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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

葉酸製剤 解説

ようさんせいざい

葉酸製剤の解説

薬の解説

薬の効果と作用機序
  • ビタミンの一つである葉酸を補い、葉酸欠乏による貧血や口内炎を予防する、もしくは妊娠時の葉酸補充などに使用する薬
    • 葉酸は水溶性(水に溶けやすい性質)ビタミンである
    • 赤血球の合成や細胞の生成を助け、皮膚の粘膜強化などにも作用する
    • 胎児の成長に大切な役割を果たすため、妊娠中では十分な量の葉酸摂取が必要となる
  • 「関節リウマチでの薬物療法」「がん治療での化学療法」「抗てんかん薬による治療」などにおける補充療法薬としても使用する場合がある
詳しい薬理作用

葉酸は水溶性(水に溶けやすい性質)ビタミンで、ビタミンB12と共に赤血球の合成に関わっている。アミノ酸やタンパク質の合成に作用し細胞の生成を助けることから胎児の成長に大切な役割を果たすため、特に妊婦は十分な量の葉酸摂取が必要となる。他にも細胞の生成を助けることから、皮膚の粘膜強化に作用するので、葉酸が不足すると潰瘍や口内炎などができやすくなる。(なお、葉酸はビタミンB群に含まれる成分のひとつで、ビタミンB9などと呼ばれることもある)

本剤は体内に葉酸を補うことで貧血や口内炎などの治療に効果が期待できる。また、関節リウマチにおける薬物療法がんに対する化学療法などにおける補充療法薬として使用される場合もある。その他、一部の抗てんかん薬は血液中の葉酸濃度を低下させることがあり、本剤はなんらかの理由で葉酸濃度低下の可能性がある抗てんかん薬を服用(使用)している場合における葉酸の補充目的で使われる場合もある。

主な副作用や注意点
  • 過敏症
    • 非常に稀だが紅斑、痒みなどがあらわれる場合がある
  • 関節リウマチなどの治療におけるメトトレキサート製剤(リウマトレックスなど)と葉酸製剤の併用に関しての注意
    • メトトレキサートの副作用軽減目的で葉酸製剤(主にフォリアミン)を使用する場合がある
    • 併用の際は通常、メトトレキサートを最後に服用した翌日あるいは翌々日に葉酸製剤を使用する
一般的な商品とその特徴
フォリアミン
  • 散剤や注射剤もあり、嚥下能力の低下した患者などへのメリットも考えられる
  • リウマチ治療でメトトレキサート(リウマトレックスなど)と併用することも多い
  • 抗けいれん薬などが原因でおこる貧血に使用される場合もある
パンビタン
  • 葉酸に加え、ビタミンA、ビタミンB郡など様々なビタミンを含む総合ビタミン製剤
  • 抗悪性腫瘍剤のペメトレキセド(商品名:アリムタ)などを使用する際、副作用の軽減を目的として本剤を併用する場合がある

薬の種類一覧

葉酸製剤の医療用医薬品(処方薬)
注射薬:液剤
内用薬:散剤
内用薬:錠剤

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