日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

刺激性下剤解説

しげきせいげざい

薬の解説

薬の効果と作用機序

  • 小腸や大腸などを刺激することで排便を促す薬
    • 便秘は何らかの原因によって腸の動きが弱くなるなどにより排便が順調に行われない状態
    • 刺激性下剤は腸を刺激することにより排便を促す作用をあらわす
  • 本剤は主な作用部位により、小腸刺激性下剤と大腸刺激性下剤に分かれる

詳しい薬理作用

便秘は排便が順調に行われない状態で、何らかの原因によって腸の動きが弱くなっていたり神経機能の低下などでおこる。便秘によってお腹が張る、げっぷが出るなどの症状があらわれ場合によっては高血圧などが引き起こされることもある。

刺激性下剤は腸の粘膜などを刺激することで蠕動運動の亢進作用などにより排便を促す作用をあらわす。本剤は主な作用部位により小腸刺激性下剤と大腸刺激性下剤に分かれる。

主な副作用や注意点

  • 消化器症状
    • 腹痛、吐き気、下痢などがあらわれる場合がある
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人への使用
    • 子宮収縮を誘発することで流早産の危険性があるため、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用する(使用しないことが望ましい場合もある)

一般的な商品とその特徴

ヒマシ油

  • 小腸刺激性下剤で小腸及び盲腸を収縮して排便を促す
    • 峻下剤(比較的、効き目が早く下痢や腹痛が起こりやすい下剤)だが、その中でも副作用は少ないとされる
  • ヒマシ油にオレンジ油やハッカ油を添加した加香ヒマシ油がある

プルゼニド

  • 大腸刺激性下剤で、主に腸内細菌による分解物が蠕動運動を亢進させ排便を促すセンナ類の製剤
    • 比較的緩やかに排便を促す緩下剤となる

アローゼン

  • 大腸刺激性下剤で、主に腸内細菌による分解物が蠕動運動を亢進させ排便を促すセンナ類の製剤
    • 比較的緩やかに排便を促す緩下剤となる
    • 腸管における水分などの調節作用などもあるとされる

アジャストA,ヨーデルS

  • 大腸刺激性下剤で、主に腸内細菌による分解物が蠕動運動を亢進させ排便を促すセンナ類の製剤
    • 比較的緩やかに排便を促す緩下剤となる

ラキソベロン

  • ピコスルファートナトリウム製剤
  • 大腸刺激性下剤で、腸内細菌による分解物が蠕動運動を亢進させる作用と腸管粘膜での水分吸収阻害作用により排便を促す
  • 剤形に錠剤と液剤(内用液)があり用途などによって選択される
    • 液剤は手術前や大腸検査の前の腸管内容物の排除に使用する場合もある・液剤には上記の処置用のユニットドーズ容器製剤がある

薬の種類一覧

刺激性下剤の医療用医薬品(処方薬)

内用薬:カプセル剤

内用薬:液剤

内用薬:散剤

内用薬:錠剤

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