禁止
    • 新生児(0日〜27日)
  • 希望禁止
    • 12歳以上の小児(12歳〜14歳)
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 18歳未満の肥満(0歳〜17歳)
    • 18歳未満の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(0歳〜17歳)
    • 18歳未満の重篤な肺疾患(0歳〜17歳)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
MAO阻害剤<リネゾリド以外>
セロトニン症候群
セレギリン塩酸塩
セロトニン症候群
ラサギリンメシル酸塩
セロトニン症候群
三環系抗うつ剤
セロトニン症候群
セロトニン作用薬
セロトニン症候群
選択的セロトニン再取り込み阻害剤
セロトニン症候群
リネゾリド
セロトニン症候群
MAO阻害剤<リネゾリド以外>
錯乱
セレギリン塩酸塩
錯乱
ラサギリンメシル酸塩
錯乱
三環系抗うつ剤
錯乱
セロトニン作用薬
錯乱
選択的セロトニン再取り込み阻害剤
錯乱
リネゾリド
錯乱
MAO阻害剤<リネゾリド以外>
激越
セレギリン塩酸塩
激越
ラサギリンメシル酸塩
激越
三環系抗うつ剤
激越
セロトニン作用薬
激越
選択的セロトニン再取り込み阻害剤
激越
リネゾリド
激越
MAO阻害剤<リネゾリド以外>
発熱
セレギリン塩酸塩
発熱
ラサギリンメシル酸塩
発熱
三環系抗うつ剤
発熱
セロトニン作用薬
発熱
選択的セロトニン再取り込み阻害剤
発熱
リネゾリド
発熱
MAO阻害剤<リネゾリド以外>
発汗
セレギリン塩酸塩
発汗
ラサギリンメシル酸塩
発汗
三環系抗うつ剤
発汗
セロトニン作用薬
発汗
選択的セロトニン再取り込み阻害剤
発汗
リネゾリド
発汗
MAO阻害剤<リネゾリド以外>
運動失調
セレギリン塩酸塩
運動失調
ラサギリンメシル酸塩
運動失調
三環系抗うつ剤
運動失調
セロトニン作用薬
運動失調
選択的セロトニン再取り込み阻害剤
運動失調
リネゾリド
運動失調
MAO阻害剤<リネゾリド以外>
反射異常亢進
セレギリン塩酸塩
反射異常亢進
ラサギリンメシル酸塩
反射異常亢進
三環系抗うつ剤
反射異常亢進
セロトニン作用薬
反射異常亢進
選択的セロトニン再取り込み阻害剤
反射異常亢進
リネゾリド
反射異常亢進
MAO阻害剤<リネゾリド以外>
ミオクローヌス
セレギリン塩酸塩
ミオクローヌス
ラサギリンメシル酸塩
ミオクローヌス
三環系抗うつ剤
ミオクローヌス
セロトニン作用薬
ミオクローヌス
選択的セロトニン再取り込み阻害剤
ミオクローヌス
リネゾリド
ミオクローヌス
MAO阻害剤<リネゾリド以外>
下痢
セレギリン塩酸塩
下痢
ラサギリンメシル酸塩
下痢
三環系抗うつ剤
下痢
セロトニン作用薬
下痢
選択的セロトニン再取り込み阻害剤
下痢
リネゾリド
下痢
MAO阻害剤<リネゾリド以外>
中枢神経系の重篤な副作用<攻撃的行動・固縮・痙攣・昏睡・頭痛>
セレギリン塩酸塩
中枢神経系の重篤な副作用<攻撃的行動・固縮・痙攣・昏睡・頭痛>
ラサギリンメシル酸塩
中枢神経系の重篤な副作用<攻撃的行動・固縮・痙攣・昏睡・頭痛>
MAO阻害剤<リネゾリド以外>
呼吸器系の重篤な副作用<呼吸抑制>
セレギリン塩酸塩
呼吸器系の重篤な副作用<呼吸抑制>
ラサギリンメシル酸塩
呼吸器系の重篤な副作用<呼吸抑制>
MAO阻害剤<リネゾリド以外>
心血管系の重篤な副作用<低血圧・高血圧>
セレギリン塩酸塩
心血管系の重篤な副作用<低血圧・高血圧>
ラサギリンメシル酸塩
心血管系の重篤な副作用<低血圧・高血圧>
オピオイド系鎮痛剤
痙攣閾値の低下
中枢抑制剤
痙攣閾値の低下
フェノチアジン系薬剤
痙攣閾値の低下
催眠・鎮静剤
痙攣閾値の低下
オピオイド系鎮痛剤
呼吸抑制の増強
中枢抑制剤
呼吸抑制の増強
フェノチアジン系薬剤
呼吸抑制の増強
催眠・鎮静剤
呼吸抑制の増強
三環系抗うつ剤
痙攣発作の危険性を増大
セロトニン作用薬
痙攣発作の危険性を増大
選択的セロトニン再取り込み阻害剤
痙攣発作の危険性を増大
リネゾリド
痙攣発作の危険性を増大
エタノール摂取
呼吸抑制
カルバマゼピン
本剤の鎮痛効果を下げ作用時間を短縮
キニジン
相互に作用が増強
ジゴキシン
中毒
クマリン系抗凝血剤
出血を伴うプロトロンビン時間の延長・斑状出血等の抗凝血作用への影響
ワルファリン
出血を伴うプロトロンビン時間の延長・斑状出血等の抗凝血作用への影響
オンダンセトロン塩酸塩水和物
本剤の鎮痛作用を減弱
ブプレノルフィン
本剤の鎮痛作用を減弱
ペンタゾシン
本剤の鎮痛作用を減弱
ブプレノルフィン
退薬症候
ペンタゾシン
退薬症候
飲食物との相互作用
  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>

