基本情報

薬効分類

ベンゾジアゼピン系抗てんかん薬詳しく見る

  • 脳内のベンゾジアゼピン受容体に作用し神経の興奮を抑制することで、てんかんなどによるけいれん発作などの症状を抑える薬
ベンゾジアゼピン系抗てんかん薬の代表的な商品名
  • リボトリール、ランドセン
  • マイスタン
  • ベンザリン、ネルボン
  • ダイアップ
  • ミダフレッサ
  • ロラピタ

ベンゾジアゼピン系抗不安薬詳しく見る

  • 脳の興奮などを抑えることで不安、緊張、不眠などを改善する薬
ベンゾジアゼピン系抗不安薬の代表的な商品名
  • セルシン ホリゾン
  • ダイアップ
  • デパス
  • リーゼ
  • メイラックス

効能・効果詳しく見る

  • 術後の興奮の軽減
  • 術後の不安の軽減
  • 術後の抑うつの軽減
  • 神経症の緊張
  • 神経症の不安
  • 神経症の抑うつ
  • てんかん様重積状態の痙攣の抑制
  • 分娩時の興奮の軽減
  • 分娩時の不安の軽減
  • 分娩時の抑うつの軽減
  • 麻酔前の興奮の軽減
  • 麻酔前の不安の軽減
  • 麻酔前の抑うつの軽減
  • 麻酔中の興奮の軽減
  • 麻酔中の不安の軽減
  • 麻酔中の抑うつの軽減
  • 麻酔導入時の興奮の軽減
  • 麻酔導入時の不安の軽減
  • 麻酔導入時の抑うつの軽減
  • アルコール依存症の禁断<離脱>症状の興奮の軽減
  • アルコール依存症の禁断<離脱>症状の不安の軽減
  • アルコール依存症の禁断<離脱>症状の抑うつの軽減
  • カーバメート中毒の痙攣の抑制
  • 有機リン中毒の痙攣の抑制

注意すべき副作用詳しく見る

舌根沈下気道閉塞ふらつき眩暈頭痛失禁言語障害歩行失調黄疸血圧低下

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 本剤は、疾患の種類、症状の程度、年齢及び体重等を考慮して用いる
  • 初回ジアゼパムとして10mgを筋肉内又は静脈内にできるだけ緩徐に注射する
  • 以後、必要に応じて3〜4時間ごとに注射する
    • なお、静脈内に注射する場合には、なるべく太い静脈を選んで、できるだけ緩徐に(2分間以上をかけて)注射する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 急性狭隅角緑内障
    • 昏睡
    • 重症筋無力症
    • ショック
    • バイタルサインの悪い急性アルコール中毒
    • リトナビル投与中
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
  • 年齢や性別に応じた注意事項
    • 低出生体重児(0日〜27日)
    • 新生児(0日〜27日)
    • 乳・幼児(0歳〜6歳)
    • 小児(0歳〜14歳)

副作用

主な副作用

ふらつき眩暈頭痛失禁言語障害歩行失調黄疸血圧低下頻脈徐脈悪心

重大な副作用

舌根沈下気道閉塞薬物依存痙攣発作譫妄振戦不眠不安幻覚妄想離脱症状呼吸抑制刺激興奮錯乱循環性ショック

上記以外の副作用

嘔吐便秘口渇食欲不振倦怠感脱力感浮腫眠気過敏症発疹複視霧視眼振失神多幸症顆粒球減少白血球減少

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 急性狭隅角緑内障
    • 昏睡
    • 重症筋無力症
    • ショック
    • バイタルサインの悪い急性アルコール中毒
    • リトナビル投与中
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 心障害
    • 腎障害
    • 脳器質的障害
    • 高度重症
    • 呼吸予備力の制限
  • 注意
    • 投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニルを投与された

