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クランポール錠200mgの基本情報
基本情報
- 自律神経発作
- 精神運動発作
- てんかんの痙攣発作
- てんかんの強直間代発作
- てんかんのジャクソン型発作
- てんかんの焦点発作
- てんかんの全般痙攣発作
- てんかんの大発作
- アセチルフェネトライドとして、1日0.3〜0.4g、小児0.1〜0.2gを、1日3回毎食後に分割投与より始め、十分な効果が得られるまで1日量0.1gずつ漸増し、有効投与量を決め、これを維持量とする
- 維持量は次のとおりである
- 成人:0.6〜1.2g
- 学童:0.4〜0.6g
- 幼児:0.3〜0.4g
- 乳児:0.2g
- なお、年齢、症状により適宜増減する
- 病気や症状に応じた注意事項
- 過敏症
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 慎重投与
- 薬物過敏症
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- アセタゾラミド
- クル病
- アセタゾラミド
- 骨軟化症
処方理由
添付文書
1.てんかんの痙攣発作[強直間代発作(全般痙攣発作、大発作)、焦点発作(ジャクソン型発作を含む)]。
2.精神運動発作。
3.自律神経発作。
アセチルフェネトライドとして、1日0.3〜0.4g、小児0.1〜0.2gを、1日3回毎食後に分割投与より始め、十分な効果が得られるまで1日量0.1gずつ漸増し、有効投与量を決め、これを維持量とする。維持量は次のとおりである。
成人:0.6〜1.2g。
学童:0.4〜0.6g。
幼児:0.3〜0.4g。
乳児:0.2g。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
本剤は副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用
再生不良性貧血:再生不良性貧血が現れることがあるので、このような場合には、減量するなど適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).過敏症:猩紅熱様発疹・麻疹様発疹・中毒疹様発疹[このような場合には、投与を中止する]。
2).血液:白血球減少[このような場合には、減量するなど適切な処置を行う]。
3).肝臓:黄疸等の肝障害。
4).腎臓:腎障害。
5).精神神経系:眠気、不眠、運動失調、構音障害、注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等、もうろう感、眩暈、神経過敏、焦燥感、不安、頭痛、倦怠感。
6).消化器:食欲不振、悪心。
7).骨・歯:クル病、骨軟化症、歯牙形成不全[連用により、これらの症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常(血清アルカリホスファターゼ値上昇、血清カルシウム低下・血清無機リン低下等)が現れた場合には、減量又はビタミンDの投与など適切な処置を行う]。
8).その他:流涎、熱感。
(禁忌)
本剤の成分又はフェニル尿素系化合物に対し過敏症の患者。
(慎重投与)
薬物過敏症の患者。
(重要な基本的注意)
1.連用中は定期的に肝機能・腎機能、血液検査を行うことが望ましい。
2.眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意する。
(相互作用)
併用注意:アセタゾラミド[クル病、骨軟化症が現れやすい(本剤によるビタミンDの分解促進、アセタゾラミドによる代謝性アシドーシス、腎尿細管障害の影響が考えられている)]。
(高齢者への投与)
少量から投与を開始するなど用量に留意する[高齢者では、生理機能(肝機能、腎機能)が低下していることが多い]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[動物実験(マウス)で催奇形作用(開眼症)が報告されている]。
(その他の注意)
海外で実施された複数の抗てんかん薬における、てんかん、精神疾患等を対象とした199のプラセボ対照臨床試験の検討結果において、自殺念慮及び自殺企図の発現のリスクが、抗てんかん薬の服用群でプラセボ群と比較して約2倍高く(抗てんかん薬服用群:0.43%、プラセボ群:0.24%)、抗てんかん薬の服用群では、プラセボ群と比べ1,000人あたり1.9人多いと計算された(95%信頼区間:0.6〜3.9)。また、てんかん患者のサブグループでは、プラセボ群と比べ1,000人あたり2.4人多いと計算されている。
(保管上の注意)
気密容器。
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