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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

アミノフィリン製剤 解説

あみのふぃりんせいざい

アミノフィリン製剤の解説

薬の解説

薬の効果と作用機序
  • 心臓刺激作用、利尿作用、気管支拡張作用などをあらわし、心疾患や喘息などの治療に使われる薬
    • アミノフィリンはテオフィリンを元にして造られた薬剤
    • アミノフィリンは体内ではテオフィリンになり、心臓刺激作用、利尿作用、気管支拡張作用などをあらわす
    • 本剤はアミノフィリンを主成分とし、心疾患や喘息などの治療に使われる製剤
  • 本剤はテオフィリンなどと同じくキサンチン誘導体に分類される
詳しい薬理作用

アミノフィリンは呼吸器疾患などに使われるテオフィリンの水溶性複塩の一つで、テオフィリン2分子とエチレンジアミン1分子からなる薬剤。

アミノフィリンは体内ではテオフィリンとして存在し、比較的強くあらわれる作用として心臓刺激作用、利尿作用、気管支拡張作用などがあり、比較的弱くあらわれる作用として中枢神経興奮作用、骨格筋刺激作用などがある。その他、冠血管拡張作用や呼吸促進作用などをあらわす。

本剤はアミノフィリンを主成分とする製剤で、心疾患や喘息などの治療薬として使われる。

本剤が体内に入り薬効をあらわすテオフィリンは多くの作用をもつ一方で、治療の有効域が狭い(薬剤が有効である濃度の幅が狭く、中毒域と有効域が接近している)薬剤であり血中濃度を測定しつつ投与量を調節するなど適切な管理が必要となる。

なお、テオフィリン、アミノフィリン、ジプロフィリンなどはキサンチンという物質に類似した化学構造を持つことからキサンチン誘導体という種類に分類される。

主な副作用や注意点
  • 消化器症状
    • 吐き気、食欲不振、腹痛、下痢などがあらわれる場合がある
  • 精神神経系症状
    • 頭痛、不眠、めまいなどがあらわれる場合がある
  • 循環器症状
    • 動悸、頻脈などがあらわれる場合がある
  • 痙攣
    • 頻度は稀だが、痙攣、せん妄、意識障害などがあらわれる場合があり、これらの症状がみられる場合は放置せず、医師や薬剤師に連絡する
  • カフェインを含む食品や医薬品などとの相互作用に関して
    • 中枢神経刺激作用などが増強する可能性があり注意が必要
一般的な商品とその特徴
ネオフィリン
  • 剤形に錠剤、散剤(原末)、注射剤があり用途などに合わせて選択可能
  • 喘息、慢性閉塞性肺疾患、うっ血性心不全、心臓喘息などに使われる
アプニション
  • アミノフィリンの注射剤
  • 早産・低出生体重児における原発性無呼吸(未熟児無呼吸発作)に使われる

薬の種類一覧

アミノフィリン製剤の医療用医薬品(処方薬)
注射薬:キット類
注射薬:液剤
内用薬:散剤
内用薬:錠剤

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