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
  • 希望禁止
    • 授乳婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
  • 慎重投与
    • 乳児
    • 幼児・小児
    • 高齢者
    • 虚弱者(衰弱者を含む)
  • 注意
    • 新生児(低出生体重児を含む)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 禁止
    • 低出生体重児(0日〜27日)
    • 新生児(0日〜27日)
    • 乳・幼児(0歳〜6歳)
    • 小児(0歳〜14歳)
  • 相対禁止
    • 新生児(0日〜27日)
  • 希望禁止
    • 新生児(0日〜27日)
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
    • 乳・幼児(0歳〜6歳)
  • 注意
    • 低出生体重児(0日〜27日)
    • 新生児(0日〜27日)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
リトナビル 過度の鎮静
リトナビル 呼吸抑制
中枢抑制剤 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強
フェノチアジン系薬剤 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強
バルビツール酸誘導体 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強
モノアミン酸化酵素阻害剤 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強
エタノール摂取 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強
シメチジン 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強
オメプラゾール 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強
シプロフロキサシン 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強
フルボキサミンマレイン酸塩 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強
マプロチリン塩酸塩 眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強
マプロチリン塩酸塩 痙攣発作
ダントロレンナトリウム 筋弛緩作用を増強

飲食物との相互作用

  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.神経症における不安・緊張・抑うつ。
    2.次記疾患及び状態における不安・興奮・抑うつの軽減:麻酔前、麻酔導入時、麻酔中、術後、アルコール依存症の禁断<離脱>症状、分娩時。
    3.次記状態における痙攣の抑制:てんかん様重積状態、有機リン中毒、カーバメート中毒。

    用法・用量(添付文書全文)