処方理由

速放性オピオイド
この薬をファーストチョイスする理由(2015年7月更新)
  • ・弱オピオイドなので、整形外科でも使いやすいから。(40代病院勤務医、整形外科)

  • ・麻薬使用の免許がいらないので、使いやすいです。(60代病院勤務医、一般内科)

  • ・時機を逸しないように気を付けつつ、許容できればまずは麻薬処方でない鎮痛薬を試行します。ただし、いざとなれば、あらゆるオピオイドの用法には精通しておく必要があると心得ています。(40代病院勤務医、一般内科)

  • ・麻薬処方が不要であるため、処方が簡単。しかし薬効としては十分ではないので、オキシコドンへスイッチすることが多い。(40代病院勤務医、消化器外科)

  • ・それまでNSAIDsやプレガバリンが疼痛に対して全く効果がなかった患者さんで、トラマールに替えてから「いいみたい」という反響が比較的多かった。また、モルヒネのように傾眠傾向も少ない。(50代病院勤務医、一般内科)

  • ・最近、口腔内崩壊錠が発売されて、使いやすくなりました。(50代診療所勤務医、神経内科)

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

次記疾患ならびに状態における鎮痛:各種癌、術後。

用法・用量(添付文書全文)

トラマドール塩酸塩として1回100〜150mgを筋肉内に注射し、その後必要に応じて4〜5時間毎に反復注射する。なお、症状により適宜増減する。

副作用(添付文書全文)

