処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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パラミヂンカプセル300mgの基本情報
基本情報
- 外傷後の炎症の緩解
- 外傷後の腫脹の緩解
- 急性中耳炎の解熱
- 急性中耳炎の消炎
- 急性中耳炎の鎮痛
- 急性副鼻腔炎の解熱
- 急性副鼻腔炎の消炎
- 急性副鼻腔炎の鎮痛
- 子宮付属器炎の解熱
- 子宮付属器炎の消炎
- 子宮付属器炎の鎮痛
- 手術後の炎症の緩解
- 手術後の腫脹の緩解
- 痛風の高尿酸血症の是正
- 変形性関節症の解熱
- 変形性関節症の消炎
- 変形性関節症の鎮痛
- 膀胱炎の解熱
- 膀胱炎の消炎
- 膀胱炎の鎮痛
- 関節リウマチの解熱
- 関節リウマチの消炎
- 関節リウマチの鎮痛
- 多形滲出性紅斑の解熱
- 多形滲出性紅斑の消炎
- 多形滲出性紅斑の鎮痛
- ブコロームとして、1日600〜1200mgを2〜4回に分割経口投与する
- 但し、リウマチ疾患には1日900〜1200mg、痛風の高尿酸血症の是正には1日300〜900mgとする
- なお、年齢、症状により適宜増減する
- 病気や症状に応じた注意事項
- アスピリン喘息
- 過敏症
- 重篤な肝障害
- 重篤な腎障害
- 消化性潰瘍
- 重篤な血液異常
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作
副作用
注意事項
- 禁止
- アスピリン喘息
- 過敏症
- 重篤な肝障害
- 重篤な腎障害
- 消化性潰瘍
- 重篤な血液異常
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作
- 慎重投与
- 潰瘍性大腸炎
- 過敏症
- 気管支喘息
- クローン病
- 血液異常
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 希望禁止
- 妊婦・産婦
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 慎重投与
- 幼児・小児
- 高齢者
- 注意
- 幼児・小児
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 希望禁止
- 新生児(0日〜27日)
- 低出生体重児(0日〜27日)
- 慎重投与
- 高齢者(65歳〜)
- 小児(0歳〜14歳)
- 注意
- 長期間投与されている女性
- 高齢者(65歳〜)
- 小児(0歳〜14歳)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- クマリン系抗凝血剤
- 作用を増強
- ワルファリンカリウム
- 作用を増強
処方理由
この薬をファーストチョイスする理由(2020年7月更新)
・副作用が少なく、効果も多くの場合に認められるため、使用頻度が高い。(30歳代病院勤務医、心臓血管外科)
この薬をファーストチョイスする理由(2018年11月更新)
・使い慣れているから。(30歳代病院勤務医、神経内科)
・エビデンスあり。(50歳代開業医、一般内科)
・治療効果が高い。(50歳代病院勤務医、消化器内科)
この薬をファーストチョイスする理由(2015年9月更新)
・ブコロームは痛風発作時にも処方しているので、処方頻度が高くなる。(50代勤務医、一般内科)
・尿酸排泄促進作用に加え、抗炎症作用があるため。(50代開業医、一般内科)
・高尿酸血症治療薬としてよりも、ワーファリン増強剤として使用することが多い。(50代勤務医、リハビリテーション科)
添付文書
1.手術後及び外傷後の炎症及び腫脹の緩解。
2.次記疾患の消炎、鎮痛、解熱:関節リウマチ、変形性関節症、膀胱炎、多形滲出性紅斑、急性副鼻腔炎、急性中耳炎、子宮付属器炎。
3.痛風の高尿酸血症の是正。
ブコロームとして、1日600〜1200mgを2〜4回に分割経口投与する。但し、リウマチ疾患には1日900〜1200mg、痛風の高尿酸血症の是正には1日300〜900mgとする。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度については文献、自発報告等を参考に集計した。
総症例4,890例中、副作用が報告されたのは356例(7.3%)であった(再評価結果)。
1.重大な副作用
皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)(頻度不明):皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用:次のような副作用が認められた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
1).血液:(0.1〜5%未満)白血球減少、出血傾向、(0.1%未満)血小板減少、(頻度不明)貧血[発現した場合には投与を中止する]。
2).肝臓:(頻度不明)肝機能検査値異常[AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇等][発現した場合には投与を中止する]。
3).過敏症:(0.1〜5%未満)発疹[発現した場合には投与を中止する]。
4).消化器:(0.1〜5%未満)悪心、下痢、食欲不振、胃痛、腹痛、胃部不快感、(0.1%未満)嘔吐、軟便、腹部不快感、口内炎、口渇。
5).精神神経系:(0.1〜5%未満)眠気、(0.1%未満)頭痛、ふらつき感。
6).その他:(0.1%未満)発熱、胸部灼熱感。
(禁忌)
1.消化性潰瘍のある患者[症状を悪化させる恐れがある]。
2.重篤な血液異常のある患者[血液障害が報告されており、血液異常を悪化させる恐れがある]。
3.重篤な肝障害のある患者[肝障害を悪化させる恐れがある]。
4.重篤な腎障害のある患者[腎障害を悪化させる恐れがある]。
5.本剤の成分に対し過敏症の患者。
6.アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重症喘息発作を誘発する]。
(慎重投与)
1.血液異常又はその既往歴のある患者[血液異常の悪化あるいは再発させる恐れがある]。
2.過敏症の既往歴のある患者。
3.気管支喘息の患者[喘息発作が現れることがある]。
4.潰瘍性大腸炎の患者[症状を悪化させる恐れがある]。
5.クローン病の患者[症状を悪化させる恐れがある]。
6.高齢者。
(重要な基本的注意)
1.消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意する。
2.慢性疾患(関節リウマチ、変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮する。
1).慢性疾患(関節リウマチ、変形性関節症等)に対し本剤を長期投与する場合には定期的に臨床検査(尿検査、血液検査及び肝機能検査等)を行い、また、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な措置を講ずる。
2).慢性疾患(関節リウマチ、変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には、薬物療法以外の療法も考慮する。
3.急性疾患に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮する。
1).急性疾患に対し本剤を用いる場合には、急性炎症、疼痛及び発熱の程度を考慮し、投与する。
2).急性疾患に対し本剤を用いる場合には、原則として同一薬剤の長期投与を避ける。
3).急性疾患に対し本剤を用いる場合には、原因療法があればこれを行う。
4.患者の状態を十分観察し、副作用の発現に留意する。
5.感染症を不顕性化する恐れがあるので、感染による炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に投与する。
6.他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。
7.高齢者及び小児には副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与する。
(相互作用)
併用注意:クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム)[併用が必要な場合、本剤の投与量を減らす(抗凝血剤の作用を増強することがある)]。
(高齢者への投与)
高齢者では副作用が現れやすいので、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
2.妊娠末期の女性には投与しないことが望ましい[実験的高ビリルビン血症ラットで脳の限局性黄染を認めたとの報告がある]。
3.妊娠末期のラットに投与した実験で、弱い胎仔動脈管収縮が報告されている。
(小児等への投与)
1.小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
2.新生児・低出生体重児には投与しないことが望ましい[実験的高ビリルビン血症ラットで脳の限局性黄染を認めたとの報告がある]。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
(その他の注意)
非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期間投与されている女性において、一時的不妊が認められたとの報告がある。
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