    本剤は、疾患の種類、症状の程度、年齢及び体重等を考慮して用いる。初回ジアゼパムとして10mgを筋肉内又は静脈内にできるだけ緩徐に注射する。以後、必要に応じて3〜4時間ごとに注射する。なお、静脈内に注射する場合には、なるべく太い静脈を選んで、できるだけ緩徐に(2分間以上をかけて)注射する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.次の患者には筋肉内注射しない:低出生体重児、新生児、乳・幼児、小児。
    2.痙攣の抑制のために本剤を投与する時、特に追加投与を繰り返す際には、呼吸器系抑制・循環器系抑制に注意する。
    3.有機リン中毒、カーバメート中毒患者に本剤を投与する際は、特に次記事項に注意する。
    1).有機リン中毒、カーバメート中毒における痙攣に対して投与する場合は、必ず呼吸状態の把握及び気道確保を行う。
    2).有機リン中毒、カーバメート中毒患者に本剤を投与する際は、本剤は直接的な解毒作用を有さないため、アトロピン及びプラリドキシムを投与した上で本剤を投与する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    承認時までの調査では896例中385例(43.0%)に、市販後の頻度調査(1973年11月時点)では5,231例中783例(15.0%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められている。
    次の副作用は前記の調査あるいは自発報告等で認められたものである。
    1.重大な副作用
    1).依存性(頻度不明*):連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与する。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、譫妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う。
    2).舌根沈下による気道閉塞(0.1〜5%未満)、呼吸抑制(頻度不明):舌根沈下による気道閉塞が、また、慢性気管支炎等の呼吸器疾患に用いた場合、呼吸抑制が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    3).刺激興奮、錯乱(いずれも頻度不明):刺激興奮、錯乱等が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    4).循環性ショック(頻度不明):循環性ショックが現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
    *:ベンゾジアゼピン系薬剤共通の注意のため。
    2.その他の副作用
    1).精神神経系:(5%以上又は頻度不明)眠気、(0.1〜5%未満)ふらつき、眩暈、頭痛、失禁、言語障害、歩行失調、(0.1%未満)振戦、複視、霧視、眼振、失神、多幸症。
    2).肝臓:(0.1〜5%未満)黄疸[観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    3).血液:(0.1%未満)顆粒球減少、白血球減少[観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    4).循環器:(0.1〜5%未満)血圧低下、頻脈、徐脈。
    5).消化器:(0.1〜5%未満)悪心、嘔吐、便秘、口渇、食欲不振。
    6).過敏症:(5%以上又は頻度不明)発疹[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
    7).その他:(0.1〜5%未満)倦怠感、脱力感、浮腫。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.急性狭隅角緑内障のある患者[本剤の弱い抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状が悪化する恐れがある]。
    2.重症筋無力症のある患者[本剤の筋弛緩作用により症状が悪化する恐れがある]。
    3.ショック、昏睡、バイタルサインの悪い急性アルコール中毒の患者[ときに頻脈、徐脈、血圧低下、循環性ショックが現れることがある]。
    4.リトナビル投与中(HIVプロテアーゼ阻害剤)の患者。
    (慎重投与)
    1.心障害、肝障害、腎障害のある患者[心障害では症状が悪化、肝障害・腎障害では排泄が遅延する恐れがある]。
    2.脳器質的障害のある患者[作用が強く現れる]。
    3.乳・幼児[作用が強く現れる]。
    4.高齢者。
    5.衰弱患者[作用が強く現れる]。
    6.高度重症患者、呼吸予備力の制限されている患者[静脈内投与時、無呼吸、心停止が起こりやすい]。
    (重要な基本的注意)
    1.眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する。
    2.連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避ける(本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討する)。
    (相互作用)
    1.併用禁忌:HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル<ノービア>)[過度の鎮静や呼吸抑制を起こす恐れがある(チトクロームP450に対する競合的阻害作用による)]。
    2.併用注意:
    1).中枢神経抑制剤(フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体等)、モノアミン酸化酵素阻害剤、アルコール(飲酒)[眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強することがある(相互に中枢神経抑制作用が増強することが考えられている)]。
    2).シメチジン、オメプラゾール[眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強することがある(本剤のクリアランスがシメチジンとの併用により27〜51%、オメプラゾールとの併用により27〜55%減少することが報告されている)]。
    3).シプロフロキサシン[眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強することがある(本剤のクリアランスがシプロフロキサシンとの併用により低下することが報告されている)]。
    4).フルボキサミンマレイン酸塩[眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強することがある(本剤の代謝が阻害されることにより本剤のクリアランスが低下することが報告されている)]。
    5).マプロチリン塩酸塩:
    (1).マプロチリン塩酸塩[眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強することがある(相互に中枢神経抑制作用が増強することが考えられている)]。
    (2).マプロチリン塩酸塩[併用中の本剤を急速に減量又は中止すると痙攣発作が起こる可能性がある(本剤の抗痙攣作用により抑制されたマプロチリン塩酸塩の痙攣作用が本剤の減量・中止により現れることがある)]。
    6).ダントロレンナトリウム水和物[筋弛緩作用を増強する可能性がある(相互に筋弛緩作用が増強することが考えられている)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者へ投与する場合は、少量から投与を開始するなど慎重に投与する[運動失調等の副作用が発現しやすい]。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦等:
    1).妊婦<3カ月以内>又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中に本剤の投与を受けた患者の中に奇形児等の障害児を出産した例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある]。
    2).妊娠後期の婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されており、なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある(ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に黄疸増強を起こすことが報告されている)。また、分娩時に静脈内注射した例にsleeping babyが報告されている]。
    3).分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状が現れることが、ベンゾジアゼピン系薬剤で報告されている。
    2.授乳婦:授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせる[ヒト母乳中へ移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことがあり、また、黄疸増強する可能性がある]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児に使用する場合には十分注意する[外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99〜234mg/kg)により、中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)が低出生体重児に発現したとの報告がある(本剤は添加剤としてベンジルアルコールを含有している)]。
    (過量投与)
    本剤の過量投与が明白又は疑われた場合の処置としてフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与する場合には、使用前にフルマゼニルの使用上の注意(禁忌、慎重投与、相互作用等)を必ず読む。
    (適用上の注意)
    1.調製時:
    1).他の注射液と混合又は希釈して使用しない。
    2).本品は、ワンポイントカットアンプルであるが、アンプルカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。
    2.投与時:
    1).経口投与が困難な場合や、緊急の場合、また、経口投与で効果が不十分と考えられる場合にのみ使用する。なお、経口投与が可能で効果が十分と判断された場合には、速やかに経口投与に切り替える。
    2).投与経路は静脈内注射を原則とする。
    3).筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、次記の点に注意する。
    (1).筋肉内注射は、やむを得ない場合にのみ、必要最小限に行う。なお、特に筋肉内注射時同一部位への反復注射は行わない。
    (2).筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意する。
    (3).注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射する。
    4).急速に静脈内に注射した場合、あるいは細い静脈内に注射した場合には、血栓性静脈炎を起こす恐れがある。
    5).動脈内に注射した場合には、末梢壊死を起こす恐れがあるので、動脈内には絶対に注射しない。
    6).静脈内注射時に血管痛が、また、筋肉内注射時に注射部痛、硬結がみられることがある。
    (その他の注意)
    投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニルを投与された(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)患者で、新たに本剤を投与する場合、本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化、鎮静・抗痙攣作用が遅延する恐れがある。

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