日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ビタミンB1製剤解説

びたみんびーわんせいざい

薬の解説

薬の効果と作用機序

  • ビタミンB1を補い、しびれ、むくみ、動悸、食欲不振、神経や運動機能の低下などを改善する薬
    • ビタミンB1は水溶性(水に溶けやすい性質)ビタミンで、糖の代謝に関与する
    • ビタミンB1が不足するとエネルギー生産が滞り疲労物質が蓄積しやすくなる
    • ビタミンB1が不足すると中枢神経や末梢神経の働きが不調になる場合がある
  • ビタミンB1欠乏症にはウェルニッケ脳症、コルサコフ症候群、脚気などがある

詳しい薬理作用

ビタミンBは水溶性(水に溶けやすい性質)ビタミンで、B1・B2・ナイアシン・パントテン酸・B6・B12・ビオチン・葉酸などに分かれる。

ビタミンB1は糖(ブドウ糖)の代謝に関与しエネルギー生産に必要となる。中枢神経や末梢神経の働きは脳によってコントロールされており、脳は大量のエネルギー(主にブドウ糖)を必要とする。ビタミンB1が不足すると、エネルギー生産が滞り疲労物質が蓄積しやすくなったり脳による神経コントロールが不調となることで、足のしびれ、むくみ、動悸、食欲不振、精神の不安定、運動機能の低下などがあらわれやすくなる。

本剤はビタミンB1製剤であり、ビタミンB1不足によっておこる中枢神経障害(ウェルニッケ脳症やコルサコフ症候群)や脚気(末梢神経障害や心不全)などを改善する作用をあらわす。

主な副作用や注意点

  • 消化器症状
    • 非常に稀だが、吐き気などがあらわれる場合がある
  • 過敏症
    • 非常に稀だが、発疹などがあらわれる場合がある

一般的な商品とその特徴

アリナミン

  • 天然のビタミンB1より体内で利用されやすくなっている製剤
  • 錠剤、注射剤があり用途などによって選択が可能

ジアノイナミン

  • 天然のビタミンB1より体内で利用されやすくなっている製剤

薬の種類一覧

ビタミンB1製剤の医療用医薬品(処方薬)

注射薬:液剤

注射薬:散剤

内用薬:散剤

内用薬:錠剤

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