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キノロン系外用抗菌薬 解説

きのろんけいがいようこうきんやく

キノロン系外用抗菌薬の解説

薬の解説

薬の効果と作用機序
  • アクネ菌やブドウ球菌などの細菌への抗菌作用により、尋常性ざ瘡(ニキビ)や表在性皮膚感染症を治療する薬
    • ニキビはアクネ菌などの細菌が、また伝染性膿痂疹(とびひ)などの表在性皮膚感染症はブドウ球菌などの細菌が皮膚症状をおこす原因の一つになる
    • 細菌の増殖には遺伝情報をもつDNAの複製が必要となる
    • キノロン系抗菌薬はDNA複製に必要な酵素を阻害することで抗菌作用をあらわす
詳しい薬理作用

尋常性ざ瘡(ニキビ)は主にホルモン(男性ホルモン)などの影響により皮脂の分泌が増えたり古い角質により毛穴が塞がれたりすることで毛穴の中に菌(アクネ菌など)が増殖することによっておこる。ニキビが進行すると炎症があらわれ、悪化すると化膿し場合によっては瘢痕(ニキビ痕)が残ることもある。

表在性皮膚感染症は黄色ブドウ球菌などの皮膚表在菌が毛穴や傷に入り炎症をおこす皮膚疾患で、尋常性毛瘡(かみそり負け など)、伝染性膿痂疹(とびひ)、化膿性皮膚炎、毛嚢炎などが含まれる。

細菌の増殖にはタンパク質の合成が必要で、それには遺伝情報をもつDNA(デオキシリボ核酸)という物質の複製が必要となる。DNA複製にはDNAジャイレースやトポイソメラーゼといった酵素の働きが必要となる。キノロン系抗菌薬はDNA複製に必要なDNAジャイレースやトポイソメラーゼIVといった酵素を阻害することで抗菌作用をあらわす。

本剤はキノロン系抗菌薬の外用製剤で尋常性ざ瘡(ニキビ)の原因菌となるアクネ菌や伝染性膿痂疹(とびひ)の原因菌となる黄色ブドウ球菌などに対して抗菌作用をあらわすことで、主にこれら皮膚疾患の治療薬として使われる。

主な副作用や注意点
  • 皮膚症状
    • 痒み、乾燥、刺激感、ほてり感などがあらわれる場合がある
一般的な商品とその特徴
アクアチム
  • 剤形(剤型)に軟膏剤、クリーム剤、液剤(ローション剤)があり用途などに合わせて選択される
  • 使用方法
    • 通常、1日2回、患部に塗布する
ゼビアックス
  • 主に表在性皮膚感染症や尋常性ざ瘡(ニキビ)などに使用する
  • 外用液剤(ローション剤)とクリーム剤(油性クリーム剤)の剤形(剤型)がある
  • 使用方法
    • 通常、1日1回、患部に塗布する

薬の種類一覧

キノロン系外用抗菌薬の医療用医薬品(処方薬)
外用薬:皮膚塗布剤

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