総症例1,715例中本剤の影響として報告された副作用発現件数は389件(22.7%)であった(承認時〜1981年10月までの集計)。
1.重大な副作用
1).ショック(0.2%)、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、気管支痙攣、喘鳴、血管神経性浮腫等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
2).呼吸抑制(頻度不明):呼吸抑制が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。
3).痙攣(頻度不明):痙攣が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。
4).依存性(頻度不明):長期使用時に、耐性、精神的依存及び身体的依存が生じることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止する。本剤の中止又は減量時において、激越、不安、神経過敏、不眠症、運動過多、振戦、胃腸症状、パニック発作、幻覚、錯感覚、耳鳴等の退薬症候が生じることがあるので、適切な処置を行う。また、薬物乱用又は薬物依存傾向のある患者では、厳重な医師の管理下に、短期間に限って投与する。
5).意識消失(頻度不明):意識消失が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用
1).呼吸器:(頻度不明)呼吸困難、口腔咽頭痛、咽喉乾燥、口腔咽頭不快感、発声障害。
2).循環器:(0.1〜5%未満)心悸亢進、冷汗、血圧低下、顔面蒼白、胸内苦悶、(0.1%未満)不整脈、(頻度不明)血圧上昇、ほてり、起立性低血圧、頻脈、徐脈、高血圧。
3).血液凝固系:(頻度不明)好中球増加、好酸球増加・好酸球減少、リンパ球減少、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、赤血球減少、白血球増加、血小板減少。
4).精神神経系:(0.1〜5%未満)傾眠、睡眠障害、頭痛、頭重感、興奮、虚脱感、鎮静、疲労感、浮動性眩暈、ふらつき感、不快感、(0.1%未満)耳鳴、不安感、両手のしびれ感、(頻度不明)譫妄、幻覚、振戦、体位性眩暈、いらいら感、錯感覚、不随意性筋収縮、協調運動異常、失神、錯乱、悪夢、気分変動、活動低下・活動亢進、行動障害、知覚障害、言語障害、不眠症、感覚鈍麻、味覚異常、記憶障害、健忘、ジスキネジー、眼振、回転性眩暈、うつ病、落ち着きのなさ、無感情、不快気分。
5).消化器:(5%以上)悪心、(0.1〜5%未満)嘔吐、(0.1%未満)腹部膨満感、腹鳴、(頻度不明)食欲不振、便秘、下痢、胃不快感、上腹部痛、口内乾燥、食欲減退、口内炎、消化不良、腹痛、胃炎、口唇炎、胃食道逆流性疾患、口の錯感覚、おくび。
6).肝臓:(頻度不明)AST増加(GOT増加)、ALT増加(GPT増加)、Al−P増加、LDH増加、肝機能異常、ビリルビン増加。
7).皮膚:(0.1〜5%未満)多汗症、(0.1%未満)蕁麻疹、(頻度不明)皮膚そう痒症、発疹、湿疹、全身性そう痒症、薬疹、寝汗。
8).腎臓及び尿路系:(0.1%未満)排尿困難、(頻度不明)尿糖陽性、尿蛋白陽性、尿潜血陽性、クレアチニン増加、BUN増加、尿閉、頻尿、夜間頻尿、尿量減少、膀胱炎。
9).代謝異常:(頻度不明)尿酸増加、トリグリセリド増加。
10).その他:(0.1〜5%未満)口渇、注射部位の刺激、熱感、悪寒、(0.1%未満)発熱、冷感、(頻度不明)浮遊感、倦怠感、無力症、CK増加(CPK増加)、霧視、散瞳、脱水、視力障害、背部痛、関節痛、四肢痛、筋骨格硬直、浮腫、末梢性浮腫、疼痛、胸部不快感、転倒、視調節障害、心電図QT延長、体重減少。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
1.重篤な呼吸抑制状態にある患者[呼吸抑制の副作用が知られており、症状を悪化させる恐れがある]。
2.頭部傷害がある場合などで意識混濁、脳に病変がある場合などで意識混濁が危惧される患者。
