日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ナイアシン製剤解説

ないあしんせいざい

薬の解説

薬の効果と作用機序

  • 脂質の代謝や血管拡張、新陳代謝の改善などの作用によりニコチン酸欠乏によって生じる口内炎や耳鳴り、湿疹などの予防や治療に用いる薬
    • ナイアシンはニコチン酸とニコチン酸アミドの総称で水溶性(水に溶けやすい性質)ビタミン
    • 脂質の代謝や血管拡張作用、皮膚などの新陳代謝の改善など様々な作用をもつ
    • アルコール分解や活性酸素(過剰発生で細胞を傷つける物質)の除去などにも関与する

詳しい薬理作用

ナイアシンはニコチン酸とニコチン酸アミドの総称で水溶性(水に溶けやすい性質)ビタミンである。ナイアシンは脂質や糖質からエネルギーをつくる助けをしたり、脂質の代謝を促進する作用がある。また、血管拡張作用や新陳代謝を改善し皮膚などの健康を保つ作用もある。その他、ビタミンB1とともにアルコールの分解に関わり肝臓への負担を軽減する作用や活性酸素(過剰に発生すると細胞を傷つけるなどの作用をあらわす物質)の除去を助けるなど様々な作用をもつとされる。

本剤はナイアシン製剤であり、体内でニコチン酸の欠乏に伴う口内炎や皮膚炎(湿疹など)、メニエール症候群や耳鳴り、難聴、末梢血管障害による冷感などの予防や治療に使用される。

主な副作用や注意点

  • 皮膚症状
    • 非常に稀だが、顔や皮膚の紅潮などがあらわれる可能性がある
  • 消化器症状
    • 非常に稀だが、吐き気などがあらわれる可能性がある

一般的な商品とその特徴

ナイクリン

  • 散剤や注射剤もあり、用途などに合わせて選択が可能

ニコチン酸アミド

  • 類天疱瘡(水疱症)の治療で抗菌薬(テトラサイクリン)と一緒に使用する場合がある

ストミンA

  • ニコチン酸アミドとパパベリンを配合した製剤
    • 主に耳鳴りの治療に使用する
    • ニコチン酸アミド、パパベリン共に「耳の聞こえ」に関与する蝸牛(かぎゅう)の機能改善作用などをもつ

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