3.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
4.アルコールによる急性中毒、睡眠剤による急性中毒、鎮痛剤による急性中毒、オピオイド鎮痛剤による急性中毒又は向精神薬による急性中毒患者[中枢神経抑制及び呼吸抑制を悪化させる恐れがある]。
5.モノアミン酸化酵素阻害剤投与中又は投与中止後14日以内の患者。
6.治療により十分な管理がされていないてんかん患者[症状が悪化する恐れがある]。
7.12歳未満の小児。
8.扁桃摘除術後の18歳未満又はアデノイド切除術後の18歳未満の鎮痛目的で使用する患者[重篤な呼吸抑制のリスクが増加する恐れがある]。
(慎重投与)
1.オピオイド鎮痛剤投与中の患者[痙攣閾値の低下や呼吸抑制の増強を来す恐れがある]。
2.腎障害又は肝障害のある患者[高い血中濃度が持続し、作用及び副作用が増強する恐れがあるので、患者の状況を考慮し、投与間隔を延長するなど慎重に投与する]。
3.てんかんのある患者、痙攣発作を起こしやすい患者又は痙攣発作の既往歴のある患者[痙攣発作を誘発することがあるので、本剤投与中は観察を十分に行う]。
4.薬物乱用又は薬物依存傾向のある患者[依存性を生じやすい]。
5.呼吸抑制状態にある患者[呼吸抑制を増強する恐れがある]。
6.オピオイド鎮痛剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
7.ショック状態にある患者[循環不全や呼吸抑制を増強する恐れがある]。
8.高齢者。
(重要な基本的注意)
1.連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与する。
2.本剤を投与した際に、悪心、嘔吐、便秘等の症状が現れることがある。悪心・嘔吐に対する対策として制吐剤の併用を、便秘に対する対策として緩下剤の併用を考慮し、本剤投与時の副作用の発現に十分注意する。
3.眠気、眩暈、意識消失が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意し、なお、意識消失により自動車事故に至った例も報告されている。
4.外来患者に投与した場合には十分に安静にした後、安全を確認し帰宅させる。
5.重篤な呼吸抑制のリスクが増加する恐れがあるので、18歳未満の肥満、18歳未満の閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は18歳未満の重篤な肺疾患を有する患者には投与しない。
(相互作用)
本剤は主として肝代謝酵素CYP2D6及びCYP3A4により代謝される。
1.併用禁忌:モノアミン酸化酵素阻害剤<リネゾリド以外>(セレギリン塩酸塩<エフピー>、ラサギリンメシル酸塩<アジレクト>)[外国において、セロトニン症候群(錯乱、激越、発熱、発汗、運動失調、反射異常亢進、ミオクローヌス、下痢等)を含む中枢神経系の重篤な副作用<攻撃的行動・固縮・痙攣・昏睡・頭痛>、呼吸器系の重篤な副作用<呼吸抑制>及び心血管系の重篤な副作用<低血圧・高血圧>が報告されているので、モノアミン酸化酵素阻害剤を投与中及び投与中止後14日以内の患者には投与しない(また、本剤投与中止後にモノアミン酸化酵素阻害剤の投与を開始する場合には、2〜3日間の間隔をあけることが望ましい)(相加的に作用が増強され、また、中枢神経のセロトニンが蓄積すると考えられる)]。
2.併用注意:
1).オピオイド鎮痛剤[痙攣閾値の低下や呼吸抑制の増強を来す恐れがある(本剤と相加的に作用が増強されると考えられる)]。
2).中枢神経抑制剤(フェノチアジン系薬剤、催眠鎮静剤等)[痙攣閾値の低下や呼吸抑制の増強を来す恐れがある(本剤と相加的に作用が増強されると考えられる)]。
3).三環系抗うつ剤、セロトニン作用薬(選択的セロトニン再取り込み阻害剤<SSRI>等)[セロトニン症候群(錯乱、激越、発熱、発汗、運動失調、反射異常亢進、ミオクローヌス、下痢等)が現れる恐れがあり、また、痙攣発作の危険性を増大させる恐れがある(相加的に作用が増強され、また、中枢神経のセロトニンが蓄積すると考えられる)]。
4).リネゾリド[セロトニン症候群(錯乱、激越、発熱、発汗、運動失調、反射異常亢進、ミオクローヌス、下痢等)が現れる恐れがあり、また、痙攣発作の危険性を増大させる恐れがある(リネゾリドの非選択的、可逆的モノアミン酸化酵素阻害作用により、相加的に作用が増強され、また、中枢神経のセロトニンが蓄積すると考えられる)]。
5).アルコール[呼吸抑制が生じる恐れがある(本剤と相加的に作用が増強されると考えられる)]。
6).カルバマゼピン[同時あるいは前投与で本剤の鎮痛効果を下げ作用時間を短縮させる可能性がある(本剤の代謝酵素が誘導されるため)]。
7).キニジン[相互に作用が増強する恐れがある(機序不明)]。
8).ジゴキシン[外国において、ジゴキシン中毒が発現したとの報告がある(機序不明)]。
9).クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)[出血を伴うプロトロンビン時間の延長・斑状出血等の抗凝血作用への影響がみられたとの報告がある(機序不明)]。
10).オンダンセトロン塩酸塩水和物[本剤の鎮痛作用を減弱させる恐れがある(本剤の中枢におけるセロトニン作用が抑制されると考えられる)]。
11).ブプレノルフィン、ペンタゾシン等[本剤の鎮痛作用を減弱させる恐れがあり、また、退薬症候を起こす恐れがある(本剤が作用するμ−オピオイド受容体の部分アゴニストであるため)]。
(高齢者への投与)
高齢者では、生理機能が低下していることが多く、代謝・排泄が遅延し副作用が現れやすいので、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊婦、新生児に対する安全性は確立されていない、また、胎盤関門を通過し、退薬症候が新生児に起こる可能性があり、なお、動物実験で、器官形成に影響、骨化に影響及び出生仔生存に影響を及ぼすことが報告されている]。
2.授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止する[静脈内投与(国内未承認)の場合、0.1%が乳汁中に移行することが知られている]。
(小児等への投与)
1.12歳未満の小児には投与しない[海外において、12歳未満の小児で死亡を含む重篤な呼吸抑制のリスクが高いとの報告がある]。
2.12歳以上の小児への投与に関する安全性は確立されていないので、投与しないことが望ましい(使用経験がない)。
(過量投与)
1.過量投与時の徴候、症状:中毒による典型的な症状は、縮瞳、嘔吐、心血管虚脱、昏睡に至る意識障害、痙攣、呼吸停止に至る呼吸抑制等が報告されている。
2.過量投与時の処置:緊急処置として、気道を確保し、症状に応じた呼吸管理と循環の管理を行う。過量投与時の呼吸抑制に対してはナロキソンの投与、過量投与時の痙攣に対してはジアゼパムの静脈内投与を行う(ナロキソンは動物実験で痙攣を増悪させるとの報告がある)。本剤は透析によってはほとんど除去されないため、過量投与時の急性中毒に対して、解毒のための血液透析、あるいは血液濾過のみの治療は不適切である。
(適用上の注意)
1.神経走行部位を避けるよう注意して注射する。
2.繰り返し注射する場合には、例えば左右交互に注射するなど、注射部位を変えて行う。
3.注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流をみた場合は直ちに針を抜き、部位を変えて注射する。
4.バルビタール系薬剤<注射液>と同じ注射筒を使用すると沈殿を生じるので、同じ注射筒で混ぜない。
5.アンプルカット時の注意:本剤には「一点カットアンプル」を採用しているが、異物の混入を避けるため、カット部をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。
(その他の注意)
1.動物実験で耐性が形成されるので連用や増量の場合は注意して投与する。
2.遺伝的にCYP2D6の活性が過剰であることが判明している患者(Ultra−rapid Metabolizer)では、トラマドールの活性代謝物の血中濃度が上昇し、呼吸抑制等の副作用が発現しやすくなる恐れがある。

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